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ルグラン株の魅力とリスク|データセンター有機成長30%超と日本からの買い方【2026年】

ルグラン株の魅力とリスク|データセンター有機成長30%超と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ルグランはコンセントとスイッチの世界大手で、いまやデータセンター銘柄でもある
  • 魅力の核心:データセンター向け事業が売上の32%、有機成長率は30%超
  • 最大のリスク:PERは実績27.1倍で、市場はすでに増益をかなり織り込んでいる
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約25,000円から(推奨ロット5株が目安/1株でも負担率約1.63%と軽い)

家庭やオフィスのコンセント・スイッチでおなじみのフランス企業ルグラン(Legrand SA/ティッカー:LR)。2026年上半期の売上高は為替影響を除き前年同期比+17.4%で、会社発表によるとデータセンター向け事業だけで売上の32%を占め、有機成長率は30%超に達しました。コンセントとスイッチの会社が、いまやデータセンター銘柄としての顔も持っています。

この記事ではルグラン株の魅力とリスクを数字で整理したうえで、日本から買う方法を解説します。同じフランスの「電気のインフラ」企業であるシュナイダーエレクトリックとあわせて検討する参考にもしてください。

目次

ルグラン株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価134.65ユーロ(1株 約25,000円)
時価総額約353億ユーロ
PER約27.1倍(予想 約21.2倍)
配当利回り約1.77%(税引き後は約1.27%)
52週レンジ121.95 〜 166.95ユーロ
1年の株価騰落+3.3%
上場市場ユーロネクスト・パリ

ルグラン株を買うメリット

データセンター向け事業が売上の32%、有機成長率は30%超

会社発表によると、2026年上半期はデータセンター向け事業が売上の32%を占め、有機成長率は30%超に達しました。コンセント・スイッチという成熟した事業を持つ会社が、AIブームで需要が急増しているデータセンター向け電源・配線設備でも存在感を持っているということです。この結果を受けて会社は2026年通期の成長見通しを「10〜15%」から「16〜19%」へ上方修正しています(出典:決算説明資料)。

上半期は為替影響を除き+17.4%増収、調整営業利益も+11.2%

2026年上半期(1〜6月)の売上高は54億ユーロで、為替影響を除くと前年同期比+17.4%でした。調整営業利益は11億2,500万ユーロ(利益率20.8%、前年同期比+11.2%)です(出典:ルグラン公式IR資料)。増収だけでなく利益率も伴っている点は、投資家にとって「成長の質」を確認できる材料です。

直近12ヶ月の純利益は13億1,000万ユーロ、前年比+8.0%の増益

直近12ヶ月の純利益は13億1,000万ユーロ(前年同期比+8.0%)です。データセンター向けという成長分野を伸ばしながら、会社全体としても着実に利益を積み上げていることが分かります。

配当性向47%で、無理のない範囲の配当

年間配当は1株2.38ユーロ(表面利回り約1.77%)、配当性向は47%です。利益の半分以下を配当に回す水準にとどまっており、成長投資と配当のバランスが取れていると考えられます。

ルグラン株を買うデメリット・リスク

PERは実績27.1倍、予想でも21.2倍で増益はすでに織り込み済み

実績PERは約27.1倍、予想PERでも約21.2倍です。データセンター向け事業の有機成長率30%超という高い伸びを市場はある程度織り込んでいると考えられ、実際の決算がこの見通しを下回った場合は、株価への影響が相対的に大きくなる可能性がある点には注意が必要です。

過去1年の株価上昇率は+3.3%とゆるやか

好調な決算内容に対して、過去1年の株価上昇率は+3.3%にとどまっています。株価は52週レンジ(121.95〜166.95ユーロ)の中間値(144.45ユーロ)より安い水準で推移しており、決算の強さがそのまま株価の勢いにはつながっていません。

NISA非対応、フランスの配当源泉税10%で実質利回りは1.27%まで下がる

ルグラン株が買えるサクソバンク証券はNISAに対応していません。また、表面利回り約1.77%に対し、フランスの配当源泉税10%と日本側の20.315%が重なることで、外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は約1.27%まで下がります。ユーロ建てなので為替の影響も受けます。

ルグランはどんな会社か

ルグランはコンセント・スイッチ・配線器具の世界大手で、家庭やオフィスの電気設備という地味ながら生活に欠かせない事業を長年手がけてきました。近年はこの配線技術をデータセンター向けの電源・配線設備に応用し、AI需要の拡大とともに新しい成長分野として育てています。

2026年上半期(1〜6月)の売上高は54億ユーロで、為替影響を除くと前年同期比+17.4%でした。調整営業利益は11億2,500万ユーロ(利益率20.8%、前年同期比+11.2%)です(出典:ルグラン公式IR資料)。会社発表によると、データセンター向け事業が売上の32%を占め、有機成長率は30%超に達し、この結果を受けて2026年通期の成長見通しを「10〜15%」から「16〜19%」へ上方修正しています(出典:決算説明資料)。直近12ヶ月の純利益は13億1,000万ユーロ(前年同期比+8.0%)、配当性向は47%です。

配当と税金

年間配当は1株2.38ユーロ、表面利回りは約1.77%です。フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率により10%で、ドイツ(26.375%)やスイス(35%)より有利です。現地源泉後の金額に日本側でさらに20.315%が課税されるため、外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は約1.27%まで下がります(計算式:1.77%×(1−0.1)×0.79685)。詳しい国別の比較は配当税の比較記事で解説しています。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(LGRDY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ルグラン株の日本からの買い方

ルグランが上場しているのはユーロネクスト・パリです。米国預託証券「LGRDY」はOTC市場のみで取引されており、NYSE・NASDAQには上場していません。楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。この構造は他の欧州株にも共通するので、詳しくはなぜSBI・楽天では欧州株が買えないのかもあわせてご覧ください。

方法現物保有必要資金の目安向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる1株 約25,000円〜長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

2026年8月21日時点の株価は134.65ユーロ。ユーロ円レート(1ユーロ=185.66円、ECB参照レート)で換算すると1株あたり約25,000円です。ユーロネクスト・パリのSaxo手数料は約定金額の0.088%(最低2.2ユーロ=408円)で、1株買いでも最低手数料に達しますが、負担率は約1.63%です。

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約25,000円408円1.63%
5株約125,000円408円0.33%

1株からでも手数料負担率は約1.63%と軽いですが、負担率をさらに下げたい場合は5株単位のまとめ買いが目安です(負担率0.33%)。

ルグラン株はどんな人に向くか

特徴
向く人データセンター関連の成長テーマを長期で持ちたい人/増収増益の一次資料を確認してから投資したい人/5株単位でまとめ買いできる人
向かない人NISAの非課税枠を使いたい人/PER27倍台の割高感を避けたい人/短期の値動きだけを取りたい人

よくある質問

ルグラン株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。ルグランが上場しているのはユーロネクスト・パリのみで、米国預託証券「LGRDY」はOTC市場のみの取引です。楽天証券は「OTC市場の銘柄について新規の買付けは受け付けておりません」と明記しており、SBI証券・マネックス証券も同様の扱いです。日本から買うならサクソバンク証券が現実的な選択肢になります。

ルグラン株は最低いくらから買えますか?

サクソバンク証券なら1株 約25,000円から購入できます(2026年8月21日時点、134.65ユーロ)。ただし1株買いでは最低手数料(408円)の影響で負担率が約1.63%になるため、負担率を下げたい場合は5株単位(約125,000円、負担率0.33%)のまとめ買いが目安です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

表面利回りは約1.77%ですが、フランスの配当源泉税10%(日仏租税条約の限度税率)が引かれたうえで、日本側でさらに20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は約1.27%です。

NISA口座で買えますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。詳しくは欧州株が買えるネット証券の比較記事で解説しています。

米国ADR(LGRDY)と原株はどう違いますか?

LGRDYはOTC市場でのみ取引される米国預託証券で、NYSE・NASDAQには上場していません。原株(ユーロネクスト・パリ上場、ティッカーLR)とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨がユーロと米ドルで異なります。本記事のチャートはLGRDY(米ドル建て)を表示していますが、実際に日本から買う場合はサクソバンク証券で原株(LR)をユーロ建てで購入する形になります。

まとめ

メリット

  • データセンター向け事業が売上の32%、有機成長率は30%超で、2026年通期見通しも上方修正
  • 2026年上半期は為替影響を除き売上+17.4%、調整営業利益+11.2%の増収増益
  • 直近12ヶ月の純利益は13億1,000万ユーロ(+8.0%)、配当性向47%で無理のない配当

デメリット・リスク

  • PERは実績27.1倍、予想でも21.2倍で増益はすでに織り込み済み
  • 好決算にもかかわらず過去1年の株価上昇率は+3.3%とゆるやか
  • NISA非対応+フランス源泉税10%で、実質利回りは約1.27%まで下がる

日本から買うならSBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券で1株約25,000円からが実質的な選択肢です。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はルグラン社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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