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フルイドラ株の魅力とリスク|増収でも純利益−8.1%と日本からの買い方【2026年】

フルイドラ株の魅力とリスク|増収でも純利益−8.1%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • フルイドラはプールやスパの設備(ポンプ・浄化装置など)を手がけるスペイン企業です
  • 魅力の核心:上半期売上高は恒常為替ベースで+5.0%増収
  • 最大のリスク:第2四半期は増収なのに純利益は−8.1%
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約3,609円から(推奨ロット30株が目安/1株だと手数料負担率は約28.29%と重く、30株単位が前提)

世界中のプールやスパを支える設備を作っているのは、スペインの会社です。フルイドラはポンプや浄化装置などプール・スパ設備を手がけ、売上の4割超を米州で稼いでいます。

2026年上半期の売上高は恒常為替ベースで前年同期比+5.0%、調整後EBITDAは同+6.0%とEBITDA利益率も25.5%に上昇しました。ただし第2四半期だけを見ると、売上は+4.3%伸びた一方で純利益は−8.1%、1株利益は−10.6%という「増収なのに減益」の決算でした。

この上半期の増収と第2四半期の減益という構造を、株価・配当・買い方の順に見ていきます。

目次

フルイドラ株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価19.44ユーロ(1株 約3,609円)
52週レンジ17.72 〜 26.22ユーロ
時価総額約37億ユーロ
PER約22.2倍(予想 約13.6倍)
配当利回り約3.34%(1株配当 0.65ユーロ)
上場市場マドリード証券取引所(BME)
1年の株価騰落−20.46%

フルイドラ株を買うメリット

上半期売上高は恒常為替ベースで+5.0%、EBITDA利益率25.5%に上昇

2026年上半期の売上高は12億5,800万ユーロで、為替一定ベースで前年同期比+5.0%の増収でした。調整後EBITDAは3億2,100万ユーロ(同+6.0%)で、EBITDA利益率は25.5%に上昇しました(出典:フルイドラ公式IR)。

投資家にとっては、為替変動の影響を除いた実質的な事業成長が続いており、利益率も改善方向にあることを示す数字です。

純有利子負債はEBITDAの2.2倍に低下、FCFは1,600万ユーロの黒字に改善

会社発表によると、純有利子負債はEBITDAの2.2倍(前年2.3倍)に低下し、フリーキャッシュフローは1,600万ユーロと前年同期のマイナスから黒字に改善しました。

投資家にとっては、負債の圧縮と資金創出力の回復が同時に進んでいることを意味し、財務体質が上向いている材料です。

4,000万ユーロの自社株買いを実施、フランス・南アフリカで買収も(会社発表)

会社発表によると、フルイドラは4,000万ユーロの自社株買いを実施したほか、フランスと南アフリカで買収を行いました。

投資家にとっては、株主還元と事業拡大の両方に資金を振り向ける余力があることを示す動きです。

1株配当は0.60ユーロから0.65ユーロへ増配を提案

1株配当は前年の0.60ユーロから0.65ユーロへの増配が提案されていると報じられています。実測の表面利回りは約3.34%です。

投資家にとっては、上半期の増収・EBITDA拡大と並行して、株主還元も強化する方向にあることを意味します。

フルイドラ株を買うデメリット・リスク

第2四半期は増収+4.3%なのに純利益−8.1%、1株利益−10.6%

報道によると、第2四半期は売上高が前年同期比+4.3%と伸びた一方で、純利益は−8.1%、1株利益は−10.6%となりました。調整後EBITDA利益率も0.8ポイント低下したと報じられており、デジタル化・研究開発・人件費の増加が要因とされています。

投資家にとっては、売上の伸びがそのまま利益に結びついていない「増収なのに減益」の構造が、直近四半期で表面化しているということです。

株価は1年で−20.46%

2026年8月23日時点の株価は19.44ユーロで、1年間では−20.46%の下落となっています。52週レンジは17.72〜26.22ユーロで、現在値はレンジの下寄りにあります。

投資家にとっては、上半期の増収という材料があっても、株価にはまだ反映されていない現状があるということです。

1株買いの手数料負担率は28.29%と重く、30株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約3,609円)を買う場合、手数料負担率は28.29%に達します。

投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、30株単位(約10万8,300円)でのまとめ買いを前提に検討する必要があるということです。

スペインの配当源泉税は19%、条約適用は証券会社の手続き次第

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用を受けられるかは証券会社の手続き次第です。

投資家にとっては、口座開設時に必ず条約適用の可否を確認しておく必要があるということです。

フルイドラはどんな会社か

フルイドラはスペインを本拠とする、プールやスパの設備(ポンプ・浄化装置など)を手がける企業です。売上の4割超を米州で稼いでおり、家庭用・商業用のプール市場に強みを持ちます。

直近の決算では、2026年上半期の売上高は12億5,800万ユーロ(為替一定ベースで前年同期比+5.0%)、調整後EBITDAは3億2,100万ユーロ(同+6.0%、利益率25.5%)でした(出典:フルイドラ公式 https://www.fluidra.com/press-room/)。会社発表によると純有利子負債はEBITDAの2.2倍に低下し、4,000万ユーロの自社株買いとフランス・南アフリカでの買収も実施しています。一方で報道によると、第2四半期は増収でありながら純利益は−8.1%と、増収と減益が併存する決算内容でした。

配当と税金

フルイドラの1株配当は0.65ユーロ、表面利回りは約3.34%です。前年の0.60ユーロからの増配が提案されていると報じられています。

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用は証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合(保守的に19%で計算)、税引き後の実質利回りの目安は約2.16%です(計算式:3.34% ×(1−0.19)× 0.79685)。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

フルイドラ株の日本からの買い方

フルイドラの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「FDR」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:FLUIF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社フルイドラ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「FDR」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約3,609円1,021円約28.29%
30株約10万8,300円1,021円約0.94%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと最低手数料がそのままかかるため負担率は約28.29%まで跳ね上がりますが、30株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.94%まで下がります。

フルイドラ株はどんな人に向くか

向く人理由
プール設備というニッチな事業に分散投資したい人ポンプ・浄化装置などプール・スパ設備を専業で手がける
財務改善が進む企業を持ちたい人純有利子負債はEBITDAの2.2倍に低下、FCFも黒字転換
30株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.94%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
直近四半期の増益を求める人第2四半期は増収でも純利益は−8.1%
1株単位で少額から買いたい人1株だと手数料負担率が約28.29%と重い

よくある質問

フルイドラ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(FLUIF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約3,609円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約28.29%と重いため、30株単位(約10万8,300円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

スペインの現地源泉税19%に加え、日本側でさらに20.315%が課税されます。日西租税条約の限度税率5%が適用されるかは証券会社の手続き次第です。外国税額控除や現地還付請求をしない場合(保守的に19%で計算)、税引き後の実質利回りの目安は約2.16%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国ADR(FLUIF)とフルイドラ株(FDR)はどう違いますか?

FLUIFはOTC(店頭市場)でのみ取引される米国預託証券で、ニューヨーク証券取引所やナスダックには上場していません。本記事で扱うFDRはマドリード証券取引所(BME)に上場する原株で、日本からサクソバンク証券を通じて買えるのはこちらです。

まとめ

  • メリット:上半期売上高は恒常為替ベースで+5.0%、EBITDA利益率25.5%に上昇/純有利子負債はEBITDAの2.2倍に低下しFCFも黒字転換/4,000万ユーロの自社株買いとフランス・南アフリカでの買収
  • デメリット:第2四半期は増収なのに純利益−8.1%、1株利益−10.6%/株価は1年で−20.46%/1株買いの手数料負担率は28.29%と重く30株単位が前提
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約3,609円から。30株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.94%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はフルイドラ社の公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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