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リネア・ディレクタ株の魅力とリスク|コンバインド・レシオ91.1%と買い方【2026年】

リネア・ディレクタ株の魅力とリスク|コンバインド・レシオ91.1%と買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • リネア・ディレクタは、代理店を通さず電話とインターネットで直接契約するスペインの通販型損害保険会社です
  • 魅力の核心:報道によると、2026年上半期のコンバインド・レシオは91.1%で、保険を引き受ける事業そのもので利益が出ています
  • 最大のリスク:1株買いの手数料負担率は約410.45%。当サイトの掲載銘柄でも極端に重い水準です
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約249円から(推奨ロット250株が目安/1株だと手数料負担率は約410.45%と重く、250株単位が前提)

コンバインド・レシオ91.1%。リネア・ディレクタは、代理店を通さず電話とインターネットで直接契約するスペインの損害保険会社で、自動車保険を中心に住宅保険・医療保険も扱っています。報道によると、2026年上半期の同社のコンバインド・レシオ(損害率70.9%+経費率20.2%)は91.1%でした。この指標は、集めた保険料に対して支払った保険金と経費の合計が何%だったかを示すもので、100%を下回るほど保険の引受だけで利益が出ていることを意味します。

一方で、この銘柄には1株単位で買うときの手数料負担という大きな壁があります。1株1.340ユーロ(約249円)に対し、サクソバンク証券の最低手数料は5.50ユーロ(約1,021円)で、負担率は約410.45%にのぼります。事実上、250株単位でまとめて買うことが前提になる銘柄です(詳しくは後段)。

同業種の対比先としては、同じスペインの保険会社マプフレや、英国の自動車保険会社アドミラル・グループがしばしば挙げられます。リネア・ディレクタの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

リネア・ディレクタ株の基本データ(2026年8月25日時点)

株価1.34ユーロ(1株 約249円)
52週レンジ1.066〜1.372ユーロ
時価総額約14.5億ユーロ
PER約15.48倍(予想 約13.22倍)
配当利回り2.67%(1株配当 0.03574ユーロ)
上場市場マドリード証券取引所(BME)
1年の株価騰落−1.91%

コンバインド・レシオ91.1%という保険引受の黒字|リネア・ディレクタ株の魅力

コンバインド・レシオ91.1%は、保険料100円につき91.1円の支出で収まっている状態(報道)

報道によると、リネア・ディレクタの2026年上半期のコンバインド・レシオは91.1%(損害率70.9%+経費率20.2%)でした。コンバインド・レシオとは、集めた保険料に対して、支払った保険金(損害率)と運営にかかる経費(経費率)を合わせた比率のことです。100%を下回っているということは、保険料以外の運用収益に頼らず、保険を引き受けるという本業そのもので利益が出ている状態を意味します。

投資家にとっては、損害保険会社の収益力を測るもっとも基本的な指標が良好な水準にあるという事実を確認できる材料です(今後の水準を保証するものではありません)。

ソルベンシー比率196.3%という資本の厚み(報道)

報道によると、2026年6月末時点のソルベンシー比率は196.3%でした。ソルベンシー比率は、保険会社が将来の保険金支払いに備えてどれだけ資本的な余裕を持っているかを示す指標で、欧州の保険規制(ソルベンシーII)では100%が最低限求められる水準とされています。196.3%はその基準の約2倍にあたります。

投資家にとっては、保険金の支払い能力という観点で資本に余裕がある状態を確認できるということです(今後の水準を保証するものではありません)。

2026年上半期は保険料収入+9.2%・純利益+19%・契約件数386万件(+7.8%)(報道)

報道によると、2026年上半期の保険料収入は6億930万ユーロで前年同期比+9.2%、純利益は5,210万ユーロで同+19%、契約件数は386万件で同+7.8%でした。内訳は自動車保険が4億9,080万ユーロ(保険料全体の80.5%・同+9.8%)、住宅保険が8,620万ユーロ(同+2.0%)です。

投資家にとっては、保険料・利益・契約件数のいずれも増加している時期があったという事実を確認できます(今後の増加を保証するものではありません)。

修理コストの上昇を自前指標で監視、保険料は新規・既存とも平均約2%引き上げ(報道)

報道によると、同社は修理費の推移を自前の指標で監視しており、平均修理コストの上昇はおおむね抑えられているとしています。あわせて、保険料は新規契約・既存契約とも平均で約2%引き上げたと述べています。

投資家にとっては、コスト管理と値上げの両面から、コンバインド・レシオの水準を支える取り組みが行われているという事実を確認できます(今後もこの水準が続くことを当サイトで保証するものではありません)。

1株買いの手数料負担率410.45%|先に知っておきたいリスク

1株1.340ユーロ(約249円)に対し手数料は最低1,021円、負担率は約410.45%

リネア・ディレクタの株価は1.340ユーロ(約249円)と、当サイトの掲載銘柄の中でも低い水準にあります。サクソバンク証券の手数料は約定金額の0.132%、最低5.50ユーロ(約1,021円)のため、1株だけを買うと手数料負担率は約410.45%に達します。1株の株価より手数料の方がはるかに高いという状態で、実際には250株単位(約62,200円)でまとめて買うことが前提の銘柄です。詳しい手数料表は後段の「買い方」で示します。

投資家にとっては、株価の安さだけを見て少額で試し買いができると考えると、手数料倒れになりかねないという事実を踏まえておく必要があります。

事業はスペインとポルトガルの2カ国に限られる

リネア・ディレクタの事業はスペインとポルトガルに限られています。他の欧州保険会社に見られるような中南米や北米への事業展開はなく、地域が集中しているぶん、この2カ国の自動車保険料や事故率の動向がそのまま業績に直結する構造です。

投資家にとっては、事業の分散によるリスク緩和が効きにくい銘柄であるという事実を踏まえておく必要があります。

株価は1年で−1.91%とほぼ横ばい、52週高値1.372ユーロのすぐ下

実測によると、リネア・ディレクタの株価は1年で−1.91%とほぼ横ばいで推移しており、直近の水準1.34ユーロは52週高値1.372ユーロのすぐ下にあります。52週レンジは1.066〜1.372ユーロです。

投資家にとっては、業績面の指標が良好な一方で株価自体は伸び悩んでいるという事実を、両面から確認しておく必要があります(当サイトでは今後の株価動向を予測しません)。

スペインの配当源泉税は19%、租税条約の適用は証券会社の手続き次第

スペイン株の配当源泉税率は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、実際に適用されるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。本記事の税引き後の目安は、条約適用を前提にせず保守的に19%で計算しています。

投資家にとっては、表面利回り2.67%という数字だけでなく、税引き後にどれだけ手元に残るかを確認しておく必要があります。

リネア・ディレクタは代理店を使わない直接契約で稼ぐスペインの保険会社

リネア・ディレクタは、代理店を通さず電話とインターネットで顧客と直接契約するスペインの損害保険会社です。自動車保険を中心に、住宅保険・医療保険も扱っています。上場市場はマドリード証券取引所(BME、ティッカー:LDA)で、時価総額は約14.5億ユーロです。

報道によると、リネア・ディレクタはもともとスペインの銀行バンキンテル(Bankinter)の子会社で、2021年4月にバンキンテルから分離して上場しました。上場にあたり、バンキンテルの株主に発行株式の82.6%が分配され、バンキンテル自身は17.4%を保有しています(出典:報道/同社公式 https://www.lineadirectaaseguradora.com/en/-/salida-bolsa-linea-directa)。

日本との接点については、当サイトで確認できていません。日本国内で保険商品を販売しているという事実は確認できておらず、そのように読める書き方はしていません。

同業種の対比先としては、同じスペインの保険会社マプフレや、英国の自動車保険会社アドミラル・グループがしばしば挙げられます。事業展開する国・商品構成・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当0.03574ユーロと、スペインの源泉税19%

リネア・ディレクタの配当は四半期ごとに支払われます。実測の配当履歴によると、直近1年の権利落ちは2025年12月3日0.01117ユーロ、2026年4月20日0.01117ユーロ、2026年7月3日0.0134ユーロの合計0.03574ユーロで、表面利回りは株価1.340ユーロに対し約2.67%です。

報道によると、2026年上半期の実績に対する第1回中間配当として、1株0.016548ユーロ(総額約1,800万ユーロ)が承認されています。

スペイン株の配当源泉税率は19%です。日西租税条約(2021年発効)の限度税率は5%とされていますが、適用されるかどうかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

外国税額控除や現地還付請求をしない場合、条約の限度税率5%を前提にせず保守的に19%で計算した税引き後の目安は1.72%です(2.67%×(1−0.19)×0.79685で計算)。

チャートでLDAの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月25日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率410.45%

リネア・ディレクタの上場市場はマドリード証券取引所(BME)のみで、ティッカーは「LDA」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:LNDAF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社リネア・ディレクタ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「LDA」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約249円1,021円約410.45%
250株約62,200円1,021円約1.64%

手数料は約定金額の0.132%、最低5.50ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約410.45%と極端に重く250株(約62,200円)まとめて買うことで負担率は約1.64%まで下がります。株価が1.34ユーロと低いこの銘柄では、最低手数料の重さを避けるために250株単位を前提に考える必要があります。

リネア・ディレクタ株が向く人・向かない人

向く人理由
保険引受そのものの収益力を重視する人コンバインド・レシオ91.1%で保険引受そのものが黒字
保険会社の財務の厚みを確認したい人ソルベンシー比率196.3%と、規制上の最低水準の約2倍
250株単位でまとめて買うことに抵抗がない人1株買いの手数料負担率は約410.45%だが、250株なら約1.64%
向かない人理由
少額の1株単位で試し買いをしたい人1株1.340ユーロに対し手数料負担率は約410.45%と極端に重い
事業の地域分散を重視する人事業はスペインとポルトガルの2カ国に限られる
NISAの非課税で持ちたい人サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある

リネア・ディレクタ株のよくある質問

リネア・ディレクタ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がマドリード証券取引所のみのためです。米国預託証券(LNDAF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

コンバインド・レシオとソルベンシー比率は、それぞれ何を見ればいいですか?

コンバインド・レシオは、集めた保険料に対して支払った保険金と経費の合計が何%かを示す指標で、100%を下回るほど保険の引受そのもので利益が出ていることを意味します。ソルベンシー比率は、将来の保険金支払いに備えた資本の余裕度を示す指標です。リネア・ディレクタはコンバインド・レシオ91.1%、ソルベンシー比率196.3%(いずれも2026年、報道)で、どちらも良好な水準にあります。

1株買いの手数料負担率410.45%というのは、具体的にどれくらい重いのですか?

1株1.340ユーロ(約249円)に対し、サクソバンク証券の最低手数料は5.50ユーロ(約1,021円)で、株価そのものより手数料の方が高くなります。250株(約62,200円)まとめて買うと負担率は約1.64%まで下がるため、当サイトでは250株単位を推奨ロットとしています。

事業がスペインとポルトガルに限られているのは、投資家にとってどんな意味がありますか?

他の欧州保険会社に見られるような中南米や北米への事業展開がなく、業績はスペインとポルトガルという2カ国の自動車保険料や事故率の動向に直結します。地域を分散させることによるリスク緩和が効きにくい構造である、という事実を踏まえておく必要があります(当サイトでは今後の事業展開の見通しは述べません)。

まとめ:保険引受は黒字でも、1株買いは現実的ではない

  • メリット:コンバインド・レシオ91.1%で保険引受そのものが黒字/ソルベンシー比率196.3%と資本に余裕/2026年上半期は保険料収入+9.2%・純利益+19%・契約件数386万件(+7.8%)
  • デメリット:1株買いの手数料負担率は約410.45%と極端に重い/事業はスペインとポルトガルの2カ国に限られる/株価は1年で−1.91%とほぼ横ばい
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約249円から。ただし250株(約62,200円)でまとめて買わないと手数料負担率は下がらない

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月25日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はリネア・ディレクタの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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