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この記事の結論
- ハウデン・ジョイナリーは、一般消費者ではなく工務店(トレード)だけに建材を卸すイギリスの卸売会社です
- 魅力の核心:会社発表によると、デポ(拠点)は英国893か所とフランス・ベルギー・アイルランド82か所の計975か所に達しています
- 最大のリスク:株価は1年で−8.38%。下落の理由は当サイトで確認できていません
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約1,770円から(推奨ロット60株が目安/1株だと手数料負担率は約40.47%と重く、60株単位が前提)
工務店だけに売る975拠点。ハウデン・ジョイナリーは、キッチンや建具、床材を在庫から引き渡すイギリスの建材卸売チェーンです。一般消費者向けの店舗ではなく、工務店(トレード)だけに販売する卸売モデルを取っており、会社発表によると2026年上半期時点でデポ(拠点)は英国893か所、フランス・ベルギー・アイルランドで82か所の計975か所に達しています。
報道によると、この会社の売上の95%は新築ではなく修繕・保守・改修(RMI)から来ています。英国のRMI市場規模は約110億ポンドとされ、同社の英国売上は約23億ポンドとされています。
同業種の対比先としては、住関連小売のキングフィッシャー(英)や建材メーカーのゲベリット(瑞)がしばしば挙げられます。ハウデン・ジョイナリーの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ハウデン・ジョイナリー株の基本データ(2026年8月26日時点)
| 株価 | 815.50ペンス(8.15ポンド)(1株 約1,770円) |
| 52週レンジ | 713.00〜981.00ペンス(7.13〜9.81ポンド) |
| 時価総額 | 約43.8億ポンド |
| PER | 約16.38倍(予想 約14.93倍) |
| 配当利回り | 2.69%(1株配当 0.219ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | −8.38% |
ロンドン証券取引所の株価はペンス(GBX)建てで表示されます。815.50ペンス=8.155ポンドであり、「815」という数字だけを見てそのままポンドと読み違えないよう注意してください(100倍の誤認が起きやすい表示です)。
デポ975か所という事実|ハウデン・ジョイナリー株の魅力
デポは英国893か所・仏白愛82か所の計975か所、年約30か所ペースで拡大(会社発表・報道)
会社発表によると、2026年上半期時点でデポ(拠点)は英国893か所、フランス・ベルギー・アイルランドで82か所の計975か所に達しており、同上半期に25か所を新設しました。報道では、英国では約1,000か所まで拡張可能として年約30か所のペースで開設する計画とされています。
投資家にとっては、工務店だけに売るという卸売モデルが、デポの新設という形で継続的に拡張されている事実を確認できる材料です(今後の出店ペースを保証するものではありません)。
2026年上半期の基礎営業利益は+5.5%、調整後EPSも+5.5%(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の売上高は10億3,060万ポンドで前年同期比+3.3%、基礎営業利益は1億2,810万ポンドで+5.5%、基礎税引前利益は1億2,220万ポンドで+4.3%、調整後EPSは17.3ペンスで+5.5%でした。
投資家にとっては、売上の伸び以上に利益とEPSが伸びているという事実を確認できる材料です(下半期の水準を保証するものではありません)。
粗利益率は62.8%で前年同期比+70ベーシスポイント(会社発表)
会社発表によると、2026年上半期の粗利益率は62.8%で、前年同期から+70ベーシスポイント改善しました。同時に中間配当は5.1ペンスで前年同期比+2.0%でした。
投資家にとっては、利益率の改善と増配が同じ半期で確認できるという事実を、収益構造を見る材料の一つとして確認できます。
2026年上半期にDIY Kitchensの買収を完了、企業価値3億9,000万ポンド(報道)
報道によると、2026年上半期にハウデン・ジョイナリーはDIY Kitchensの買収を完了しました。企業価値は3億9,000万ポンド(現金2億9,250万ポンド+株式9,750万ポンド)で、オンライン・非トレード向けキッチン市場への拡張が目的とされています。あわせて1億ポンドの自社株買いも実施中です。
投資家にとっては、工務店向けの卸売という主力事業に加え、オンライン販売の領域にも手を広げている事実を確認できる材料です(買収の成果を当サイトで予測するものではありません)。
株価−8.38%という数字|先に知っておきたいリスク
株価は1年で−8.38%、下落の理由は当サイトで確認できていない
実測によると、ハウデン・ジョイナリーの株価は1年で−8.38%となりました。2026年上半期の基礎営業利益は前年同期比+5.5%と伸びている一方で、株価は下落しています。この下落の理由は、当サイトでは確認できていません。
投資家にとっては、業績の伸びと株価の動きが必ずしも一致していないという事実をそのまま受け止めたうえで、判断材料にする必要がある、ということです(当サイトでは今後の株価見通しを述べません)。
売上の95%が英国のリフォーム市場(RMI)に依存
報道によると、ハウデン・ジョイナリーの売上の95%は修繕・保守・改修(RMI)から来ており、新築は5%にとどまります。英国のRMI市場規模は約110億ポンドとされ、同社の英国売上は約23億ポンドとされています。
投資家にとっては、この会社の業績が英国という単一国の住宅市況、それもリフォーム需要という一つのセグメントに強く依存している構造を把握しておく必要がある、ということです。英国の住宅市況が悪化すれば直撃する構造です。
1株買いの手数料負担率は約40.47%
1株8.155ポンド(約1,770円)に対し、1株を買うときの手数料は最低3.30ポンド(約716円)で、負担率は約40.47%になります。60株単位でまとめると0.67%まで下がりますが、少額から気軽に買える銘柄ではありません(詳しくは後段の手数料表で解説します)。
投資家にとっては、この銘柄をまとまった株数で買う前提を最初に踏まえておく必要がある、ということです。
ハウデン・ジョイナリーは工務店専用の卸売網で稼ぐ会社
ハウデン・ジョイナリーはイギリスの建材卸売チェーンで、上場市場はロンドン証券取引所(ティッカー:HWDN)、時価総額は約43.8億ポンドです。キッチンや建具、床材を在庫から引き渡す業態で、一般消費者ではなく工務店(トレード)だけに販売する卸売モデルを取っています。会社発表によると2026年上半期時点でデポは英国893か所、フランス・ベルギー・アイルランドで82か所の計975か所です。
実測の年次損益によると、2025年12月期は売上高24億1,800万ポンド(前年比+4.13%)、営業利益3億4,920万ポンド、純利益2億6,770万ポンド、EPS0.49ポンドでした。2024年12月期は売上高23億2,200万ポンド、営業利益3億3,890万ポンド、純利益2億4,930万ポンド、EPS0.45ポンドで、直近12か月(2026年6月中旬まで)は売上高24億5,100万ポンド、純利益2億6,610万ポンドです。
日本との接点は当サイトでは確認できていません。なお、保険ブローカーの「Howden Group Holdings」は日本に進出していますが、本記事で扱う建材卸売のハウデン・ジョイナリー(Howden Joinery Group)とはまったくの別会社です(詳しくは後段のFAQで解説します)。
同業種の対比先としては、住関連小売のキングフィッシャー(英)や建材メーカーのゲベリット(瑞)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当0.219ポンドと、イギリスの源泉税
ハウデン・ジョイナリーの1株配当は0.219ポンド(22ペンス)、実測の表面利回りは約2.69%です。直近1年の権利落ち実績は2025年10月16日0.050ポンド+2026年4月9日0.169ポンドの合計0.219ポンドで、前年は0.049ポンド+0.163ポンドの合計0.212ポンドでした。年2回に分けて支払われています。
イギリス株の配当源泉税については、原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに、受け取った配当金に20.315%が課税されます。
チャートでHWDNの今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。※下のチャートは米国ADR(HWDJF・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率40.47%
ハウデン・ジョイナリーの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「HWDN」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:HWDJF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ハウデン・ジョイナリー株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- 英ポンドに両替する
- ティッカー「HWDN」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約1,770円 | 716円 | 約40.47% |
| 60株 | 約106,200円 | 716円 | 0.67% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)です。1株だと手数料負担率は約40.47%と重く、60株単位が前提になります。60株(約106,200円)まとめると0.67%まで下がります。
ハウデン・ジョイナリー株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 工務店向けの卸売という着眼点に興味がある人 | 一般消費者ではなく工務店だけに売る卸売モデルで、デポは975か所に達している |
| 景気後退時にも相対的に強い需要構造を評価する人 | 売上の95%が修繕・保守・改修(RMI)から来ている |
| 直近の増益を確認したい人 | 2026年上半期の基礎営業利益は前年同期比+5.5%、調整後EPSも+5.5% |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 株価の下落理由を明確に知りたい人 | 株価は1年で−8.38%だが、当サイトでは下落の理由を確認できていない |
| 英国の住宅市況リスクを避けたい人 | 売上の95%が英国のリフォーム市場(RMI)に依存している |
| 少額から気軽に買いたい人 | 1株買いの手数料負担率は約40.47%と重く、60株単位が前提(IB証券という選択肢もある) |
ハウデン・ジョイナリー株のよくある質問
ハウデン・ジョイナリー株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(HWDJF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
保険ブローカーの「Howden Group Holdings」とは同じ会社ですか?
別の会社です。日本にも進出している保険ブローカーの「Howden Group Holdings」と、本記事で扱う建材卸売の「ハウデン・ジョイナリー(Howden Joinery Group、ティッカー:HWDN)」はまったく別の会社です。検索する際に混同しないよう注意してください。
株価が1年で−8.38%下落したのはなぜですか?
当サイトでは下落の理由を確認できていません。2026年上半期の基礎営業利益は前年同期比+5.5%となっており、業績と株価の動きが単純に一致しているわけではないことは事実として確認できます。
チャートのADR(HWDJF)と実際に買う株(HWDN)は違いますか?
表示通貨と上場市場が異なります。チャートに使っている米国ADR(HWDJF)はOTC市場で米ドル建てのため原株とほぼ同じ値動きをしますが、実際にサクソバンク証券で買うのはロンドン証券取引所に上場する原株(HWDN、ペンス建て)です。
まとめ:975拠点は増えても、株価は1年で−8.38%
- メリット:デポは英国893か所・仏白愛82か所の計975か所に達し、年約30か所ペースで拡大/2026年上半期の基礎営業利益は前年同期比+5.5%、調整後EPSも+5.5%/粗利益率は62.8%で前年同期比+70ベーシスポイント
- デメリット:株価は1年で−8.38%だが下落の理由は当サイトで確認できていない/売上の95%が英国のリフォーム市場(RMI)に依存/1株買いの手数料負担率は約40.47%と重く、60株単位が前提
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約1,770円から。60株まとめると手数料負担率は0.67%まで下がる
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はハウデン・ジョイナリーの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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