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この記事の結論
- ウィアー・グループは銅や金の鉱山会社向けに、鉱石を砕く・運ぶ機械を作るイギリスの会社です
- 魅力の核心:2026年上半期の受注は+8%の14億ポンド
- 最大のリスク:直近12ヶ月の純利益は−13.8%
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約6,103円から(推奨ロット20株が目安/1株だと手数料負担率は約11.72%と重く、20株単位が前提)
2026年上半期の受注は+8%の14億ポンド。銅や金の鉱山会社を主な顧客とするウィアー・グループは、受注と売上の比率(ブック・トゥ・ビル)が1.12まで伸び、銅・金・鉄鉱石の需要の強さを裏付けています。会社発表によると、鉱山向けソフトウェアのマイクロマインなど複数の買収でデータ分析分野の強化も進めています。
一方で、2026年上半期の営業利益率は18.8%と前年から1.0ポイント低下し、直近12ヶ月の純利益は−13.8%となっています。同じ資源セクターの英国株としては、銅鉱山のアントファガスタや資源大手のグレンコアが比較対象としてよく挙げられます。
受注の好調さと利益率の低下という2つの数字を両方持つウィアー・グループの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ウィアー・グループ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 2,816.00ペンス(28.16ポンド)(1株 約6,103円) |
| 52週レンジ | 2,254.00〜3,580.00ペンス |
| 時価総額 | 約73億ポンド |
| PER | 約27.7倍(予想 約20.2倍) |
| 配当利回り | 1.49%(1株配当 0.42ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +14.01% |
ロンドン証券取引所の株価はペンス(GBX)表示です。「2816」と表示されていても2,816ポンドではなく、100で割った28.16ポンドが実際の株価です。表示を100倍で誤読しないよう注意してください。
ウィアー・グループ株を買うメリット
2026年上半期の受注は+8%の14億ポンド、ブック・トゥ・ビル1.12(会社発表)
会社発表によると、ウィアー・グループの2026年上半期の受注は前年比+8%の14億ポンドで、受注と売上の比率(ブック・トゥ・ビル)は1.12でした。銅・金・鉄鉱石の需要が好調だったことが背景とされています。
投資家にとっては、受注が売上を上回るペースで積み上がっているということは、先行きの売上の土台がすでに積み上がっていることを意味します。
2025年12月期の営業利益は+15%の5億1,800万ポンド、利益率20.2%(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期の売上高は25億6,500万ポンド(前年比+6%)、営業利益は5億1,800万ポンド(同+15%)で、営業利益率は20.2%(+1.5ポイント)でした。
投資家にとっては、売上の伸び以上に利益が伸び、利益率も改善したということは、コスト構造の効率化が進んだ年だったことを示しています。
アフターマーケット事業が+8%で成長を牽引、利益率が高い(会社発表)
会社発表によると、2025年12月期の成長を牽引したのは交換部品などのアフターマーケット事業(+8%)で、利益率が高い事業とされています。
投資家にとっては、新規の機械販売だけでなく、稼働中の設備の交換部品という継続的な収益源を持っていることが、業績の質を支える材料になります。
1株配当41.7ペンスで前年比+4%増配(報道)
報道によると、1株配当は41.7ペンス(前年比+4%)とされています。実測の表面利回りは約1.49%です。
投資家にとっては、業績の伸びにあわせて配当も増やしているということは、株主還元の姿勢が業績と連動していることを確認できる材料です。
ウィアー・グループ株を買うデメリット・リスク
2026年上半期の営業利益率は18.8%、前年から1.0ポイント低下(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の営業利益率は18.8%と、前年から1.0ポイント低下しました。生産拠点の移転費用とアフターマーケット需要の変動が要因とされています。
投資家にとっては、2025年12月期に改善した利益率が、直近の半期では逆方向に動いているということです。受注の好調さとは別に、収益性そのものは足元で弱含んでいる点を軽視できません。
直近12ヶ月の純利益は−13.8%(実測)
実測値として、直近12ヶ月の純利益は−13.8%です。
投資家にとっては、受注や売上高が伸びていても、最終的な利益は減っているという事実は、株価評価の前提として無視できない数字です。
PERは実績約27.7倍、予想でも約20.2倍と割高感が残る
実績PERは約27.7倍、予想PERは約20.2倍です。
投資家にとっては、予想PERが実績より下がるとはいえ、なお20倍台であるということは、純利益が減少している足元の状況に対して、株価には相応の期待がすでに織り込まれていることを意味します。
1株買いの手数料負担率は11.72%、20株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株(約6,103円)だけを買うと、手数料負担率は約11.72%にのぼります。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、20株単位(約12万2,100円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
ウィアー・グループはどんな会社か
ウィアー・グループは、鉱石を砕く・運ぶ機械を作るイギリスの企業です。銅や金の鉱山会社を主な顧客とし、新規の機械販売に加えて、稼働中の設備向けの交換部品などのアフターマーケット事業を収益源としています。
会社発表によると、2025年12月期の売上高は25億6,500万ポンド(前年比+6%)、営業利益は5億1,800万ポンド(同+15%)、営業利益率は20.2%(+1.5ポイント)でした。成長を牽引したのは利益率の高いアフターマーケット事業(+8%)です。あわせて、鉱山向けソフトウェアのマイクロマイン(6億2,400万ポンド)など複数の買収でデータ分析分野を強化しました。
会社発表によると、2026年上半期の受注は前年比+8%の14億ポンドで、ブック・トゥ・ビルは1.12でした。銅・金・鉄鉱石の需要が好調だった一方、同じ半期の営業利益率は18.8%と前年から1.0ポイント低下しています。
同じ資源セクターの英国株としては、銅鉱山のアントファガスタや資源大手のグレンコアがしばしば比較対象になります。鉱山会社そのものではなく、鉱山向けの機械・サービスを供給する立場である点がウィアー・グループの特徴です。
配当と税金
ウィアー・グループの1株配当は0.42ポンド(41.7ペンス)、表面利回りは1.49%です。
イギリスの配当は原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに、受け取った配当に20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(WEGRY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
ウィアー・グループ株の日本からの買い方
ウィアー・グループの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「WEIR」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:WEGRY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ウィアー・グループ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ポンドに両替する
- ティッカー「WEIR」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約6,103円 | 715円 | 約11.72% |
| 20株 | 約12万2,100円 | 715円 | 約0.59% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株だと手数料負担率は約11.72%と重く、現実的には20株単位のまとめ買いが前提になります。20株まとめると負担率は約0.59%まで下がります。
ウィアー・グループ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 資源関連の受注動向に注目したい人 | 2026年上半期の受注は+8%の14億ポンド、ブック・トゥ・ビル1.12 |
| 鉱山機械のアフターマーケット事業に関心がある人 | 交換部品などの高利益率事業が成長を牽引 |
| 20株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.59%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約11.72%と重い |
| 利益率の悪化を避けたい人 | 2026年上半期の営業利益率は18.8%と1.0ポイント低下、純利益は−13.8% |
よくある質問
ウィアー・グループ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(WEGRY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約6,103円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約11.72%と重いため、20株単位(約12万2,100円)でのまとめ買いが前提です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イギリスの配当は原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(WEGRY)とウィアー・グループ株(WEIR)の違いは何ですか?
WEGRYは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うWEIRはロンドン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。なお本文中のチャートはWEGRY(米ドル建て)を表示しています。
まとめ
- メリット:2026年上半期の受注は+8%の14億ポンド/2025年12月期の営業利益は+15%で利益率20.2%/1株配当41.7ペンスで前年比+4%増配
- デメリット:2026年上半期の営業利益率は18.8%で1.0ポイント低下/直近12ヶ月の純利益は−13.8%/1株買いの手数料負担率は11.72%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約6,103円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.59%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・受注残高は報道を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はウィアー・グループ社に関する報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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