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この記事の結論
- ユナイテッド・ユーティリティーズはイングランド北西部で上下水道を運営する英国の水道会社です
- 魅力の核心:配当利回り3.79%
- 最大のリスク:規制当局から3,690万ポンドの制裁を受けたと報じられている
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約3,086円から(推奨ロット50株が目安/1株だと手数料負担率は約23.17%と重く、50株単位が前提)
イングランド北西部の家庭と企業に上下水道を供給しているユナイテッド・ユーティリティーズは、報道によると規制当局オフワット(Ofwat)から3,690万ポンドの制裁を受けたとされる会社です。下水処理場とネットワークの管理をめぐる調査の結果とされ、規制上の目標未達を理由に経営陣の報酬も3年間にわたり3分の1削減されたと報じられています。
それでも配当利回りは3.79%で、会社発表によると2025〜2030年の規制期間で133億ポンドという同社にとって過去100年で最大規模の投資計画を進めています。水道という生活インフラを担う事業の「強さ」と「規制の重さ」の両方を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
水道インフラという事業の性質上、日本にはない「規制当局による制裁」というリスクが存在する銘柄です。メリットとデメリットを数字で確認してから判断してください。
ユナイテッド・ユーティリティーズ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 1,424.00ペンス(14.24ポンド、1株 約3,086円) |
| 52週レンジ | 1,072.00〜1,497.00ペンス |
| 時価総額 | 約106億ポンド |
| PER | 約16.6倍(予想 約13.4倍) |
| 配当利回り | 約3.79%(1株配当 0.54ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +22.81% |
ロンドン株の株価はペンス(GBX)表示です。「1,424」という数字は1,424ペンス=14.24ポンドを意味し、14.24ポンドそのものではありません。100倍の誤認には注意してください。
ユナイテッド・ユーティリティーズ株を買うメリット
配当利回り3.79%、前期は+9.4%の増配
1株配当は0.54ポンドで、表面利回りは約3.79%です。報道によると、前期の配当は0.4978ポンドで、そこから+9.4%の増配となっています。
投資家にとっては、生活インフラという事業の性質上、配当を伸ばしながら支払い続けている実績が確認できる、ということです。
2025〜2030年で133億ポンドの投資、過去100年で最大規模
会社発表および報道によると、2025〜2030年の規制期間で133億ポンドの投資を計画しており、これは同社にとって過去100年で最大規模とされています。規制資産は2030年まで年率10%程度で伸びる見込みです。
投資家にとっては、規制の枠組みのもとで将来の収益基盤そのものが拡大していく計画が示されている、ということです。
有利子負債比率(ギアリング)60%で目標レンジ内
会社発表によると、有利子負債比率(ギアリング)は60%で目標レンジ内に収まっています。
投資家にとっては、133億ポンドという大規模投資を進めながらも、財務規律が崩れていないことを示す数字です。
1年で株価+22.81%上昇
2026年8月23日時点の株価は1,424.00ペンスで、1年間では+22.81%の上昇となっています。52週レンジは1,072.00〜1,497.00ペンスで、現在値はレンジの上寄りにあります。
投資家にとっては、規制当局からの制裁が報じられた企業でありながら、市場の評価が株価の実数値として上向いていることが確認できる、ということです。
ユナイテッド・ユーティリティーズ株を買うデメリット・リスク
規制当局から3,690万ポンドの制裁を受けたと報じられている
報道によると、規制当局オフワット(Ofwat)は下水処理場とネットワークの管理をめぐる調査の結果、同社に3,690万ポンドの制裁を科したとされています(2024年7月)。また規制上の目標未達により、経営陣の報酬を3年間にわたり3分の1削減する措置も取られたと報じられています。
投資家にとっては、水道事業という規制産業特有のリスクが実際に現実化した事例であり、今後も規制違反が業績や経営陣の処遇に直接影響しうる、ということです。
株価は52週高値圏、1年+22.81%の上昇後
現在の株価1,424.00ペンスは、52週レンジ(1,072.00〜1,497.00ペンス)の上寄りにあり、52週高値圏で推移しています。
投資家にとっては、1年で+22.81%という上昇をすでに経た水準からの購入になる、ということです。
純利益は実測+121.7%だが、前期の特別項目による反動を含む可能性がある
実測の直近12カ月純利益は前年比+121.7%です。ただしこの数字は、前期の報告ベース純利益が特別項目で押し下げられていたことの反動を含む可能性が高く、事業そのものの成長率を示す数字としてそのまま受け取ることはできません。会社発表によると、2025年3月期の報告ベースの純利益は1億2,690万ポンド、特別項目を除くと2億2,730万ポンドでした。
投資家にとっては、大きな伸び率の数字だけを見て好調と判断せず、特別項目を除いた実態ベースの利益水準(2億2,730万ポンド)で事業の実力を確認する必要がある、ということです。
1株買いの手数料負担率は23.17%、50株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株(約3,086円)だけを買う場合、手数料負担率は約23.17%に達します。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、50株単位(約15万4,300円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
ユナイテッド・ユーティリティーズはどんな会社か
ユナイテッド・ユーティリティーズは、イングランド北西部で上下水道を運営する英国の水道会社です。地域独占に近い形で生活インフラを担う規制事業者であり、水道料金は規制当局オフワットが定める枠組みのもとで決まります。
会社発表によると、2025〜2030年の規制期間では133億ポンドという同社にとって過去100年で最大規模の投資を計画しており、規制資産は2030年まで年率10%程度で伸びる見込みです。有利子負債比率(ギアリング)は60%で目標レンジ内に収まっています。
一方で、報道によると規制当局オフワットから下水処理場とネットワークの管理をめぐる調査の結果として3,690万ポンドの制裁を受けたとされ、規制上の目標未達を理由に経営陣の報酬も3年間にわたり3分の1削減されたと報じられています。2025年3月期の売上高は19億4,950万ポンド(前年比+8.1%)、調整後営業利益は5億1,780万ポンド(同+17.5%)でした(出典:決算発表の報道)。
配当と税金
ユナイテッド・ユーティリティーズの1株配当は0.54ポンド、表面利回りは約3.79%です。報道によると前期の配当は0.4978ポンドで、+9.4%の増配でした。
イギリスの配当源泉税は、原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側では、受け取った配当に対してさらに20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(UUGWF・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
ユナイテッド・ユーティリティーズ株の日本からの買い方
ユナイテッド・ユーティリティーズの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「UU」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:UUGWF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ユナイテッド・ユーティリティーズ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- 英ポンドに両替する
- ティッカー「UU」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約3,086円 | 715円 | 約23.17% |
| 50株 | 約15万4,300円 | 715円 | 約0.46% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株だけの購入は手数料負担率が約23.17%と重く現実的ではありません。50株単位のまとめ買いにすると、負担率は約0.46%まで下がります。
ユナイテッド・ユーティリティーズ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 生活インフラ関連で配当を積み上げたい人 | 配当利回り3.79%、前期+9.4%の増配 |
| 長期の投資計画がある企業を見たい人 | 2025〜2030年で133億ポンドの投資計画 |
| 50株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.46%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 規制リスクを避けたい人 | 規制当局から3,690万ポンドの制裁を受けたと報じられている |
| 少額の1株単位で買いたい人 | 1株だと手数料負担率が約23.17%と重い |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
よくある質問
ユナイテッド・ユーティリティーズ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(UUGWF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約3,086円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約23.17%と重いため、50株単位(約15万4,300円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イギリスの配当は原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
米国ADR(UUGWF)とロンドン本国株の違いは何ですか?
値動きはほぼ連動しますが、ADRは米ドル建てでOTC(店頭市場)取引のため流動性が低く、本記事のチャートもこのADRを表示しています。日本から実際に購入する際は、ロンドン証券取引所に上場する本国株(ティッカー:UU)をサクソバンク証券で取引します。
まとめ
- メリット:配当利回り3.79%で前期は+9.4%の増配/2025〜2030年で133億ポンドの投資計画は過去100年で最大規模/有利子負債比率60%で目標レンジ内
- デメリット:規制当局から3,690万ポンドの制裁を受けたと報じられている/株価は52週高値圏で1年+22.81%上昇後/1株買いの手数料負担率は23.17%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約3,086円から。50株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.46%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・規制動向は企業の公式発表および報道を出典とし、本文中に出典の種類を明記しています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はユナイテッド・ユーティリティーズ・グループ社の公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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