※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
この記事の結論
- ピアジオは、ベスパ・アプリリア・モトグッツィで知られるイタリアの二輪メーカーです(日本ではピアジオグループジャパンが販売)
- 魅力の核心:2026年上半期のEBITDAマージン17.7%は過去最高を記録しました
- 最大のリスク:2025年12月期の純利益は3,401万ユーロで前年からほぼ半減しています
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約382円から(推奨ロット150株が目安/1株だと手数料負担率は約267.00%と重く、150株単位が前提)
2026年上半期のEBITDAマージンは17.7%で過去最高。ピアジオは、ベスパやアプリリア、モトグッツィといったブランドでスクーターとバイクを作るイタリアの二輪メーカーです。インドを中心に三輪・四輪の小型商用車も手がけています。会社発表によると、2026年上半期の売上高は為替一定ベースで8億8,010万ユーロ(+3.2%)、EBITDAマージンは17.7%と過去最高を記録しました。
一方で、2025年12月期の純利益は3,401万ユーロと、前年の6,723万ユーロからほぼ半減しています。株価は1年で+1.79%とほぼ横ばいで、52週レンジ1.436〜2.110ユーロの中で推移しています。
同業種の対比先としては、ブレーキなど二輪・四輪部品を手がけるブレンボ(伊)や、タイヤメーカーのピレリ(伊)がしばしば挙げられます。ピアジオの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ピアジオ株の基本データ(2026年8月24日時点)
| 株価 | 2.06ユーロ(1株 約382円) |
| 52週レンジ | 1.436〜2.110ユーロ |
| 時価総額 | 約7.26億ユーロ |
| PER | 約21.26倍(予想 約13.65倍) |
| 配当利回り | 約1.94%(1株配当 0.040ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +1.79% |
上期マージン17.7%は過去最高|ピアジオ株の魅力
2026年上半期のEBITDAマージンは17.7%で過去最高(会社発表)
会社発表によると、ピアジオの2026年上半期のEBITDAは1億4,860万ユーロ、EBITDAマージンは17.7%で過去最高を記録しました。営業利益は7,440万ユーロで前年同期比+5.5%、純利益は3,040万ユーロで+1%です(出典:ピアジオ公式 https://www.piaggiogroup.com/en/archive/press-releases/piaggio-group-results-30-june-2026)。
投資家にとっては、2025年通期の減益からの立て直しが、少なくとも収益性の指標であるマージンの面では上半期時点で数字として表れている、ということです(通期の着地を保証するものではありません)。
2026年上半期の販売台数は25万8,700台で+8.5%、インドの二輪は台数+40.9%(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の販売台数は25万8,700台で前年同期比+8.5%でした。内訳は二輪18万5,600台(+0.4%)、商用車7万3,100台(+36.6%)で、特にインドの二輪は売上+22.3%・台数+40.9%と伸びています(出典:同上)。
投資家にとっては、成長を牽引しているのが特定の市場だけでなく、インドの二輪と商用車の両方に広がっていることを確認できる材料です。
為替一定ベースの売上高は8億8,010万ユーロで+3.2%(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の売上高は為替一定ベースで8億8,010万ユーロ、前年同期比+3.2%でした。報告ベース(為替の影響を含む)では8億4,190万ユーロで−1.2%です(出典:同上)。
投資家にとっては、為替の動き次第で報告ベースの数字が変わる会社であることを、為替一定ベースの伸び率とあわせて確認しておく材料です。
2026年通期は売上・EBITDAとも一桁台半ばの成長を見込む(報道)
報道によると、2026年通期は売上・EBITDAとも「一桁台半ばの成長」を見込み、大型投資の完了によりフリーキャッシュフローが大幅に改善する見通しとされています。
投資家にとっては、上半期の実績に加えて、通期の見通しとして会社側の成長期待の水準を確認できる材料です(見通しの実現を当サイトで保証するものではありません)。
純利益はほぼ半減|先に知っておきたいリスク
2025年12月期の純利益は3,401万ユーロで前年からほぼ半減(実測)
2025年12月期の純利益は3,401万ユーロで、前年の6,723万ユーロからほぼ半減しました(実測)。売上高は15億0,200万ユーロで前年比−11.72%、営業利益は1億0,260万ユーロ(前年1億4,692万ユーロ)、EPSは0.10ユーロです。
投資家にとっては、2026年上半期にマージンが改善しているとはいえ、直近の通期決算では大幅な減益があった事実を踏まえておく必要がある、ということです。
2025年の減益は電動化投資の減価償却増・規制前倒し需要の反動・関税やコスト上昇が要因(報道)
報道によると、2025年の減益の要因として、①電動モーターの生産開始に伴う減価償却費の増加、②EURO 5+規制の前倒し登録が2024年第4四半期に集中し2025年の需要を押し下げたこと、③CEOが挙げた新たな貿易関税・原材料コストの上昇・為替、が挙げられています。
投資家にとっては、減益の要因に一時的なもの(規制前倒しの反動)と構造的なもの(電動化投資・関税)が混ざっているため、どちらがどの程度今後も響くかを見極める必要がある、ということです(当サイトで今後の業績を予測するものではありません)。
PER21.26倍に対し予想PER13.65倍、株価は1年+1.79%とほぼ横ばい(実測)
実績PERは約21.26倍、予想PERは約13.65倍です(実測)。株価は1年で+1.79%とほぼ横ばいですが、52週レンジは1.436〜2.110ユーロと振れ幅が大きくなっています。
投資家にとっては、市場が利益の回復をある程度織り込んでいる可能性がある一方、それが実現するかどうかは当サイトでは分からない、ということです。
1株買いの手数料負担率は約267.00%、150株単位が前提(実測)
1株2.060ユーロ(約382円)に対し、1株を買うときの手数料は最低5.50ユーロ(約1,021円)で、負担率は約267.00%です(実測)。150株(約57,400円)まとめると負担率は1.78%まで下がります。
投資家にとっては、株価が低い銘柄ほど1株単位の手数料負担が重くなりやすく、ある程度まとまった株数での購入を前提に考える必要がある、ということです。
ピアジオはベスパとアプリリアの二輪で稼ぐ会社
ピアジオは、ベスパ・アプリリア・モトグッツィなどのブランドでスクーターとバイクを作るイタリアの二輪メーカーです。インドを中心に三輪・四輪の小型商用車も手がけています。報道によると、2025年の販売台数は二輪32万9,000台・商用車11万6,200台の計44万5,200台で、前年の48万1,600台から−7.6%でした。
日本にはピアジオグループジャパン株式会社が拠点を置き、ベスパ・アプリリア・モトグッツィ・ピアジオ・ジレラの各ブランドを取り扱っています(出典:同社日本サイト https://www.piaggio.co.jp/)。報道によると、1992年から2002年にかけてダイハツ工業との提携で小型商用車「ポルター」がライセンス生産されていたとされます。
報道によると、2026年通期は売上・EBITDAとも「一桁台半ばの成長」を見込み、大型投資の完了によりフリーキャッシュフローが大幅に改善する見通しとされています。
同業種の対比先としては、ブレーキなど二輪・四輪部品を手がけるブレンボや、タイヤメーカーのピレリがしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当0.040ユーロと、イタリアの源泉税「最大26%」
ピアジオの1株配当は、直近1年(2025年8月〜2026年8月)に実際に権利落ちした分でみると0.040ユーロ(2025年9月22日権利落ち)で、株価2.060ユーロに対する実測の表面利回りは約1.94%です。
2026年9月21日には中間配当0.057ユーロの権利落ちが予定されています(会社発表)。これは前年の中間配当0.040ユーロから増えている水準です。ただし、これはあくまで予定であり、実際に支払われるまで確定した金額ではありません。
なお、一部の情報サイトでは、直近の中間配当を年2回分として単純に倍にした予想値をもとに、当サイトの実績利回りより高い数字を表示している場合があります。当サイトでは、直近1年に実際に権利落ちした配当だけをもとに実績の利回りを計算しています。
イタリア株の配当源泉税率は、最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%です。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。税引き後の目安は、源泉税率が未確定のためここでは計算していません。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月24日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率267.00%
ピアジオの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「PIA」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:PIAGF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ピアジオ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「PIA」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約382円 | 1,021円 | 約266.99% |
| 150株 | 約57,400円 | 1,021円 | 1.78% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約267.00%と重く、150株(約57,400円)まとめると1.78%まで下がります。
ピアジオ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 上半期のマージン改善を評価する人 | 2026年上半期のEBITDAマージンは17.7%で過去最高 |
| インド市場の成長を材料にしたい人 | インドの二輪は売上+22.3%・台数+40.9% |
| 知名度の高いブランドを持つ会社に関心がある人 | ベスパ・アプリリア・モトグッツィのブランドを展開 |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 直近の減益を避けたい人 | 2025年12月期の純利益は前年からほぼ半減 |
| 少額の1株単位で買いたい人 | 1株買いの手数料負担率は約267.00%と重い |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
ピアジオ株のよくある質問
配当利回りが5%台と表示されているサイトがありますが、本当ですか?
当サイトでは、直近1年に実際に権利落ちした配当0.040ユーロだけをもとに、実績の表面利回り約1.94%を計算しています。一部の情報サイトでは、直近の中間配当を年2回分として単純に倍にした予想値をもとに、より高い利回りを表示している場合があります。これは実績ではなく、計算方法の違いによるものです。
ピアジオ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(PIAGF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
2025年に純利益がほぼ半減したのはなぜですか?
報道によると、電動モーターの生産開始に伴う減価償却費の増加、EURO 5+規制の前倒し登録が2024年第4四半期に集中したことによる2025年の需要押し下げ、新たな貿易関税・原材料コストの上昇・為替が要因として挙げられています。
米国ADR(PIAGF)と、ミラノ市場の原株(PIA)は同じですか?
ADR(PIAGF)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。イタリア証券取引所(ミラノ)に上場する原株(PIA)とは別の銘柄として扱われます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
まとめ:マージンは最高、でも純利益はほぼ半減
- メリット:2026年上半期のEBITDAマージンは17.7%で過去最高/販売台数は25万8,700台で+8.5%、インドの二輪は台数+40.9%/2026年通期は売上・EBITDAとも一桁台半ばの成長を見込む
- デメリット:2025年12月期の純利益は3,401万ユーロで前年からほぼ半減/1株買いの手数料負担率は約267.00%と重い/配当利回りは他の情報サイトの表示と食い違いがあり、実績は約1.94%
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約382円から。150株まとめると手数料負担率は1.78%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
あわせて読みたい
- ブレンボ株の魅力とリスク|配当利回り3.02%と日本からの買い方【2026年】
- イタリア株の買い方とおすすめ銘柄|手数料負けに要注意【2026年】
- 【2026年】欧州株が買えるネット証券を比較|サクソバンクとIB証券、NISAで持てるのはどちらか
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月24日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はピアジオの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

コメント