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この記事の結論
- ネクスト(Next plc)は英国最大のアパレル小売の会社。店舗とオンライン(NEXT Direct)の両輪で展開し、日本からもオンラインで購入できます
- 魅力の核心:1年で株価+24.7%、2026年1月期は増収+12.8%・増配+15%
- 最大のリスク:PERは約20.5倍で52週高値圏、売上の大半は英国向け
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約33,100円から(推奨ロット5株が目安/1株からでも手数料負担率は約2.16%と軽い)
ネクスト(Next plc)は、英国最大のアパレル小売企業です。店舗とオンライン(NEXT Direct)の両輪で事業を展開しており、日本からもオンラインで商品を購入できます。
直近の2026年1月期決算では、売上高69億ポンドで前期比+12.8%、税引前利益は11億5,800万ポンドで+14.5%という増収増益を記録しました。年間配当も+15%に引き上げられ、株価はこの1年で+24.7%上昇しています。
同じアパレル小売として名前が挙がるインディテックス(ZARA・スペイン)やユニクロ(ファーストリテイリング)とも並べて語られる、英国発アパレル企業の「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ネクスト株の基本データ(2026年8月21日時点)
| 株価 | 15,285.00ペンス/152.85ポンド(1株 約33,100円) |
| 52週レンジ | 11,200〜15,900ペンス |
| 時価総額 | 約175億ポンド |
| PER | 約20.5倍(予想 約18.7倍) |
| 配当利回り | 約1.75%(1株配当 2.68ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +24.7% |
注意:ロンドン証券取引所の株価はペンス(GBX)建てで表示されます。「15,285」と表示されていても15,285ポンドではなく、100で割った152.85ポンドが実際の株価です。100倍見誤ると発注金額を大きく取り違えるため、必ず確認してください。
ネクスト株を買うメリット
1年で株価+24.7%上昇、52週レンジの上寄りで推移
2026年8月21日時点の株価は15,285.00ペンス(152.85ポンド)で、1年間では+24.7%の上昇となっています。52週レンジは11,200〜15,900ペンスで、現在値はレンジの上寄りにあります。
投資家にとっては、業績の伸びが株価の実数値として素直に反映されている状態にある、ということです。
2026年1月期は増収+12.8%・税引前利益+14.5%
会社発表によると、2026年1月期の売上高は69億ポンド(前期比+12.8%)、税引前利益は11億5,800万ポンド(+14.5%)でした(出典:ネクスト公式決算資料)。
投資家にとっては、売上の伸び以上に利益が伸びており、収益性が改善しながら成長している局面だということです。
年間配当は+15%に増配、株主還元は合計8億3,900万ポンド
会社発表によると、年間配当は268ペンスで前期比+15%の増配となりました。配当・自社株買い等を合わせた株主還元の総額は8億3,900万ポンドにのぼります(出典:ネクスト公式決算資料)。
投資家にとっては、業績の伸びが配当という形で株主にも還元されていることを示す数字です。
1株利益は+17.0%、店舗とオンラインの両輪で英国最大手
会社発表によると、2026年1月期の1株利益は+17.0%でした(出典:ネクスト公式決算資料)。ネクストは店舗とオンライン(NEXT Direct)の両輪で事業を展開する英国最大のアパレル小売企業です。
投資家にとっては、増収を上回るペースで1株あたりの利益が伸びており、店舗・オンライン双方の収益基盤がその成長を支えている、ということです。
ネクスト株を買うデメリット・リスク
売上の大半は英国向け、消費者金融部門(Next Finance)も抱える
会社発表によると、ネクストの売上の大半は英国向けで、英国の消費動向や金利動向に業績が左右されます。また自社の消費者金融部門(Next Finance)を持っています(出典:ネクスト公式決算資料)。
投資家にとっては、事業が特定国の景気・金利サイクルに集中しているうえ、消費者向け与信という追加のリスク要因も抱えている、ということです。
PERは約20.5倍、52週高値圏で推移
実績PERは約20.5倍、予想PERは約18.7倍です。株価は52週レンジ(11,200〜15,900ペンス)の上寄りにあり、52週高値圏で推移しています。
投資家にとっては、すでに好業績の多くが株価に織り込まれた水準にあるということです。今後の決算が期待に届かない場合、株価が調整する余地があります。
配当利回りは約1.75%と高くない
1株配当は2.68ポンドで、表面利回りは約1.75%です。
投資家にとっては、増配ペースは速いものの、現時点の利回り自体は高配当株と呼べる水準ではない、ということです。
ネクストはどんな会社か
ネクスト(Next plc)は、英国最大のアパレル小売企業です。店舗とオンライン(NEXT Direct)の両輪で事業を展開しており、日本からもオンラインで商品を購入できます。
直近の決算(2026年1月期)では、売上高69億ポンド(前期比+12.8%)、税引前利益11億5,800万ポンド(+14.5%)、1株利益+17.0%という増収増益を記録しました。年間配当は268ペンスで前期比+15%の増配となり、配当・自社株買い等を合わせた株主還元は合計8億3,900万ポンドにのぼります(出典:ネクスト公式決算資料 https://www.nextplc.co.uk/~/media/Files/N/next-plc-v4/documents/2026/year-end-results-january2026.pdf)。
一方で会社発表によると、売上の大半は英国向けで、英国の消費・金利動向に業績が左右されるほか、自社の消費者金融部門(Next Finance)も抱えています。
配当と税金
ネクストの1株配当は2.68ポンド(中間87ペンス+期末181ペンス)、表面利回りは約1.75%です。
イギリスの配当源泉税は原則としてかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに、受取配当に20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(ネクスト・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
ネクスト株の日本からの買い方
ネクストの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「NXT」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:NXGPY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ネクスト株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- 英ポンドに両替する
- ティッカー「NXT」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約33,100円 | 715円 | 約2.16% |
| 5株 | 約165,600円 | 715円 | 約0.43% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株からでも手数料負担率は約2.16%と軽く済みますが、5株単位のまとめ買いにすると負担率はさらに下がります。
ネクスト株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| ユーロ圏以外の欧州株で資産を分散したい人 | ロンドン上場・英ポンド建て |
| 増収増益・増配の実績を重視する人 | 増収+12.8%・増配+15%・1株利益+17.0% |
| 5株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.43%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 割安なPERを求める人 | PERは約20.5倍で52週高値圏 |
| 英国の消費動向に業績が左右されるのを避けたい人 | 売上の大半が英国向けで消費者金融部門も持つ |
よくある質問
ネクスト株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(NXGPY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約33,100円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約2.16%のため、5株単位(約165,600円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イギリスの配当源泉税は原則としてかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため口座開設時にご確認ください。日本側では受取配当に20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(NXGPY)とネクスト本体の株価表示の違いは何ですか?
ロンドン証券取引所に上場する本体の株価はペンス(GBX)建てで、米ドル建てのADR(NXGPY、OTC市場)とは表示通貨が異なります。本記事のチャートはADRを使用していますが、実際に購入するのはロンドン上場のネクスト本体株(ティッカー:NXT)です。ペンス表示は100で割ってポンドに換算する必要があるため、桁の見誤りに注意してください。
まとめ
- メリット:1年で株価+24.7%上昇/2026年1月期は増収+12.8%・税引前利益+14.5%/年間配当+15%増配で株主還元は合計8億3,900万ポンド
- デメリット:売上の大半が英国向けで消費者金融部門(Next Finance)も抱える/PERは約20.5倍で52週高値圏/配当利回りは約1.75%と高くない
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約33,100円から。5株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.43%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はNext plc社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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