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この記事の結論
- レデイア(旧レッド・エレクトリカ)はスペインの高圧送電網を独占的に運営する会社です
- 魅力の核心:配当利回り5.31%
- 最大のリスク:2025年4月のスペイン大規模停電(最終的な責任の所在・同社が負う金額は当サイトで確認できていません)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約2,800円から(推奨ロット50株が目安/1株だと手数料負担率は約36.47%と重く、50株単位が前提)
スペインの高圧送電網は、法律によってレデイアという一社だけが運営しています。旧社名はレッド・エレクトリカ。再生可能エネルギーの大量導入を系統面で支える、国の基幹インフラを担う会社です。2026年8月22日時点の配当利回りは5.31%で、上半期の売上高・純利益はともに増収増益でした。
一方で、2025年4月にスペイン・ポルトガル全域を襲った大規模停電も、この会社を語るうえで欠かせません。送電網の独占という強みと、停電をめぐる責任問題という重さを、決算数値とともに見ていきます。
レデイア株の基本データ(2026年8月22日時点)
| 株価 | 15.08ユーロ(1株 約2,800円) |
| 52週レンジ | 14.15 〜 17.68ユーロ |
| 時価総額 | 約82億ユーロ |
| PER | 約16.9倍(予想 約15.9倍) |
| 配当利回り | 約5.31%(1株配当 0.8ユーロ) |
| 上場市場 | マドリード証券取引所(BME) |
| 1年の株価騰落 | −9.38% |
レデイア株を買うメリット
配当利回り5.31%、スペインの送電網を独占運営
2026年8月22日時点の配当利回りは5.31%(1株配当0.8ユーロ)です。レデイアはスペインの高圧送電網を法律で独占運営しており、代替となる競合が存在しません。
投資家にとっては、参入障壁がきわめて高い規制インフラ事業から、比較的高い配当利回りを得られる、という組み合わせです。
上半期は増収増益、売上高+6.8%・純利益+4%
会社発表によると、2026年上半期の売上高は9億100万ユーロ(前年同期比+6.8%)、EBITDAは6億7,300万ユーロ(同+5.8%)、純利益は2億8,000万ユーロ(同+4%)でした。
投資家にとっては、規制インフラという値動きの小さい事業でありながら、着実な増収増益が続いているという材料です。
純有利子負債は4億6,500万ユーロ減少、財務体質が改善
会社発表によると、純有利子負債は50億900万ユーロで、年初から4億6,500万ユーロ減少しました。
投資家にとっては、規制インフラ企業として重い負債を抱えがちな事業構造のなかで、財務の健全化が進んでいることを示す数字です。
送電網投資は6億5,700万ユーロ、前年同期比+9%
会社発表によると、送電網への投資額は6億5,700万ユーロ(前年同期比+9%)でした。再生可能エネルギーの系統接続を担うための設備投資です。
投資家にとっては、再エネ導入というスペインの国策と歩調を合わせた成長投資が続いている、ということです。
レデイア株を買うデメリット・リスク
2025年4月の大規模停電、責任の所在は当サイトで確認できていません
2025年4月、スペインとポルトガルの広い範囲で大規模な停電が発生しました。報道によると、2026年4月に公表されたスペイン上院の調査は、送電網運営会社と政府を主な責任として指摘したとされています。ただし1年が経過した時点でも、制裁や賠償に関する個別の決定は公表されていないと報じられています。
投資家にとっては、この停電をめぐる最終的な責任の所在、および同社が負う金額は、当サイトでは確認できていません。今後の当局の判断や訴訟の行方によって、追加の負担が生じる可能性がある、ということです。
規制当局提案の許容収益率6.58%、会社要求の7〜8%を下回る
報道によると、規制当局が送電事業に対して提案した許容収益率は6.58%で、会社側が求める7〜8%を下回っています。格付会社が見通しを引き下げたとも報じられています。
投資家にとっては、この会社の収益性が自社の意向どおりには決まらず、規制当局の判断に左右される事業であることを示す数字です。
株価は1年で−9.38%、52週レンジの下寄りで推移
2026年8月22日時点の株価は15.08ユーロで、1年間では−9.38%の下落となっています。52週レンジは14.15〜17.68ユーロで、現在値はレンジの下寄りにあります。
投資家にとっては、増収増益という決算内容にもかかわらず、株価はそれを素直に反映していない状態にある、ということです。
1株買いの手数料負担率は36.47%、50株単位が前提
サクソバンク証券クラシックで1株(約2,800円)を購入する場合、最低手数料1,021円がかかり、手数料負担率は約36.47%に達します。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、50株単位(約14万円)でのまとめ買いを前提に考える必要がある、ということです。
レデイアはどんな会社か
レデイアは、スペインの高圧送電網を独占的に運営する会社です。旧社名はレッド・エレクトリカで、再生可能エネルギーの系統接続を担う国の基幹インフラを保有しています。
直近の決算では、2026年上半期の売上高は9億100万ユーロ(前年同期比+6.8%)、EBITDAは6億7,300万ユーロ(同+5.8%)、純利益は2億8,000万ユーロ(同+4%)でした(出典:決算説明資料の報道)。送電網への投資額は6億5,700万ユーロ(同+9%)、純有利子負債は50億900万ユーロで年初から4億6,500万ユーロ減少しています。
同じ「送電網を法律で独占的に運営する」という事業構造を持つ会社としては、イタリアのテルナがあります。国は違いますが、規制インフラという収益の仕組みは共通しており、テルナ株の魅力とリスクとあわせて比較すると、事業の共通点と各国固有のリスク(レデイアなら大規模停電、テルナなら重い純債務)の違いが見えてきます。
配当と税金
レデイアの1株配当は0.8ユーロ、表面利回りは約5.31%です。
スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用は証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約3.42%です(計算式:5.31% ×(1−0.19)× 0.79685)。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
レデイア株の日本からの買い方
レデイアの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「RED」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:RDEIY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | レデイア株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「RED」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約2,800円 | 1,021円 | 約36.47% |
| 50株 | 約140,000円 | 1,021円 | 約0.73% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約36.47%と重く、50株単位でのまとめ買いが前提となります。
レデイア株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 高い配当利回りを重視する人 | 表面利回りは5.31%(1株配当0.8ユーロ) |
| 送電網という規制インフラに投資したい人 | 法律による独占運営で代替競合が存在しない |
| 50株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.73%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 大規模停電の責任問題を懸念する人 | 最終的な責任の所在・同社が負う金額は当サイトで確認できていない |
| 1株単位の少額で試したい人 | 手数料負担率は約36.47%と重い |
よくある質問
レデイア株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(RDEIY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約2,800円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約36.47%と重いため、50株単位(約14万円)でのまとめ買いが前提です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
スペインの現地源泉税19%に加え、日本側でさらに20.315%が課税されます。日西租税条約の限度税率5%が適用される可能性もありますが、適用は証券会社の手続き次第のため口座開設時に確認が必要です。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約3.42%です。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
米国ADR(RDEIY)との違いは何ですか?
RDEIYはOTC(店頭市場)でのみ取引される米国預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。マドリード証券取引所に上場する原株(ティッカー:RED)が主要な取引の場であり、サクソバンク証券では原株を直接購入します。
まとめ
- メリット:配当利回り5.31%、スペインの送電網を法律で独占運営/上半期は増収増益(売上高+6.8%・純利益+4%)/純有利子負債は4億6,500万ユーロ減少し財務体質が改善
- デメリット:2025年4月の大規模停電をめぐる責任の所在・同社負担額は当サイトで確認できていない/規制当局提案の許容収益率6.58%は会社要求の7〜8%を下回る/1株買いの手数料負担率は約36.47%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約2,800円から。50株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.73%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はレデイア社の公表資料に基づきます。2025年4月の大規模停電をめぐる責任の所在および賠償・制裁の内容については、報道に基づく情報であり、当サイトで最終的な結論を確認できているものではありません。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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