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エミー株の魅力とリスク|6年連続増配と日本からの買い方【2026年】

エミー株の魅力とリスク|6年連続増配と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • エミーは、牛乳やチーズ、バターに加えペットボトル入りのカフェラテも作って世界に売るスイス最大級の乳製品メーカーです
  • 魅力の核心:1株配当は13.00フランから17.50フランへ、6年連続で増えています
  • 最大のリスク:議決権の約60.4%を握っていた株主グループが、2025年11月7日に解散を公表しました
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約169,000円から(推奨ロット2株が目安/1株からでも手数料負担率は約0.65%と軽い)

1株配当は13.00フランから17.50フランへ、6年連続で増えています。エミーは、牛乳やチーズ、バターに加え、ペットボトル入りのカフェラテやフォンデュ用チーズを作って世界に売る、スイス最大級の乳製品メーカーです。増配という魅力の裏で、実測によると議決権の約60.4%を握っていた株主グループが2025年11月7日に解散を公表するという出来事も起きています。

解散後の持株比率がどう変わったかは、当サイトでは確認できていません。ここでは推測せず、確認できている事実だけをお伝えします。

同業種の対比先としては、食品のネスレ(瑞)や菓子のリンツ(瑞)がしばしば挙げられます。エミーの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

エミー株の基本データ(2026年8月25日時点)

株価852.00スイスフラン(1株 約169,000円)
52週レンジ676.00〜910.00フラン
時価総額約45.5億フラン
PER約19.74倍(予想 約18.51倍)
配当利回り2.05%(1株配当 17.5スイスフラン)
上場市場SIXスイス証券取引所
1年の株価騰落+11.10%

13.00→17.50フラン、6年連続の増配という事実|エミー株の魅力

1株配当は13.00フランから17.50フランへ、6年連続で増加(実測)

実測の配当履歴(stockanalysis.com)によると、1株配当は13.00フラン→14.00フラン→14.50フラン→15.50フラン→16.50フラン→17.50フランと6年連続で増えています。直近は2026年4月13日が権利落ち日で、表面利回りは株価852.00フランに対し約2.05%です。

投資家にとっては、増配が一度きりではなく複数年にわたって続いてきたという実績を、配当の推移を見る材料の一つとして確認できるということです(今後の増配を保証するものではありません)。

2025年12月期の売上高は47億4,600万フランで前年比+9.13%(実測)

実測(年次損益)によると、2025年12月期の売上高は47億4,600万フランで前年比+9.13%、営業利益は3億3,508万フラン、純利益は2億2,706万フラン(前年2億2,029万フラン)、EPSは42.44フランでした。直近12か月(2026年6月末まで)は売上高47億9,700万フラン(+1.07%)、純利益2億3,069万フランです。

投資家にとっては、増収が一時的なものではなく直近12か月でも増収基調が続いているという事実を確認できる材料です(今後の水準を保証するものではありません)。

2026年通期の有機成長見通しは1〜3%から2〜3%へ上方修正(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期の売上高は23億2,346万フラン(前年同期22億7,243万フラン)、有機成長は+3.6%、EBITは1億5,230万フラン(前年1億4,540万フラン、マージン6.6%・前年6.4%)、純利益は1億0,087万フラン(前年9,724万フラン)でした。これを受けて2026年通期の有機成長見通しは従来の1〜3%から2〜3%へ上方修正され、EBIT3億3,500万〜3億5,500万フラン・純利益マージン4.8〜5.3%は据え置かれています(出典:報道)。

投資家にとっては、上半期の実績を受けて会社側が通期見通しを上方修正したという事実を確認できます(下半期の実績を当サイトで予測するものではありません)。

主力ブランドのCaffè Latteはスイス・スペイン・オーストリアで1位(報道)

報道によると、エミーの主力ブランドはペットボトル入りコーヒー飲料のCaffè Latte(スイス・スペイン・オーストリアで1位、英国・ドイツ・ベルギーで2位)と、洞窟熟成チーズのKaltbachです。ほかにSbrinz、Emmentaler、Gerberなどのブランドも展開しています。

投資家にとっては、複数の国で首位級のシェアを持つブランドを抱えているという事実を、収益源の広がりを見る材料として確認できます。

議決権60.4%の株主グループが解散を公表|先に知っておきたいリスク

議決権の約60.4%を持つ株主グループが2025年11月7日に解散を公表、影響は当サイトで確認できていない

会社発表(同社年次報告)によると、酪農協同組合の投資会社ZMP Investなど3者からなる株主グループが議決権の約60.4%を持つとされ、うちZMP Invest単独で285万4,361株(53.4%)を保有しています。実測(stockanalysis.comのstatistics)では発行済株式535万株に対し浮動株は211万株(約39.4%)です。この株主グループについて、2025年11月7日に解散が公表されました(出典:同社年次報告)。

解散後の持株比率がどう変わったか、また今後の議決権構成にどう影響するかは、当サイトでは確認できていません。ここでは推測せず、投資家自身が今後の開示を確認する必要がある、とだけお伝えします。

原乳価格は2026年第1四半期に前年比+12%上昇、原乳の70%以上をスイス国内で調達(報道)

報道によると、スイスの原乳価格は2026年第1四半期に前年比12%上昇しました。エミーは原乳の70%以上をスイス国内で調達しているとされ、原料費の変動を価格転嫁しきれなければ利益が削られる構造にあります。

投資家にとっては、原料コストの上昇という事実を、今後の利益率を見るときの材料として踏まえておく必要がある、ということです(今後の原乳価格の動向を当サイトで予測するものではありません)。

スイスフラン高が欧州向け輸出や独・墺事業の逆風に(報道)

報道によると、スイスフラン高は欧州向け輸出やドイツ・オーストリア事業の逆風になっているとされます。エミーは売上の約57.5%を海外で得ており、為替の動きが業績に影響しやすい構造です。

投資家にとっては、海外売上の比率が高い会社である以上、為替の変動が業績に影響しうるという事実を踏まえておく必要がある、ということです。

営業利益率は7.06%と薄い(実測)

実測によると、2025年12月期の営業利益率は7.06%(営業利益3億3,508万フラン÷売上高47億4,600万フラン)です。乳製品は原料価格の変動を価格転嫁しきれないと利益が削られやすい事業であり、原乳価格の上昇という前述のリスクとあわせて確認しておく必要があります。

投資家にとっては、増収が続いていても利益率そのものは薄いという事実を、収益性を見る材料として押さえておく必要がある、ということです。

エミーは牛乳・チーズと、ペットボトル入りカフェラテで稼ぐ会社

エミーはスイス最大級の乳製品メーカーで、牛乳やチーズ、バターに加え、ペットボトル入りのカフェラテやフォンデュ用チーズを作って世界に売っています。上場市場はSIXスイス証券取引所(ティッカー:EMMN)で、時価総額は約45.5億フランです。

報道によると、売上はスイス国内が約42.5%、海外が約57.5%です。主力ブランドはペットボトル入りコーヒー飲料のCaffè Latte(スイス・スペイン・オーストリアで1位、英国・ドイツ・ベルギーで2位)と、洞窟熟成チーズのKaltbach。ほかにSbrinz、Emmentaler、Gerberなどを展開しています。直近のM&Aは、報道によると2025年11月にThe English Cheesecake Company(英)、2024年10月にMademoiselle Desserts(仏)を買収し、2024年にはGläserne Molkerei(独)とAmbrosiの少数株(伊)を売却しています。

日本との接点としては、Emmi Asiaという地域統括の存在は確認できるものの、日本国内での販売や日本法人の有無については当サイトで確認できていません。

同業種の対比先としては、食品のネスレ(瑞)や菓子のリンツ(瑞)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当17.50フランと、スイスの源泉税35%

エミーの1株配当は17.50フラン、実測の表面利回りは約2.05%です。配当履歴は13.00フラン→14.00フラン→14.50フラン→15.50フラン→16.50フラン→17.50フランと6年連続で増加しており、直近は2026年4月13日が権利落ち日でした。

スイス株の配当源泉税率は35%です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%は、日本の外国税額控除の対象外となり、取り戻すにはスイス税務当局(ESTV)へ直接請求する必要があります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は1.06%です(2.05%×(1−0.35)×0.79685で計算)。表面利回り2.05%という数字だけでなく、スイスは欧州で最も源泉税が重い国の一つであるという点もあわせて確認しておく必要があります。

チャートでEMMNの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月25日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率0.65%

エミーの上場市場はSIXスイス証券取引所のみで、ティッカーは「EMMN」です。米国預託証券(ADR)の有無は当サイトでは確認できていませんが、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していないため、SBI証券・楽天証券・マネックス証券では買えません。

証券会社エミー株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. スイスフランに両替する
  5. ティッカー「EMMN」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約169,000円1,091円約0.65%
2株約338,000円1,091円約0.32%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5スイスフラン(約1,091円)です。エミーは1株あたりの単価が約169,000円と高いため、1株からでも手数料負担率は約0.65%と軽くなります。最低手数料5.5フランが効く水準を1株の約定金額がすでに超えているためです。推奨ロットの2株(約338,000円)まとめると0.32%まで下がります。

エミー株が向く人・向かない人

向く人理由
増配の実績を重視する人1株配当は13.00フランから17.50フランへ6年連続で増加
生活必需品セクターを評価する人牛乳・チーズなど乳製品という需要が安定しやすい事業で稼ぐ会社
直近の増収を確認したい人2025年12月期の売上高は前年比+9.13%、直近12か月も増収基調
向かない人理由
大株主の動向を注視したい人議決権約60.4%を持つ株主グループが2025年11月に解散を公表、影響は当サイト未確認
高い配当源泉税を避けたい人スイスの配当源泉税は35%で欧州最重量級
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

エミー株のよくある質問

エミー株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がSIXスイス証券取引所のみのためです。米国預託証券(ADR)の有無は当サイトでは確認できていませんが、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場しておらず、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

議決権60.4%を握っていた株主グループの解散は、株にどんな影響がありますか?

会社発表(同社年次報告)によると、ZMP Investなど3者からなる株主グループが議決権の約60.4%を持ち、うちZMP Invest単独で285万4,361株(53.4%)を保有していましたが、2025年11月7日にこの株主グループの解散が公表されました。解散後の持株比率や今後の議決権構成への影響は、当サイトでは確認できていません。ここでは推測せず、事実のみをお伝えしています。

原乳価格の上昇は今後も続きますか?

報道によると、スイスの原乳価格は2026年第1四半期に前年比12%上昇したとされています。エミーは原乳の70%以上をスイス国内で調達しているとされますが、今後の原乳価格がどう動くかを当サイトで予測するものではありません。

1株の値段が高いのに、手数料負担率が低いのはなぜですか?

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5スイスフラン(約1,091円)です。エミーは1株の単価が約169,000円と高いため、1株の約定金額だけで最低手数料の水準をすでに超え、結果として1株からでも負担率は約0.65%と軽くなります。単価が低い銘柄では、逆に1株だと最低手数料が効いて負担率が重くなる場合があります。

まとめ:6年連続の増配と、株主構成をめぐる不確実性

  • メリット:1株配当は13.00フランから17.50フランへ6年連続で増加/2025年12月期の売上高は前年比+9.13%で直近12か月も増収基調/Caffè Latteなど複数の国で首位級のブランドを保有
  • デメリット:議決権約60.4%を持つ株主グループが2025年11月に解散を公表、影響は当サイト未確認/原乳価格は2026年第1四半期に前年比+12%上昇/営業利益率は7.06%と薄い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約169,000円から。1株でも手数料負担率は約0.65%と軽く、2株まとめると0.32%まで下がる

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月25日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はエミーの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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