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この記事の結論
- ロイヤル・ウニブリューは、自社ブランドに加えペプシコなど他社ブランドの北欧での製造・販売も手がけてきたデンマークのビール・清涼飲料メーカーです
- 魅力の核心:配当利回り3.64%
- 最大のリスク:株価は52週高値から約33%下落。報道によると、ペプシコとの北欧提携が2028年で終了し2029年からカールスバーグに移ると発表されたことが背景とされます(当サイトでは一次資料未確認)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約10,900円から(推奨ロット10株が目安/1株だと手数料負担率は約8.75%と重く、10株単位が前提)
配当利回り3.64%。デンマークのビール・清涼飲料メーカーであるロイヤル・ウニブリューは、自社ブランドに加え、ペプシコなど他社ブランドの北欧での製造・販売も手がけてきました。
一方で、現在の株価440.00クローネは、52週高値653.50クローネから約33%低い水準にあります。報道によると、ペプシコとの北欧での提携が2028年に終了し、2029年からカールスバーグに移ると発表されたことが背景とされ、この契約は同社の売上の約13%に相当すると報じられています。ただし、当サイトではこの報道の一次資料を確認できていません。詳細については、読者の皆様ご自身でもあわせてご確認いただくことをおすすめします。
同じ飲料大手としては、デンマークのカールスバーグやイタリアのカンパリが比較対象としてよく挙げられます。配当と業績の魅力、そして今回のリスクを、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ロイヤル・ウニブリュー株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 440.00デンマーククローネ(1株 約10,900円) |
| 52週レンジ | 394.60〜653.50クローネ |
| 時価総額 | 約210億クローネ |
| PER | 約13.4倍(予想 約12.2倍) |
| 配当利回り | 約3.64%(1株配当 16デンマーククローネ) |
| 上場市場 | ナスダック・コペンハーゲン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | -7.99% |
ロイヤル・ウニブリュー株を買うメリット
配当利回り3.64%、配当性向48.26%で配当に余裕
2026年8月23日時点の配当利回りは3.64%、1株配当は16.00デンマーククローネです。配当性向は48.26%にとどまっています。
投資家にとっては、利益に対して配当に回している割合がまだ半分程度であり、配当が利益のほぼ全額を食いつぶす水準ではない、ということです。
2024年12月期は売上高+16%、営業利益+20%(会社発表)
会社発表によると、2024年12月期の売上高は150億3,600万クローネ(前年比+16%、うち自力の成長は+6%)、営業利益は19億6,800万クローネ(同+20%)、1株利益は29.2クローネ(前年21.9クローネ)でした(出典:会社発表に関する報道)。
投資家にとっては、成長の一部が買収によるものだとしても、売上・利益・1株利益がそろって伸びていることは、事業の勢いを示す具体的な数字だということです。
売上は5カ国以上に分散、デンマークは32%(報道)
報道によると、ロイヤル・ウニブリューの売上の地域別内訳はデンマーク32%、フィンランド20.1%、ノルウェー10.6%、オランダ9.5%、イタリア9.3%などとなっています。
投資家にとっては、本国デンマーク1国に売上が集中しているわけではなく、複数の国に分散していることが、単一市場の落ち込みに対する緩衝材になり得る、ということです。
PERは実績13.4倍、予想12.2倍でさらに低下する見込み
実績PERは約13.4倍である一方、予想PERは約12.2倍です。
投資家にとっては、予想PERが実績PERを下回っているということは、市場が今後の利益をこれまでより高く見積もっていることを意味します。株価が52週高値から下げている一方で、市場の利益見通しそのものは崩れていないことを示す数字です。
ロイヤル・ウニブリュー株を買うデメリット・リスク
52週高値から約33%安、報道によるとペプシコとの北欧提携終了(2029年〜)が背景
2026年8月23日時点の株価440.00クローネは、52週高値653.50クローネから約33%低い水準です。報道によると、ロイヤル・ウニブリューが北欧で担ってきたペプシコブランドの製造・販売契約は2028年で終了し、2029年からカールスバーグに移ると発表されており、この契約は同社の売上の約13%に相当すると報じられています。ただし、当サイトではこの報道の一次資料を確認できていません。契約の詳細や今後の見通しについては、読者の皆様ご自身でも一次情報をあわせてご確認いただくことを強くおすすめします。
投資家にとっては、株価の大きな下落が根拠のない値動きではなく、報道されている具体的な事業上の変化と結びついているということです。提携終了後の業績がどうなるかは、本記事では予測しません。なお、この52週高値からの下落率(約33%)は、後述する1年間の株価騰落率(-7.99%)とは異なる指標である点にご注意ください。
他社ブランドに依存してきた事業構造、契約終了で売上がまとまって失われるリスク
ロイヤル・ウニブリューは、自社ブランドに加えてペプシコなど他社ブランドの製造・販売を北欧で手がけてきました。こうしたビジネスモデルは、契約が切れると、その分の売上がまとまって失われる構造的な弱さを持っています。
投資家にとっては、今回のペプシコとの一件が象徴するように、他社ブランドに依存してきた収益構造そのものが、契約更新の可否という自社でコントロールしきれない要因に左右される、ということです。失われる金額や時期については、本記事では推測しません。
1年の株価騰落は-7.99%、52週安値394.60クローネに近い水準
1年間の株価騰落は-7.99%です。52週レンジは394.60〜653.50クローネで、現在の株価440.00クローネは52週安値に近い水準にあります。
投資家にとっては、直近1年で見ても株価が下向きに推移してきたことが実測値として確認できる、ということです。
1株買いの手数料負担率は8.75%、10株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株(約10,900円)だけを買うと、手数料負担率は約8.75%にのぼります。
投資家にとっては、1株単位での購入は手数料負担の面で不利であり、10株単位(約10万9,300円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
ロイヤル・ウニブリューはどんな会社か
ロイヤル・ウニブリューは、デンマークのビール・清涼飲料メーカーです。自社ブランドの製造・販売に加え、ペプシコなど他社ブランドの北欧での製造・販売も手がけてきました。会社発表によると、成長の一部は買収によるもので、ペプシコのルクセンブルク・ベルギー事業の買収などを行ってきました。
報道によると、売上の地域別内訳はデンマーク32%、フィンランド20.1%、ノルウェー10.6%、オランダ9.5%、イタリア9.3%などとなっています。
直近の決算では、2024年12月期の売上高は150億3,600万クローネ(前年比+16%、うち自力の成長は+6%)、営業利益は19億6,800万クローネ(同+20%)、1株利益は29.2クローネ(前年21.9クローネ)でした(出典:会社発表に関する報道 https://www.marketscreener.com/quote/stock/ROYAL-UNIBREW-A-S-1412996/)。
一方で、報道によると、北欧でのペプシコブランドの製造・販売契約は2028年で終了し、2029年からカールスバーグに移ると発表されており、この契約は同社の売上の約13%に相当するとされています。当サイトではこの報道の一次資料を確認できていません。
同じ飲料大手としては、デンマークのカールスバーグやイタリアのカンパリが比較対象としてよく挙げられます。なお、当サイトでは、ロイヤル・ウニブリューと日本との事業上の接点は確認できていません。
配当と税金
ロイヤル・ウニブリューの1株配当は16.00デンマーククローネ、表面利回りは約3.64%です。配当性向は48.26%で、配当に一定の余裕がある水準です。
デンマークの配当源泉税率は、当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。
現地源泉税率が確定していないため、税引き後の実質利回りは本記事では計算していません。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
ロイヤル・ウニブリュー株の日本からの買い方
ロイヤル・ウニブリューの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「RBREW」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:RYUNF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックの米国市場にも上場していません。
| 証券会社 | ロイヤル・ウニブリュー株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- デンマーククローネに両替する
- ティッカー「RBREW」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約10,900円 | 956円 | 約8.75% |
| 10株 | 約10万9,300円 | 956円 | 0.88% |
手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約8.75%と重く、現実的には10株単位のまとめ買いが前提になります。10株まとめると負担率は約0.88%まで下がります。
ロイヤル・ウニブリュー株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 配当利回りを重視したい人 | 配当利回りは約3.64%、配当性向48.26%で余裕がある |
| デンマーク・北欧の飲料大手に投資したい人 | デンマーク32%を中心に5カ国以上に売上が分散 |
| 10株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.88%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 52週高値からの下落を避けたい人 | 株価は52週高値から約33%安。報道によるとペプシコとの北欧提携終了(2029年〜)が背景(当サイト未確認) |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約8.75%と重い |
よくある質問
ロイヤル・ウニブリュー株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(RYUNF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約10,900円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約8.75%と重いため、10株単位(約10万9,300円)でのまとめ買いが前提です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
デンマークの配当源泉税率は当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。これに加えて日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(RYUNF)とロイヤル・ウニブリュー株(RBREW)の違いは何ですか?
RYUNFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックの米国市場にも上場していません。本記事で扱うRBREWはナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。
まとめ
- メリット:配当利回り3.64%・配当性向48.26%で余裕/2024年12月期は売上高+16%・営業利益+20%(会社発表)/売上は5カ国以上に分散、デンマーク32%(報道)
- デメリット:株価は52週高値から約33%安、報道によるとペプシコとの北欧提携終了(2029年〜)が背景(当サイト未確認)/他社ブランドに依存してきた事業構造で契約終了時の売上減少リスク/1株買いの手数料負担率は8.75%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約10,900円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.88%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はロイヤル・ウニブリュー社の公表に関する報道に基づくものであり、当サイトでは一次資料を確認できていません。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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