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ビスコファン株の魅力とリスク|減収でも純利益+11.4%と日本からの買い方【2026年】

ビスコファン株の魅力とリスク|減収でも純利益+11.4%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ビスコファンはソーセージやハムを包む「ケーシング(人工の皮)」を作るスペインの会社です
  • 魅力の核心:2024年12月期は減収でも純利益+11.4%
  • 最大のリスク:時価総額は約26億ユーロと小さい
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約10,600円から(推奨ロット12株が目安/1株だと手数料負担率は約9.63%と重く、12株単位が前提)

ビスコファンは、スーパーで売られているソーセージやハムを包む「ケーシング(人工の皮)」を作るスペインの会社です。コラーゲン製・セルロース製・プラスチック製のケーシングを世界の食肉メーカーに供給しており、私たちが食べるソーセージの多くが、この会社の技術を通っている可能性があります。

2024年12月期の売上高は前年比−1.8%と減収でしたが、純利益は+11.4%と伸びています。事業内容が分かりやすい一方で、時価総額は約26億ユーロと当サイトで扱う銘柄のなかでも小さい部類です。

同じ食品用素材・産業分野の対比としては、スペインのフルイドラ(産業)やイタリアのレコルダーティ(医薬)がよく挙げられます。ビスコファンの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ビスコファン株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価57.10ユーロ(1株 約10,600円)
52週レンジ48.35〜62.30ユーロ
時価総額約26億ユーロ
PER約16.1倍(予想 約15.6倍)
配当利回り3.94%(1株配当 2.25ユーロ)
上場市場マドリード証券取引所(BME)
1年の株価騰落−5.62%

ビスコファン株を買うメリット

2024年12月期は減収でも純利益+11.4%

会社発表によると、2024年12月期の売上高は12億400万ユーロで前年比−1.8%でしたが、EBITDAは2億8,530万ユーロで+6.3%、純利益は1億5,700万ユーロで+11.4%と、いずれも増えています。

投資家にとっては、売上が伸びなくても利益を押し上げられる収益構造があるということです。原材料費の管理や製品構成の見直しが利益面に反映されている可能性を示す数字です。

配当利回り3.94%、1株配当2.25ユーロ

2026年8月23日時点の配当利回りは3.94%、1株配当は2.25ユーロです。

投資家にとっては、事業内容の分かりやすさに加えて、一定水準の配当も得られる銘柄だということです。

売上の31.0%は北米、13.5%はアジア太平洋、欧州に偏らない収益構造

会社発表によると、地域別の売上は欧州・中東・アフリカが5億850万ユーロ(42.3%)、北米が3億7,370万ユーロ(31.0%)、アジア太平洋が1億6,300万ユーロ(13.5%)です。

投資家にとっては、売上の半分以上が欧州以外の地域から得られており、特定地域の景気に偏りすぎない収益構造だということです。

EBITDAは+6.3%、収益性が改善

会社発表によると、2024年12月期のEBITDAは2億8,530万ユーロで、前年比+6.3%でした。

投資家にとっては、売上の減少局面でも本業のもうけを示すEBITDAが増えているという点で、収益性そのものが悪化していないことを確認できる材料です。

ビスコファン株を買うデメリット・リスク

時価総額は約26億ユーロと小さい

ビスコファンの時価総額は約26億ユーロで、当サイトで扱う銘柄のなかでも小さい部類です(実測)。

投資家にとっては、規模が小さい会社は業績の変動が株価に出やすく、日によっては売買がまとまりにくい場合もあるということです。大型株と同じ感覚で売買しないほうがよい水準です。

2024年12月期は売上高が前年比−1.8%の減収

会社発表によると、2024年12月期の売上高は12億400万ユーロで、前年比−1.8%の減収でした。

投資家にとっては、利益が伸びていても、トップラインである売上そのものは伸びていないという点は事実として押さえておく必要があります。

報道によると直近の半期はコスト上昇でEBITDAが減少、株価は1年で−5.62%

報道によると、直近の半期はエネルギーや原材料のコスト上昇によってEBITDAが減ったとされています。株価も1年で−5.62%となっており(実測)、52週レンジの上限からは離れた水準です。

投資家にとっては、通期の実績が良くても、直近の四半期・半期ではコスト環境の悪化が業績を圧迫し得るということです。原材料価格の動向は継続的に確認が必要です。

1株買いの手数料負担率は9.63%、12株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約10,600円)だけを買うと、手数料負担率は約9.63%にのぼります。

投資家にとっては、1株単位での購入は割高になりやすく、12株単位(約127,200円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。

ビスコファンはどんな会社か

ビスコファンは、ソーセージやハムを包む「ケーシング(人工の皮)」を作るスペインの会社です。コラーゲン製・セルロース製・プラスチック製のケーシングを手がけ、世界の食肉メーカーに供給しています。報道によると人工ケーシングの世界市場で高いシェアを持つ大手のひとつとされますが、具体的なシェアの数字は当サイトでは確認できていません。

直近の決算では、2024年12月期の売上高は12億400万ユーロ(前年比−1.8%)、EBITDAは2億8,530万ユーロ(同+6.3%)、純利益は1億5,700万ユーロ(同+11.4%)でした(出典:ビスコファン公式の年次報告 https://www.informeanual2024.viscofan.com/en/financial-and-management-results.html)。売上が減っても利益が増えた「減収増益」の決算だった点が特徴です。

地域別の売上は、欧州・中東・アフリカが5億850万ユーロ(42.3%)、北米が3億7,370万ユーロ(31.0%)、アジア太平洋が1億6,300万ユーロ(13.5%)でした(会社発表)。1株配当は2.25ユーロで、配当性向は29.37%です(会社発表)。

同じスペインの産業銘柄としては、プール関連製品のフルイドラがしばしば比較対象になります。事業内容は異なりますが、日本の証券会社では買えない欧州の中堅企業という立ち位置は共通しています。

配当と税金

ビスコファンの1株配当は2.25ユーロ、表面利回りは3.94%です。

スペインの現地源泉税は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用は証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、現地源泉税19%で計算した税引き後の実質利回りの目安は約2.54%です(計算式:3.94% ×(1−0.19)× 0.79685)。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。なお、ビスコファンには米国預託証券(ADR)がなく、下のチャートはマドリード証券取引所(BME)の現地株のものです。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

ビスコファン株の日本からの買い方

ビスコファンの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「VIS」です。米国預託証券(ADR)は存在しません。

証券会社ビスコファン株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「VIS」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約10,600円1,021円約9.63%
12株約127,200円1,021円約0.80%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約9.63%と重く、現実的には12株単位のまとめ買いが前提になります。12株まとめると負担率は約0.80%まで下がります。

ビスコファン株はどんな人に向くか

向く人理由
分かりやすい事業に投資したい人ソーセージ・ハムの人工ケーシングを作る事業内容が明快
減収でも利益成長を重視する人2024年12月期は減収でも純利益+11.4%
12株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が約0.80%まで下がる
向かない人理由
少額の1株買いをしたい人手数料負担率が約9.63%と重い
大型株の流動性を求める人時価総額は約26億ユーロと小さい
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

よくある質問

ビスコファン株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がマドリード証券取引所(BME)のみのためです。米国預託証券(ADR)も存在しません。

最低いくらから買えますか?

1株約10,600円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約9.63%と重いため、12株単位(約127,200円)でのまとめ買いが前提です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

スペインの現地源泉税は19%です(日西租税条約の限度税率5%の適用は証券会社の手続き次第)。これに加えて日本側でさらに20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約2.54%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国ADR(預託証券)はありますか?

ありません。ビスコファンはマドリード証券取引所(BME)にのみ上場しており、日本からはサクソバンク証券などで現地株(ティッカー:VIS)を直接購入することになります。

まとめ

  • メリット:2024年12月期は減収でも純利益+11.4%/配当利回り3.94%/売上の31.0%は北米、13.5%はアジア太平洋と欧州に偏らない収益構造
  • デメリット:時価総額は約26億ユーロと小さい/2024年12月期は売上高が前年比−1.8%の減収/1株買いの手数料負担率は9.63%と重い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約10,600円から。12株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.80%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はビスコファン社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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