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この記事の結論
- ルノーは日産自動車と資本提携関係にあるフランスの自動車大手です
- 魅力の核心:配当利回り7.69%と当サイトで扱う銘柄でも最高水準
- 最大のリスク:株価は1年で−14.72%
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約5,315円から(推奨ロット10株が目安/1株だと手数料負担率は約7.68%と重い)
配当利回り7.69%――これは当サイトで扱ってきた欧州株の中でも最高水準です。その利回りを出しているのが、フランスの自動車大手ルノーです。日産自動車と長年の資本提携関係にあることでも知られています。
2026年上半期の売上高は300億ユーロ(前年同期比+9.5%)、自動車事業単体でも268億ユーロ(+9.3%)と増収が続いています。会社発表によるとフリーキャッシュフローも上半期6億5,300万ユーロを確保し、通期10億ユーロの見通しを維持しています。
一方で株価は1年で−14.72%と下落基調にあり、原材料コストの高騰が下半期の利益を圧迫する見通しも会社側から示されています。高い配当利回りの裏側にある数字を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ルノー株の基本データ(2026年8月22日時点)
| 株価 | 28.63ユーロ(1株 約5,315円) |
| 52週レンジ | 24.66〜37.97ユーロ |
| 時価総額 | 約78億ユーロ |
| PER | 約8.6倍(予想 約4.3倍) |
| 配当利回り | 7.68%(1株配当 2.2ユーロ) |
| 上場市場 | ユーロネクスト・パリ |
| 1年の株価騰落 | −14.72% |
ルノー株を買うメリット
配当利回り7.69%、当サイトで扱う銘柄でも最高水準
1株配当2.2ユーロに対し、表面利回りは約7.69%です。これは当サイトでこれまで取り上げてきた欧州株の中でも最高水準の利回りにあたります(実測)。
投資家にとっては、株価が伸び悩む局面でも配当という形でリターンを受け取れる比率が大きい、ということです。
PERは実績約8.6倍、予想は約4.3倍とさらに割安
実績PERは約8.6倍、予想PERは約4.3倍です。
投資家にとっては、市場が織り込んでいる株価水準が、実績・予想いずれの利益に対しても低い位置にあるということです。
上半期売上高は前年比+9.5%の300億ユーロ、自動車事業も+9.3%増収
2026年上半期の売上高は300億ユーロ(前年同期比+9.5%)で、うち自動車事業は268億ユーロ(+9.3%)でした。営業利益は15億6,700万ユーロ(営業利益率5.2%)、純利益は7億500万ユーロです(出典:ルノー公式発表)。
投資家にとっては、株価の下落基調とは裏腹に、本業の売上そのものは伸びているということです。
フリーキャッシュフローは上半期6億5,300万ユーロ、通期10億ユーロの見通しを確保(会社発表)
会社発表によると、上半期のフリーキャッシュフローは6億5,300万ユーロで、通期10億ユーロの見通しを確保しています。
投資家にとっては、高い配当利回りを支えるキャッシュの裏付けが、会社発表ベースで示されているということです。
ルノー株を買うデメリット・リスク
株価は1年で−14.72%と下落基調
2026年8月22日時点の株価は28.63ユーロで、1年間では−14.72%の下落となっています。52週レンジは24.66〜37.97ユーロで、現在値はレンジの下寄りにあります。
投資家にとっては、増収が続く一方で株価そのものは評価を下げている、というギャップがあるということです。
原材料コスト高騰で下半期の営業利益率はガイダンス下限を見込む(会社発表)
会社発表によると、2026年通期の営業利益率ガイダンス「約5.5%」は維持しているものの、原材料価格の高騰を受け、下半期はレンジ下限寄りを見込むとしています。
投資家にとっては、上半期の好調な数字がそのまま下半期にも続くわけではなく、コスト面での逆風が会社自身によって示されているということです。
1株配当2.2ユーロは前年から据え置き、増配ではない
1株配当は2.2ユーロで前年から据え置きです。表面利回り約7.69%という高水準は、増配によるものではなく株価下落によって利回りの分母が縮んだ結果でもあります。
投資家にとっては、利回りの高さを「配当の伸び」と誤解しないよう注意が必要だということです。
米国ADR(RNLSY)はOTC市場のみ、SBI・楽天・マネックスでは買えない
ルノーの米国預託証券(ADR、ティッカー:RNLSY)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。原株の上場市場もユーロネクスト・パリのみです。
投資家にとっては、日本の主要ネット証券では原株・ADRのどちらの経路でも購入できない、ということです。
ルノーはどんな会社か
ルノーはフランスの自動車大手です。日産自動車と長年の資本提携関係にあることでも知られており、出資比率については見直しが報じられていますが、当サイトでは現在値を検証できていないため本記事では比率の数字には触れません。
直近の決算では、2026年上半期の売上高は300億ユーロ(前年同期比+9.5%、うち自動車事業268億ユーロ・+9.3%)、営業利益は15億6,700万ユーロ(営業利益率5.2%)、純利益は7億500万ユーロでした(出典:ルノー公式 https://www.globenewswire.com/news-release/2026/07/29/3335491/0/en/renault-group-delivers-robust-performance-confirms-its-2026-fy-guidance-and-rapidly-implements-futuready.html)。会社発表によると、上半期のフリーキャッシュフローは6億5,300万ユーロで通期10億ユーロの見通しを確保する一方、2026年通期の営業利益率ガイダンス「約5.5%」は維持しつつ、原材料価格の高騰により下半期はレンジ下限寄りを見込んでいます。
配当と税金
ルノーの1株配当は2.2ユーロで前年から据え置き、表面利回りは約7.69%です。
フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。ドイツ(26.375%)・スイス(35%)と比べると税率は有利な水準にあります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約5.51%です(計算式:7.68% ×(1−0.1)× 0.79685)。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(RNLSY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
ルノー株の日本からの買い方
ルノーの上場市場はユーロネクスト・パリのみで、ティッカーは「RNO」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:RNLSY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ルノー株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「RNO」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約5,315円 | 408円 | 約7.68% |
| 10株 | 約53,200円 | 408円 | 約0.77% |
手数料は約定金額の0.088%、最低2.2ユーロ(約408円)です。1株だと手数料負担率は約7.68%と重くなるため、10株単位のまとめ買いが目安です。10株でも負担率は約0.77%まで下がります。
ルノー株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 高い配当利回りを狙いたい人 | 表面利回り約7.69%と当サイトでも最高水準 |
| 割安な株価水準を重視する人 | PERは実績約8.6倍、予想約4.3倍 |
| 10株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.77%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 株価の上昇トレンドを求める人 | 1年で−14.72%と下落基調 |
| 1株だけで少額から買いたい人 | 手数料負担率は約7.68%と重い |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
よくある質問
ルノー株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がユーロネクスト・パリのみのためです。米国預託証券(RNLSY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約5,315円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約7.68%と重いため、10株単位(約53,200円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
フランスの現地源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約5.51%です。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
米国ADR(RNLSY)と原株(RNO)はどう違いますか?
RNLSYはOTC市場でのみ取引される米国預託証券で、値動きは原株とほぼ同じですが表示通貨が米ドルです。日本から実際に購入する原株のティッカーは「RNO」で、上場市場はユーロネクスト・パリです。本記事のチャートはRNLSY(ADR)を表示しています。
まとめ
- メリット:配当利回り7.69%は当サイトでも最高水準/PERは実績8.6倍・予想4.3倍と割安/上半期売上高+9.5%の300億ユーロで自動車事業も+9.3%増収
- デメリット:株価は1年で−14.72%と下落基調/原材料コスト高騰で下半期の営業利益率はガイダンス下限を見込む(会社発表)/1株配当2.2ユーロは前年から据え置きで増配ではない
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約5,315円から。10株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.77%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はルノー社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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