※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
この記事の結論
- レオナルド株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみ)
- 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約10,400円)
- 最低手数料の関係で10株単位のまとめ買いが目安
- 最大の注意点:NISA不可+イタリアの配当源泉税(最大26%、条約適用で15%とされるが適用は証券会社の手続き次第)
NASDAQ上場のレオナルドDRS(ティッカー:DRS)は、日本の証券会社からでも普通に買えます。防衛関連株として日本の個人投資家にも知られている銘柄です。
ところが、その親会社であるレオナルド(Leonardo S.p.A./ティッカー:LDO)本体は買えません。イタリア最大の防衛・航空宇宙企業で、ヘリコプターやユーロファイター戦闘機、日英伊共同開発の次期戦闘機GCAPまで手がける「本体」のほうが、日本の証券会社では扱われていないのです。
この記事では株価・業績・買い方を整理します。1株あたり約10,400円で買えますが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券では買えません。
レオナルド株の基本データ(2026年8月21日時点)
| 株価 | 56.25ユーロ(1株 約10,400円) |
| 52週レンジ | 44.25 〜 66.26ユーロ |
| 時価総額 | 約325億ユーロ |
| PER | 約28.8倍(予想 約21.5倍) |
| 配当利回り | 約1.12% |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
結論:レオナルド株の買い方は実質2つ
| 方法 | 現物保有 | 現実的な必要資金 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①サクソバンク証券で現物を買う | ◎ できる | 約10万円〜(10株単位が目安) | 長期で持ちたい人 |
| ②CFDで値幅を狙う | × できない | 数万円〜(レバレッジ) | 短期で売買したい人 |
なぜDRSは買えてレオナルド本体は買えないのか
レオナルド本体が上場しているのはイタリア証券取引所(ミラノ)で、ティッカーは「LDO」です。ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも、本体としては上場していません。
米国預託証券(ADR)として「FINMY」も存在しますが、こちらは取引所ではなくOTC(店頭市場)で取引される銘柄です。楽天証券はOTC市場の銘柄は「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。
紛らわしいのは、レオナルドの子会社であるレオナルドDRS(ティッカー:DRS)がNASDAQに上場しており、日本の証券会社でも買えることです。あくまで別会社であり、親会社のレオナルド本体とは異なる株式です。同じ構造でラインメタルも国内ネット証券では買えません。日本のネット証券で欧州株が買いにくい背景はこちらの総まとめで解説しています。
方法①:サクソバンク証券で現物を買う
1株だけ買うと手数料負担が約10%になる
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約10,400円 | 1,021円 | 約9.78% |
| 10株 | 約104,400円 | 1,021円 | 約0.98% |
イタリア株の最低手数料は5.5ユーロ(約1,021円)。最低でも10株単位でまとめて買うのが現実的です。
買うまでの流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「LDO」で検索し、株数を指定して発注
決算を確認する:新規受注は45%増
レオナルドの株価は直近1年で+25.4%上昇しています。背景にある業績を確認します。
| 指標 | 2026年上半期 |
|---|---|
| 売上高 | 前年同期比+12.2%、100億ユーロ |
| EBITA | 前年同期比+34.3%、7億8,000万ユーロ |
| 新規受注 | 前年同期比+45%、160億ユーロ |
| 2026年通期の受注見通し | 282億ユーロへ上方修正(従来250億ユーロ) |
決算説明会によると、受注残は570億ユーロに達しています。ヘリコプター(AW101・AW169等)、ユーロファイター戦闘機、レーダー・電子戦、宇宙・サイバー分野に加え、日英伊が共同開発する次期戦闘機GCAPにも参画しており、需要の裾野は広がっています(出典:レオナルド公式2026年上半期決算発表)。
配当と税金
レオナルドの表面利回りは約1.12%(1株配当0.63ユーロ)です。イタリアの配当源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%まで軽減されるとされています。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。税引き後の実質利回りは、現時点では断定しません。日本側ではさらに20.315%が課税されます。
買う前に知っておくべき3つの注意点
注意1:NISAは使えない
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となり、利益には約20.315%が課税されます。
注意2:イタリアの配当源泉税率は証券会社の手続き次第
イタリア株の配当には現地で最大26%が源泉徴収されるとされ、日伊租税条約の限度税率15%が適用される場合もあります。ただしどちらが実際に適用されるかは証券会社の手続き次第で、当サイトでは断定できません。口座開設時に証券会社へ必ず確認してください。
注意3:ユーロ建てなので為替が二重に効く
株価が上がっても円高ユーロ安が進めば円ベースの利益は削られます。株価と為替、2つの変動を同時に抱えることになります。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
よくある質問
なぜレオナルドDRSは買えるのに本体のレオナルドは買えないのですか?
レオナルドDRS(ティッカー:DRS)はNASDAQに上場する別会社(子会社)だからです。親会社のレオナルド本体(ティッカー:LDO)はイタリア証券取引所(ミラノ)のみに上場しており、日本の証券会社では扱われていません。
レオナルドの業績は好調なのですか?
2026年上半期は売上高が前年同期比+12.2%、新規受注が+45%と好調でした。2026年通期の受注見通しも282億ユーロへ上方修正されており、決算説明会によると受注残は570億ユーロに達しています。
配当はどのくらいですか?
表面利回りは約1.12%(1株配当0.63ユーロ)です。ただしイタリアの配当源泉税は最大26%とされ、条約適用で15%になる場合もありますが、どちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、税引き後の実質利回りはここでは断定しません。
まとめ
- レオナルドDRSは買えて本体のレオナルドは買えないのは、上場している市場が違うだけ
- 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。1株約10,400円、10株単位が現実的
- 2026年上半期は新規受注+45%、通期受注見通しも282億ユーロへ上方修正
- NISAは使えず、イタリアの配当源泉税は最大26%(条約適用で15%とされるが、適用は証券会社の手続き次第)
| こんな人は | やり方 |
|---|---|
| 10株単位でまとめ買いできる | サクソバンク証券で現物 |
| NISAの非課税で持ちたい | IB証券という選択肢もある(比較記事へ) |
| 短期の値動きだけ取りたい | CFD(現物保有はできない) |
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
あわせて読みたい
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はレオナルド社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

コメント