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この記事の結論
- 当サイトでは、PER・配当利回りなど6種類のデータを、2026年9月2〜3日に同じタイミングでまとめて取得しています
- 取得の手順をこの記事で公開します。読者の方も、同じ株価データサイトを見れば同じ数字にたどり着けます
- 直近の集計では3つの誤りが見つかり、公開済みの記事15本を訂正しました。結論そのものが変わった記事もあります
- 数字は必ず取得日を添えて読んでいただくことをおすすめします
この記事は、当サイトが数字をどう作っているかを、そのまま公開するものです。先日、集計の誤りが見つかり、公開済みの記事を訂正するということがありました。ここでは何を間違えて、何を直したかも隠さずに書きます。
情報の集め方は、以前に欧州株の情報はどこで調べるかという記事で、読者の方が使える無料の情報源をまとめました。この記事はその続きにあたるもので、当サイト自身が記事の数字をどこから取り、どう扱っているかを公開します。目的は2つあります。読者の方が同じ手順を再現できるようにすることと、数字の出どころをはっきりさせておくことです。
公開している6つのデータ(2026年9月2〜3日時点)
当サイトの記事で使っている数字は、次の6種類です。対象銘柄数は種類ごとに異なります。取得できない銘柄(赤字でPERが出ない、無配で利回りが出ないなど)は、その種類の集計から除いているためです。
| データ | 対象 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| PER・予想PER・配当利回り・配当性向 | 264銘柄 | 割安さと配当の余裕 |
| 権利落ちの履歴 | 253銘柄 | 配当がいつ入るか |
| 次回の決算予定日 | 260銘柄 | いつ確認すればよいか |
| 浮動株比率 | 256銘柄 | 売買のしやすさ |
| 暦年ごとの配当合計 | 230銘柄 | 増え方の速さ |
| 発行済株式数の前年比 | 226銘柄 | 自社株買いと希薄化 |
PER・配当利回りのような基本的な指標だけでなく、権利落ちの履歴や発行済株式数の前年比まで見ているのは、価格だけでなく「いつ配当が入るか」「株数が増えていないか」まで確認しないと、数字の意味を読み違えると考えているからです。
手順を公開します——同じ数字に読者の方もたどり着けます
当サイトの取得手順は、特別なことをしているわけではありません。次の3つを守っているだけです。
- 株価データサイト(stockanalysis.com)の各ページを見る。銘柄ページでPER・予想PER・配当利回り・配当性向・次回決算日を確認します。
/dividend/のページで権利落ちの履歴と金額を、/statistics/のページで浮動株比率と発行済株式数の前年比を確認します - 同じ日にまとめて取る。配当利回りやPERは日々の株価で動くため、日をまたいで取得した数字を並べても、比較にはなりません
- 極端な値は取得元を目視で確認する。他社と桁が違う数字が出たら、そのページをもう一度開いて確認します
読者の方が特定の銘柄の数字を確認したいときも、同じページを見れば、当サイトが記事で使っている数字と同じものにたどり着けます。
3つの失敗と、そこから決めたこと
この記事でいちばん書きたかったのは、ここからです。うまくいった話より、間違えた話のほうが、当サイトの数字を信じていただく上では価値があると思っています。
失敗1:集計から抜けていた銘柄がありました。2026年9月2日に発覚したのですが、集計の仕組みが、初期に書いた記事を対象外にしていました。ネスレ・ロシュ・アリアンツ・BMW・シーメンス・ミュンヘン再保険など、54銘柄が丸ごと抜けていたのです。この結果、公開済みの記事15本を訂正しました。「自動車は部品メーカーが主体」「フランスのPERが最も低い」「保険が利回り1位」といった、結論そのものが変わった記事もあります。ここから、全数を測る前に対象件数と記事の件数を突き合わせる、というルールを決めました。
失敗2:カンマ区切りの数値を読めていませんでした。「1,054.38」という表示を数値として取り込むと、カンマの後ろが切れて「1」になっていました。スウォッチのPERが1.0倍という、明らかにおかしい数字で気づきました。ここから、数値を取り込むときは必ずカンマを取り除いてから扱う、というルールを決めました。
失敗3:表の読み取りが壊れていました。浮動株比率のページで、HTMLのコメントが表の中身に混ざり込み、正しい文字が取れていませんでした。ここから、ページに埋め込まれたデータから直接拾う、というルールを決めました。
お詫びして訂正します。同じ失敗を繰り返さないために、この3つのルールは今も守っています。
数字を読むときに気をつけていること
今回の経験から、読者の方にも持ち帰っていただきたいことが3つあります。
- 数字には必ず取得日を添える。配当利回りは日によって動きます。当サイトが8月30日と9月2日に取得した銀行と保険の順位は、実際に入れ替わりました
- 極端な値は疑う。PERが1,000倍を超える、配当性向が2,600%になるといった数字は、指標として他社と比べられる状態にないと考えたほうがよいです
- 出どころを1つに揃える。複数のサイトの数字を混ぜて使うと、定義の違いによって、単純には比べられなくなります
まとめ:間違いは出る。大事なのは直して残すこと
- 当サイトはPER・配当利回りなど6種類のデータを、2026年9月2〜3日に同じタイミングで取得しています
- 取得手順は株価データサイトの各ページを見るだけで、読者の方も同じ数字を確認できます
- 集計から抜けていた銘柄・カンマの読み違い・表の読み取り不良という3つの失敗があり、公開済み15本を訂正しました
- 数字を見るときは、取得日・極端な値への疑い・出どころの統一の3つを意識しています
数字を出す記事を書いていると、間違いは必ず出ると思います。大事なのは、見つけたときに直して、何を直したかを残しておくことだと考えています。この記事も、次に間違いを見つけたら、同じように書き直すつもりです。
この記事の検証方法
- この記事は、当サイトが記事の数字を作る手順そのものの公開です。架空の手順ではありません
- 本記事で紹介した6種類のデータは、いずれも2026年9月2〜3日に株価データサイト(stockanalysis.com)の各ページから取得しました
- 対象銘柄数はデータの種類ごとに異なります(PER・予想PER・配当利回り・配当性向264銘柄、権利落ちの履歴253銘柄、次回決算予定日260銘柄、浮動株比率256銘柄、暦年ごとの配当合計230銘柄、発行済株式数の前年比226銘柄)
- 2026年9月2日に発覚した集計漏れ(54銘柄)とカンマ区切りの読み違い、表の読み取り不良という3つの失敗により、公開済みの記事15本を訂正しています
- この記事に書いた手順・失敗・ルールは、当サイトの運用実態にもとづくものであり、今後の集計方法の変更により内容が更新される場合があります
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は、当サイトがデータを取得・集計する手順を情報提供の目的で公開したものであり、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。記載の対象銘柄数・取得日は2026年9月2〜3日時点のものであり、その後の集計方法の見直しにより変更される場合があります。特定の銘柄が割安・割高であることを示すものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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