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この記事の結論
- バンカ・ジェネラリは、保険会社のAssicurazioni Generali(ゼネラリ)とは別の上場会社で、そのゼネラリが株式の約50%を保有する親会社にあたるイタリアの銀行です
- 魅力の核心:預かり資産は2026年上半期末で1,210億ユーロ(前年同期比+14%)に達しています
- 最大のリスク:株価は1年で+31.38%上昇し、52週高値69.75ユーロに接近。予想PERは17.50倍(実績14.44倍)です
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約12,500円から(推奨ロット6株が目安/1株だと手数料負担率は約8.16%と重く、6株単位が前提)
預かり資産は1,210億ユーロ、純利益は半期として過去最高。バンカ・ジェネラリは、約2,500人のファイナンシャルアドバイザーを通じて個人や家族に資産運用や相続の相談サービスを提供するイタリアの銀行です。保険会社のAssicurazioni Generali(ゼネラリ)とは別の上場会社ですが、そのゼネラリが株式の約50%を保有する親会社にあたります。
2025年4月にMediobancaが提示した買収提案は、2025年8月21日の株主総会で承認に必要な賛成を得られず失効しました。買収の話はすでに決着しており、現在進行中の案件ではありません。
同業種の対比先としては、親会社である保険会社のゼネラリ(伊)や、同じイタリアのネット銀行フィネコバンク(伊)がしばしば挙げられます。バンカ・ジェネラリの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
バンカ・ジェネラリ株の基本データ(2026年8月24日時点)
| 株価 | 67.40ユーロ(1株 約12,500円) |
| 52週レンジ | 45.88〜69.75ユーロ |
| 時価総額 | 約75.9億ユーロ |
| PER | 約14.44倍(予想 約17.50倍) |
| 配当利回り | 4.23%(1株配当 2.85ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +31.38% |
預かり資産1,210億ユーロ|バンカ・ジェネラリ株の魅力
預かり資産は2026年上半期末で1,210億ユーロ、前年同期比+14%(報道)
報道によると、2026年上半期末の顧客資産は1,210億ユーロで、前年同期比+14%でした。2025年12月末時点でも1,135億ユーロ(前年比+9.3%)に達しており、拡大が続いています。
投資家にとっては、預かり資産という収益の土台が着実に積み上がっている、ということです(将来の増加ペースを当サイトで予測するものではありません)。
2026年上半期の純利益は2億7,870万ユーロで半期として過去最高(報道)
報道によると、2026年上半期の純利益は2億7,870万ユーロで、半期としては過去最高でした。直近12か月(2026年6月末まで)の純利益は5億2,439万ユーロ、EPSは4.60ユーロです(実測)。
投資家にとっては、単年の決算だけでなく直近の四半期・半期でも利益の伸びが確認できる、ということです。
ファイナンシャルアドバイザーは2,473人に増加、純資金流入は2025年通期68億ユーロ・2026年上半期44億ユーロ(報道)
報道によると、ファイナンシャルアドバイザーの人数は2025年末の2,405人から2026年上半期末には2,473人に増えました。純資金流入は2025年通期で68億ユーロ、2026年上半期だけで44億ユーロに達しています。2026年通期の純資金流入目標は、上半期の実績を受けて75億ユーロに上方修正されました(報道)。
投資家にとっては、アドバイザーの増加と資金流入という、預かり資産を今後も押し上げる要素が重なっている、ということです。
CET1比率17.2%、総資本比率19.0%でSREP要件を上回る自己資本の厚さ(報道)
報道によると、2026年6月末のCET1比率は17.2%、総資本比率は19.0%で、いずれも当局が求めるSREP要件(8.6%・12.9%)を上回っています。
投資家にとっては、規制上の最低水準に対して余裕を持った自己資本を確保している、ということです。
予想PER17.50倍と手数料負担率8.16%|先に知っておきたいリスク
株価は1年で+31.38%上昇し、52週高値69.75ユーロに接近(実測)
株価は67.40ユーロで、52週高値69.75ユーロに近い水準にあります(実測)。1年の株価騰落は+31.38%と大きく上昇しました。
投資家にとっては、資産拡大や好決算といった好材料がすでに株価に織り込まれている可能性がある水準だ、ということです(将来の株価を当サイトで予測するものではありません)。
実績PER14.44倍に対し予想PER17.50倍、利益成長の鈍化を市場が織り込む可能性(実測)
実績PERは約14.44倍、予想PERは約17.50倍です(実測)。予想PERが実績を上回っており、市場は今後の利益成長が現状より緩やかになる方向を織り込んでいるとみられます。
投資家にとっては、直近の好決算がそのまま将来の株価上昇につながるとは限らない、という事実を踏まえておく必要があります。
ヘルスケア関連債権をめぐりイタリア銀行とConsobの調査が進行中、結論は未確認(報道)
報道によると、同行が保有していたヘルスケア関連の債権をめぐり、イタリア銀行とConsob(イタリア金融監督局)による調査が進んでいるとされます。調査の結論や金額について、当サイトでは確認できていません。
投資家にとっては、調査の帰結が業績や評判にどう影響するか不透明な状態が続いている、ということです。
1株購入時の手数料負担率は約8.16%、6株単位が前提
株価67.40ユーロ(約12,500円)に対し、1株購入時の手数料は最低5.50ユーロ(約1,021円)で、負担率は約8.16%です。6株(約75,100円)まとめても手数料は変わらず1,021円のため、負担率は1.36%まで下がります。
投資家にとっては、1株単位での購入は手数料負けしやすく、ある程度まとまった株数で買う前提の銘柄だ、ということです。
バンカ・ジェネラリは、富裕層向け資産運用の相談で稼ぐ会社
バンカ・ジェネラリは、約2,500人のファイナンシャルアドバイザーを通じて、個人や家族に資産運用や相続の相談サービスを提供するイタリアの銀行です。保険会社のAssicurazioni Generali(ゼネラリ)とは別の上場会社ですが、ゼネラリが株式の約50%を保有する親会社です(出典:同社ガバナンス https://www.bancagenerali.com/en/governance/ownership-structure)。
実測の年次決算(2025年12月期)では、収益10億0,200万ユーロ(前年比+0.36%)、純利益4億4,585万ユーロ(前年4億3,123万ユーロ)、EPS3.91ユーロでした。直近12か月(2026年6月末まで)では収益11億3,600万ユーロ(+16.79%)、純利益5億2,439万ユーロ、EPS4.60ユーロに伸びています。
Mediobancaは2025年4月28日、バンカ・ジェネラリの全株式を対象とする公開買付(1株54.17ユーロ相当と評価)を提案しましたが、2025年8月21日のMediobanca株主総会で承認に必要な賛成を得られず失効しました(出典:Mediobanca公式 https://www.mediobanca.com/en/media-relations/press-releases/mediobanca-voluntary-public-exchange-offer-for-banca-generali.html /報道)。買収の話はすでに決着しており、現在進行中の案件ではありません。
同業種の対比先としては、親会社である保険会社のゼネラリ(伊)や、同じイタリアのネット銀行フィネコバンク(伊)がしばしば挙げられます。事業内容・株主構成は銘柄ごとに異なります。
1株配当2.85ユーロとイタリアの源泉税「最大26%」
バンカ・ジェネラリの配当は年2回です。直近1年の実績は、2026年2月23日の権利落ちで0.650ユーロ、2026年5月18日の権利落ちで2.200ユーロ、合計2.850ユーロでした(実測・stockanalysis.comの配当履歴)。前年の同じ2回(0.600ユーロ+2.150ユーロ=2.750ユーロ)から約3.6%の増配です。株価67.40ユーロに対する表面利回りは約4.23%です。
イタリア株の配当源泉税は、現地で最大26%とされていますが、日伊租税条約を適用できる場合は15%に軽減されるとされます。ただし、実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月24日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率8.16%
バンカ・ジェネラリの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「BGN」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BGNMF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | バンカ・ジェネラリ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「BGN」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約12,500円 | 1,021円 | 約8.16% |
| 6株 | 約75,100円 | 1,021円 | 約1.36% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約8.16%と重く、6株(約75,100円)まとめると1.36%まで下がります。6株単位を前提に考えるのが現実的です。
バンカ・ジェネラリ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 資産拡大のペースを重視する人 | 預かり資産は2026年上半期末で1,210億ユーロ、前年同期比+14% |
| 配当利回りの高さを求める人 | 配当利回りは4.23%と比較的高め |
| 自己資本の厚さを確認したい人 | CET1比率17.2%、総資本比率19.0%でSREP要件を上回る |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 割安な水準で買いたい人 | 株価は1年で+31.38%上昇し52週高値69.75ユーロに接近 |
| 手数料負けを避けたい人 | 1株購入時の手数料負担率は約8.16%、6株単位が前提 |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
バンカ・ジェネラリ株のよくある質問
バンカ・ジェネラリ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(BGNMF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
バンカ・ジェネラリと保険会社ゼネラリは同じ会社ですか?
別の上場会社です。ただし、保険会社のAssicurazioni Generali(ゼネラリ)が株式の約50%を保有する親会社にあたります。
Mediobancaによる買収提案は今も進んでいますか?
進んでいません。2025年4月28日に提案された買収は、2025年8月21日のMediobanca株主総会で承認に必要な賛成を得られず失効しました。すでに決着した過去の出来事です。
イタリア銀行とConsobの調査は投資にどう影響しますか?
報道によると、ヘルスケア関連の債権をめぐる調査が進んでいるとされますが、結論や金額について当サイトでは確認できていません。今後の続報を確認する必要があります。
まとめ:資産と利益は過去最高、株価もすでに大きく上昇
- メリット:預かり資産は2026年上半期末で1,210億ユーロ(前年同期比+14%)/純利益は半期として過去最高の2億7,870万ユーロ/CET1比率17.2%、総資本比率19.0%で自己資本にも余裕
- デメリット:株価は1年で+31.38%上昇し52週高値69.75ユーロに接近/予想PER17.50倍は実績14.44倍を上回る/1株購入時の手数料負担率は約8.16%
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約12,500円から。6株まとめると手数料負担率は約1.36%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月24日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はバンカ・ジェネラリの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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