※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
イタリアの高級靴・レザーブランドサルヴァトーレ・フェラガモ(Salvatore Ferragamo S.p.A./ティッカー:SFER)の株価が、過去1年で約112%上昇しました。当サイトで扱った欧州株のなかで、最大の上昇率です。
ただし、ここには注意すべき事情があります。この上昇は「業績が好調だから」ではありません。この記事ではフェラガモ株の買い方と、株価急騰の実態を解説します。
結論:フェラガモ株の買い方は実質2つ
| 方法 | 現物保有 | 現実的な必要資金 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| ①サクソバンク証券で現物を買う | ◎ できる | 約17万4,000円〜(100株単位が目安) | 長期で持ちたい人 |
| ②CFDで値幅を狙う | × できない | 数万円〜(レバレッジ) | 短期で売買したい人 |
なぜSBI・楽天・マネックスでは買えないのか
フェラガモが上場しているのはイタリア証券取引所(ミラノ)です。米国預託証券はOTC銘柄で、楽天証券はOTC市場の銘柄について「新規の買付けは受け付けておりません」と明記しています。
方法①:サクソバンク証券で現物を買う
2026年8月13日時点の株価は9.480ユーロ。ユーロ円レート(約183.7円)で換算すると1株あたり約1,740円です。
株価は安いが、手数料の壁が大きい
イタリア株の最低手数料は5.50ユーロ(約1,010円)。フェラガモは1株あたりの単価が非常に低いため、1株買いだと手数料負担率は約58%にもなります。この銘柄は100株単位以上でのまとめ買いが前提です。100株なら約17万4,000円、手数料負担率は約0.58%まで下がります。
「業績は悪化」なのに株価が2倍以上になった理由
フェラガモの2026年上半期決算では、調整後営業利益が前年比30%減の2,430万ユーロという結果でした。それでも株価が急伸したのは、この数字が市場予想を上回ったからです。「悪いけれど、想定していたよりはマシだった」という受け止め方が、株価を押し上げました。
背景には経営体制の立て直しがあります。2025年3月に前CEOが退任して以降、中国を中心に不採算店舗を約70店舗閉鎖する一方、有望な都市に新規出店するという再編計画が進行中です(純減で約30店舗)。2026年前半の実績では、米国での売上が2桁成長、欧州はほぼ横ばい、中国は依然マイナスという状態です。
この銘柄は「まだ回復の途中」であり、株価の急騰は業績の好転そのものではなく、立て直しへの期待の表れだと理解してください。バーバリーやスウォッチと同じ「業績立て直し途上」の銘柄群に位置づけられます。
買う前に知っておくべきこと
サクソバンク証券はNISAに対応していません。イタリア株の配当課税は証券会社の租税条約手続きの扱いによって変わります。中国事業の立て直しが続くかどうかが、この銘柄の今後を左右する焦点です。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月13日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
まとめ
- フェラガモはイタリア証券取引所(ミラノ)上場。米国ADRはOTC銘柄で楽天証券は新規買付不可
- 現物を持つならサクソバンク証券が実質的な選択肢
- 1株約1,740円だが手数料負担が重く100株単位が前提
- 過去1年で約112%上昇だが、営業利益は前年比30%減。市場予想を上回っただけで業績自体はまだ回復途上
- 中国事業の立て直しが今後の焦点
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月13日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値は公表資料に基づく概算です。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

コメント