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ISS株の魅力とリスク|1年+51.30%と日本からの買い方【2026年】

ISS株の魅力とリスク|1年+51.30%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ISSはオフィスや工場の清掃・警備・社員食堂・設備保守を世界50万人体制で請け負う会社です(報道によると日本にも子会社ISSジャパン(東京)があるとされます)
  • 魅力の核心:1年で株価+51.30%
  • 最大のリスク:ドイツテレコムとの紛争で6億クローネの支払いが保留(未決着)
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約7,253円から(推奨ロット15株が目安/1株だと手数料負担率は約13.18%と重く、15株単位が前提)

1年で株価+51.30%。世界で約50万人を雇用するデンマークの清掃・警備最大手、ISSは、地味な事業でありながら株価を大きく伸ばしています。会社発表によると、営業利益率は前年の4.3%から5.0%へ改善し、フリーキャッシュフローも前年18億クローネから20億クローネへ増加しました。

一方で、会社発表によるとドイツテレコムとの間で紛争があり、6億クローネの支払いが保留になっているとされます。紛争がどのような内容でどう決着するかについて、当サイトでは結論を確認できていません。同業種としては、物流のDSV、人材サービスのアデコがしばしば比較対象になります。

清掃・警備という手堅い事業と、大口顧客との紛争という不確定要素を両方抱えるISSの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ISS株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価292.00デンマーククローネ(1株 約7,253円)
52週レンジ182.10〜296.60クローネ
時価総額約457億クローネ
PER約17.1倍(予想 約14.0倍)
配当利回り1.10%(1株配当 3.2デンマーククローネ)
上場市場ナスダック・コペンハーゲン証券取引所
1年の株価騰落+51.30%

ISS株を買うメリット

1年で株価+51.30%、52週レンジの上限近くで推移

2026年8月23日時点の株価は292.00クローネで、1年間では+51.30%の上昇となっています。52週レンジは182.10〜296.60クローネで、現在値はレンジの上限近くにあります。

投資家にとっては、地味な事業とされがちな清掃・警備サービスの会社でも、実際の数字として大きな株価上昇が確認できているということです。

営業利益率は前年4.3%から5.0%へ改善(会社発表)

会社発表によると、2024年12月期の営業利益は41億5,200万クローネ、営業利益率は5.0%で、前年の4.3%から改善しました。有機成長率は6.3%です。

投資家にとっては、人手を多く使う事業のなかで、利益率という数字が実際に改善方向で動いていることを示す材料です。

ムーディーズが格付けをBaa3からBaa2へ引き上げ(報道)

報道によると、格付会社ムーディーズはISSの格付けをBaa3からBaa2へ引き上げました。営業利益率の改善やキャッシュフローの増加が評価されたとされています。

投資家にとっては、外部の格付機関からも財務内容の改善が確認されているということです。

フリーキャッシュフローは前年18億クローネから20億クローネへ増加、25億クローネの自社株買いも開始(会社発表)

会社発表によると、2024年12月期のフリーキャッシュフローは20億クローネで、前年の18億クローネから増加しました。あわせて、25億クローネの自社株買いプログラムを新たに開始しています。

投資家にとっては、利益だけでなく実際の現金創出力が伸びており、その一部を自社株買いに振り向けるだけの余力があることを示す材料です。

ISS株を買うデメリット・リスク

ドイツテレコムとの紛争で6億クローネの支払いが保留、未決着

会社発表によると、ISSは大口顧客のドイツテレコムとの間で紛争を抱えており、6億クローネの支払いが保留になっているとされます。紛争がどのような内容でどう決着するかについて、当サイトでは結論を確認できていません。

投資家にとっては、大口契約に絡む未決着の紛争という不確定要素が、金額を伴う形で存在しているということです。金額以外の見通しは立てられない段階だと理解しておく必要があります。

営業利益率は改善しても5.0%、人件費上昇に弱い構造

営業利益率は改善したとはいえ5.0%にとどまります。清掃・警備という人手を多く使う事業のため、人件費が上がると利益が圧迫されやすい構造です。

投資家にとっては、利益率の水準自体が薄く、賃金動向という外部要因の影響を受けやすい事業だということです。

配当利回りは1.10%、高配当銘柄ではない

1株配当は3.2クローネ、表面利回りは1.10%です。配当を主目的に保有する水準ではありません。

投資家にとっては、ISS株を配当狙いで選ぶ理由は薄く、株価の値動きや事業の改善度合いを見て判断する銘柄だということです。

1株買いの手数料負担率は13.18%、15株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低38.5クローネ(約956円)です。1株(約7,253円)だけを買うと、手数料負担率は約13.18%にのぼります。

投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、15株単位(約108,800円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

ISSはどんな会社か

ISSは、オフィスや工場の清掃・警備・社員食堂・設備保守をまとめて請け負うデンマークの会社です。世界で約50万人を雇用しています。報道によると、日本にもISSジャパンという子会社(東京)があるとされます。

直近の決算では、2024年12月期の売上高は838億クローネ、営業利益は41億5,200万クローネ(営業利益率5.0%、前年4.3%)、有機成長率は6.3%、フリーキャッシュフローは20億クローネ(前年18億クローネ)でした(出典:会社発表 https://www.globenewswire.com/news-release/2025/02/20/3029301/0/en/Robust-financial-development-in-2024-in-line-with-expectations-ISS-initiates-a-new-share-buyback-programme-of-DKK-2-5-billion.html)。会社発表によると、25億クローネの自社株買いプログラムも新たに開始しています。

一方で、会社発表によると大口顧客のドイツテレコムとの間で紛争があり、6億クローネの支払いが保留になっているとされます。紛争は未決着で、結論は当サイトで確認できていません。

同業種としては、物流のDSV、人材サービスのアデコがしばしば比較対象になります。事業の中身は異なりますが、労働集約型のサービス業という立ち位置は共通しています。

配当と税金

ISSの1株配当は3.2クローネ、表面利回りは1.10%です。高い配当を狙う銘柄ではありません。

デンマークの配当源泉税は当サイトで未確認です。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ISS株の日本からの買い方

ISSの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「ISS」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:ISFFF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ISS株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. デンマーククローネに両替する
  5. ティッカー「ISS」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約7,253円956円約13.18%
15株約108,800円956円約0.88%

手数料は約定金額の0.132%、最低38.5クローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約13.18%と重く、現実的には15株単位のまとめ買いが前提になります。15株まとめると負担率は約0.88%まで下がります。

ISS株はどんな人に向くか

向く人理由
清掃・警備という手堅い事業に長期投資したい人世界で約50万人を雇用する規模
企業の利益率改善や自社株買いなど前向きな動きを評価したい人営業利益率は4.3%から5.0%へ改善、25億クローネの自社株買いを開始
15株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.88%まで下がる
向かない人理由
高い配当利回りを狙いたい人配当利回りは1.10%と低い
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
ドイツテレコムとの紛争の帰趨を気にする人6億クローネの支払いが保留で未決着

よくある質問

ISS株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(ISFFF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約7,253円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約13.18%と重いため、15株単位(約108,800円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

デンマークの配当源泉税は当サイトで未確認です。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。これに加えて日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

ADR(ISFFF)とISS株(ISS)の違いは何ですか?

ISFFFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うISSはナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。

まとめ

  • メリット:1年で株価+51.30%上昇/営業利益率は前年4.3%から5.0%へ改善(会社発表)/フリーキャッシュフローは20億クローネへ増加し、25億クローネの自社株買いを開始
  • デメリット:ドイツテレコムとの紛争で6億クローネの支払いが保留、未決着/営業利益率は5.0%にとどまり人件費上昇に弱い構造/1株買いの手数料負担率は13.18%と重い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約7,253円から。15株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.88%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はISS社の公表資料に基づき、一部の情報は報道を出典としています(本文中に明記)。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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