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テルナ株の魅力とリスク|配当4.07%と純利益+0.6%、買い方【2026年】

テルナ株の魅力とリスク|配当4.07%と純利益+0.6%、買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • テルナはイタリアの送電網を独占的に運営する会社です
  • 魅力の核心:配当利回りは約4.07%
  • 最大のリスク:純利益の伸びは前年同期比+0.6%にとどまる
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約1,823円から(推奨ロットは100株/1株では手数料負担率が約56.01%と重くなります)

テルナは、イタリア全土をつなぐ高圧送電線(約7万5,000km)を独占的に運営する会社です。収益の大半は規制で守られた送電事業から生まれており、会社発表によると2026年上半期の営業収益は前年同期比+12%の21億1,400万ユーロでした。

配当利回りは約4.07%で、株価は1年で+13.1%上昇しています。同じイタリアの電力会社であるエネル(発電・配電)とは異なり、テルナは送電網そのものを法的に独占している点が特徴です。

規制インフラという安定した収益源を持ちながら、純利益の伸びは鈍い——テルナの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

テルナ株の基本データ(2026年8月21日時点)

株価9.82ユーロ(1株 約1,823円)
52週レンジ8.24 〜 10.41ユーロ
時価総額約197億ユーロ
PER約18.5倍(予想 約17.6倍)
配当利回り約4.07%(1株配当 0.4ユーロ)
上場市場イタリア証券取引所(ミラノ)
1年の株価騰落+13.1%

テルナ株を買うメリット

配当利回り4.07%、イタリアの送電網を法的に独占

テルナはイタリアの高圧送電線(約7万5,000km)を独占的に運営しており、収益の大半は規制で守られた送電事業から生まれています。配当利回りは約4.07%(1株配当0.4ユーロ)です。

投資家にとっては、事業そのものが法的な独占状態にあるため、収益源の予見性が高いという意味を持ちます。

上半期営業収益は前年同期比+12%の21億1,400万ユーロ(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期の営業収益は21億1,400万ユーロ(前年同期比+12%)、EBITDAは14億6,700万ユーロ(同+8%)でした。このうち規制事業の収益は16億6,300万ユーロ(同+4%)です。

投資家にとっては、規制事業という安定した土台の上で、会社全体の収益が着実に伸びていることを示す数字です。

非規制・海外事業は前年同期比+50%の4億5,100万ユーロ(会社発表)

会社発表によると、非規制・海外事業の収益は4億5,100万ユーロ(前年同期比+50%)と、規制事業(同+4%)を大きく上回るペースで伸びています。

投資家にとっては、規制の枠内にとどまらない成長余地が事業の一部に存在していることを示す材料です。

1年で株価+13.1%上昇、52週レンジの上寄りで推移

2026年8月21日時点の株価は9.82ユーロで、1年間では+13.1%の上昇となっています。52週レンジは8.24〜10.41ユーロで、現在値はレンジの上寄りにあります。

投資家にとっては、規制インフラ株としての株価推移が実数値として確認できる状態にある、ということです。

テルナ株を買うデメリット・リスク

純利益は前年同期比+0.6%にとどまる(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期の純利益は5億9,100万ユーロ(前年同期比+0.6%)でした。営業収益+12%、EBITDA+8%に対して、純利益の伸びは大きく見劣りします。

投資家にとっては、収益・EBITDAの成長がそのまま利益の伸びにつながっていない、ということです。

純債務126億ユーロ、時価総額の6割超

会社発表によると、純債務は126億ユーロで、2025年末の130億ユーロからは減少したものの、時価総額(約197億ユーロ)の6割を超える水準です。設備投資は15億8,100万ユーロ(前年同期比+20%)と拡大しています。

投資家にとっては、送電網の拡張・強化に多額の資本を投じ続けている分、財務レバレッジの水準にも注意が必要だということです。

イタリアの配当源泉税は最大26%、条約適用は証券会社の手続き次第

イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされています。ただし実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続きによるため、口座開設時に必ず確認してください。

投資家にとっては、税引き後の実質利回りが口座開設先の手続き次第で変わりうる、ということです。

1株買いの手数料負担率は56.01%

1株(約1,823円)を買う場合、サクソバンク証券の最低手数料1,021円がかかり、負担率は56.01%に達します。100株(約18万2,300円)でまとめて買った場合の負担率は0.56%です。

投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、まとまった株数での購入を前提に検討する必要がある、ということです。

テルナはどんな会社か

テルナは、イタリアの高圧送電線(約7万5,000km)を独占的に運営する会社です。収益の大半は規制で守られた送電事業から生まれています。

会社発表によると、2026年上半期の営業収益は21億1,400万ユーロ(前年同期比+12%)、EBITDAは14億6,700万ユーロ(同+8%)、純利益は5億9,100万ユーロ(同+0.6%)でした。内訳では規制事業の収益が16億6,300万ユーロ(同+4%)、非規制・海外事業の収益が4億5,100万ユーロ(同+50%)です。

設備投資は15億8,100万ユーロ(同+20%)と拡大しており、送電網の拡張・強化を続けています。純債務は126億ユーロで、2025年末の130億ユーロからは減少しました(いずれも会社発表による)。

配当と税金

テルナの1株配当は0.4ユーロ、表面利回りは約4.07%です。会社発表によると配当性向は76%となっています。

イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされています。ただし実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

現地源泉税率が口座開設先の手続きによって変わるため、本記事では税引き後の実質利回りは計算していません。

最新の株価チャートで水準を確認する

本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

テルナ株の日本からの買い方

テルナの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「TRN」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:TEZNY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社テルナ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「TRN」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約1,823円1,021円56.01%
100株約18万2,300円1,021円0.56%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株買いでは負担率が56.01%まで跳ね上がるため、100株単位のまとめ買いが現実的な目安になります。

テルナ株はどんな人に向くか

向く人理由
規制インフラの安定収益に投資したい人送電網を法的に独占し、収益の大半が規制事業
配当利回りを重視する人表面利回り約4.07%
100株単位でまとめ買いできる人手数料負担率が0.56%まで下がる
向かない人理由
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある
1株単位でお試し購入したい人手数料負担率が56.01%と重い
利益成長のペースを重視する人純利益の伸びは前年同期比+0.6%にとどまる

よくある質問

テルナ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(TEZNY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

最低いくらから買えますか?

1株約1,823円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約56.01%に達するため、100株単位(約18万2,300円)でのまとめ買いが目安です。

配当にかかる税金はどうなりますか?

イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できる場合は15%とされていますが、実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第です。口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

米国ADR(TEZNY)との違いは何ですか?

米国ADR(ティッカー:TEZNY)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。SBI証券・楽天証券・マネックス証券のいずれでもADRとして買うことはできず、ミラノ上場の原株をサクソバンク証券などで購入する必要があります。

まとめ

  • メリット:配当利回り約4.07%でイタリアの送電網を法的に独占/上半期営業収益は前年同期比+12%の21億1,400万ユーロ/非規制・海外事業は同+50%と高成長
  • デメリット:純利益の伸びは同+0.6%にとどまる/純債務126億ユーロは時価総額の6割超/1株買いの手数料負担率は56.01%
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約1,823円から。100株単位のまとめ買いで手数料負担率は0.56%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
  • 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はテルナ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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