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バブコック株の魅力とリスク|受注残98億ポンドと日本からの買い方【2026年】

バブコック株の魅力とリスク|受注残98億ポンドと日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • バブコック・インターナショナルは英海軍の潜水艦・艦艇の保守と建造、原子力施設の廃止措置を手がける防衛サービス会社です
  • 魅力の核心:受注残高98億ポンド(売上の約1.8年分)
  • 最大のリスク:タイプ31フリゲートの固定価格契約で追加損失1億4,000万ポンド(累計3億ポンド超)
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約2,394円から(推奨ロット50株が目安/1株では手数料負担率が約29.88%と重い)

英海軍の潜水艦や艦艇の保守を長年にわたり任されている会社が、日本の証券会社からは買えないことをご存じでしょうか。バブコック・インターナショナルは、その受注残高が98億ポンド、売上高の約1.8年分にのぼる防衛サービス会社です。

2026年3月期の営業利益は前年比+19%、営業利益率は8.2%まで改善しました。一方で、英海軍のタイプ31フリゲート建造では固定価格契約による追加損失を計上しており、受注の厚みと契約リスクが同居する会社でもあります。株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

バブコック株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価1,104.50ペンス(11.04ポンド、1株 約2,394円)
52週レンジ902.40〜1,527.00ペンス
時価総額約55億ポンド
PER約27.1倍(予想 約17.2倍)
配当利回り約0.68%(1株配当 0.075ポンド)
上場市場ロンドン証券取引所
1年の株価騰落+12.8%

ロンドン株はペンス(GBX)表示です。「1,104.50」という数字だけを見ると1,104.50ポンスと誤読しがちですが、実際は11.04ポンドで、100分の1です。100倍の桁違いで捉えてしまうと購入株数や資金計画を誤るため、注文前に必ず確認してください。

バブコック株を買うメリット

受注残高98億ポンド、売上の約1.8年分の仕事量を確保

会社発表によると、バブコックの受注残高は98億ポンドで、これは売上高の約1.8年分にあたります。中核は英海軍のタイプ31フリゲート5隻の建造と、潜水艦の保守支援です。

投資家にとっては、単年度の受注動向に業績が振り回されにくい、収益の見通しが立てやすい構造だということです。

営業利益は+19%、利益率も8.2%に改善

2026年3月期の営業利益は4億3,300万ポンド(前年比+19%)、営業利益率は8.2%でした。売上高は51億8,000万ポンド(有機成長+8%)、1株利益は+20%、フリーキャッシュフローは2億6,200万ポンドです(出典:バブコック公式IR)。

投資家にとっては、受注の量だけでなく、それを収益に変える力そのものが前進していることを示す数字です。

1年で株価+12.8%上昇

2026年8月21日時点の株価は1,104.50ペンスで、1年間では+12.8%の上昇となっています。52週レンジは902.40〜1,527.00ペンスで、現在値はレンジの中ほどにあります。

投資家にとっては、業績の改善が株価にも一定程度反映されてきている状態にある、ということです。

2027年3月期に2億ポンドの追加自社株買いを計画(会社発表)

会社発表によると、バブコックは2027年3月期に2億ポンド規模の追加自社株買いを計画しています。配当も7.5ペンス(中間2.5ペンス+期末5.0ペンス)で前年比+15%となりました。

投資家にとっては、業績改善で得たキャッシュを株主還元にも振り向ける姿勢が示されている、ということです。

バブコック株を買うデメリット・リスク

タイプ31フリゲートの固定価格契約で追加損失1億4,000万ポンド、累計3億ポンド超

会社発表によると、英海軍のタイプ31フリゲート建造は固定価格契約となっており、1億4,000万ポンドの追加損失を計上、累計では3億ポンドを超える損失となっています。

投資家にとっては、受注残の中核をなす大型契約そのものが、固定価格である以上コスト増加のリスクを会社側が負う構造になっている、ということです。

配当利回りは約0.68%と低い

1株配当は0.075ポンド(年7.5ペンス)で、表面利回りは約0.68%にとどまります。

投資家にとっては、配当収入を目的にこの銘柄を選ぶ理由は乏しく、株主還元は自社株買いのほうに重心が置かれている、ということです。

PERは実績27.1倍、予想17.2倍とのギャップは期待の先行

実績PERは約27.1倍である一方、予想PERは約17.2倍です。

投資家にとっては、市場が今後の増益をすでに織り込んで株価を評価しているということです。フリゲート契約のような追加損失が再び発生すれば、この期待が剥落する余地があります。

1株買いの手数料負担率は約29.88%

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株(約2,394円)だけを買うと、手数料負担率は約29.88%に達します。

投資家にとっては、1株単位の少額購入がそのまま実質的な高コスト取引になってしまう、ということです。50株単位でのまとめ買いが実質的な前提になります。

バブコックはどんな会社か

バブコック・インターナショナルは英国の防衛サービス会社で、英海軍の潜水艦・艦艇の保守と建造、原子力施設の廃止措置を手がけています。受注残の中核は英海軍のタイプ31フリゲート5隻の建造と、潜水艦の支援業務です。

日本との接点もあります。傘下のキャベンディッシュ・ニュークリアは、高速増殖炉「もんじゅ」の廃止措置に参画しています。原子力施設の廃止措置という、英国内にとどまらない専門性を持つ会社であることがうかがえます。

直近の決算(2026年3月期)では、売上高51億8,000万ポンド(有機成長+8%)、営業利益4億3,300万ポンド(前年比+19%、営業利益率8.2%)、1株利益+20%、フリーキャッシュフロー2億6,200万ポンドと、利益率の改善が進みました(出典:バブコック公式 https://www.babcockinternational.com/news/babcock-announces-preliminary-results-for-the-year-ended-31-march-2026/)。一方で、タイプ31フリゲートの固定価格契約では会社発表によると追加損失を計上しており、受注の厚みと契約リスクが両立する会社です。

配当と税金

バブコックの1株配当は0.075ポンド(年7.5ペンス、中間2.5ペンス+期末5.0ペンス、前年比+15%)、表面利回りは約0.68%です。

イギリスの配当源泉税は原則としてかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時に確認してください。日本側では、受け取った配当に対してさらに20.315%が課税されます。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(バブコック・インターナショナル・米ドル建て、OTC:BCKIY)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

バブコック株の日本からの買い方

バブコックの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「BAB」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BCKIY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社バブコック株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. 英ポンドに両替する
  5. ティッカー「BAB」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約2,394円715円約29.88%
50株約119,700円715円0.60%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株だけを買うと手数料負担率は約29.88%にもなるため、実質的には50株単位のまとめ買いが前提になります。50株であれば負担率は0.60%まで下がります。

バブコック株はどんな人に向くか

向く人理由
防衛・原子力サービスの安定需要に投資したい人受注残高98億ポンドで売上の約1.8年分を確保
50株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が0.60%まで下がる
株主還元の拡大を評価したい人2027年3月期に2億ポンドの追加自社株買いを計画(会社発表)
向かない人理由
高い配当利回りを狙う人配当利回りは約0.68%と低い
1株単位で少額から始めたい人手数料負担率が約29.88%と重い
大型契約の下振れリスクを避けたい人タイプ31フリゲートの固定価格契約で追加損失1億4,000万ポンド(累計3億ポンド超)

よくある質問

バブコック株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(BCKIY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約2,394円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約29.88%と重いため、50株単位(約119,700円)でのまとめ買いが実質的な前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

イギリスの配当源泉税は原則としてかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに20.315%が課税されます。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります

チャートに表示されているADR(OTC:BCKIY)と、実際に買う英国株は同じものですか?

別の銘柄です。本文のチャートは米ドル建てのADR(OTC:BCKIY)を表示していますが、サクソバンク証券で実際に購入するのはロンドン証券取引所に上場する英ポンド建ての本国株(ティッカー:BAB)です。値動きはほぼ連動しますが、表示通貨と取引市場が異なる点に注意してください。

まとめ

  • メリット:受注残高98億ポンドで売上の約1.8年分/営業利益は前年比+19%で利益率8.2%に改善/2027年3月期に2億ポンドの追加自社株買いを計画
  • デメリット:タイプ31フリゲートの固定価格契約で追加損失1億4,000万ポンド(累計3億ポンド超)/配当利回りは約0.68%と低い/1株買いの手数料負担率は約29.88%
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約2,394円から。50株単位のまとめ買いで手数料負担率は0.60%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はバブコック・インターナショナル社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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