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この記事の結論
- バンコBPMは買収提案の渦中にあるイタリアの商業銀行です
- 魅力の核心:配当利回り5.99%
- 最大のリスク:直近12ヶ月の純利益は−19.2%(買収提案が成立するかどうかも本記事の時点では決まっていません)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約3,099円から(推奨ロット50株が目安/1株だと手数料負担率は約32.95%と重く、50株単位が前提)
イタリアの銀行株の中でも、バンコBPMの配当利回り5.99%は際立って高い水準にあります。会社発表によると、2026年上半期の純利益は10億6,000万ユーロで過去最高圏に達し、会社は通期見通しを19億5,000万ユーロ超に引き上げました。
一方で、この銘柄には他の欧州株にはない特殊な事情があります。報道によると、バンコBPMは買収提案の対象になっており、その行方は本記事の時点で決まっていません。高い配当と好調な業績の裏側にあるこのリスクまで含めて、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
バンコBPM株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 16.69ユーロ(1株 約3,099円) |
| 52週レンジ | 10.94〜17.45ユーロ |
| 時価総額 | 約251億ユーロ |
| PER | 約13.1倍(予想 約12.1倍) |
| 配当利回り | 5.99%(1株配当 1ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +39.98% |
バンコBPM株を買うメリット
純利益10億6,000万ユーロで過去最高圏、通期見通しを19億5,000万ユーロ超に上方修正(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の純利益は10億6,000万ユーロで過去最高圏に達しました。会社は通期見通しを19億5,000万ユーロ超に引き上げています。
投資家にとっては、業績の拡大が会社自身の見通し引き上げという形で裏付けられている、ということです。
配当利回り5.99%、通期配当は1株1.00ユーロ超を見込む(会社発表)
表面利回りは5.99%(1株配当1ユーロ)です。会社発表によると、中間配当を1株0.50ユーロに引き上げ、通期では1株1.00ユーロ以上の配当を見込んでいます。
投資家にとっては、欧州の銀行株の中でも配当利回りの高さが際立つ水準にある、ということです。
不良債権比率が初めて2%を下回り1.96%に(会社発表)
会社発表によると、不良債権比率(グロスNPE)は初めて2%を下回り、1.96%になりました。
投資家にとっては、銀行の財務健全性を示す指標が改善している、ということです。
バンコBPM株を買うデメリット・リスク
買収提案が報じられているが、成立するかどうかは本記事の時点で決まっていない
報道によると、バンコBPMは買収提案の対象になっています。いったん協議が終了したと報じられた後、あらためて提案が出されたとも報じられており、最大株主が反対の姿勢を示しているとされています。買収金額や完了時期、出資比率といった具体的な数字は報道によって様々であり、当サイトでは検証できていないため本記事には記載していません。
投資家にとっては、買収が成立した場合、株式が上場廃止となる可能性があるということです。ただし、成立するかどうかは本記事の時点で決まっておらず、当サイトでは結論を確認できていません。1年の株価騰落は+39.98%と52週高値圏にありますが、買収の思惑がどこまで株価に影響しているかについて、当サイトで断定することはできません。
直近12ヶ月の純利益は−19.2%、売上は−11.6%
実測ベースで、直近12ヶ月の純利益は前年から−19.2%、売上高は−11.6%となっています。
投資家にとっては、上半期の好調な決算とは別に、直近12ヶ月という長い期間で見ると業績が縮小している面がある、ということです。
1株買いの手数料負担率は32.95%、50株単位が前提
サクソバンク証券クラシックプランで1株(約3,099円)を買う場合、最低手数料1,021円がかかり、手数料負担率は32.95%に達します。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、50株単位(約15万4,900円、手数料負担率0.66%)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
バンコBPMはどんな会社か
バンコBPMはイタリアの商業銀行で、イタリア証券取引所(ミラノ)に上場しています(ティッカー:BAMI)。イタリアの銀行業界は再編の渦中にあり、バンコBPMもその渦中の1社です。
報道によると、バンコBPMは買収提案の対象になっています。いったん協議が終了したと報じられた後、あらためて提案が出されたとも報じられ、最大株主が反対の姿勢を示しているとされています。買収が成立した場合、株式が上場廃止となる可能性がありますが、成立するかどうかは本記事の時点で決まっておらず、当サイトでは結論を確認できていません。買収金額や完了時期といった具体的な数字は、当サイトで検証できていないため記載していません。
直近の決算では、2026年上半期の純利益が10億6,000万ユーロで過去最高圏に達し、会社は通期見通しを19億5,000万ユーロ超に引き上げました。不良債権比率(グロスNPE)も初めて2%を下回る1.96%まで改善しています(会社発表)。一方で、直近12ヶ月の純利益は−19.2%、売上は−11.6%です(実測)。
配当と税金
バンコBPMの1株配当は1ユーロ、表面利回りは5.99%です。
イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされています。ただし、実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
バンコBPM株の日本からの買い方
バンコBPMの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「BAMI」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BNCZF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | バンコBPM株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「BAMI」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約3,099円 | 1,021円 | 約32.95% |
| 50株 | 約15万4,900円 | 1,021円 | 約0.66% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約32.95%と重く、50株単位のまとめ買いが前提になります。
バンコBPM株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 高配当のイタリア株を持ちたい人 | 配当利回り5.99% |
| 銀行の財務改善に着目したい人 | 不良債権比率が初めて2%を下回り1.96%に |
| 50株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.66%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 買収提案の不確実性を避けたい人 | 成立の有無が本記事の時点で決まっておらず、成立時は上場廃止の可能性がある |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 直近業績の悪化を懸念する人 | 直近12ヶ月の純利益は−19.2% |
よくある質問
バンコBPM株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(BNCZF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約3,099円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約32.95%と重いため、50株単位(約15万4,900円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされています。実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に確認が必要です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
買収提案の話は本当ですか?上場廃止になりますか?
報道によると、バンコBPMは買収提案の対象になっています。いったん協議が終了したと報じられた後、あらためて提案が出されたとも報じられ、最大株主が反対の姿勢を示しているとされています。買収金額や完了時期、出資比率といった具体的な数字は、当サイトでは検証できていないため記載していません。
買収が成立した場合、株式が上場廃止となる可能性があります。ただし、成立するかどうかは本記事の時点で決まっておらず、当サイトでは結論を確認できていません。投資判断は最新の報道をご自身で確認したうえで行ってください。
まとめ
- メリット:純利益10億6,000万ユーロで過去最高圏、通期見通しを19億5,000万ユーロ超に上方修正/配当利回り5.99%で通期配当1株1.00ユーロ超を見込む/不良債権比率が初めて2%を下回り1.96%に
- デメリット:報道によると買収提案の対象で、成立するかどうかは本記事の時点で決まっていない(成立時は上場廃止の可能性)/直近12ヶ月の純利益は−19.2%/1株買いの手数料負担率は32.95%で50株単位が前提
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約3,099円から。50株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.66%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は決算説明に関する報道を出典としており、買収提案に関する記述もすべて報道に基づくもので、当サイトが独自に確認した情報ではありません
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値は会社発表に基づきます。買収提案に関する記述は報道に基づくものであり、当サイトが独自に検証した情報ではなく、成立するかどうかも本記事の時点で決まっていません。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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