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ダッソー・システムズ株の買い方と株価|CATIAの会社が1年で18%下落【2026年】

ダッソー・システムズ株の買い方と株価|CATIAの会社が1年で18%下落【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ダッソー・システムズ株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はユーロネクスト・パリのみ、米国ADR「DASTY」はOTC銘柄)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約4,164円)
  • 最低手数料の関係で20株単位のまとめ買いが目安
  • 最大の注意点:NISA不可+フランスの配当源泉税は限度税率10%

CATIA、SOLIDWORKS、3DEXPERIENCE——。自動車や航空機を設計する日本の製造業エンジニアなら、一度は触れたことがあるソフトです。これらを開発しているのがフランスのダッソー・システムズ(ティッカー:DSY)ですが、この会社の株は日本の主要ネット証券では買えません。

この記事では、株価・業績・買い方を整理します。株価は52週高値から約26%下げ、1年では−17.8%という水準です。結論から言うと、1株あたり約4,164円で買えますが、SBI証券にも楽天証券にも見当たりません。

目次

ダッソー・システムズ株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価22.43ユーロ(1株 約4,164円)
52週レンジ15.83 〜 30.36ユーロ
時価総額約297億ユーロ
PER約23.1倍(予想 約16.4倍)
配当利回り約1.20%(1株配当 0.27ユーロ)
上場市場ユーロネクスト・パリ
直近の状況1年で−17.8%、52週高値から約26%下

結論:ダッソー・システムズ株の買い方は実質2つ

方法現物保有必要資金の目安向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる1株 約4,164円〜長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

ダッソー・システムズの株主になりたいなら、選択肢は①に絞られます。

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

ダッソー・システムズが上場しているのはユーロネクスト・パリ(フランス)で、ティッカーは「DSY」です。ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

調べると「DASTY」という米国預託証券(ADR)のティッカーが見つかりますが、これは取引所に上場しておらずOTC(店頭市場)で取引されている銘柄です。楽天証券は米国株の取扱いについて、OTC市場の銘柄は「新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。仕組みの詳細はなぜSBI・楽天では欧州株が買えないのかで解説しています。

欧州株が一律に買えないわけではなく、「米国の主要取引所に上場しているかどうか」だけが分かれ目です。同じフランス企業でも状況は銘柄ごとに異なります。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

サクソバンク証券はデンマーク発のオンライン証券会社の日本法人で、ユーロネクスト・パリに直接つないでいる数少ない国内証券です。外国株の取扱いは11,000銘柄以上、うち欧州株は1,700銘柄以上あります。

手数料:1株買いは負担が重い

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約4,164円408円9.81%
20株約83,300円408円0.49%

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低2.2ユーロ(約408円)です。ダッソー・システムズは1株4,164円と株価自体は買いやすい水準ですが、1株だけ買うと手数料負担率は約9.81%にもなります。最低手数料の壁を超えるには、20株単位(約83,300円)でまとめて買うのが目安で、負担率は0.49%まで下がります。

買うまでの流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「DSY」で検索し、株数を指定して発注

方法②:CFDで値幅だけを狙う

IG証券などが提供する株式CFDなら、ダッソー・システムズの値動きに対して数万円から取引できます。ただしCFDは差金決済であり、株主にはなれません。ポジションを持ち越すと金利相当のコストが日々発生するため、長期保有には向きません。

ダッソー・システムズはどんな会社か

ダッソー・システムズは3D設計・シミュレーションソフトの世界大手です。自動車・航空機のCAD(設計)で使われる「CATIA」、機械設計の定番「SOLIDWORKS」、製品のライフサイクル全体をデジタルで扱う「3DEXPERIENCE」を展開しており、日本の製造業でも利用が多いことで知られています。

2026年上半期決算:増収増益

2026年上半期の売上高は30億6,500万ユーロ(恒常為替ベースで前年比+3%)。非IFRSベースの営業利益率は30.1%、1株利益は0.61ユーロ(前年比+6%)でした(出典:ダッソー・システムズ公式IR資料)。

ライフサイエンス向けAI企業の買収を発表

ダッソー・システムズは、ライフサイエンス向けAI企業アリスグローバル(ArisGlobal)の買収を発表しています。買収額は現金18億ドル+条件付きで最大2億ドル(出典:公式プレスリリース)。分子・患者・実世界データをつなぐAIプラットフォームの構築が狙いとされています。

今の株価水準をどう見るか

増収増益の決算が出ている一方で、株価は1年で−17.8%、52週高値30.36ユーロからは約26%下という水準にあります。業績と株価が逆方向に動いている状態です。安値圏にあることは「上がる」ことを意味しません。業績と株価のギャップがどこで解消されるかは今後の焦点です。

配当と税金

ダッソー・システムズの配当利回りは表面で1.20%(1株配当0.27ユーロ)です。フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%で、ドイツ(26.375%)・スイス(35%)と比べると有利な水準です。

日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地での還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約0.86%(1.20% ×(1−0.1)× 0.79685で計算)です。

買う前に知っておくべき3つの注意点

注意1:NISAは使えない

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となり、利益には約20.315%が課税されます。

注意2:1株買いは手数料負担が重い

前述の通り、1株だけ買うと手数料負担率は約9.81%に達します。最低手数料2.2ユーロが定額でかかる仕組みのため、株価が4,000円台のダッソー・システムズはまとめ買いをしないと手数料負けしやすい銘柄です。

注意3:ユーロ建てなので為替が二重に効く

株価が上がっても円高ユーロ安が進めば円ベースの利益は削られ、逆に円安が進めば株価が横ばいでも円ベースでは増えます。株価と為替、2つの変動を同時に抱えることになります。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(DASTY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

よくある質問

ダッソー・システムズの株価が下がっているのはなぜですか?

本文執筆時点の事実として確認できるのは、2026年上半期は恒常為替ベースで増収増益(売上高+3%、EPS+6%)という決算内容と、株価は1年で−17.8%という結果です。業績と株価が逆方向に動いている理由について、当サイトで裏取りできた公式情報はありません。

ダッソー・システムズはCATIA以外に何を作っていますか?

機械設計向けのSOLIDWORKS、製品のライフサイクル全体を扱う3DEXPERIENCEプラットフォームを展開しています。近年はライフサイエンス分野向けAI企業アリスグローバルの買収を発表するなど、設計ソフト以外の領域にも事業を広げています。

ダッソー・システムズのETFはありますか?

ダッソー・システムズを構成銘柄に含む欧州株ETFやフランス株ETFであれば、SBI証券・楽天証券でも購入できます。ただし分散商品のため、1社の値動きが資産に与える影響は小さくなります。

まとめ

  • ダッソー・システムズはユーロネクスト・パリ上場。米国ADR(DASTY)はOTC銘柄で、楽天証券は新規買付を受け付けていない
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。必要資金は1株あたり約4,164円
  • 2026年上半期は恒常為替ベースで増収増益(売上+3%、EPS+6%)だが、株価は1年で−17.8%
  • NISAは使えないが、配当課税はドイツ株より有利(日仏租税条約の限度税率10%)
  • 株価が安いぶん1株買いは手数料負担率9.81%と重く、20株単位のまとめ買いが目安
こんな人はやり方
20株単位でまとめ買いできる/手数料をシンプルにサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はダッソー・システムズ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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