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サフィロ株の魅力とリスク|粗利益率67.2%と日本からの買い方【2026年】

サフィロ株の魅力とリスク|粗利益率67.2%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • サフィロは、カレラやポラロイドといった自社ブランドに加え、ヒューゴボスなど他社ブランドのライセンス生産も手がけるイタリアのメガネメーカーです
  • 魅力の核心:会社発表によると、2026年上半期の粗利益率は67.2%で、前年から+6.1ポイント上昇しました
  • 最大のリスク:サフィロは無配で、売上は3期連続で前年を下回っています(直近12か月−2.61%)
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約344円から(推奨ロット300株が目安/1株だと手数料負担率は約297.14%と重く、300株単位が前提)

2026年上半期の粗利益率は67.2%、前年から+6.1ポイント上昇。サフィロは、カレラやポラロイドといった自社ブランドに加え、ヒューゴボスなどのブランドから許諾を受けてメガネを作るイタリアのメガネメーカーです。会社発表によると、2026年上半期の売上高は5億1,200万ユーロ(為替一定ベース−1.9%)、調整後EBITDAは8,600万ユーロで前年同期比+38.1%でした。

一方で、サフィロは配当を出していません。無配のまま2026年6月には2,000万ユーロの自社株買いプログラムを開始したと報じられており、2026年8月時点で発行済株式の約6.09%を自己株式として保有しているとされます。上半期の増益には米国の関税返金という一時的な要因も含まれています(詳しくは後述)。

同業種の対比先としては、製造から小売まで統合したエシロールルクソティカ(仏)や、小売チェーンを展開するフィールマン(独)が挙げられます。サフィロの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

サフィロ株の基本データ(2026年8月26日時点)

株価1.851ユーロ(1株 約344円)
52週レンジ1.414〜2.278ユーロ
時価総額約7.68億ユーロ
PER約15.23倍(予想 約13.46倍)
配当利回り無配
上場市場イタリア証券取引所(ミラノ)
1年の株価騰落+21.61%

為替レートは1ユーロ=185.70円(ECB参照レート2026年8月25日)で換算しています。

粗利益率67.2%という事実|サフィロ株の魅力

2026年上半期の粗利益率は67.2%で前年から+6.1ポイント上昇(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期の粗利益率は67.2%で、前年から+6.1ポイント上昇しました。ただし、このうち3.8ポイントは米国の関税返金という一時的な要因によるものです(詳しくはリスク節で説明します)。

投資家にとっては、一時要因を差し引いても粗利益率が改善している方向自体は確認できる、ということです(今後の水準を保証するものではありません)。

2026年上半期の調整後EBITDAは8,600万ユーロで前年同期比+38.1%

会社発表によると、2026年上半期の調整後EBITDAは8,600万ユーロで前年同期比+38.1%、マージンは16.8%でした。同期の調整後純利益は4,940万ユーロで前年同期比+46.7%です。

投資家にとっては、上半期の収益性が数字の上では大きく改善しているという事実を確認できます。ただし、この伸びにも関税返金が含まれている点は割り引いて見る必要があります(詳しくはリスク節)。

無配のまま、2026年6月に2,000万ユーロの自社株買いプログラムを開始(報道)

報道によると、サフィロは2026年6月に2,000万ユーロの自社株買いプログラムを開始し、2026年8月時点で2,537万1,091株(発行済株式の約6.09%)を自己株式として保有しているとされます。

投資家にとっては、配当という形ではないものの、自社株買いという株主還元の動きがあるという事実を確認できます(今後も継続するかを当サイトで保証するものではありません)。

売上3期連続の前年割れ|先に知っておきたいリスク

サフィロ株は無配。配当を目的に持つ銘柄ではない

サフィロは配当を出していません。実測でも配当の支払い実績は確認できず、無配の理由や今後再開する方針についても当サイトでは確認できていません。配当利回りを目的にこの銘柄を持つことはできません。

投資家にとっては、株価の値動きや事業の内容に魅力を感じられるかどうかで判断する必要がある、ということです。

売上は3期連続で前年を下回っている(直近12か月−2.61%)

実測によると、サフィロの売上は2024年12月期−3.08%、2025年12月期−0.99%、直近12か月−2.61%と、3期連続で前年を下回っています。金額では2024年12月期9億9,322万ユーロ、2025年12月期9億8,338万ユーロ、直近12か月9億5,772万ユーロです。

投資家にとっては、上半期の利益指標が伸びている一方で、トップラインの売上自体は縮小が続いているという事実を踏まえておく必要がある、ということです。

2026年上半期の増益には米国の関税返金2,220万ユーロが含まれる

報道によると、サフィロは2026年上半期に米国の関税返金2,220万ユーロを受け取り、これが粗利益率を3.8ポイント押し上げました。この関税返金を除くと、調整後EBITDAマージンは16.8%ではなく12.9%になるとされています。

投資家にとっては、上半期の好調な数字の一部が一時的な要因によるものであり、この水準がそのまま続くとは限らないという事実を踏まえておく必要がある、ということです(当サイトでは下半期以降の水準を予測しません)。

1株だと手数料負担率は約297.14%、300株単位が前提

サフィロの株価は1.851ユーロ(約344円)と低く、サクソバンク証券クラシックの最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)に対して、1株だけ買った場合の手数料負担率は約297.14%に達します。実質的に300株単位(約103,100円、負担率0.99%)でまとめて買うことが前提になります。

投資家にとっては、株価が安いからといって少額で試し買いすると、手数料だけで元本の大半を失いかねないという事実を踏まえておく必要がある、ということです(詳しくは買い方の節で説明します)。

サフィロはメガネの設計・製造とライセンス販売で稼ぐ会社

サフィロはイタリアのメガネメーカーで、上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ、ティッカー:SFL)、時価総額は約7.68億ユーロです。会社発表によると、自社ブランドにはCarrera・Polaroid・Smithがあり、ライセンスブランドとしてはHugo Boss・Tommy Hilfigerなどのブランドから許諾を受けてメガネを作っています。報道によると、Hugo BossとTommy Hilfigerとのライセンス契約は2030年まで延長されたとされます。

同業種の対比先としては、報道によるとエシロールルクソティカ(当サイト掲載済み・仏)は製造から小売まで統合した圧倒的な規模の会社とされる一方、サフィロは小売チェーンを持たず設計・製造とライセンス販売に特化した位置づけとされます。同じイタリア株のなかで扱うフィールマン(独)は小売を主とする会社であり、3社は業界内での立ち位置が異なります。

実測の年次損益(百万ユーロ)は、2024年12月期が売上993.22・営業利益48.23・純利益22.30、2025年12月期が売上983.38・営業利益64.19・純利益48.64です。純利益は2024年12月期の2,230万ユーロから2025年12月期は4,864万ユーロへと金額が大きく異なりますが、2024年が低かった理由は当サイトで確認できていないため、増減率は示さず両年の金額を並べるにとどめます。なお、実測では発行済株式が前年比+2.36%増えていますが、その理由も当サイトで確認できていません。

報道によると、筆頭株主はHAL Holding N.V.で、持株比率は49.8%とされています。日本との接点としては、報道によると世界に30の子会社を持ちそのなかに日本の子会社が含まれるとされますが、社名・規模・販売実績は当サイトで確認できていません。

無配という事実と、イタリアの源泉税15〜26%

サフィロは配当を出していません。実測でも配当の支払い実績は確認できず、無配の理由や今後配当を再開する方針についても当サイトでは確認できていません。配当を目的にこの銘柄を持つことはできない点を、はっきり押さえておく必要があります。

配当がない代わりに、報道によると2026年6月から2,000万ユーロの自社株買いプログラムが実施されており、2026年8月時点で発行済株式の約6.09%(2,537万1,091株)が自己株式として保有されているとされます。

参考までに、将来配当が出た場合の税の仕組みを整理しておきます。イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できれば15%とされます。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、具体的な税率は断定できません。口座開設時に必ず確認してください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。

チャートでSFLの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率297.14%

サフィロの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「SFL」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:SAFLF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社サフィロ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「SFL」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約344円1,021円約297.14%
300株約103,100円1,021円約0.99%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約297.14%と極めて重く300株(約103,100円)まとめて買って初めて負担率が0.99%まで下がります。少額で試し買いするのには向いていない銘柄です。

サフィロ株が向く人・向かない人

向く人理由
粗利益率の改善を確認したい人2026年上半期の粗利益率は67.2%で前年から+6.1ポイント上昇
配当以外の株主還元に注目する人2026年6月から2,000万ユーロの自社株買いプログラムを実施中
300株単位でまとめて買える人300株なら手数料負担率は0.99%まで下がる
向かない人理由
配当収入を目的にしたい人サフィロは無配で、配当を目的に持つ銘柄ではない
売上の伸びを重視したい人売上は3期連続で前年を下回っている(直近12か月−2.61%)
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

サフィロ株のよくある質問

サフィロ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(SAFLF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

米国ADR(SAFLF)と原株(SFL)は同じ銘柄ですか?

米国ADR(SAFLF)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。イタリア証券取引所(ミラノ)に上場する原株(SFL)とは別の銘柄として扱われます。本記事のチャートと株価は原株(SFL)の数値です。

サフィロはなぜ無配なのですか?配当が再開される予定はありますか?

実測でも配当の支払い実績は確認できず、無配の理由や今後配当を再開する方針については当サイトでは確認できていません。配当が出るかどうかは分からない前提で判断する必要があります。

2026年上半期の増益はこの先も続きますか?

2026年上半期の増益には米国の関税返金2,220万ユーロという一時的な要因が含まれています。これを除くと調整後EBITDAマージンは16.8%ではなく12.9%になるとされ、この水準が今後も続くかどうかを当サイトで予測するものではありません。

1株ではなく300株単位で買ったほうがいいのはなぜですか?

サフィロの株価は1.851ユーロ(約344円)と低く、サクソバンク証券クラシックの最低手数料5.5ユーロ(約1,021円)に対して、1株だけだと手数料負担率は約297.14%に達します。300株(約103,100円)まとめて買うと負担率は約0.99%まで下がります。

まとめ:無配でも自社株買いを進める会社

  • メリット:2026年上半期の粗利益率は67.2%で前年から+6.1ポイント上昇/調整後EBITDAは前年同期比+38.1%/2026年6月から2,000万ユーロの自社株買いプログラムを実施中
  • デメリット:無配で、配当を目的に持つ銘柄ではない/売上は3期連続で前年を下回っている(直近12か月−2.61%)/上半期の増益には米国の関税返金という一時的な要因が含まれる
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約344円から。ただし1株だと手数料負担率は約297.14%と重く、300株まとめると0.99%まで下がる

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はサフィロの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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