MENU

インテーザ・サンパオロ株の買い方|配当5.61%でも1株買いは手数料81%【2026年】

インテーザ・サンパオロ株の買い方|配当5.61%でも1株買いは手数料81%【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • インテーザ・サンパオロ株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はミラノのみ)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約1,257円)
  • 最低手数料の関係で100株単位のまとめ買いが目安
  • 最大の注意点:1株買いの手数料負担率は81%と極端に重い(NISA不可でもある)

イタリア最大の銀行グループインテーザ・サンパオロ(Intesa Sanpaolo/ティッカー:ISP)。配当利回りは約5.61%と高水準で、株価も1年で+21.5%上昇しています。ただし1株の値段は約1,257円と安く、1株買いだと手数料負担率が81%を超えるという、この銘柄特有の注意点があります。

この記事ではインテーザ・サンパオロ株の株価・業績・買い方を解説します。同じ金融セクターのアリアンツとあわせて、当サイトで金融株を扱う銘柄記事です。

目次

インテーザ・サンパオロ株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価6.77ユーロ(1株 約1,257円)
52週レンジ4.81 〜 6.94ユーロ
時価総額約1,194億ユーロ
PER約12.3倍(予想 約10.9倍)
配当利回り約5.61%(年2回・1株0.38ユーロ)
上場市場イタリア証券取引所(ミラノ)

2026年8月21日時点、ユーロ円レート1ユーロ=185.66円(ECB参照レート)で換算しています。株価は過去1年で+21.5%上昇しており、52週レンジの上限(6.94ユーロ)に近い水準です。イタリア最大の銀行グループとして、リテール・法人・プライベートバンキング・資産運用・保険を手がけ、約1,400万の顧客を抱えています。

結論:インテーザ・サンパオロ株の買い方は実質2つ

方法現物保有現実的な必要資金向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる約12万5,700円〜(100株単位が目安)長期で配当を受け取りたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

インテーザ・サンパオロが上場しているのはイタリア証券取引所(ミラノ)です。米国預託証券(ADR、ティッカー:ISNPY)はOTC市場のみの取り扱いで、NYSE・NASDAQには上場していません。楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

SBI証券・マネックス証券でも同様に、ミラノ上場の現物株を直接取引する手段はありません。大手ネット証券で欧州株が買えない理由の全体像はなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで解説しています。

現物を保有するには、ミラノ上場の現地株をそのまま取り扱っているサクソバンク証券を使うのが現実的な方法です。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

2026年8月21日時点の株価は6.77ユーロ。ユーロ円レート(1ユーロ=185.66円)で換算すると1株あたり約1,257円です。

1株あたりの単価が低いため、1株買いの手数料負担率は81%

イタリア株の手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。インテーザ・サンパオロの株価は1株6.77ユーロ(約1,257円)と低いため、1株だけ買うと手数料負担率は81.24%に達します。1株買った時点で投資額の8割以上が手数料に消える計算です。

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約1,257円1,021円81.24%
100株約125,700円1,021円0.81%

100株(約12万5,700円)を買っても手数料は変わらず1,021円のままですが、負担率は0.81%まで下がります。この銘柄を買うなら、最低でも100株単位でのまとめ買いが前提になります。他の証券会社との比較は欧州株が買えるネット証券の比較記事もあわせてご覧ください。

業績:2026年上半期は純利益56億ユーロで前年比+6.5%

インテーザ・サンパオロの2026年上半期の純利益は56億ユーロと、前年同期比+6.5%でした。会社側は2026年通期の純利益見通しを100億ユーロ超としています。直近12ヶ月ベースでは純利益96億6,000万ユーロ(前年比+6.0%)、配当性向は68%で、配当は年2回に分けて支払われています。

なお、報道ではインテーザ・サンパオロがモンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ銀行への買収提案を行ったとされています(本記事執筆時点で買収金額は確認できていません)。実現すれば業界再編の一歩となりますが、続報を待つ必要があります。

配当はどうなっているのか

インテーザ・サンパオロは年2回、1株あたり合計0.38ユーロの配当を出しており、株価6.77ユーロに対する表面利回りは約5.61%です。配当性向は68%と、稼いだ利益の約7割を株主に還元しています。

イタリアの配当源泉税は最大26%とされていますが、日伊租税条約を適用できれば15%に軽減されるとされています。ただし実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続きによって変わるため、税引き後の手取り額は本記事では計算していません。口座開設時に必ずサクソバンク証券に確認してください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税される点は他の欧州株と共通です。国別の配当税の全体像は欧州株の配当税を国別に比較した記事で整理しています。

買う前に知っておくべきこと

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となり、利益には約20.315%が課税されます。

ユーロ建てなので為替の影響も受けます。株価と為替、2つの変動を同時に抱えることになります。

そして最大の注意点は、ここまで解説した手数料負担率の重さです。配当利回り5.61%は魅力的に見えますが、1株だけ買うと手数料負担率が81.24%に達し、配当を何年分も食い潰す計算になります。この銘柄を買うなら、必ず100株単位でのまとめ買いを前提にしてください。少額から欧州株を始めたい場合は、1株1万円以下で買える欧州株まとめで他の選択肢も比較してみてください。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

よくある質問

1株買いの手数料負担率が81%にもなるのはなぜですか?

イタリア株の最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)に対して、インテーザ・サンパオロの株価が6.77ユーロ(約1,257円)と低いためです。1株買いでは手数料負担率が約81.24%に達します。100株(約12万5,700円)買っても手数料は同じ1,021円のままですが、負担率は0.81%まで下がるため、この銘柄はまとまった株数で買うことが前提になります。

まとめ買いすべきですか?

この銘柄に関しては強くおすすめします。1株や数株といった少額購入では手数料負担率が数十%〜80%超まで跳ね上がり、配当利回り5.61%のメリットが手数料で相殺されてしまいます。最低でも100株単位(約12万5,700円〜、負担率約0.81%)を目安にすると、手数料負けのリスクを大きく減らせます。

インテーザ・サンパオロとアリアンツ、どちらがいいですか?

同じ金融セクターですが、事業の中身は異なります。インテーザ・サンパオロはイタリア国内のリテール・法人業務が中心の銀行グループで、配当利回り約5.61%と高配当が特徴です。一方アリアンツは保険・資産運用を軸にしたグローバル複合企業で、事業構成が大きく異なります。どちらも1株あたりの手数料負担が重くなりやすい価格帯なので、購入株数の目安は本記事とアリアンツの記事をそれぞれ確認してください。

まとめ

  • インテーザ・サンパオロはイタリア証券取引所(ミラノ)上場。米国ADRはOTC銘柄で楽天証券は新規買付不可
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。株価は6.77ユーロ(約1,257円)
  • 2026年上半期の純利益は56億ユーロ(前年比+6.5%)、通期見通しは100億ユーロ超
  • 配当利回りは約5.61%(年2回・1株0.38ユーロ)、配当性向68%
  • 1株買いの手数料負担率は81.24%と極端に重い。100株単位でのまとめ買いが前提の銘柄
  • イタリアの配当源泉税率は証券会社の手続きに要確認(最大26%、条約適用で15%とされる)
  • NISAは使えない
こんな人はやり方
100株単位でまとめ買いできるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はユーロ圏在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

あわせて読みたい


免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はインテーザ・サンパオロの公表資料(2026年上半期決算発表等)に基づく概算です。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次