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LVMH株の買い方と株価・業績|高値から30%安、底打ちの兆し【2026年】

LVMH株の買い方と株価・業績|高値から30%安、底打ちの兆し【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • LVMH株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はユーロネクスト・パリのみ、米国ADRはOTC銘柄)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約8万4,500円)
  • フランス株は最低手数料が2.20ユーロと低く、1株買いでも手数料負担率は約0.48%
  • 最大の注意点:NISA不可+フランスの配当源泉税は限度税率10%(独26.375%・瑞35%より有利)

ルイ・ヴィトン、ディオール、ティファニー、モエ・シャンドン、セフォラ——。世界のラグジュアリーブランドを束ねるLVMH(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン/ティッカー:MC)は、欧州を代表する巨大企業です。

この記事では、株価・業績・買い方を整理します。株価は52週高値から約30%下げた水準にあり、直近の決算ではファッション・レザーグッズ部門が底打ちの兆しを見せています。結論から言うと、1株あたり約8万4,500円で買えますが、SBI証券にも楽天証券にも見当たりません。

目次

LVMH株の基本データ(2026年8月時点)

株価460.00ユーロ(1株 約8万4,500円)
52週レンジ440.00 〜 654.70ユーロ
時価総額約2,270億ユーロ
PER約21.0倍
上場市場ユーロネクスト・パリ
直近の状況52週高値から約30%下

直近の業績:ファッション部門に底打ちの兆し

2026年上半期(1〜6月)決算は、売上高386億ユーロ、報告ベースで前年同期比3%減、有機的成長率(為替・M&A影響を除いた実力ベース)では+2%という結果でした。

指標上半期第2四半期(4〜6月)
報告ベース売上高前年比−3%
有機的成長率+2%+3%へ加速
EBITDAマージン22.5%

注目すべきは部門別の内訳です。

  • ファッション・レザーグッズ(ルイ・ヴィトン、ディオール等):売上高181億4,600万ユーロ(前年比−5%)。ただし第2四半期の有機的成長率は+1%とプラスに転換
  • ワイン・スピリッツ(モエ・シャンドン、ヘネシー等):有機的+5%の成長
  • 宝飾・セレクティブリテーリング(セフォラ等)が全体の成長をけん引

「稼ぎ頭のファッション部門が減収から増収へ転じつつある」という点が、この決算の焦点です。中東情勢の影響で報告ベースの数字はまだ前年割れですが、四半期を追うごとに減速から回復へ向かう流れが見えてきています。

結論:LVMH株の買い方は実質2つ

方法現物保有必要資金の目安向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる1株 約8万4,500円〜長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

LVMHの株主になりたいなら、選択肢は①に絞られます。

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

理由1:ユーロネクスト・パリにしか上場していない

LVMHが上場しているのはユーロネクスト・パリ(フランス)で、ティッカーは「MC」です。ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

日本の大手ネット証券が扱う「外国株」は、その大半が米国市場に上場している銘柄です。パリの取引所に直接つないでいる国内証券は、ほとんどありません。

理由2:米国ADR(LVMUY)はOTC銘柄で、買付できない

調べていくと「LVMUY」というティッカーが見つかります。これはLVMHの米国預託証券(ADR)です。しかしこれは取引所に上場しておらず、OTC(店頭市場)で取引されている銘柄です。

楽天証券は米国株の取扱いについて、OTC市場の銘柄は「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。ニューヨーク証券取引所・ナスダック・Cboeに上場していた銘柄がOTCへ移行した場合も、売却できなくなる可能性があると注意書きがあります。詳しい仕組みはなぜSBI・楽天では欧州株が買えないのかで解説しています。

ASMLとは事情が違う

同じ欧州企業でも、ASML(オランダ)はナスダックに上場しているため、SBI証券でも楽天証券でも普通に買えます。欧州株が一律に買えないわけではなく、「米国の主要取引所に上場しているかどうか」だけが分かれ目です。

同じ理由でドイツのラインメタルも国内ネット証券では買えません。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

サクソバンク証券はデンマーク発のオンライン証券会社の日本法人で、ユーロネクスト・パリに直接つないでいる数少ない国内証券です。外国株の取扱いは11,000銘柄以上、うち欧州株は1,700銘柄以上あります。

手数料:フランス株はドイツ株より安い

ステージ手数料率最低手数料
クラシック(初期)0.088%2.20ユーロ
プラチナ0.055%2.20ユーロ
VIP0.033%2.20ユーロ

料率は同じですが、最低手数料がドイツ株の3.30ユーロに対し、フランス株は2.20ユーロと安く設定されています。1株だけ買った場合、手数料は最低額の2.20ユーロ(約400円)。約定金額に対する負担率は約0.48%です。

買うまでの流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「MC」で検索し、株数を指定して発注

方法②:CFDで値幅だけを狙う

IG証券などが提供する株式CFDなら、LVMHの値動きに対して数万円から取引できます。ただしCFDは差金決済であり、株主にはなれません。ポジションを持ち越すと金利相当のコストが日々発生するため、長期保有には向きません。

LVMHはどんな会社か

LVMHの強さは、75以上のブランドを抱える「ブランドの集合体」である点にあります。事業は大きく5つの部門に分かれています。

部門主なブランド
ファッション・レザーグッズルイ・ヴィトン、ディオール、フェンディ、ロロ・ピアーナ
ワイン&スピリッツモエ・シャンドン、ドン ペリニヨン、ヘネシー
香水・化粧品ディオール、ゲラン、ジバンシイ
時計・宝飾ティファニー、ブルガリ、タグ・ホイヤー
セレクティブ・リテーリングセフォラ、DFS

ひとつのブランドが不調でも、他が補う構造になっています。「ラグジュアリー市場そのものに投資する」に近い性格を持つ銘柄です。

今の株価水準をどう見るか

52週高値654.70ユーロに対して、現在は460.00ユーロという位置です。高値から約30%下、52週安値440.00ユーロにも近い水準にあります。

PERは約21.0倍。ラインメタル(約75倍)と比べると、成長期待が過度に織り込まれた状態ではありません。前述の通り、直近の決算では底打ちの兆しも見えています。ただし安値圏にあることは「上がる」ことを意味しません。中国市場の需要回復が続くかどうかが今後の焦点です。

買う前に知っておくべき3つの注意点

注意1:NISAは使えない

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となり、利益には約20.315%が課税されます。

注意2:配当課税はドイツ株より有利

日仏租税条約では、配当に対する源泉地国の限度税率が一般に10%と定められています(親子会社間は5%)。ドイツ株の現地源泉税26.375%と比べると、大きな差があります。詳しい国別比較は配当税の比較記事でも解説しています。

ただし実際に何%が源泉徴収されるかは、証券会社の租税条約手続きの扱いによって変わります。口座開設時に必ず確認してください。

注意3:ユーロ建てなので為替が二重に効く

株価が上がっても円高ユーロ安が進めば円ベースの利益は削られ、逆に円安が進めば株価が横ばいでも円ベースでは増えます。株価と為替、2つの変動を同時に抱えることになります。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月13日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(LVMHF・米ドル建て)です。パリ上場の原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

よくある質問

LVMHの株価が下がっているのはなぜですか?

主因は中国市場を中心とするラグジュアリー需要の減速です。ただし2026年第2四半期の決算では有機的成長率が+3%へ加速し、稼ぎ頭のファッション・レザーグッズ部門も四半期ベースではプラスに転じるなど、底打ちを示唆する材料も出てきています。

LVMHとエルメス、どちらに投資すべきですか?

LVMHは75以上のブランドを持つ集合体で、値動きは比較的緩やかです。エルメスは少数の高価格帯ブランドに集中しており、より値動きが大きくなる傾向があります。分散を重視するならLVMH、集中投資なら他の1社、という考え方もできます。

LVMHのETFはありますか?

LVMHを構成銘柄に含む欧州株ETFやラグジュアリーセクターETFであれば、SBI証券・楽天証券でも購入できます。ただし分散商品のため、LVMH1社の値動きが資産に与える影響は小さくなります。

まとめ

  • LVMHはユーロネクスト・パリ上場。米国ADR(LVMUY)はOTC銘柄で、楽天証券は新規買付を受け付けていない
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。必要資金は1株あたり約8万4,500円
  • 2026年上半期は報告ベース−3%だが有機的成長率+2%。ファッション部門も四半期ベースで底打ちの兆し
  • NISAは使えないが、配当課税はドイツ株より有利(日仏租税条約の限度税率10%)
  • 株価は52週高値から約30%下。PERは約21.0倍
こんな人はやり方
1株単位でも問題なく買えるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月13日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はLVMH社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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