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ロビ株の魅力とリスク|自社+11%・CDMO−20%と日本からの買い方【2026年】

ロビ株の魅力とリスク|自社+11%・CDMO−20%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ロビは自社開発の医薬品と受託製造(CDMO)の両方を手がけるスペインの製薬会社です
  • 魅力の核心:自社製品(スペシャルティ・ファーマ)は前年比+11%成長
  • 最大のリスク:受託製造(CDMO)は前年比−20%と大きく落ち込んでいます
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約11,100円から(推奨ロット12株が目安/1株だと手数料負担率は約9.20%と重く、12株単位が前提)

自社製品は+11%成長。スペインの製薬会社ロビは、自社開発の医薬品(スペシャルティ・ファーマ)事業を伸ばす一方で、受託製造(CDMO)事業は前年比−20%と大きく落ち込んでいます。会社発表によると、2025年12月期の純利益は1億8,520万ユーロ(前年比+3.0%)でした。

現在の株価は52週高値86.70ユーロから約31%低い水準にありますが、1年間の株価騰落で見ると+4.27%とプラスです。実績PERは約16.5倍である一方、予想PERは約20.5倍と、予想のほうが高くなっています。同じ医薬品セクターとしては、イタリアのレコルダーティやスペインのアルミラールが比較対象としてよく挙げられます。

自社製品と受託製造の明暗、そして市場が来期の減益をどう見ているのかを、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ロビ株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価59.80ユーロ(1株 約11,100円)
52週レンジ53.10〜86.70ユーロ
時価総額約30億ユーロ
PER約16.5倍(予想 約20.5倍)
配当利回り1.61%(1株配当 0.96ユーロ)
上場市場マドリード証券取引所(BME)
1年の株価騰落+4.27%

ロビ株を買うメリット

自社製品(スペシャルティ・ファーマ)売上は+11%成長、4億7,390万ユーロ

会社発表によると、2025年12月期のロビの自社製品(スペシャルティ・ファーマ)売上は4億7,390万ユーロで、前年比+11%成長しました。

投資家にとっては、受託製造に頼らない自社事業の柱が、着実に育っていることを示す数字だということです。

純利益は1億8,520万ユーロで前年比+3.0%(会社発表)

会社発表によると、2025年12月期の純利益は1億8,520万ユーロで、前年比+3.0%でした。

投資家にとっては、後述する受託製造の落ち込みを抱えながらも、最終的な利益は前年を上回って着地したということです。

EBITDA利益率は28.6%、前年から1.9ポイント改善

会社発表によると、2025年12月期のEBITDAは2億1,620万ユーロ(前年比+4.0%)、利益率は28.6%で前年から1.9ポイント改善しました。

投資家にとっては、売上高そのものは前年比−1.0%とわずかに減った中でも、収益性はむしろ改善しているということです。

1株配当は0.96ユーロに増配(前年0.9351ユーロから)

会社発表によると、ロビの1株配当は0.96ユーロで、前年の0.9351ユーロから増配しました。配当性向は25.83%です。

投資家にとっては、事業の一部に落ち込みを抱えながらも、配当を増やす方向で株主還元を続けているということです。

ロビ株を買うデメリット・リスク

受託製造(CDMO)売上は前年比−20%、2億6,950万ユーロ

会社発表によると、2025年12月期の受託製造(CDMO)売上は2億6,950万ユーロで、前年比−20%と大きく落ち込みました。報道によると、モデルナ向けの受託が縮小したことが背景とされています。

投資家にとっては、自社製品の成長だけでは補いきれない規模の落ち込みが、事業のもう一方の柱で起きているということです。

予想PERは20.5倍で実績PER16.5倍より高く、市場は減益を織り込む

実績PERは約16.5倍である一方、予想PERは約20.5倍です。報道によると、会社は2026年の売上成長の見通しを引き下げたとされ、背景としてヘパリン(血液をさらさらにする薬)の価格圧力と受託製造の契約遅れが挙げられています。

投資家にとっては、予想PERが実績PERを上回っているという事実そのものが、市場が来期の利益をこれまでより低く見積もっていることを意味します。

株価は52週高値86.70ユーロから約31%下落(1年騰落は+4.27%)

現在の株価59.80ユーロは、52週高値86.70ユーロから約31%低い水準です。ただし1年間の株価騰落で見ると+4.27%とプラスになっており、直近の下げは主に高値からの調整によるものです。

投資家にとっては、どの時点を基準に見るかで印象が大きく変わる銘柄だということです。上記の売上見通し引き下げが、高値からの下落の背景と報じられています。

1株買いの手数料負担率は9.20%、12株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約11,100円)だけを買うと、手数料負担率は約9.20%にのぼります。

投資家にとっては、1株単位での購入は割高になりやすく、12株単位(約13万3,200円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

ロビはどんな会社か

ロビは、スペインの製薬会社です。自社開発の医薬品(スペシャルティ・ファーマ)事業に加えて、他社の医薬品を受託製造(CDMO)する事業を持っています。

直近の決算では、2025年12月期の売上高は7億5,610万ユーロ(前年比−1.0%)、EBITDAは2億1,620万ユーロ(同+4.0%、利益率28.6%)、純利益は1億8,520万ユーロ(同+3.0%)でした(出典:ロビ公式 https://www.rovi.es/en/content/2025-results-press-release)。

事業別に見ると、自社製品(スペシャルティ・ファーマ)の売上は4億7,390万ユーロで+11%成長した一方、受託製造(CDMO)の売上は2億6,950万ユーロで前年比−20%と大きく減りました。報道によると、モデルナ向けの受託が縮小したことが背景とされています。

同じ医薬品セクターの企業としては、イタリアのレコルダーティやスペインのアルミラールが比較対象としてよく挙げられます。

配当と税金

ロビの1株配当は0.96ユーロ、表面利回りは1.61%です。

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用は証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、現地源泉税19%で計算した税引き後の実質利回りの目安は約1.04%です(計算式:1.61% ×(1−0.19)× 0.79685)。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ロビ株の日本からの買い方

ロビの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「ROVI」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:LABFF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ロビ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「ROVI」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約11,100円1,021円約9.20%
12株約133,200円1,021円約0.77%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約9.20%と重く、現実的には12株単位のまとめ買いが前提になります。12株まとめると負担率は約0.77%まで下がります。

ロビ株はどんな人に向くか

向く人理由
自社医薬品の成長性に注目したい人自社製品(スペシャルティ・ファーマ)売上は前年比+11%成長
増配・株主還元の姿勢を評価したい人1株配当は前年0.9351ユーロから0.96ユーロに増配
12株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.77%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
少額の1株買いをしたい人手数料負担率が約9.20%と重い
受託製造事業の落ち込みを避けたい人CDMO売上は前年比−20%

よくある質問

ロビ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(LABFF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約11,100円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約9.20%と重いため、12株単位(約13万3,200円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

スペインの現地源泉税は19%です(日西租税条約の限度税率5%の適用は証券会社の手続き次第)。これに加えて日本側でさらに20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約1.04%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

ADR(LABFF)とロビ株(ROVI)の違いは何ですか?

LABFFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うROVIはマドリード証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。

まとめ

  • メリット:自社製品(スペシャルティ・ファーマ)は前年比+11%成長/純利益は1億8,520万ユーロで前年比+3.0%/1株配当は前年0.9351ユーロから0.96ユーロに増配
  • デメリット:受託製造(CDMO)は前年比−20%と大きく落ち込み/予想PER20.5倍は実績PER16.5倍より高く市場は減益を織り込む/1株買いの手数料負担率は9.20%と重い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約11,100円から。12株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.77%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はロビ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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