※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。
この記事の結論
- ユスケ銀行は個人・法人向け融資と資産管理を手がけるデンマークの大手銀行です
- 魅力の核心:1年で株価+51.64%上昇
- 最大のリスク:規制当局からの処分が3件報じられている(報道。詳細は本文参照)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約26,500円から(推奨ロット5株が目安/1株だと手数料負担率は約3.61%とやや重い)
1年で株価+51.64%上昇。デンマークの大手銀行であるユスケ銀行(Jyske Bank)は、個人向け・法人向けの融資と、富裕層向けの資産管理を手がけています。会社発表によると、2024年12月期の純利益は53億クローネ、CET1比率は17.8%でした。
一方で、直近12ヶ月の純利益の伸びは+1.01%にとどまっており、株価の上昇率とのあいだに大きな差があります。加えて、報道によると、同行には規制当局からの処分が3件報じられています。同業種の対比先としては、スペインのカイシャバンクやバンキンテルがよく挙がります。
大きく上昇した株価の裏側にある実態を、業績・リスク・買い方の順に確認していきます。
ユスケ銀行株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 1,066.00デンマーククローネ(1株 約26,500円) |
| 52週レンジ | 679.50〜1,074.00クローネ |
| 時価総額 | 約607億クローネ |
| PER | 約12.4倍(予想 約12.0倍) |
| 配当利回り | 2.35%(1株配当 25デンマーククローネ) |
| 上場市場 | ナスダック・コペンハーゲン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +51.64% |
ユスケ銀行株を買うメリット
1年で株価+51.64%上昇
2026年8月23日時点の株価は1,066.00デンマーククローネで、1年間では+51.64%の上昇となっています。52週レンジは679.50〜1,074.00クローネで、現在値はレンジの上限付近にあります。
投資家にとっては、この1年で市場からの評価がはっきりと変化したことを示す数字です。ただし、この上昇率がどこまで業績の裏付けを伴っているかは、本記事のデメリット・リスクの項で確認する必要があります。
自己資本の厚さ:CET1比率17.8%、総自己資本比率22.4%(会社発表)
会社発表によると、2024年末時点のCET1比率は17.8%、総自己資本比率は22.4%です。いずれも銀行の健全性を示す指標で、規制上の最低水準を上回っています。
投資家にとっては、自己資本の厚さは、景気悪化局面での耐久力や、規制当局からの追加的な資本要求への対応余地を示す材料になります。
配当性向34.14%、1株配当25クローネ
ユスケ銀行の1株配当は25.00クローネ、配当性向は34.14%です。
投資家にとっては、配当性向が3割台にとどまっていることは、利益に対して配当に回す割合にまだ余地があることを意味します。
ユスケ銀行株を買うデメリット・リスク
規制当局からの処分が3件報じられている(報道)
報道によると、ユスケ銀行には次の3件の規制当局からの処分が報じられています。
- 2024年12月:マネーロンダリング対策の不備(顧客確認の手続きや記録の義務違反)で制裁金を科されたとされる
- 2024年10月:デンマークの金融当局からコンプライアンス体制の強化を求める命令を受けたとされる
- 2025年2月:業務運営リスクの管理強化を求める命令を受けたとされる
いずれも報道によるものであり、当サイトでは制裁金の金額を含め、その後の結論や再発の有無を確認できていません。投資家にとっては、規制対応の負担やレピュテーションへの影響を、金額を含めて自分で追加確認したうえで判断すべき事項です。
株価+51.64%上昇に対し、直近12ヶ月の純利益の伸びは+1.01%
株価は1年で+51.64%上昇した一方、直近12ヶ月の純利益の伸びは+1.01%にとどまっています(実測)。
投資家にとっては、株価の上昇分を利益の伸びだけで説明することはできず、株価の上昇が業績の改善以外の要因(自己資本の厚さや株主還元の拡大など)によって支えられている可能性がある、ということです。この差がどこまで妥当かは、読者自身で判断する必要があります。
株価は52週高値1,074.00クローネに迫る水準
2026年8月23日時点の株価1,066.00クローネは、52週高値1,074.00クローネに対しほぼ高値圏にあります。実績PERは約12.4倍、予想PERは約12.0倍です。
投資家にとっては、すでに高値圏で推移している株価を、これから新規に買うタイミングとして選ぶことになる、ということです。
1株買いの手数料負担率は3.61%とやや重い
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株(約26,500円)だけを買うと、手数料負担率は約3.61%になります。
投資家にとっては、1株だけの購入は割高になりやすく、5株単位(約132,400円)でのまとめ買いのほうが効率的だ、ということです。
ユスケ銀行はどんな会社か
ユスケ銀行(Jyske Bank)は、デンマークの大手銀行です。個人向け・法人向けの融資と、富裕層向けの資産管理を手がけています。
直近の決算では、2024年12月期の純利益は53億クローネ、1株利益は80クローネ、総資産は7,502億クローネでした(出典:会社発表 https://www.globenewswire.com/news-release/2025/02/26/3032567/0/en/Annual-Report-2024.html)。
報道によると、株価が1年で+51.64%上昇した背景には、1株利益の伸び、業績見通しの引き上げ、自己資本の厚さ、配当と自社株買いによる株主還元の拡大が評価されたことがあるとされています。
同業種の対比先としては、スペインのカイシャバンクやバンキンテルがよく挙がります。国内市場を軸にした銀行という点は共通していますが、事業構成や規制環境は国ごとに異なります。
なお、日本国内での事業展開については、当サイトでは確認できていません。
配当と税金
ユスケ銀行の1株配当は25.00クローネ、表面利回りは2.35%です。
デンマークの配当源泉税率は、当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
ユスケ銀行株の日本からの買い方
ユスケ銀行の上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「JYSK」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:JYSKF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ユスケ銀行株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- デンマーククローネに両替する
- ティッカー「JYSK」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約26,500円 | 956円 | 約3.61% |
| 5株 | 約132,400円 | 956円 | 約0.72% |
手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約3.61%とやや重く、5株単位でのまとめ買いのほうが効率的です。5株まとめると負担率は約0.72%まで下がります。
ユスケ銀行株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 株価の上昇トレンドに関心がある人 | 1年で株価+51.64%上昇 |
| 自己資本の厚い銀行に投資したい人 | CET1比率17.8%、総自己資本比率22.4% |
| 5株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.72%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 規制当局の処分歴を気にする人 | 規制当局からの処分が3件報じられている(報道) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約3.61%とやや重い |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
よくある質問
ユスケ銀行株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(JYSKF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約26,500円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約3.61%とやや重いため、5株単位(約132,400円)でのまとめ買いのほうが効率的です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
デンマークの配当源泉税率は当サイトでは確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(JYSKF)とユスケ銀行株(JYSK)の違いは何ですか?
JYSKFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うJYSKはナスダック・コペンハーゲン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。
まとめ
- メリット:1年で株価+51.64%上昇/自己資本の厚さ(CET1比率17.8%、総自己資本比率22.4%)/配当性向34.14%で配当に余地
- デメリット:規制当局からの処分が3件報じられている(報道)/株価+51.64%上昇に対し純利益の伸びは+1.01%にとどまり差が大きい/1株買いの手数料負担率は3.61%とやや重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約26,500円から。5株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.72%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
あわせて読みたい
免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はユスケ銀行の公表資料に基づきます。規制当局からの処分に関する記述は報道に基づくものであり、当サイトでは結論や再発の有無を確認していません。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

コメント