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エッファージュ株の魅力とリスク|利回り4.07%と2035年契約満了の買い方【2026年】

エッファージュ株の魅力とリスク|利回り4.07%と2035年契約満了の買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • エッファージュはフランスの高速道路の通行料収入を柱の一つとする建設会社です(子会社APRRが運営)
  • 魅力の核心:配当利回り4.07%、PERは約11.03倍
  • 最大のリスク:APRRの高速道路コンセッション契約は2035年11月30日に満了します(通行料収入が永久に続くわけではありません)
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約21,900円から(推奨ロット2株が目安/1株からでも手数料負担率は約1.86%と軽い)

配当利回り4.07%、PERは約11.03倍。エッファージュはフランスの建設会社で、建設・土木・エネルギー設備を手がけるほか、子会社APRRを通じてフランスの高速道路を運営し、通行料収入も得ています。報道によると2026年第1四半期の受注残高は311億ユーロ(前年同期比+5%)と積み上がっており、2025年12月期は報道によると売上高約253億ユーロ(前年比+8.0%)、営業利益約26億ユーロ(同+5.3%)でした。

一方で、通行料収入を支えるAPRRの高速道路コンセッション契約は2035年11月30日に満了します。あわせて、報道によるとフランス政府は2024年から輸送インフラ事業者に対する新税を導入しており、エッファージュはヴァンシとともに最高行政裁判所に提訴して契約の尊重を主張しているとされ、結論は未確定です。魅力とリスクの両方を、事実にもとづいて見ていきます。

同じくフランスで高速道路コンセッションを持つヴァンシや、スペインのACS、ドイツのホッホティーフが同業種の比較対象としてよく挙げられます。エッファージュの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

エッファージュ株の基本データ(2026年8月23日時点)

株価118.00ユーロ(1株 約21,900円)
52週レンジ103.05〜147.50ユーロ
時価総額約112.2億ユーロ
PER約11.03倍(予想 約10.43倍)
配当利回り4.07%(1株配当 4.8ユーロ)
上場市場ユーロネクスト・パリ
1年の株価騰落-5.98%

為替レートは1ユーロ=185.66円(ECB参照レート、2026年8月23日)で換算しています。

エッファージュ株を買うメリット

配当利回り4.07%、フランスの源泉税10%はドイツ・スイスより軽い

実測の表面利回りは約4.07%(1株配当4.8ユーロ、配当性向44.23%)です。フランス株の配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%で、ドイツ(26.375%)やスイス(35%)と比べて軽い水準です。

投資家にとっては、利回りの水準だけでなく、現地で差し引かれる税率が相対的に低いという点も、手取りを考えるうえでの材料になります。

PER約11.03倍、予想PERは約10.43倍

実測のPERは約11.03倍、予想PERは約10.43倍です。52週レンジは103.05〜147.50ユーロで、株価118.00ユーロは高値からは離れた水準にあります。

投資家にとっては、他の欧州建設・インフラ株との比較で、割安かどうかを判断する際の基準の一つになる数字です。

受注残高311億ユーロ、前年同期比+5%(報道)

報道によると、2026年第1四半期の受注残高は311億ユーロ(前年同期比+5%)でした。同四半期の売上高は56億5,000万ユーロ(前年同期比+0.6%)と報じられています。

投資家にとっては、受注残高が積み上がっていることは、先々の事業量を見通すうえでの材料になります。

2025年12月期は増収増益、報道によると売上高+8.0%・営業利益+5.3%

報道によると、2025年12月期の売上高は約253億ユーロ(前年比+8.0%)、営業利益は約26億ユーロ(同+5.3%)、純利益は10億2,200万ユーロでした。

投資家にとっては、売上・利益がともに前年から伸びていることは、事業全体の勢いを確認する材料になります。

エッファージュ株を買うデメリット・リスク

APRRの高速道路コンセッション契約は2035年11月30日に満了

エッファージュの子会社APRRが運営するフランスの高速道路コンセッション契約は、2035年11月30日に満了します。通行料収入は会社の収益を支える柱の一つですが、この収入が今の形のまま永久に続くわけではありません。

投資家にとっては、現在の収益構造が2035年11月という具体的な期限つきであることを、投資期間と照らし合わせて考えておく必要がある、ということです(契約更新後の条件を予測するものではありません)。

フランス政府の輸送インフラ税、エッファージュは提訴中で結論は未確定(報道)

報道によると、フランス政府は2024年から大規模な輸送インフラ事業者に対する税を導入しており、税率は4.6%(1億2,000万ユーロの控除あり)とされています。2024年のAPRRの負担は6,100万ユーロと報じられ、エッファージュはヴァンシとともに最高行政裁判所に提訴して契約の尊重を主張しているとされ、結論は未確定です。

投資家にとっては、通行料収入という安定した収益源に、税制面での新たな負担が加わっており、その決着がまだついていないことを踏まえておく必要がある、ということです。

株価は1年で-5.98%、建設業は工期遅れ・コスト超過のリスクがある事業

株価は1年で-5.98%下落し、52週高値147.50ユーロに対し118.00ユーロで推移しています。また、建設・土木は一般に、工期の遅れやコスト超過が起きうる事業です。

投資家にとっては、受注残高の積み上がりがそのまま利益に結びつくとは限らず、個別プロジェクトの遂行リスクも織り込んでおく必要がある、ということです。

米国ADRは非スポンサー型のOTC銘柄、流動性に注意

本記事のチャートに使う米国ADR(EFGSY/EFGSF)は非スポンサー型でOTC市場のみの取引です。ニューヨーク証券取引所やナスダック本体には上場していません。

投資家にとっては、実際に売買する原株(ユーロネクスト・パリ上場、ティッカーFGR)とADRは別物で、ADRは流動性の面で原株と同じ条件ではない、という点を知っておく必要がある、ということです。

エッファージュはどんな会社か

エッファージュは、建設・土木・エネルギー設備を手がけるフランスの会社です。子会社APRRを通じてフランスの高速道路を運営し、通行料収入も得ています。

報道によると、2025年12月期の売上高は約253億ユーロ(前年比+8.0%)、営業利益は約26億ユーロ(同+5.3%)、純利益は10億2,200万ユーロでした。2026年第1四半期の売上高は56億5,000万ユーロ(前年同期比+0.6%)、受注残高は311億ユーロ(同+5%)と報じられています。

日本との接点としては、報道によると豊田通商とともにセネガル・ダカールの海水淡水化プラント(約1億4,600万ユーロ規模、2022年受注)を手がけたとされています(出典:豊田通商)。日本国内での工事や日本法人の有無については、当サイトでは確認できていません。

同じくフランスで高速道路コンセッションを持つヴァンシのほか、スペインのACS、ドイツのホッホティーフが、建設・インフラ業種の比較対象としてしばしば挙げられます。国・規模・事業構成は会社ごとに異なります。

配当と税金

エッファージュの1株配当は4.8ユーロ、実測の表面利回りは約4.07%(配当性向44.23%)です。年1回の支払いで、特別配当は含まれません。

フランスの配当源泉税率は、日仏租税条約の限度税率10%です。ドイツ(26.375%)やスイス(35%)と比べて軽い水準です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の目安の利回りは約2.92%(4.07%×(1−0.1)×0.79685で計算)です。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(EFGSY/EFGSF・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

エッファージュ株の日本からの買い方

エッファージュの上場市場はユーロネクスト・パリのみで、ティッカーは「FGR」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:EFGSY/EFGSF)も存在しますが、これは非スポンサー型でOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダック本体にも上場していません。

証券会社エッファージュ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「FGR」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約21,900円408円約1.86%
2株約43,800円408円0.93%

手数料は約定金額の0.088%、最低2.2ユーロ(約408円)です。1株からでも手数料負担率は約1.86%と軽く、2株(約43,800円)まとめると0.93%までさらに下がります。

エッファージュ株はどんな人に向くか

向く人理由
配当利回りとバリュエーションのバランスを見たい人配当利回り4.07%、PER約11.03倍
フランスのインフラ・高速道路に関心がある人子会社APRRを通じて高速道路の通行料収入を得ている
1株からでも手数料負担を抑えて買いたい人1株の手数料負担率は約1.86%と軽い
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
超長期で通行料収入の継続を前提にしたい人APRRの高速道路コンセッション契約は2035年11月30日に満了する
税制・訴訟リスクの決着を見てから投資したい人フランス政府の輸送インフラ税をめぐる提訴の結論は未確定

よくある質問

エッファージュ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がユーロネクスト・パリのみのためです。米国預託証券(EFGSY/EFGSF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約21,900円から購入できます。手数料負担率は1株でも約1.86%と軽く、2株(約43,800円)まとめると0.93%までさらに下がります。

配当にかかる税金はどうなりますか?

フランスの配当源泉税率は日仏租税条約の限度税率10%です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の目安の利回りは約2.92%です。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

チャートのADRと、実際に買う原株はどう違いますか?

本記事のチャートに使っている米国ADR(EFGSY/EFGSF)は非スポンサー型でOTC市場のみの取引です。実際にサクソバンク証券で購入するのは、ユーロネクスト・パリに上場する原株(ティッカーFGR)です。値動きはほぼ同じですが、表示通貨と取引される市場が異なります。

まとめ

  • メリット:配当利回り4.07%でフランスの源泉税10%は独・瑞より軽い/PER約11.03倍(予想約10.43倍)/受注残高311億ユーロ・前年同期比+5%(報道)
  • デメリット:APRRの高速道路コンセッション契約は2035年11月30日に満了/フランス政府の輸送インフラ税をめぐり提訴中で結論は未確定(報道)/株価は1年で-5.98%、建設業は工期遅れ・コスト超過のリスクがある事業
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約21,900円から。1株からでも手数料負担率は約1.86%と軽い

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はエッファージュの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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