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ピレリ株の魅力とリスク|配当5.12%は特別配当込み、日本からの買い方【2026年】

ピレリ株の魅力とリスク|配当5.12%は特別配当込み、日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ピレリはイタリアの高級タイヤメーカーで、日本でも輸入タイヤブランドとして知られています
  • 魅力の核心:配当利回り5.12%(1株配当0.34ユーロ)
  • 最大のリスク:0.34ユーロのうち0.10ユーロは特別配当で、来年度以降も同水準とは限りません
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約1,233円から(推奨ロット100株が目安/1株では手数料負担率82.83%と重い)

ピレリと聞くと、日本でも輸入タイヤブランドとして名前を知っている人は多いはずです。F1のオフィシャルタイヤサプライヤーとしても知られるこのイタリアの会社は、1年で株価+12.38%、配当利回りは5.12%まで来ています。

会社発表によると、プレミアム・大口径タイヤなど高付加価値商品の構成比は82%まで上昇し(前年80%)、2026年上半期の純利益は前年同期比+13.3%の2億9,900万ユーロでした。一方で、1株配当0.34ユーロには特別配当0.10ユーロが含まれているため、表面利回り5.12%をそのまま「毎年もらえる利回り」と捉えるのは早計です。

高級タイヤメーカーとしての「今」の強さと、数字に表れている注意点を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ピレリ株の基本データ(2026年8月22日時点)

株価6.64ユーロ(1株 約1,233円)
52週レンジ5.31〜7.17ユーロ
時価総額約72億ユーロ
PER約13.2倍(予想 約11.9倍)
配当利回り5.12%(1株配当 0.34ユーロ)
上場市場イタリア証券取引所(ミラノ)
1年の株価騰落+12.38%

ピレリ株を買うメリット

配当利回り5.12%、ただし特別配当0.10ユーロを含む

1株配当0.34ユーロに対する表面利回りは5.12%です。ただしこの0.34ユーロには特別配当0.10ユーロが含まれており、通常配当ベースでは0.24ユーロ相当になります。

投資家にとっては、表面利回りの高さをそのまま来年度以降の水準と見込むのではなく、特別配当を除いた実力値を意識しておく必要がある、ということです。

高付加価値タイヤの構成比は82%に上昇(前年80%)

会社発表によると、プレミアム・大口径タイヤなど高付加価値商品の構成比は82%まで上昇しました(前年80%)。

投資家にとっては、価格競争の激しい低価格帯タイヤではなく、利益率の高い商品群への比重が着実に高まっていることを示す数字です。

純利益2億9,900万ユーロ、前年同期比+13.3%

2026年上半期の純利益は2億9,900万ユーロで、前年同期比+13.3%でした。調整後EBITは5億5,800万ユーロ(利益率16%)です(出典:ピレリ公式IR)。

投資家にとっては、売上高がほぼ横ばいのなかでも、商品構成の高付加価値化が利益を押し上げている構図が数字で確認できる、ということです。

1年で株価+12.38%、52週レンジの上寄りで推移

2026年8月22日時点の株価は6.64ユーロで、1年間では+12.38%の上昇となっています。52週レンジは5.31〜7.17ユーロで、現在値はレンジの上寄りにあります。

投資家にとっては、高付加価値化と増益という業績面の変化が、株価にもすでに反映されつつあることを示しています。

ピレリ株を買うデメリット・リスク

配当0.34ユーロには特別配当0.10ユーロを含む、来年度以降は未定

表面利回り5.12%のもとになっている1株配当0.34ユーロには、特別配当0.10ユーロが含まれています。通常配当は0.24ユーロ相当で、特別配当分を除けば利回りはこれより低くなります。

投資家にとっては、特別配当を含むため、次年度以降も同水準の配当が続くとは限らないという点を、購入前に必ず織り込んでおく必要がある、ということです。

上半期売上高は前年比ほぼ横ばい、有機成長は+2.5%にとどまる

2026年上半期の売上高は34億9,500万ユーロで、前年同期比ではほぼ横ばい、為替等の影響を除いた有機成長は+2.5%にとどまりました(出典:ピレリ公式IR)。原材料である天然ゴムなどの価格変動も、業績を左右する要因として残っています。

投資家にとっては、純利益の伸びが商品構成の改善によるところが大きく、売上そのものの成長ペースは緩やかだという実態を押さえておく必要がある、ということです。

1株買いの手数料負担率は82.83%、100株単位が前提

ピレリの株価は6.64ユーロ(約1,233円)と低いため、1株だけ買うと手数料負担率は82.83%に達します。サクソバンク証券の最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)が、約定金額のほとんどを占めてしまう計算です。

投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、100株単位(負担率0.83%)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

イタリアの配当源泉税は最大26%、適用税率は証券会社の手続き次第

イタリアの配当源泉税は最大26%とされていますが、日伊租税条約が適用されれば15%になるとされています。ただし、実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続き次第のため、断定はできません。

投資家にとっては、税引き後の実質利回りが購入前の想定より下がる可能性がある以上、口座開設時に適用税率を必ず確認する必要がある、ということです。

ピレリはどんな会社か

ピレリはイタリアの高級タイヤメーカーで、日本でも輸入タイヤブランドとして知られています。同業種としては、フランスのミシュランや、ドイツのコンチネンタルが比較対象になります。

直近の決算では、2026年上半期の売上高は34億9,500万ユーロ(前年同期比ほぼ横ばい、有機成長+2.5%)、調整後EBITは5億5,800万ユーロ(利益率16%)、純利益は2億9,900万ユーロ(前年同期比+13.3%)でした(出典:ピレリ公式IR https://press.pirelli.com/pirelli-board-majority-approves-consolidated-results-to-30-june-2026/)。会社発表によると、高付加価値商品の構成比は82%まで上昇しており(前年80%)、2026年通期のガイダンスは売上高67億5,000万〜69億5,000万ユーロ、調整後EBIT利益率16%とされています。

会社発表によると、米国には12億〜13億ドルを投資し、高付加価値タイヤを年産600万本生産する新工場を2027〜2030年にかけて稼働させる計画も進めています。

配当と税金

ピレリの1株配当は0.34ユーロ、表面利回りは5.12%です。ただし、この0.34ユーロには特別配当0.10ユーロが含まれており、通常配当は0.24ユーロ相当にとどまります。特別配当を含むため、次年度以降も同水準の配当が続くとは限りません。

イタリアの配当源泉税は最大26%とされていますが、日伊租税条約が適用されれば15%になるとされています。ただし、実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

適用される源泉税率が確定していないため、税引き後の実質利回りはここでは計算していません。ご自身の口座で適用税率を確認したうえで試算してください。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ピレリ株の日本からの買い方

ピレリの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「PIRC」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:PRLLY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ピレリ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「PIRC」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約1,233円1,021円約82.83%
100株約12万3,300円1,021円約0.83%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だけの購入は手数料負担率が82.83%と極めて重く、現実的ではありません。100株単位でのまとめ買いにすると、負担率は0.83%まで下がります。

ピレリ株はどんな人に向くか

向く人理由
高付加価値タイヤメーカーの成長を見たい人プレミアム・大口径タイヤの構成比が82%まで上昇
100株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.83%まで下がる
日本でもなじみのあるブランドに投資したい人輸入タイヤブランドとして日本でも知られている
向かない人理由
1株単位で少額から試したい人手数料負担率が82.83%に達する
配当利回り5.12%が毎年続くと考える人0.10ユーロは特別配当で、来年度以降は未定
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある)

よくある質問

ピレリ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(PRLLY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

配当利回り5.12%は毎年もらえますか?

その保証はありません。1株配当0.34ユーロには特別配当0.10ユーロが含まれており、通常配当は0.24ユーロ相当です。特別配当を含むため、次年度以降も同じ水準の配当が続くとは限りません。

最低いくらから買えますか?

1株約1,233円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約82.83%に達するため、100株単位(約12万3,300円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約が適用されれば15%になるとされています。どちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に確認が必要です。日本側ではさらに20.315%が課税されます。

ADR(PRLLY)との違いは何ですか?

ADR(PRLLY)は米国のOTC(店頭市場)でのみ取引されている預託証券で、NYSEにもナスダックにも上場していません。本記事で扱うミラノ上場の原株(PIRC)とは別の銘柄で、日本の主要ネット証券はいずれも取り扱っていません。

まとめ

  • メリット:配当利回り5.12%/高付加価値タイヤの構成比が82%に上昇/純利益は前年同期比+13.3%
  • デメリット:配当0.34ユーロのうち0.10ユーロは特別配当で来年度以降は未定/1株買いの手数料負担率82.83%/イタリアの配当源泉税は最大26%で適用税率は要確認
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約1,233円から。100株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.83%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はピレリ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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