※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
この記事の結論
- レプソルはスペイン最大の石油会社。米国(アラスカ・ルイジアナ)などの上流開発と、スペイン国内の製油所・ガソリンスタンドを持ちます
- 魅力の核心:1年で株価+105.4%
- 最大のリスク:利益は原油・製品価格次第で大きく振れる構造で、株価は現在52週高値圏にあります
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約5,197円から(推奨ロット30株が目安/1株だと負担率は約19.65%と重い)
レプソルの株価はこの1年で2倍以上になりました。それでもPERは約9.1倍にとどまっています。スペイン最大の石油会社で、米国(アラスカ・ルイジアナ)などの上流開発と、スペイン国内の製油所・ガソリンスタンドを併せ持ちます。
2026年上半期は純利益22億100万ユーロ(調整後27億1,100万ユーロ)、配当利回りは約3.75%です。会社発表によると2028年まで年6%以上の増配方針も掲げています。
1年で2倍という上昇の中身と、原油価格に左右される利益構造、そして日本からの買い方を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
レプソル株の基本データ(2026年8月21日時点)
| 株価 | 27.99ユーロ(1株 約5,197円) |
| 52週レンジ | 13.66〜28.42ユーロ |
| 時価総額 | 約301億ユーロ |
| PER | 約9.1倍(予想 約6.8倍) |
| 配当利回り | 約3.75%(1株配当 1.05ユーロ) |
| 上場市場 | マドリード証券取引所(BME) |
| 1年の株価騰落 | +105.4% |
レプソル株を買うメリット
1年で株価+105.4%上昇、それでもPERは約9.1倍
2026年8月21日時点の株価は27.99ユーロで、1年間では+105.4%の上昇となっています。それでもPERは約9.1倍(予想約6.8倍)にとどまっています。
投資家にとっては、株価が2倍以上に上昇したあとでも、割安とされる水準からそれほど離れていない、ということです。
上半期の調整後純利益は27億1,100万ユーロ、EBITDAは61億3,500万ユーロ
2026年上半期の純利益は22億100万ユーロ、調整後では27億1,100万ユーロでした。調整後EBITDAは61億3,500万ユーロです(出典:レプソル公式プレスリリース https://www.repsol.com/en/press-room/press-releases/2026/repsol-posts-net-income-2201-billion-euros/index.cshtml)。
投資家にとっては、時価総額約301億ユーロの会社が、半年で30億ユーロ近い利益を上げている、という規模感の裏付けです。
産業部門の調整後利益は16億8,300万ユーロ、前年同期の7倍超
製油・取引を担う産業部門の調整後利益は16億8,300万ユーロで、前年同期の2億3,500万ユーロから大きく拡大しました。会社発表によると、製品価格の上昇が寄与したとしています。
投資家にとっては、上流の資源開発だけでなく、精製・販売を担う産業部門も今期の増益に寄与していることを示す数字です。
配当利回り3.75%、2028年まで年6%以上の増配方針(会社発表)
2026年の1株配当は1.05ユーロ(前年の0.975ユーロから+8%)で、表面利回りは約3.75%です。会社発表によると2028年まで年6%以上の増配方針を掲げており、8億5,000万ユーロの自社株買いも実施しています(出典:レプソル公式 https://www.repsol.com/en/shareholders-and-investors/repsol-on-the-stock-exchange/shareholder-remuneration/index.cshtml)。
投資家にとっては、配当と自社株買いの両方で株主還元を進める方針が、会社側から明示されているということです。
レプソル株を買うデメリット・リスク
産業部門の利益は前年同期比7倍超に変動、原油・製品価格次第で利益は大きく振れる
産業部門の調整後利益は前年同期の2億3,500万ユーロから16億8,300万ユーロへと大きく変動しました。会社発表によると製品価格の上昇が寄与したとしていますが、この変動幅の大きさ自体が、原油・石油製品価格の動き次第で利益が大きく振れる構造にあることを示しています。
投資家にとっては、今期の増益がそのまま続く保証はなく、価格環境が変われば利益が逆方向に大きく振れる可能性も同じ構造の中にある、ということです。
現在値は52週高値圏、レンジ上限に近い水準
52週レンジは13.66〜28.42ユーロで、2026年8月21日時点の株価27.99ユーロはこのレンジの上限に近い水準にあります。
投資家にとっては、1年での上昇分がすでに株価に反映された状態にあり、下値の余地がどれだけ確保されているかを見極める必要がある水準だということです。
1株買いの手数料負担率は19.65%
サクソバンク証券クラシックプランの最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)は、1株(約5,197円)に対して負担率19.65%にあたります。30株(約15万5,900円)にまとめると負担率は0.65%まで下がります。
投資家にとっては、1株だけの少額購入では手数料が重くのしかかり、まとめ買いが前提の銘柄だということです。
スペインの配当源泉税は19%、租税条約の適用は証券会社の手続き次第
スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約の限度税率は5%とされていますが、適用されるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。
投資家にとっては、条約上の軽減税率(5%)が自動的に適用されるとは限らず、実際の手取り額は口座開設先の手続きに左右される、ということです。
レプソルはどんな会社か
レプソルはスペイン最大の石油会社です。米国(アラスカ・ルイジアナ)などでの上流開発と、スペイン国内の製油所・ガソリンスタンドという川上から川下までの事業を持っています。
直近の決算では、2026年上半期の純利益は22億100万ユーロ(調整後27億1,100万ユーロ)、調整後EBITDAは61億3,500万ユーロでした(出典:レプソル公式プレスリリース https://www.repsol.com/en/press-room/press-releases/2026/repsol-posts-net-income-2201-billion-euros/index.cshtml)。製油・取引を担う産業部門の調整後利益は16億8,300万ユーロで、会社発表によると製品価格の上昇が寄与したとしています。
株主還元では、2026年の1株配当を1.05ユーロ(+8%)とし、会社発表によると2028年まで年6%以上の増配方針を掲げています。8億5,000万ユーロの自社株買いも実施しており、純債務は37億ユーロです(出典:レプソル公式 https://www.repsol.com/en/shareholders-and-investors/repsol-on-the-stock-exchange/shareholder-remuneration/index.cshtml)。
配当と税金
レプソルの1株配当は1.05ユーロ(2026年方針、前年実績0.975ユーロから+8%)、表面利回りは約3.75%です。
スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約の限度税率は5%とされていますが、適用されるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
現地源泉税を保守的に19%として計算すると、税引き後の実質利回りの目安は約2.42%です(計算式:3.75% ×(1−0.19)× 0.79685)。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
レプソル株の日本からの買い方
レプソルの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「REP」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:REPYY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | レプソル株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「REP」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約5,197円 | 1,021円 | 約19.65% |
| 30株 | 約15万5,900円 | 1,021円 | 約0.65% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だけの購入では手数料負担率が約19.65%と重くなるため、30株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.65%まで下がります。
レプソル株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 配当利回りを求める人 | 約3.75%、会社発表によると2028年まで年6%以上の増配方針 |
| スペイン株・資源セクターに分散したい人 | マドリード上場・スペイン最大の石油会社 |
| 30株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.65%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 原油・製品価格の変動を避けたい人 | 産業部門の利益は前年同期比7倍超に変動する構造 |
| 1株だけで買いたい人 | 手数料負担率が約19.65%と重い |
よくある質問
レプソル株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(REPYY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約5,197円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約19.65%のため、30株単位(約15万5,900円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約の限度税率は5%とされていますが、適用は証券会社の手続き次第のため口座開設時に確認が必要です。日本側ではさらに20.315%が課税され、保守的に19%で計算した税引き後の実質利回りの目安は約2.42%です。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
米国ADR(REPYY)とマドリード上場株(REP)は何が違いますか?
米国ADR(REPYY)はOTC市場のみでの取引で、SBI証券・楽天証券・マネックス証券では新規の買付けができません。マドリード証券取引所に上場する原株(REP)は、サクソバンク証券などの海外株対応口座から購入できます。
まとめ
- メリット:1年で株価+105.4%上昇、それでもPERは約9.1倍/上半期の調整後純利益27億1,100万ユーロ・EBITDA61億3,500万ユーロ/配当利回り3.75%で2028年まで年6%以上の増配方針(会社発表)
- デメリット:産業部門の利益は前年同期比7倍超に変動し、原油・製品価格次第で利益が大きく振れる構造/現在値は52週高値圏/1株買いの手数料負担率は19.65%
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約5,197円から。30株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.65%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
あわせて読みたい
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はレプソル社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

コメント