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ブルクハルト・コンプレッション株の魅力とリスク|配当3.55%と買い方【2026年】

ブルクハルト・コンプレッション株の魅力とリスク|配当3.55%と買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ブルクハルト・コンプレッションは、日本製鋼所(JSW)の圧縮機事業を引き継いだスイスの圧縮機メーカーです
  • 魅力の核心:実測の配当利回りは3.55%(1株配当18.00スイスフラン)です
  • 最大のリスク:報道によると、2026年3月期の受注高は前年比−31.9%と急減しました
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約100,600円から(推奨ロット2株が目安/1株からでも手数料負担率は約1.08%と軽い)

日本製鋼所(JSW)の圧縮機事業を引き継いだ会社、という接点。ブルクハルト・コンプレッションは、石油精製や化学プラント、LNG運搬船で気体を圧縮する大型機械を作り、その保守と部品供給も手がけるスイスの機械メーカーです。2020年3月に日本製鋼所の圧縮機事業をグローバルで買収し、日本製鋼所が過去に納めた圧縮機の顧客に対する保守・部品供給を引き継ぎました。横浜にはBurckhardt Compression (Japan) Ltd.が存在します。

一方で、この会社は受注の急減という逆風も抱えています。報道によると、2026年3月期の受注高は7億8,430万フランで前年比−31.9%と急減しました。米国の関税を受けて顧客が大型投資の判断を先送りしたことと、中東情勢による不透明感が理由とされています。

同業種の対比先としては、ポンプのズルツァー(瑞)や機械メーカーのGEA(独)がしばしば挙げられます。ブルクハルト・コンプレッションの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ブルクハルト・コンプレッション株の基本データ(2026年8月25日時点)

株価507.00スイスフラン(1株 約100,600円)
52週レンジ434.50〜732.00フラン
時価総額約17.0億フラン
PER約15.49倍(予想 約19.03倍)
配当利回り3.55%(1株配当 18.00フラン)
上場市場SIXスイス証券取引所
1年の株価騰落−30.25%

1株配当18.00フランという事実|ブルクハルト・コンプレッション株の魅力

日本製鋼所(JSW)の圧縮機事業を2020年3月に買収し、横浜法人が保守を引き継ぐ

会社公式および日本製鋼所公式によると、ブルクハルト・コンプレッションは2020年3月に日本製鋼所の圧縮機事業をグローバルで買収し、日本製鋼所が過去に納めた圧縮機の顧客に対する保守・部品供給を引き継ぎました。横浜にはBurckhardt Compression (Japan) Ltd.が存在します。

投資家にとっては、日本国内に既存の顧客基盤と法人拠点を持つ会社であるという事実を確認できる材料です(日本での売上額・新規受注実績は当サイトで確認できていません)。

韓国ハンファオーシャンからLNG運搬船7隻向けに圧縮機14台、海上分野で過去最大級の受注

会社発表によると、2026年3月にブルクハルト・コンプレッションは韓国のハンファオーシャンからLNG運搬船7隻向けにボイルオフガス圧縮機14台を受注しました。海上分野で過去最大級の単一受注とされ、新世代の高圧BOG圧縮機の初の商業採用にあたります。

投資家にとっては、受注全体が減っている局面でも、個別の大型案件を獲得できているという事実を確認できます(今後の受注動向を保証するものではありません)。

1株配当は7.50フランから18.00フランへ、配当性向方針は50〜70%

実測の配当履歴によると、1株配当は7.50フラン→12.00フラン→15.50フラン→18.00フラン→18.00フランと伸びてきて、今年は前年と同額の据え置きでした。会社発表によると配当性向の方針は50〜70%で、2026年3月期のEPS32.60フランに対して18.00フランは約55%にあたります。表面利回りは株価507.00フランに対し約3.55%です。

投資家にとっては、配当が減配ではなく据え置きにとどまり、かつ方針に沿った利益還元の範囲内にあるという事実を確認できます(今後の増配を保証するものではありません)。

中期目標として売上12億フランを掲げ、Systems部門目標を7億2,000万フランに引き上げ

会社発表によると、ブルクハルト・コンプレッションは中期目標として売上12億フランを掲げており、Systems部門の目標は従来の6億2,000万フランから7億2,000万フラン(+16%)に引き上げられました。根拠として手元の受注残と、クリーンエネルギー関連の中期的な需要が挙げられています。

投資家にとっては、直近の受注減とは別に、会社側が中期の目標を引き上げているという事実を確認できます(当サイトでは目標の達成可能性を予測しません)。

受注高−31.9%という事実|先に知っておきたいリスク

2026年3月期の受注高は前年比−31.9%と急減、米関税と中東情勢が理由

報道によると、2026年3月期の受注高は7億8,430万フランで前年比−31.9%と急減しました。理由は、米国が2025年4月2日に発表した関税を受けて顧客が大型投資の判断を先送りしたことと、中東情勢による不透明感とされています。同期の売上高は10億5,700万フランで前年比−3.52%でした。

投資家にとっては、受注は将来の売上の先行指標にあたるため、この急減という事実を踏まえておく必要があります(当サイトでは今後の受注動向を予測しません)。

PER15.49倍に対し予想PERは19.03倍、市場は減益方向を織り込む

実測のPERは約15.49倍ですが、予想PERは約19.03倍です。同じ株価でも予想PERが実績PERより高いのは、市場が今後の利益は下がる方向を織り込んでいることを意味します。報道によると、次の2027年3月期の売上ガイダンスは9億〜10億フラン(2026年3月期の10億5,700万フランから減収見込み)、EBITマージンは約12%とされています。

投資家にとっては、割安に見えるPERの数字だけでなく、会社側が示す減収見込みのガイダンスもあわせて確認しておく必要があります。

株価は1年で−30.25%、52週高値732.00フランから大きく離れる

実測の株価騰落率は1年で−30.25%です。52週レンジは434.50〜732.00フランで、現在の507.00フランは高値732.00フランから大きく離れた水準にあります。

投資家にとっては、受注高の急減という事実と、この株価下落が同じ時期に起きているという関係性を踏まえておく必要があります(当サイトでは今後の株価を予測しません)。

1株507.00フラン(約100,600円)で単価は10万円超、手数料負担率は約1.08%

1株507.00フラン(約100,600円)に対し、1株買うときの手数料は最低5.50フラン(約1,091円)で、負担率は約1.08%と軽い水準です。ただし、1株の単価自体が10万円を超える点は正直に書いておきます。

投資家にとっては、手数料負担率は軽くても、1株あたりの必要資金がまとまった金額になるという事実を踏まえておく必要があります。

スイスの配当源泉税は35%で欧州最重量級

スイス株の配当源泉税率は35%です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%は、日本の外国税額控除の対象外となり、取り戻すにはスイス税務当局(ESTV)へ直接請求する必要があります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

投資家にとっては、配当利回り3.55%という表面の数字だけでなく、税引き後にどれだけ手元に残るかを確認しておく必要があります。

ブルクハルト・コンプレッションは石油精製とLNG運搬船向けの圧縮機で稼ぐ会社

ブルクハルト・コンプレッションはスイスの機械メーカーで、石油精製や化学プラント、LNG運搬船で気体を圧縮する大型機械を作り、その保守と部品供給も手がけています。上場市場はSIXスイス証券取引所(ティッカー:BCHN)で、時価総額は約17.0億フランです。

2026年3月期の実績(会社発表・年次損益)は、売上高10億5,700万フラン(前年比−3.52%)、営業利益1億4,665万フラン、純利益1億1,011万フラン(前年1億0,559万フラン)、EPS32.60フランでした。会社発表によると、CO2輸送船向けの圧縮機や、ドイツGasunieの地下水素貯蔵プロジェクト(H2CAST)向けの高圧設備も手がけています。また2025年9月に米国のACT(往復圧縮機のサービス会社)を買収し、2026年7月にFornovo Gasとの合併を予定しています。

日本との接点としては、2020年3月に日本製鋼所(JSW)の圧縮機事業をグローバルで買収し、日本製鋼所が過去に納めた圧縮機の顧客に対する保守・部品供給を引き継ぎました。横浜にはBurckhardt Compression (Japan) Ltd.が存在します(出典:日本製鋼所公式・同社公式)。日本での売上額・新規受注実績は当サイトで確認できていません。

同業種の対比先としては、ポンプのズルツァー(瑞)や機械メーカーのGEA(独)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当18.00フランと、スイスの源泉税35%

ブルクハルト・コンプレッションの1株配当は18.00フラン、実測の表面利回りは約3.55%です。配当履歴は7.50フラン→12.00フラン→15.50フラン→18.00フラン→18.00フランと推移し、直近は2026年7月7日が権利落ち日でした。会社発表によると配当性向の方針は50〜70%で、2026年3月期のEPS32.60フランに対して18.00フランは約55%にあたります。

スイス株の配当源泉税率は35%です。日瑞租税条約の限度税率10%を超える25%は、日本の外国税額控除の対象外となり、取り戻すにはスイス税務当局(ESTV)へ直接請求する必要があります。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は1.84%です(3.55%×(1−0.35)×0.79685で計算)。

チャートでBCHNの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月25日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率1.08%

ブルクハルト・コンプレッションの上場市場はSIXスイス証券取引所のみで、ティッカーは「BCHN」です。米国預託証券(ADR)は当サイトでは確認できておらず、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社ブルクハルト・コンプレッション株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. スイスフランに両替する
  5. ティッカー「BCHN」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約100,600円1,091円約1.08%
2株約201,200円1,091円約0.54%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5スイスフラン(約1,091円)です。1株からでも手数料負担率は約1.08%と軽く2株(約201,200円)まとめると0.54%までさらに下がります。

ブルクハルト・コンプレッション株が向く人・向かない人

向く人理由
日本と接点のある会社に投資したい人2020年3月に日本製鋼所の圧縮機事業を買収し、横浜法人が保守を引き継いでいる
配当利回りを重視する人実測の配当利回りは3.55%、配当性向方針は50〜70%
個別の大型受注を確認したい人2026年3月に韓国ハンファオーシャンから海上分野で過去最大級の受注を獲得
向かない人理由
受注動向の急変を避けたい人2026年3月期の受注高は前年比−31.9%と急減
割高感のあるPERを避けたい人実績PER15.49倍に対し予想PERは19.03倍と、市場は減益方向を織り込む
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

ブルクハルト・コンプレッション株のよくある質問

ブルクハルト・コンプレッション株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がSIXスイス証券取引所のみのためです。米国預託証券は当サイトでは確認できておらず、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

受注高が31.9%も減ったのは、なぜですか?

報道によると、米国が2025年4月2日に発表した関税を受けて顧客が大型投資の判断を先送りしたことと、中東情勢による不透明感が理由とされています。2026年3月期の受注高は7億8,430万フランで前年比−31.9%でした。当サイトでは今後の受注動向を予測しません。

日本製鋼所(JSW)を買収したというのは本当ですか?

本当です。会社公式および日本製鋼所公式によると、2020年3月に日本製鋼所の圧縮機事業をグローバルで買収し、日本製鋼所が過去に納めた圧縮機の顧客に対する保守・部品供給を引き継ぎました。横浜にはBurckhardt Compression (Japan) Ltd.が存在します。ただし日本での売上額・新規受注実績は当サイトで確認できていません。

PERが15.49倍なのに予想PERが19.03倍と高くなるのはなぜですか?

予想PERが実績PERより高いのは、市場が今後の利益は下がる方向を織り込んでいることを意味します。報道によると、次の2027年3月期の売上ガイダンスは9億〜10億フラン(2026年3月期の10億5,700万フランから減収見込み)とされています。

まとめ:日本の保守を引き継いだ会社に、受注急減という逆風

  • メリット:2020年3月に日本製鋼所の圧縮機事業を買収し横浜法人が保守を引き継いでいる/実測の配当利回りは3.55%で配当性向方針は50〜70%/2026年3月に韓国ハンファオーシャンから海上分野で過去最大級の受注
  • デメリット:2026年3月期の受注高は前年比−31.9%と急減/実績PER15.49倍に対し予想PERは19.03倍と市場は減益方向を織り込む/スイスの配当源泉税は35%で欧州最重量級
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約100,600円から。2株まとめると手数料負担率は0.54%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目(受注高の増減理由など)は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月25日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はブルクハルト・コンプレッションの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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