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サンゴバン株の魅力とリスク|配当2.83%と減益14.1%、買い方【2026年】

サンゴバン株の魅力とリスク|配当2.83%と減益14.1%、買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • サンゴバンは、ヴェルサイユ宮殿の鏡を作った工場を起源とする、360年続くガラス・断熱材の世界大手です
  • 魅力の核心:配当利回り2.83%、フランスの配当源泉税は限度税率10%でドイツ(26.375%)・スイス(35%)より有利です
  • 最大のリスク:2026年上半期の営業利益は前年比−14.1%の減益、株価も1年で−16.7%です
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えませんサクソバンク証券で1株 約15,100円から(推奨ロットは5株が目安/1株でも手数料負担率は約2.71%と軽い)

ヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」の鏡を作った王立ガラス工場が起源というサンゴバン(Saint-Gobain/ティッカー:SGO)は、1665年創業、360年以上の歴史を持つフランスの建材大手です。ガラス・断熱材・石膏ボードなどを世界中で手がけています。

2026年上半期の決算では売上高が前年同期比+0.7%とほぼ横ばいだった一方、営業利益は−14.1%の減益でした。会社発表によると第2四半期の成長率は+3.5%に加速したとしており、配当利回りは2.83%、フランスの配当源泉税はドイツ・スイスより軽い10%です。減益と配当の両方を押さえたうえで、この銘柄を見る価値があるかを整理します。

目次

サンゴバン株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価81.20ユーロ(1株 約15,100円)
52週レンジ65.88 〜 98.38ユーロ
時価総額約397億ユーロ
PER約15.1倍(予想 約12.2倍)
配当利回り約2.83%(1株配当 2.3ユーロ)
上場市場ユーロネクスト・パリ
1年の株価騰落−16.7%

為替は1ユーロ=185.66円(ECB参照レート、2026年8月21日時点)で換算しています。

サンゴバン株を買うメリット

配当利回り2.83%、フランスの源泉税10%は独・瑞より軽い

サンゴバンの表面利回りは2.83%(1株配当2.3ユーロ)です。フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%で、ドイツ株の26.375%、スイス株の35%と比べると現地での目減りが小さい国にあたります。配当を積み上げたい投資家にとって、税負担の軽さはそのまま手取りの差になります。

時価総額397億ユーロ、360年続くガラス・断熱材の世界大手

サンゴバンは1665年創業、ヴェルサイユ宮殿の鏡を製造した王立工場を起源とし、現在は時価総額約397億ユーロの建材大手です。ガラス・断熱材・石膏ボードなど生活と建設の基礎素材を世界中で手がけており、一時的な流行に左右されにくい事業基盤を持っています。

予想PER12.2倍、現行PER15.1倍からさらに低い水準

現在のPERは約15.1倍ですが、市場予想ベースでは約12.2倍まで下がります。株価は1年で−16.7%下げており、投資家にとってはバリュエーション水準を確認する材料になります。ただし予想PERはあくまで市場予想であり、将来の株価を保証するものではありません。

第2四半期の成長率は+3.5%に加速(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期のEBITDAは36億ユーロ(利益率15.4%)で、第2四半期の成長率は+3.5%に加速したとしています。上半期を通しては営業利益が減益でしたが、四半期単位では成長ペースが上向いている点は、決算の推移を追ううえで押さえておきたい事実です。

サンゴバン株を買うデメリット・リスク

営業利益は前年同期比−14.1%の減益(2026年上半期)

2026年上半期の売上高は236億ユーロ(前年同期比+0.7%)とほぼ横ばいだった一方、営業利益は22億300万ユーロで前年比−14.1%の減益でした。増収でも利益が削られている状態は、この決算の弱点として明確です。

直近12ヶ月の純利益も−5.0%、株価は1年で−16.7%

直近12ヶ月の純利益は26億7,000万ユーロ(前年比−5.0%)で、配当性向は42%です。株価も1年で−16.7%下げており、業績・株価の両面でマイナスが出ていることは事前に把握しておく必要があります。

NISA非対応、配当には源泉10%+日本20.315%の二重課税

サクソバンク証券はNISAに対応していません。配当にはフランスの源泉税10%が引かれたうえで、さらに日本国内で20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の目安利回りは約2.03%まで下がります。

米国ADR(CODYY)はOTC銘柄、1株買いの手数料負担率は2.71%

米国には「CODYY」というADR(米国預託証券)がありますが、取引所には上場しておらずOTC(店頭市場)で取引される銘柄です。楽天証券はOTC銘柄の新規買付けを受け付けていません。また、サクソバンク証券で現物を1株だけ買う場合、最低手数料の関係で手数料負担率は約2.71%とやや重くなります。

サンゴバンはどんな会社か

サンゴバンは1665年創業、ヴェルサイユ宮殿の鏡を製造した王立工場を起源とする企業です。現在はガラス・断熱材・石膏ボードなどの建材を世界中で手がける大手で、業種は建材に分類されます。

2026年上半期の決算は、売上高236億ユーロ(前年同期比+0.7%)、営業利益22億300万ユーロ(−14.1%)という結果でした。会社発表によると、上半期のEBITDAは36億ユーロ(利益率15.4%)で、第2四半期の成長率は+3.5%に加速したとしています。

指標2026年上半期
売上高236億ユーロ(前年比+0.7%
営業利益22億300万ユーロ(前年比−14.1%
EBITDA(会社発表)36億ユーロ(利益率15.4%)
直近12ヶ月の純利益26億7,000万ユーロ(前年比−5.0%)

売上高はほぼ横ばいの一方で、営業利益は2桁の減益となっています。直近12ヶ月の純利益も26億7,000万ユーロ(前年比−5.0%)で、配当性向は42%です。増収でも利益が削られている状態が、この決算の実態です。

同じフランスの建設・電機関連銘柄としてはシュナイダーエレクトリックがあります。

配当と税金

サンゴバンの表面利回りは約2.83%(1株配当2.3ユーロ)です。ただし配当には現地フランスの源泉税と、日本国内の課税が二重にかかります。

フランスの配当源泉税は、日仏租税条約の限度税率10%です。ドイツ株の26.375%、スイス株の35%と比べると、フランス株は現地源泉税の負担が軽い国にあたります。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の目安利回りは約2.03%です(計算式:2.83% ×(1 − 0.1)× 0.79685)。現地で10%が源泉徴収された残りに、さらに日本側で20.315%が課税される計算です。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(CODYY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

サンゴバン株の日本からの買い方

証券会社取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× ADR(CODYY)はOTC銘柄のため新規買付不可
マネックス証券× 取扱いなし
サクソバンク証券◎ ユーロネクスト・パリで現物を購入可

サンゴバンが上場しているのはユーロネクスト・パリ(フランス)のみで、ティッカーは「SGO」です。米国ADR「CODYY」はOTC(店頭市場)銘柄のため、SBI証券・楽天証券・マネックス証券のいずれでも買えません。この仕組みの詳しい解説はなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかにまとめています。

現物を買うならサクソバンク証券が現実的です。デンマーク発のオンライン証券会社の日本法人で、ユーロネクスト・パリに直接つないでいる数少ない国内証券です。外国株の取扱いは11,000銘柄以上、うち欧州株は1,700銘柄以上あります。

買うまでの流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「SGO」で検索し、株数を指定して発注

手数料:1株買いでも5株買いでも負担率は軽い

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約15,100円408円2.71%
5株(推奨ロット)約75,400円408円0.54%

サクソバンク証券クラシックの手数料率は約定金額の0.088%、最低手数料は2.2ユーロ(約408円)です。1株からでも手数料負担率は約2.71%と軽く、5株単位でまとめて買えば負担率は0.54%まで下がります。手数料をより抑えたいなら、5株単位のまとめ買いが目安です。

サンゴバン株はどんな人に向くか

向く人向かない人
配当の税負担を抑えたい人(仏源泉10%は独・瑞より軽い)配当源泉税をゼロにしたい人(現地源泉は必ず発生)
360年続く建材の世界大手に分散して長期保有したい人短期の値上がり益を狙いたい人(1年−16.7%、上半期営業利益−14.1%)
NISA枠にこだわらず配当を受け取りたい人NISAの非課税メリットを重視する人

よくある質問

サンゴバン株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

いいえ、買えません。サンゴバンはユーロネクスト・パリのみに上場しており、米国ADR「CODYY」はOTC(店頭市場)銘柄です。楽天証券はOTC市場の銘柄について新規の買付けを受け付けていないと明記しています。現物を買うにはサクソバンク証券などユーロネクスト・パリに直接つなぐ証券会社が必要です。

最低いくらから買えますか?

サクソバンク証券であれば1株から購入でき、目安は約15,100円です。ただし1株買いは最低手数料の関係で負担率が約2.71%とやや重くなるため、手数料を抑えたい場合は5株単位のまとめ買いが目安になります。

配当にかかる税金はどうなりますか?

フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。さらに日本国内で20.315%が課税されるため、外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安利回りは約2.03%になります。

NISAは使えますか?

使えません。サクソバンク証券はNISAに対応していないため、特定口座または一般口座での取引となり、利益には約20.315%が課税されます。

米国ADR「CODYY」と原株(SGO)は何が違いますか?

CODYYは原株とほぼ同じ値動きをしますが、取引所には上場しておらずOTC(店頭市場)で取引され、表示通貨も米ドルです。原株のSGOはユーロネクスト・パリでユーロ建てで取引されており、株主として保有するにはサクソバンク証券などで原株(SGO)を買う必要があります。

まとめ

メリット

  • 配当利回り2.83%、フランスの配当源泉税10%は独・瑞より軽い
  • 時価総額約397億ユーロ、360年続くガラス・断熱材の世界大手
  • 会社発表で第2四半期の成長率は+3.5%に加速

デメリット

  • 2026年上半期の営業利益は−14.1%の減益、株価も1年で−16.7%
  • NISA非対応、配当は源泉10%+日本20.315%の二重課税
  • 米国ADR(CODYY)はOTC銘柄で、1株買いの手数料負担率は約2.71%

買うならサクソバンク証券で1株 約15,100円からです。

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はサンゴバン社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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