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テスコ株の買い方と株価・業績|増収でも利益率0.6%増にとどまる理由【2026年】

テスコ株の買い方と株価・業績|増収でも利益率0.6%増にとどまる理由【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • テスコ株はSBI・楽天・マネックスでは買えない(上場はロンドンのみ)
  • 現物を買うならサクソバンク証券が現実的(1株 約991円)
  • 株価が安いため100株単位のまとめ買いが前提(1株買いは手数料負担率約71.7%)
  • 最大の注意点:NISA不可+英国の配当源泉税は当サイトで未検証

イギリス最大手のスーパーマーケットチェーンテスコ(Tesco PLC/ティッカー:TSCO)。2025/26年度は増収を確保した一方、価格投資の影響で調整後営業利益の伸びは0.6%にとどまりました。それでも英国内シェアは10年以上ぶりの高水準(28.5%)まで伸びています。

この記事では株価・業績・買い方を解説します。生活必需品を扱うディフェンシブ銘柄として、当サイトの英国株のなかでは異色の存在です。

目次

テスコ株の基本データ(2026年8月時点)

株価460.60ペンス(1株 約991円)
52週レンジ411.10 〜 510.40ペンス
時価総額約287億ポンド
PER約17.0倍
配当利回り約3.15%
上場市場ロンドン証券取引所

増収でも利益は伸び悩み。価格投資の副作用

テスコの2025/26年度(2026年2月期)通期決算では、グループ売上高(VAT・燃料除く)が666億ポンドで前年比4.3%増(定常為替ベース)となりました。一方で調整後営業利益は31.5億ポンドと前年比0.6%増(比較可能ベース)にとどまり、増収の割に利益が伸びていません。背景には、Everyday Low Prices対象商品を1,000品目から3,000品目へ拡大し、Aldi Price Match対象600品目超、Clubcard Prices対象1万品目超という積極的な値引き施策があります。年間を通じて1万点超の商品を平均9.5%値下げしました。

この価格投資の結果、英国内シェアは28.5%と10年以上ぶりの高水準に達し、前年比24ベーシスポイント、3年累計では122ベーシスポイントの上昇となっています。続く2026/27年度第1四半期(2026年6月発表)では、グループ売上高168億2,600万ポンド、既存店売上高(LFL)はグループ全体で1.0%増、英国・アイルランド計で1.8%増。英国のオンライン食品販売は8.9%増と伸び、即日配達サービス「Whoosh」の対応エリア拡大も進めています。会社側は通期の調整後営業利益見通しを30億〜33億ポンドで据え置き、7.5億ポンド規模の自社株買い(2027年4月完了予定、実施済み3.41億ポンド)も継続中です。

結論:テスコ株の買い方は実質2つ

方法現物保有現実的な必要資金向いている人
①サクソバンク証券で現物を買う◎ できる約9万9,000円〜(100株単位が目安)長期で持ちたい人
②CFDで値幅を狙う× できない数万円〜(レバレッジ)短期で売買したい人

なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか

テスコが上場しているのはロンドン証券取引所です。米国預託証券「TSCDY」はOTC銘柄で、楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。

方法①:サクソバンク証券で現物を買う

ロールス・ロイス記事と同じく、ロンドン株はペンス(GBX)表示です。株価「460.60」は460.60ペンス=4.6060ポンドを意味します。ポンドと誤認すると発注額が100倍ズレるため、必ず単位を確認してください。

2026年8月14日時点で4.6060ポンド。ポンド円レート(約215.1円)で換算すると1株あたり約991円です。

株価が安いぶん、まとめ買いが前提

ロンドン株の最低手数料は3.30ポンド(約710円)。テスコは1株あたりの単価が非常に低いため、1株買いだと手数料負担率は約71.7%にもなります。この銘柄は100株単位以上でのまとめ買いが前提です。100株なら約9万9,000円、手数料は変わらず約710円のため、負担率は約0.72%まで下がります。

配当は表面利回り約3.15%。実質はどのくらい残るか

英国の配当源泉税は原則無いとされていますが、当サイトでは未検証です(この点は他の欧州株記事と異なり確認が取れていないため、断定を避けています)。仮に現地源泉税が無いとすると、日本側の税(所得税・住民税合計20.315%)だけが差し引かれ、表面利回り約3.15%に対して税引き後の実質利回りは約2.51%になります。100株保有時の年間配当は税引き前で約3,120円、税引き後で約2,490円が目安です(いずれも試算であり、実際の配当額・課税関係は証券会社の取引報告書でご確認ください)。

当サイトの英国株のなかでは異色のディフェンシブ株

当サイトで扱ってきたロールス・ロイスBAEシステムズバーバリーは、いずれも景気や業績サイクルの影響を強く受ける銘柄でした。テスコは食品スーパーという生活必需品を扱うため、値動きが比較的穏やかです。ただし今回見た通り、ディフェンシブ株であっても値引き競争による利益率の圧迫という別種のリスクを抱えている点は押さえておく必要があります。

買う前に知っておくべきこと

サクソバンク証券はNISAに対応していません。株価表示はポンドではなくペンスである点に注意してください(100倍の誤認に注意)。ポンド建てのため為替の影響も受けます。また、テスコはスーパーマーケットという薄利多売の業態です。今回の決算が示す通り、売上が伸びても値引き施策次第で利益率が圧迫されやすく、Aldi・Lidlなどディスカウント業態との価格競争が続く限り、この構図は今後も続く可能性があります。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月14日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(TSCDY・米ドル建て)です。ロンドン上場の原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

よくある質問

増収なのに利益が伸びていないのが気になります。大丈夫ですか?

2025/26年度は売上高が定常為替ベースで4.3%増えた一方、調整後営業利益の伸びは0.6%にとどまりました。これはAldi・Lidlなどディスカウント業態に対抗するための値引き施策(対象商品を1,000品目から3,000品目に拡大、平均9.5%の値下げなど)によるものです。ただし、この価格投資の結果として英国内シェアは10年以上ぶりの高水準(28.5%)まで伸びており、シェアを取りに行く戦略が意図通り機能しているとも読めます。会社側は2026/27年度の調整後営業利益見通し(30億〜33億ポンド)を据え置いており、急激な業績悪化を織り込んでいるわけではありません。

オンライン食品配達事業(Whoosh)は伸びていますか?

2026/27年度第1四半期の英国オンライン食品販売は前年同期比8.9%増加しました。即日配達サービス「Whoosh」は対応エリアの拡大に加え、事前に配達枠を予約できる「Book for Later」機能も導入されており、実店舗網を生かした宅配事業として拡大が続いています。

Aldi・Lidlとの価格競争で株価は今後も上がりますか?

将来の株価を保証する情報はありませんが、直近の実績としては、値引き施策を続けながらも英国内シェアは28.5%(前年比24ベーシスポイント増、3年累計で122ベーシスポイント増)と拡大しています。利益率への影響(調整後営業利益の伸びが0.6%にとどまった点)とシェア拡大の両方を踏まえて評価する必要があります。

まとめ

  • テスコはロンドン上場。米国ADRはOTC銘柄で楽天証券は新規買付不可
  • 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢。1株約991円
  • 2025/26年度は売上高+4.3%も調整後営業利益は+0.6%にとどまる。値引き施策の副作用
  • 一方で英国内シェアは28.5%と10年以上ぶりの高水準。オンライン販売も+8.9%と拡大
  • 株価表示はペンス。手数料負担が重く100株単位が前提(1株買いは負担率約71.7%)
  • 配当は表面利回り約3.15%、税引き後の実質は約2.51%が目安(英国源泉税は未検証)
  • NISAは使えない。薄利多売業態ゆえの価格競争リスクにも注意
こんな人はやり方
100株単位でまとめ買いできるサクソバンク証券で現物
NISAの非課税で持ちたいIB証券という選択肢もある(比較記事へ)
短期の値動きだけ取りたいCFD(現物保有はできない)

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)のみを出典としています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月14日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はテスコ社の公表資料(決算発表・トレーディングステートメント)に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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