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レゴもイケアも買えない|日本人が知る欧州ブランドの「株が買える買えない」【2026年】

レゴもイケアも買えない|日本人が知る欧州ブランドの「株が買える買えない」【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • 知っている欧州ブランドの株は、①米国に直接上場していてSBI証券などでも買える②欧州上場のみでサクソバンク証券が入り口③非上場で誰も買えないの3グループに分かれます
  • フェラーリ・フィリップス・スポティファイはNYSE直接上場なので、日本の大手ネット証券でも買えます
  • ルイ・ヴィトン(LVMH)・エルメス・ネスレ・アディダス・BMWなどは欧州上場のみで、日本からはサクソバンク証券が実質唯一の入り口です
  • レゴ・イケア・ロレックス・シャネルは非上場で、そもそも誰も株を買えません

「レゴ 株価」「イケア 株」。検索してみると、こうしたキーワードで検索する人が一定数いることに気づきます。誰もが知っているブランドだからこそ、その会社の株を持ちたいと考えるのは自然な発想です。ところが調べてみると、レゴもイケアも株式市場には存在しません。一方で、同じように有名なフェラーリやBMWは、実は買う方法があります。

この「買える」「買えない」の境目は、単純な一本の線ではありません。当サイトは欧州株を扱っていますが、欧州のブランドだからといって全部が同じ買い方になるわけではないのです。この記事では、日本人になじみの深い欧州発ブランドを、上場先の違いによって3つのグループに仕分けます。自分が気になっているブランドがどのグループに入るかが分かれば、次に何をすればいいかもはっきりします。

目次

グループA:米国に直接上場|SBI証券などでも買える

まず意外に知られていないのが、欧州発のブランドでも米国市場に直接上場していれば、SBI証券や楽天証券といった日本の大手ネット証券で普通に買えるという点です。この3社をわざわざ個別記事にしていないのも、理由は同じです。すでに多くの証券会社で買えるので、あえて取り上げる意味が薄いのです。

ブランド会社上場
フェラーリFerrari N.V.NYSE(RACE)とミラノの両方
フィリップスKoninklijke PhilipsアムステルダムとNYSE(PHG)
スポティファイSpotify TechnologyNYSE(SPOT)
stockanalysis.com の上場先データより(2026年8月28日確認)

フェラーリはイタリアの自動車メーカーですが、ミラノだけでなくニューヨーク証券取引所にも上場しています。フィリップスも本拠地はオランダながらニューヨークに上場しており、音楽配信のスポティファイに至っては本社がスウェーデンの企業でありながら、上場先はニューヨーク証券取引所のみです。「欧州発のブランド=欧州の証券取引所でしか買えない」という思い込みは、この3社には当てはまりません。

グループB:欧州上場のみ|サクソバンク証券が入り口

次に、多くの人がイメージする「欧州株」がこのグループです。パリやフランクフルト、ミラノといった欧州の現地取引所だけに上場していて、米国市場には直接上場していないブランドです。SBI証券・楽天証券・マネックス証券はこうした欧州の現地市場を取り扱っていないため、日本からはサクソバンク証券がほぼ唯一の入り口になります。

ブランド会社上場当サイトの記事
ルイ・ヴィトンLVMHパリLVMH株の買い方
エルメス(バーキン)Hermès Internationalパリエルメス株の買い方
グッチケリング(Kering)パリ記事なし(親会社名で表記)
ネスカフェ/ネスプレッソネスレスイスネスレ株の買い方
アディダスadidasフランクフルトアディダス株の買い方
プーマPUMAフランクフルトプーマ株の買い方
デロンギDe’Longhiミラノデロンギ株の買い方
ドクターマーチンDr. Martensロンドン記事なし
BMWBMWフランクフルトBMW株の買い方
stockanalysis.com の上場先データより(2026年8月28日確認)

このグループでとくに間違えやすいのがネスレです。ネスカフェやネスプレッソでおなじみのネスレは、米国の証券会社でも「NSRGY」といったティッカーで取引されているのを見かけることがあります。ただしこれはOTC市場で取引されるADR(米国預託証券)であって、ニューヨーク証券取引所に直接上場しているわけではありません。ネスレの本来の上場先はスイスの現地市場です。同じ「米国で取引できる」でも、グループAのフェラーリやフィリップスとは仕組みが違う点に注意が必要です。

グッチとドクターマーチンは、当サイトにはまだ個別記事がないため、親会社名やブランド名だけの紹介にとどめます。グッチの親会社であるケリング、そしてドクターマーチンも、上場先自体はロンドンやパリの欧州市場です。

なぜSBI証券などでこれらの株が買えないのか、その仕組みをもう少し詳しく知りたい方は、なぜ日本の証券会社では欧州株が買えないのかをまとめた記事で解説しています。

グループC:非上場|誰も株を買えない

最後のグループは、証券会社を変えても、国を問わず、誰も株を買えないブランドです。会社そのものが株式市場に上場していないためです。テレビCMや店舗でおなじみのブランドでも、資本は非公開のまま創業家や財団が握っている、というケースが欧州には少なくありません。

ブランド所有者(確認できたもの)
レゴ創業家の持株会社Kirkbi とLEGO財団
イケア創業者カンプラード家系の財団・持株会社
ロレックススイスの非公開企業(財団所有とされる)
シャネルヴェルタイマー家
ミーレ独の同族会社(Miele & Cie. KG)
各社の公開情報より(2026年8月28日確認)

さらに、フェレロ(ヌテラ)・ハリボー・ボッシュ・アルディ・リドル・プレイモービルも、株式市場のデータベース(stockanalysis.com)に事業会社としての上場情報が見当たりませんでした(2026年8月28日確認)。これらも非上場とされる企業です。所有関係の詳細まではこの調査だけでは確認できていないため、ここでは深追いしません。

ボッシュの電動工具も、アルディやリドルのスーパーマーケットも、日常の中で誰もが目にしている存在です。それだけの規模の会社が上場していないというのは、日本の感覚だと少し不思議に感じるかもしれません。欧州には、創業家や財団が経営権を手放さずに事業を続ける文化が根強く残っている、と言えそうです。もっとも、これは筆者が数社の例から受けた印象であり、欧州企業全体にあてはまる法則というほど一般化できるものではないと思います。

気になるブランドは自分でも確認できる

ここに挙げたのは、あくまで日本人になじみの深い代表的なブランドに絞った一覧です。ほかにも気になるブランドがあれば、同じ手順で自分でも調べられます。stockanalysis.com のようなグローバルな株式データベースでブランド名や会社名を検索し、ティッカーと取引所が表示されればグループAかBに、「該当なし」であればグループCの可能性が高い、という見方です。

注意したいのは、ブランド名と会社名が一致するとは限らない点です。グッチを調べるならケリング、ネスカフェを調べるならネスレというように、まず親会社名を確認してから検索する必要があります。この一手間を惜しまなければ、店頭やCMで見かけたブランドが「買えるのか、買えないのか」は、たいてい数分で分かります。

まとめ:ブランドで探すなら、まず上場先を確認する

  • グループA(米国直接上場):フェラーリ・フィリップス・スポティファイ。SBI証券などでも買える
  • グループB(欧州上場のみ):LVMH・エルメス・ネスレ・アディダス・プーマ・デロンギ・BMWなど。サクソバンク証券が入り口
  • グループC(非上場):レゴ・イケア・ロレックス・シャネル・ミーレなど。誰も株を買えない
  • ネスレの米国でのADR取引は、NYSE直接上場とは仕組みが違う点に注意
  • 気になるブランドは、まず親会社名を確認したうえで、株式データベースで上場先を調べれば判断できる

「知っているブランドから投資を始めたい」という気持ちは自然なものです。ただし、そのブランドが本当に株式市場に存在するのか、存在するならどこで買えるのかは、思い込みではなく実際に確認したうえで判断していただければと思います。

この記事の検証方法

  • 各ブランドの上場先・取引所は、stockanalysis.com の検索データ(2026年8月28日確認)を出典としています
  • グループCの所有者情報は、各社の公開情報(2026年8月28日確認)にもとづいています
  • フェレロ・ハリボー・ボッシュ・アルディ・リドル・プレイモービルは、stockanalysis.com のデータベースに事業会社としての上場情報が見当たらなかったことを根拠に「非上場とされる」と記載しています。所有関係の詳細や時価総額の推定は行っていません
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の商品を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載の上場先・所有者情報は本文記載の時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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