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ACS株の魅力とリスク|1年+60%と日本からの買い方【2026年】

ACS株の魅力とリスク|1年+60%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ACSはドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持つ、スペインの建設・インフラ大手です
  • 魅力の核心:受注残高848億ユーロで前年同期比+23%と過去最高(会社発表)
  • 最大のリスク:52週レンジは62.85〜141.20ユーロと振れ幅が非常に大きい(1年の株価騰落は+60.18%)
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約19,500円から(推奨ロット10株が目安/1株買いは手数料負担率約5.24%と重い)

ACS(ACSグループ)は、ドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持つ、スペインの建設・インフラ大手です。株価は1年で+60.18%と大きく上昇しています。

会社発表によると、受注残高は848億ユーロで前年同期比+23%と過去最高を更新しました。北米・オーストラリア・欧州での受注が牽引しており、このうちAI・デジタル関連分野だけで194億ユーロ、全体の21%を占めています。データセンターやエネルギー関連の建設需要が、世界各地でのACSの事業を支えています。

世界的なインフラ投資の波に乗るスペインの建設大手の「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ACS株の基本データ(2026年8月22日時点)

株価105.00ユーロ(1株 約19,500円)
52週レンジ62.85 〜 141.20ユーロ
時価総額約291億ユーロ
PER約27.1倍(予想 約23.0倍)
配当利回り約2.21%(1株配当 2.32ユーロ)
上場市場マドリード証券取引所(BME)
1年の株価騰落+60.18%

ACS株を買うメリット

受注残高848億ユーロで前年同期比+23%、過去最高を更新(会社発表)

会社発表によると、ACSの受注残高は848億ユーロで、前年同期比+23%と過去最高を更新しました。北米・オーストラリア・欧州での受注が好調です(出典:ACS公式 https://pressroom.grupoacs.com/en/news/)。

投資家にとっては、今後の売上に転換される仕事の量が積み上がっている状態にある、ということです。

受注残高のうちAI・デジタル関連が194億ユーロ、全体の21%を占める(会社発表)

会社発表によると、受注残高848億ユーロのうちAI・デジタル関連分野が194億ユーロで全体の21%を占め、データセンターやエネルギー関連の需要が強いとしています(出典:同上)。

投資家にとっては、AI関連投資の拡大という世界的な流れが、建設・インフラという実物資産の需要にも波及していることを示す数字です。

ドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持ち、2026年利益見通しを上方修正(会社発表)

ACSはドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持っています。会社発表によると、ホッホティーフは2026年の利益見通しを上方修正しました(出典:ACS公式 https://pressroom.grupoacs.com/en/news/)。

投資家にとっては、傘下企業の業績が単独でも上方修正に値する水準にあり、グループ全体として複数の収益源を持っているということです。

ACS株を買うデメリット・リスク

株価は1年で+60.18%上昇も、52週レンジは62.85〜141.20ユーロと振れ幅が非常に大きい

2026年8月22日時点の株価は105.00ユーロで、1年間では+60.18%の上昇となっています。ただし52週レンジは62.85〜141.20ユーロと、安値と高値の差が2倍以上に及ぶ非常に大きい振れ幅です。

投資家にとっては、直近1年の大幅上昇そのものが、今後も同じ振れ幅で株価が動きうることの裏返しでもある、ということです。建設業は人件費・資材費の上昇が採算を圧迫しうる業種でもあり、値動きの大きさは業績の変動しやすさとも無関係ではありません。

PERは実績27.1倍、予想でも23.0倍と割安ではない

実績PERは約27.1倍、予想PERも約23.0倍です。

投資家にとっては、1年での大幅な株価上昇によって、すでに相応の期待が株価に織り込まれているということです。受注残高の伸びが今後の増益に確実につながらなければ、株価が調整する余地があります。

配当源泉税19%、条約の限度税率5%の適用は証券会社の手続き次第

スペインの配当源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用できるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。

投資家にとっては、条約どおりの5%が自動的に適用されるとは限らず、実際の手取り額は手続き状況によって変わりうる、ということです。

1株買いの手数料負担率は5.24%、10株単位のまとめ買いが前提

サクソバンク証券の最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)は固定のため、1株(約19,500円)で買うと手数料負担率は約5.24%に達します。

投資家にとっては、1株単位の少額購入では手数料の重さが実質的なリターンを大きく削ってしまうため、10株単位(約194,900円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

ACSはどんな会社か

ACS(ACSグループ)は、スペインの建設・インフラ大手です。ドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持ち、世界各地で建設事業を展開しています。

会社発表によると、直近の受注残高は848億ユーロで前年同期比+23%と過去最高を更新し、北米・オーストラリア・欧州での受注が好調です。このうちAI・デジタル関連分野が194億ユーロ、全体の21%を占め、データセンターやエネルギー関連の建設需要が強いとしています(出典:ACS公式 https://pressroom.grupoacs.com/en/news/)。

傘下のホッホティーフについても、会社発表によると2026年の利益見通しが上方修正されており(出典:ACS公式 https://pressroom.grupoacs.com/en/news/)、グループ全体としてインフラ需要の追い風を受けている状況がうかがえます。

配当と税金

ACSの1株配当は2.32ユーロ、表面利回りは約2.21%です。

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用できるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をせず、現地源泉税を保守的に19%として計算した場合、税引き後の実質利回りの目安は約1.43%です(計算式:2.21% ×(1−0.19)× 0.79685)。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ACS株の日本からの買い方

ACSの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「ACS」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:ACSAY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ACS株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「ACS」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約19,500円1,021円約5.24%
10株約194,900円1,021円約0.52%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株からでも購入はできますが、手数料負担率は約5.24%と重く、10株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.52%まで下がります。

ACS株はどんな人に向くか

向く人理由
データセンターなど世界的なインフラ投資に関心がある人受注残高のうちAI・デジタル関連が194億ユーロ(全体の21%)
ドイツの建設大手も含めて分散投資したい人ホッホティーフを傘下に持ち、2026年利益見通しを上方修正
10株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.52%まで下がる
向かない人理由
株価の値動きの大きさが気になる人52週レンジは62.85〜141.20ユーロと振れ幅が非常に大きい
割高感を避けたい人PERは実績27.1倍、予想でも23.0倍
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

よくある質問

ACS株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(ACSAY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約19,500円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約5.24%のため、10株単位(約194,900円)でのまとめ買いが目安です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用できるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約1.43%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国ADR(ACSAY)とACS本体の株はどう違いますか?

ACSAYはACSの米国預託証券で、OTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うのは、マドリード証券取引所(BME)に上場する本体株です。

まとめ

  • メリット:受注残高848億ユーロで前年同期比+23%と過去最高/AI・デジタル関連の受注残高が194億ユーロで全体の21%/ドイツの建設大手ホッホティーフを傘下に持ち2026年利益見通しを上方修正
  • デメリット:株価は1年で+60.18%上昇も52週レンジは62.85〜141.20ユーロと振れ幅が非常に大きい/PERは実績27.1倍で予想でも23.0倍と割安ではない/配当源泉税19%で条約の限度税率5%の適用は証券会社の手続き次第
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約19,500円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.52%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はACSグループ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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