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トリグ株の魅力とリスク|配当利回り5.60%と買い方【2026年】

トリグ株の魅力とリスク|配当利回り5.60%と買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • トリグはデンマークを中心に北欧で自動車保険・住宅保険・企業向け保険を扱う損害保険会社です
  • 魅力の核心:配当利回り5.60%
  • 最大のリスク:配当性向110.59%——利益より多い金額を配当に回している状態
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約3,815円から(推奨ロット30株が目安/1株だと手数料負担率は約25.07%と重く、30株単位が前提)

配当利回り5.60%。デンマークを中心に北欧で自動車保険・住宅保険・企業向け保険を扱う損害保険会社トリグは、コンバインド・レシオ81.0%という保険引受の実力を示しながら、高い配当利回りを維持しています。会社発表によると、2024年12月期の純利益は40億デンマーククローネで、前年の35億クローネから+14.3%増加しました。

一方で、株価は1年で-9.22%下落し、直近12ヶ月の純利益も-9.10%と減益方向にあります。同じ保険という業種では、チューリッヒ保険(スイス)やマプフレ(スペイン)が比較対象としてよく挙げられます。

北欧の損害保険会社としての実力と、高い配当の裏側にある数字を、業績・配当・買い方の順に見ていきます。

目次

トリグ株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価153.60デンマーククローネ(1株 約3,815円)
52週レンジ146.50〜170.60クローネ
時価総額約915億クローネ
PER約20.5倍(予想 約15.7倍)
配当利回り5.60%(1株配当 8.6デンマーククローネ)
上場市場ナスダック・コペンハーゲン証券取引所
1年の株価騰落-9.22%

トリグ株を買うメリット

配当利回り5.60%、1株配当8.6デンマーククローネ

2026年8月23日時点の配当利回りは5.60%、1株配当は8.6デンマーククローネです。ただし後述のとおり、実測の配当性向は110.59%で利益より多い金額を配当に回している状態のため、この利回りは配当性向とセットで見る必要があります。

投資家にとっては、当サイトで扱うデンマーク株のなかでも高い利回り水準だということです。ただし、この水準がそのまま続く保証があるわけではありません。

コンバインド・レシオ81.0%、保険引受は黒字

会社発表によると、トリグの2024年12月期のコンバインド・レシオ(保険料に対する保険金と経費の比率)は81.0%で、前年の82.8%からさらに改善しました。

投資家にとっては、コンバインド・レシオが100%を下回るほど保険の引受そのもので利益が出ていることを意味します。81.0%という水準は、保険会社としての本業の実力が高いことを示す数字です。

純利益40億クローネ、前年比+14.3%

会社発表によると、トリグの2024年12月期の純利益は40億クローネで、前年の35億クローネから+14.3%増加しました。保険料収入も330億クローネ(前年310億クローネ)、保険サービス利益は73億2,400万クローネ(前年63億9,900万クローネ)に伸びています。

投資家にとっては、収益の土台となる保険料収入と保険サービス利益がそろって伸びた結果としての増益だということです。

ソルベンシー比率197%、RSA北欧事業の統合効果9億3,000万クローネ

トリグの保険金支払い体力を示すソルベンシー比率は197%です。また、買収したRSAの北欧事業からは9億3,000万クローネの統合効果を実現したとされています。

投資家にとっては、財務の余力を示す指標が高い水準にあり、買収による事業統合も数字として進んでいることを確認できるということです。

トリグ株を買うデメリット・リスク

配当性向110.59%——利益より多い金額を配当に回している

トリグの実測の配当性向は110.59%です。これは、稼いだ利益より多い金額を配当に回している状態を意味します。報道によると、これは安定的に配当を増やす方針によるものとされ、当サイトが確認した範囲では減配の報道はありません。

投資家にとっては、配当利回り5.60%という数字だけを見るのではなく、この水準が続く保証はなく、業績が落ちれば配当の見直しが必要になりうるという前提を持っておく必要があるということです。

1年で株価-9.22%、直近12ヶ月の純利益は-9.10%

トリグの株価は1年で-9.22%下落しました。また、直近12ヶ月の純利益も-9.10%と減益方向にあります。実績PERは約20.5倍で、予想PERの約15.7倍を上回っています。

投資家にとっては、株価と直近の利益がともに下向きに動いている局面で、配当利回りの高さだけを理由に判断すると、この減益傾向を見落とすことになるということです。

1株買いの手数料負担率は25.07%、30株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株(約3,815円)だけを買うと、手数料負担率は約25.07%にのぼります。

投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、30株単位(約114,500円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

トリグはどんな会社か

トリグは、デンマークを中心に北欧で自動車保険・住宅保険・企業向け保険を扱う損害保険会社です。ナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場しています。

直近の決算(2024年12月期)では、会社発表によると保険料収入は330億クローネ(前年310億クローネ)、保険サービス利益は73億2,400万クローネ(前年63億9,900万クローネ)、純利益は40億クローネ(前年35億クローネ、+14.3%)でした(出典:会社発表 https://www.globenewswire.com/news-release/2025/01/23/3013989/0/en/Tryg-Forsikring-A-S-Financial-highlights-2024.html)。

会社発表によると、コンバインド・レシオは81.0%(前年82.8%)です。また、保険金支払い体力を示すソルベンシー比率は197%で、買収したRSAの北欧事業からは9億3,000万クローネの統合効果を実現したとされています。

同じ保険という業種では、チューリッヒ保険(スイス)やマプフレ(スペイン)が比較対象としてよく挙げられます。なお、当サイトではトリグの日本での事業は確認できていません。

配当と税金

トリグの1株配当は8.6デンマーククローネ、表面利回りは5.60%です。ただし、実測の配当性向は110.59%で、利益より多い金額を配当に回している状態です。この水準が続く保証はなく、業績が落ちれば配当の見直しが必要になりうる点は必ず押さえておく必要があります。

デンマークの配当源泉税率は、当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

トリグ株の日本からの買い方

トリグの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「TRYG」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:TGVSY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社トリグ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. デンマーククローネに両替する
  5. ティッカー「TRYG」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約3,815円956円約25.07%
30株約114,500円956円約0.84%

手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約25.07%と重く、現実的には30株単位のまとめ買いが前提になります。30株まとめると負担率は約0.84%まで下がります。

トリグ株はどんな人に向くか

向く人理由
高い配当利回りを狙いたい人配当利回りは5.60%
保険引受の実力を重視したい人コンバインド・レシオ81.0%で保険引受は黒字
30株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.84%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
少額の1株買いをしたい人手数料負担率が約25.07%と重い
配当性向の高さを気にする人配当性向は110.59%で利益より多い金額を配当に回している

よくある質問

トリグ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(TGVSY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約3,815円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約25.07%と重いため、30株単位(約114,500円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

デンマークの現地源泉税率は、当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側ではこれに加えて20.315%が課税されます。また、トリグの実測の配当性向は110.59%で利益より多い金額を配当に回している状態のため、現在の利回り水準が続く保証はありません。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

ADR(TGVSY)とトリグ株(TRYG)の違いは何ですか?

TGVSYは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うTRYGはナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。

まとめ

  • メリット:配当利回り5.60%(ただし配当性向110.59%)/コンバインド・レシオ81.0%で保険引受は黒字/純利益40億クローネで前年比+14.3%
  • デメリット:配当性向110.59%で利益より多い金額を配当に回している/株価は1年で-9.22%、純利益も-9.10%と減益方向/1株買いの手数料負担率は25.07%と重い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約3,815円から。30株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.84%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はトリグ社の公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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