MENU

1株1万円以下で買える欧州株13選|手数料の罠に注意【2026年】

1株1万円以下で買える欧州株13選|手数料の罠に注意【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • 当サイト掲載銘柄中、1株1万円以下で買えるのは13銘柄
  • 最安はカンパリ(約1,090円)だが、1株買いの手数料負担率は約92%に達する
  • 株価が安いほど手数料負担率は跳ね上がる。ドイツ株は最低手数料3.30ユーロで負担率が軽め(6〜7%台)
  • 本気で持つなら10株単位のまとめ買いを検討すべき

「欧州株を試しに1株だけ買ってみたい」という方向けに、当サイトで扱った掲載銘柄のなかから1株1万円以下で買える銘柄を集めました。

ただし先に結論を言います。「株価が安い」ことと「安く買える」ことは別問題です。証券会社には最低手数料があるため、株価が安い銘柄ほど1株だけ買ったときの手数料負担率が跳ね上がります。この記事では、その罠も含めて実数字で示します。

目次

1株1万円以下で買える欧州株13選

銘柄1株の目安1株買いの手数料負担率
カンパリ約1,090円約92%
フェラガモ約1,740円約58%
バーバリー約2,410円約29%
ロールス・ロイス約3,320円約21%
イベルドローラ西約3,750円約27%
BAEシステムズ約4,880円約15%
ヴェスタス約5,140円約18%
ドイツテレコム約5,170円約12%
ポルシェ約8,210円約7.4%
メルセデス・ベンツ約8,490円約7.1%
バイエル約8,820円約6.9%
モンクレール約9,120円約11%
BASF約9,420円約6.4%

手数料はサクソバンク証券クラシックプランの最低手数料(各取引所ごとに固定額)を基準にしています。株数を1株から10株、100株に増やせば、この負担率は大きく下がります(詳しくは各銘柄記事を参照)。

なぜ株価が安いのに手数料負担率が高いのか

証券会社の手数料は、約定金額に対する料率だけで決まるわけではありません。1回の取引ごとに最低手数料という下限額が別に設定されています。株価が安い銘柄を1株だけ買うと、約定金額も小さくなるため、料率よりも最低手数料のほうが効いてきます。

たとえばカンパリは1株約1,090円ですが、イタリア株の最低手数料は5.50ユーロ(約1,010円)。1株買うだけで、株価とほぼ同額の手数料がかかる計算になります。

逆にBASFバイエルのように、価格帯が近くてもドイツ株(最低手数料3.30ユーロ)は、イタリア株(最低5.50ユーロ)やロンドン株(最低3.30ポンド=約710円)より負担率が軽くなる傾向があります。

少額から試したいなら、この基準で選ぶ

  • 手数料負担率を優先するなら:バイエル・BASF・メルセデス・ベンツ・ポルシェ(いずれもドイツ株、負担率7%前後)
  • それでも1株から試したいなら:負担率が高くても、投資額そのものが数千円で済むカンパリ・フェラガモ・バーバリーも選択肢(「授業料」と割り切れる金額の範囲で)
  • 本気で持つなら:どの銘柄も10株単位でのまとめ買いを検討したほうが、コスト効率は大きく改善する

1株だけ買うと手数料負担率はどこまで上がるか——3万円・5万円の早見表と買付税

冒頭の表は10株程度のまとまった株数で計算した目安です。では、実際に1株や少額だけを買った場合、手数料負担率はどこまで重くなるのでしょうか。手数料の記事では、取引所別に約定金額3万円・5万円・10万円で買ったときの片道の手数料負担率を計算しています。そのうち7取引所ぶんを抜き出したのが次の表です。

取引所3万円5万円10万円
フランクフルト(独)2.04%1.23%0.61%
パリ(仏)1.36%0.82%0.41%
ロンドン(英)2.38%1.43%0.71%
ミラノ(伊)3.40%2.04%1.02%
マドリード(西)3.40%2.04%1.02%
スイス3.63%2.18%1.09%
コペンハーゲン(丁)3.19%1.91%0.96%
手数料の記事より。ECB参照レート2026年8月27日

表を見ると、約定金額が小さいほど、どの取引所でも手数料負担率は重くなります。とくにミラノ・マドリード・スイスは3万円だと3%台後半まで上がり、10万円まで増やしても1%前後で高止まりします。フランクフルトやパリは同じ3万円でも2%以下に収まっており、最低手数料の差がそのまま負担率の差になっていることが分かります。

少額での買付には、手数料とは別にもうひとつ費用があります。フランス・イタリア・スペイン・イギリスの4か国には、株式を買うときだけにかかる税金があり、フランスは時価総額10億ユーロ超の会社の株式で0.4%、イタリアは0.2%、スペインは時価総額10億ユーロ超の会社で0.2%、イギリスは規模を問わず0.5%です。いずれも買うときだけで、売るときにはかかりません。詳しくは買付にかかる税金の記事にまとめています。

つまり、パリやロンドンの銘柄を少額で買う場合は、最低手数料による負担率の高さに加えて、この買付税も上乗せされます。少額の試し買いでは、手数料負担率と買付税の両方が効いてくる、と考えておいたほうがよさそうです。

まとめ

  • 当サイトの掲載銘柄中、1万円以下で買えるのは13銘柄
  • 最安はカンパリ(約1,090円)、次いでフェラガモ(約1,740円)
  • 株価が安いほど、1株買いの手数料負担率は上がる。ドイツ株は総じて負担率が軽い
  • 本気で投資するなら10株単位でのまとめ買いを検討する
こんな人はやり方
10株単位でまとめ買いできるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

あわせて読みたい


免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料は2026年8月13日時点で確認した情報に基づく概算であり、変更される場合があります。実際の取引条件は各証券会社の公式サイトで必ずご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次