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リシュモン株の買い方と株価・業績|宝飾品部門が7四半期連続の二桁成長【2026年】

リシュモン株の買い方と株価・業績|宝飾品部門が7四半期連続の二桁成長【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • リシュモン株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はスイスのみ)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約3万8,300円)
  • 最低手数料の関係で10株単位のまとめ買いが目安
  • 最大の注意点:NISA不可+スイスの配当源泉税35%(実質利回りは約1%前後)

カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル、IWC。宝飾・時計の名門ブランドを傘下に持つリシュモン(Compagnie Financière Richemont SA/ティッカー:CFR)の株価は、過去1年で約50%上昇し、2026年8月には史上最高値を更新しました。

この記事では株価・業績・買い方を整理します。2026年4〜6月期(第1四半期)の売上高は為替一定ベースで前年比+20%、主力の宝飾品部門は+24%と7四半期連続の二桁成長を記録しました。結論から言うと、1株あたり約3万8,300円で買えますが、SBI証券にも楽天証券にも見当たりません。

目次

リシュモン株の基本データ(2026年8月時点)

株価195.60スイスフラン(1株 約3万8,300円)
52週レンジ127.20 〜 202.20スイスフラン
時価総額約1,150億スイスフラン
PER約35.6倍
配当利回り約1.7%(普通配当のみ。特別配当込みで約2.2%)
上場市場SIXスイス証券取引所

宝飾品部門が7四半期連続の二桁成長、第1四半期は+20%

2026年4〜6月期(2027年3月期第1四半期)の売上高は62億3,000万ユーロ、為替一定ベースで前年同期比+20%(実勢レートでも+17%)と、市場予想(59億ユーロ程度)を上回りました。

事業部門第1四半期の成長率(為替一定)
宝飾品部門(カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル、ブチェラッティ等)+24%(7四半期連続の二桁成長)
時計専門部門(ヴァシュロン・コンスタンタン、ジャガー・ルクルト等)+8%
その他部門(アパレル・アクセサリー)+9%

地域別では日本が+36%と全地域で最も高い伸びを記録し、インバウンド需要と現地消費の両方が寄与しました。次いで米州が+27%、アジア太平洋が+21%、欧州が+11%、中東・アフリカも+3%とプラス圏に復帰しています。純現金残高は91億ユーロ(前年同期74億ユーロ)まで積み上がりました。

直近通期(2026年3月期)の実績も確認すると、売上高224億ユーロ(為替一定ベースで+11%)、営業利益45億ユーロ(為替一定ベースで+23%)、純利益35億ユーロ(+27%)という結果でした。宝飾品部門は通期でも売上高165億ユーロ・為替一定ベースで+14%、営業利益率30.5%と収益の柱になっている一方、時計専門部門は通期では実勢ベースで−4%(為替一定では+1%)と伸び悩みましたが、下期にかけて改善傾向が見られました。地域別では中華圏(中国本土・香港・マカオ)が為替一定ベースで低い一桁成長にとどまったのに対し、米州(+17%)や日本(+9%)が牽引役でした。

結論:リシュモン株の買い方は実質2つ

方法現物保有現実的な必要資金向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる約38万3,000円〜(10株単位が目安)長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

リシュモンが上場しているのはSIXスイス証券取引所で、ティッカーは「CFR」です(議決権付きのA株)。米国預託証券「CFRUY」はOTC Pink銘柄で、楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

2026年8月13日時点の株価は195.60スイスフラン。フラン円レート(約195.9円)で換算すると1株あたり約3万8,300円です。ネスレ記事で解説した通り、スイス株のSaxo手数料は0.132%・最低5.50スイスフラン。1株買いだと手数料負担率は約2.8%に達しますが、10株単位(約38万3,000円〜)でまとめ買いすれば負担率は約0.3%まで下がります。

配当は普通配当+特別配当で合計4.30フラン、実質利回りは約1%前後

取締役会は2026年9月9日の株主総会に、普通配当1株3.30スイスフラン(前年比+10%)に加え、特別配当1.00スイスフラン(合計4.30スイスフラン)を提案しています。承認されれば2026年9月21日に支払われる予定です。表面利回りは普通配当のみで約1.7%、特別配当込みで約2.2%ですが、特別配当は今回限りの一時的なものである点に注意してください。

ロシュ記事と同じく、スイスの配当源泉税は35%と欧州で最も重い水準です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%分は、スイス税務当局へ直接還付請求しないと戻りません。還付請求をしない前提で日本側の20.315%課税も合わせると、実質利回りは普通配当ベースで約0.9%、特別配当込みでも約1.1%程度まで目減りします。国別の配当課税の違いは配当税の比較記事で整理しています。

買う前に知っておくべきこと

サクソバンク証券はNISAに対応していません。スイスフラン建てのため為替の影響も受けます。ラグジュアリー業界特有のリスクとして、中華圏の消費動向に業績が左右されやすい点が挙げられます。2026年3月期は中華圏の成長率が地域別で最も低い一桁成長にとどまった一方、宝飾品部門が全体を牽引したように、製品構成(宝飾品か、皮革製品か、時計か)によって業績の明暗が分かれやすい業界でもあります。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月13日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

よくある質問

LVMHやエルメスと比べて、リシュモンはどう違いますか?

3社とも欧州ラグジュアリー大手ですが、事業構成と足元の勢いが異なります。LVMHはファッション・レザーグッズが主力で、2026年上半期は報告ベースで売上高−3%(有機的成長率+2%)、PERは約21.0倍。エルメスはレザーグッズが主力で為替一定ベース+6%台の成長ながらPERは約36.7倍と最も割高です。リシュモンは宝飾品(カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル)が主力で、2026年4〜6月期は為替一定ベース+20%と3社の中で最も高い成長率を記録しており、PERも約35.6倍とエルメスに近い水準まで評価されています。

リシュモンの「A株」と「B株」の違いは何ですか?

SIXスイス証券取引所に上場し、個人投資家が売買できるのはA株(ティッカー:CFR)です。もう一つの「B株」は非上場で、創業家の資産管理会社「Compagnie Financière Rupert」がすべて保有しており、議決権の過半数を握る仕組みになっています。本記事および国内から買えるのはA株のみで、B株を個人が売買することはできません。

時計専門部門は本当に回復していますか?

2026年3月期通期では実勢ベースで売上高−4%(為替一定では+1%)と伸び悩みましたが、2026年4〜6月期(第1四半期)は為替一定ベースで+8%とプラス幅が拡大し、ヴァシュロン・コンスタンタンやジャガー・ルクルトが牽引しました。会社側も通期決算で「下期にかけて逐次改善」とコメントしており、宝飾品部門ほどの勢いはないものの、回復基調にあるとみられます。

まとめ

  • リシュモンはSIXスイス証券取引所上場。米国ADR「CFRUY」はOTC Pink銘柄で楽天証券は新規買付不可
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。10株で約38万3,000円〜
  • 株価は2026年8月に史上最高値を更新、過去1年で約50%上昇。宝飾品部門(カルティエ、ヴァン クリーフ&アーペル)が7四半期連続の二桁成長、2026年4〜6月期は+24%
  • 配当利回りは普通配当ベースで約1.7%(2026年は特別配当込みで約2.2%)だが、スイスの源泉税35%で実質は約1%前後まで目減りする
  • NISAは使えず、中華圏の消費動向に業績が左右されやすい業界特有のリスクもある
こんな人はやり方
10株単位でまとめ買いできるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月14日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はリシュモン社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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