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この記事の結論
- ALKアベロはアレルゲン免疫療法(アレルギーの体質そのものに働きかける薬)を作るデンマークの製薬会社です。報道によると、日本のスギ花粉症治療薬シダキュアの技術のベースになっているとされ、2011年から鳥居薬品と提携しています
- 魅力の核心:報道によると2026年第2四半期の営業利益は前年同期比+19%、営業利益率25%
- 最大のリスク:PERは約35.42倍で、現在値216.00クローネは52週安値に近い水準です
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約5,365円から(推奨ロット20株が目安/1株だと手数料負担率は約17.82%と重く、20株単位が前提)
日本のスギ花粉症治療でよく使われている舌下錠「シダキュア」。この薬の技術のベースになっているのが、デンマークの製薬会社ALKアベロだと報道されています。同社は2011年から日本の鳥居薬品と提携しており、シダキュアとダニアレルギーの舌下錠「ミティキュア」は、ALKアベロの舌下錠技術をもとに鳥居薬品が日本向けに開発・販売しているとされています。
さらに2023年12月には、日本での提携が草アレルゲンの舌下錠にも拡大され、鳥居薬品に独占的な権利が与えられたと同社が発表しています(出典:同社発表 ALK社プレスリリース)。日本での売上規模は公表されていないため、この記事では触れません。
ALKアベロは、報道によると2026年第2四半期の営業利益が前年同期比+19%と伸びる一方、配当利回りは0.74%と低水準です。同業種の比較対象としては、イタリアの製薬会社レコルダーティや、同じデンマークの医療機器メーカーであるコロプラストがよく挙げられます。ALKアベロの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ALKアベロ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 216.00デンマーククローネ(1株 約5,365円) |
| 52週レンジ | 192.70〜271.40クローネ |
| 時価総額 | 約479.3億クローネ |
| PER | 約35.42倍(予想 約31.08倍) |
| 配当利回り | 0.74%(1株配当 1.6デンマーククローネ) |
| 上場市場 | ナスダック・コペンハーゲン証券取引所 |
| 株式の種類 | B株(ALK-B)。A株とB株では扱いが異なる可能性がありますが、当サイトでは詳細を確認していません |
ALKアベロ株を買うメリット
日本のシダキュア・ミティキュアの技術のベース、鳥居薬品と2011年から提携(報道・同社発表)
報道によると、ALKアベロは2011年から日本の鳥居薬品と提携しており、スギ花粉症の舌下錠「シダキュア」とダニアレルギーの舌下錠「ミティキュア」は、同社の舌下錠技術をもとに鳥居薬品が日本向けに開発・販売しているとされています。2023年12月には提携が拡大され、草アレルゲンの舌下錠についても鳥居薬品に独占的な権利が与えられたと同社が発表しています。
投資家にとっては、日本市場での売上規模こそ公表されていないものの、大手製薬会社との提携関係が10年以上続いていることを確認できる材料です。
2026年第2四半期の営業利益は前年同期比+19%、営業利益率25%(報道)
報道によると、2026年第2四半期の売上高は18億0,000万クローネ(前年同期比+18%)、営業利益(EBIT)は4億4,500万クローネ(同+19%)、営業利益率は25%でした。
投資家にとっては、売上の伸び以上に利益が伸びており、収益性が改善する方向にあることを確認できる数字です。
2026年12月期の見通しを上方修正、売上成長率+14〜16%を見込む(報道)
報道によると、ALKアベロは2026年12月期の見通しを引き上げ、売上成長率+14〜16%、営業利益率約26%を見込んでいるとされています。
投資家にとっては、会社側が通期の見通しを引き上げた方向で示していることは、直近の増収増益が一時的なものではないと会社自身が見ていることを示す材料です。
ALKアベロ株を買うデメリット・リスク
配当利回り0.74%と低水準、配当目的で買う銘柄ではない
1株配当は1.6デンマーククローネ、実測の表面利回りは0.74%(配当性向26.18%)です。特別配当は確認されていません。
投資家にとっては、この銘柄を配当収入の柱として考えるのは難しく、あくまで事業の成長性に注目して検討する銘柄だということです。
PERは約35.42倍、現在値216.00クローネは52週安値に近い水準
PERは実測で約35.42倍(予想約31.08倍)です。52週レンジは192.70〜271.40クローネで、現在値216.00クローネは52週安値に近い水準にあります。
投資家にとっては、利益成長を織り込んだ株価になっている可能性がある一方で、直近の値動きは高値圏ではなく安値寄りだという点を、あわせて見ておく必要があります。
ドイツでリベート率が2027年1月から7%→15.5%に引き上げ予定(報道)
報道によると、ドイツで2027年1月から製薬会社が負担するリベートの率が7%から15.5%へ引き上げられる予定で、利益への圧迫要因になるとされています。具体的な金額への影響は確認できておらず、結論は未確定です。
投資家にとっては、アレルギー治療薬が各国の薬事規制や薬価制度の影響を受ける事業であることを示す一例として、留意しておく必要があります。
この記事で扱うのはB株(ALK-B)、A株とは扱いが異なる可能性がある
ALKアベロにはA株とB株があり、この記事で扱っているのはB株(ALK-B)です。一般的には議決権の扱いなどA株とB株で条件が異なるケースがありますが、当サイトでは具体的な違いまでは確認できていません。
投資家にとっては、発注時にどちらの株式を購入しているかを必ず確認し、A株との違いが気になる場合は証券会社に問い合わせる必要があります。
ALKアベロはどんな会社か
ALKアベロは、スギ花粉症やダニアレルギーの舌下錠など、アレルギーの体質そのものに働きかける薬(アレルゲン免疫療法)を作るデンマークの製薬会社です。ナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場しており、この記事で扱っているのはB株(ALK-B)です。
報道によると、同社は2011年から日本の鳥居薬品と提携しており、シダキュアとミティキュアは同社の舌下錠技術をもとに鳥居薬品が日本向けに開発・販売しているとされています。2023年12月には提携が拡大され、草アレルゲンの舌下錠についても鳥居薬品に独占的な権利が与えられたと同社が発表しています(出典:同社発表 ALK社プレスリリース)。
直近の決算では、報道によると2026年第2四半期の売上高は18億0,000万クローネ(前年同期比+18%)、営業利益は4億4,500万クローネ(同+19%)、営業利益率25%でした。2026年12月期の見通しも引き上げられ、売上成長率+14〜16%、営業利益率約26%を見込んでいるとされています。
一方で、報道によるとドイツでは2027年1月から製薬会社が負担するリベートの率が7%から15.5%へ引き上げられる予定で、利益への圧迫要因になるとされています。アレルギー治療薬は各国の薬事規制と薬価制度の影響を受けやすい事業だという点は、あわせて押さえておく必要があります。
同業種の比較対象としては、イタリアの製薬会社レコルダーティや、同じデンマークの医療機器メーカーコロプラストがしばしば挙げられます。
配当と税金
ALKアベロの1株配当は1.6デンマーククローネ、実測の表面利回りは0.74%(配当性向26.18%)です。特別配当は確認されておらず、利回りの低さから、配当を目的に買う銘柄ではありません。
デンマークの配当源泉税率は当サイトでは未確認です。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。現地源泉税率が未確定のため、税引き後の実質利回りはここでは計算していません。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
ALKアベロ株の日本からの買い方
ALKアベロの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、この記事で扱うB株のティッカーは「ALK-B」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:AKBLF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダック本体にも上場していません。
| 証券会社 | ALKアベロ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- デンマーククローネに両替する
- ティッカー「ALK-B」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約5,365円 | 956円 | 約17.82% |
| 20株 | 約107,300円 | 956円 | 約0.89% |
手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約17.82%と重く、現実的には20株単位(約10万7,300円)でのまとめ買いが前提になります。20株まとめると負担率は約0.89%まで下がります。
ALKアベロ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| アレルギー治療分野の成長性に注目したい人 | 報道によると2026年第2四半期の営業利益は前年同期比+19% |
| 日本との接点がある銘柄に関心がある人 | 報道・同社発表によると2011年から鳥居薬品と提携 |
| 20株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.89%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 配当収入を目的にしたい人 | 配当利回りは0.74%と低水準 |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約17.82%と重い |
よくある質問
ALKアベロ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(AKBLF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約5,365円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約17.82%と重いため、20株単位(約10万7,300円)でのまとめ買いが前提です。
シダキュアはALKアベロの薬ですか?
シダキュアの販売元は日本の鳥居薬品です。報道によると、ALKアベロの舌下錠技術をもとに鳥居薬品が日本向けに開発・販売しているとされており、両社は2011年から提携関係にあります。ALKアベロが日本で直接シダキュアを販売しているわけではありません。
配当の税金はどうなりますか?
デンマークの配当源泉税率は当サイトでは未確認です。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
まとめ
- メリット:報道・同社発表によると2011年から日本の鳥居薬品と提携し、シダキュア・ミティキュアの技術のベースになっているとされる/2026年第2四半期の営業利益は前年同期比+19%/2026年12月期の見通しを上方修正、売上成長率+14〜16%を見込む
- デメリット:配当利回りは0.74%と低水準/PERは約35.42倍で現在値は52週安値に近い水準/ドイツで2027年1月からリベート率が7%→15.5%に引き上げ予定
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約5,365円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.89%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はALKアベロの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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