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この記事の結論
- ブレンボはF1やフェラーリにブレーキを供給するイタリア発祥のメーカーで、日本にもブレンボ・ジャパンの拠点があります
- 魅力の核心:配当利回り約3.02%
- 最大のリスク:EV普及に伴う回生ブレーキの広がりで、機械式ブレーキの使用頻度が下がる構造的なリスク
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約1,866円から(推奨ロット80株が目安/1株だと手数料負担率は約54.73%と重く、80株単位が前提)
配当利回り約3.02%。F1やフェラーリのブレーキを手がけるブレンボは、日本にもブレンボ・ジャパンの拠点を持つイタリア発祥のメーカーです。会社発表によると、業績が伸び悩む中でも配当性向41.68%を保ちながら配当を据え置いています。
一方で、報道によると、電気自動車は減速時にモーターで発電して減速する仕組み(回生ブレーキ)を使うため、同社の主力である機械式ブレーキの使用頻度が下がるとされています。事業の土台に関わる構造的な変化です。
レースと高級車で存在感を示すブレンボの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ブレンボ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 10.05ユーロ(1株 約1,866円) |
| 52週レンジ | 7.26〜12.05ユーロ |
| 時価総額 | 約32億ユーロ |
| PER | 約14.0倍(予想 約12.9倍) |
| 配当利回り | 約3.02%(1株配当 0.30ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +8.65% |
ブレンボ株を買うメリット
配当利回り約3.02%、配当性向41.68%を保ちながら据え置き
2026年8月23日時点の配当利回りは約3.02%、1株配当は0.30ユーロです。会社発表によると、配当性向41.68%を維持しながら前年から据え置きとなっています。
投資家にとっては、業績が横ばいの局面でも配当を減らさない姿勢を確認できる、ということです。
1年で株価+8.65%上昇、52週レンジ7.26〜12.05ユーロの中間からやや上で推移
2026年8月23日時点の株価は10.05ユーロで、1年間では+8.65%の上昇となっています。52週レンジは7.26〜12.05ユーロで、現在値はレンジの中間からやや上の水準にあります。
投資家にとっては、業績の伸び悩みが伝えられる中でも、株価自体は堅調に推移してきたことを示す実数値だということです。
F1・MotoGPからフェラーリ、ランボルギーニまで採用されるブレーキメーカー
報道および会社の情報によると、ブレンボのブレーキシステムはF1やMotoGPのレース車両のほか、フェラーリ・ランボルギーニ・ポルシェ・マクラーレン・アストンマーティンなどの高級車、ドゥカティ・KTM・ハーレーダビッドソン・BMWモトラッドなどの二輪に採用されているとされます。
投資家にとっては、レースと高級車という高付加価値の領域で採用実績を積んでいることが、ブランド力の裏付けになります。
日本にもブレンボ・ジャパン(東京)、2023年末で従業員27名・売上714万6,000ユーロ
同社の年次報告書によると、日本にはブレンボ・ジャパン(東京)があり、2023年末時点の従業員は27名、売上は約714万6,000ユーロです。
投資家にとっては、日本国内にも独立した事業拠点を持ち、実際に売上を上げていることが、公式資料から確認できるという材料です。
ブレンボ株を買うデメリット・リスク
EV普及に伴う回生ブレーキの広がりで、機械式ブレーキの使用頻度が下がるとされる
報道によると、電気自動車は減速時にモーターで発電して減速する仕組み(回生ブレーキ)を使うため、機械式ブレーキの使用頻度が下がるとされています。
投資家にとっては、EV普及が進むほど、同社の主力事業であるブレーキシステムの需要そのものが構造的に目減りしかねないという、事業の土台に関わるリスクです。
2024年の売上高は前年比+0.1%とほぼ横ばい、2025年も前年割れの見通し
会社発表によると、2024年12月期の売上高は38億4,060万ユーロで、前年比+0.1%とほぼ横ばいでした。純利益も2億6,260万ユーロと前年並みです。報道によると、2025年も前年を下回る見通しとされています。
投資家にとっては、業績の伸びが止まっている局面にあることを、複数の情報源が示している状態だということです。
登記はオランダ、上場はイタリア。配当にかかる現地源泉税の扱いは確認できていない
同社の正式名称はBrembo N.V.で、2024年4月に法人の登記をオランダ(アムステルダム)に移しました。事業の本拠地はイタリアのベルガモ近郊のまま、上場先もミラノ証券取引所です。
登記がオランダ、上場がイタリアという形のため、配当にかかる現地の税金の扱いが他のイタリア株と異なる可能性があります。当サイトでは確認できていないため、口座開設時・注文前に証券会社に必ずご確認ください。
投資家にとっては、他のイタリア株と同じ感覚で源泉税率を見込むことができない、という点が独自のリスクです。
1株買いの手数料負担率は54.73%、80株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約1,866円)だけを買うと、手数料負担率は約54.73%にのぼります。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、80株単位(約14万9,300円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
ブレンボはどんな会社か
ブレンボは、自動車・二輪のブレーキシステムを手がけるイタリア発祥のメーカーです。本拠地はイタリア・ベルガモ近郊にあり、上場先はイタリア証券取引所(ミラノ)です。報道によると、2024年4月にはM&Aの選択肢を広げる狙いから、法人の登記をオランダ(アムステルダム)に移しています。
報道および会社の情報によると、F1やMotoGPのレース車両のほか、フェラーリ・ランボルギーニ・ポルシェ・マクラーレン・アストンマーティンなどの高級車、ドゥカティ・KTM・ハーレーダビッドソン・BMWモトラッドなどの二輪にブレーキシステムを採用されているとされます。
直近の決算では、2024年12月期の売上高は38億4,060万ユーロ(前年比+0.1%)、EBITDAは6億6,110万ユーロ(利益率17.2%)、純利益は2億6,260万ユーロ(前年並み)でした(出典:ブレンボ公式 https://www.brembogroup.com/en/media/news/fy-2024-results)。
同社の年次報告書によると、日本にはブレンボ・ジャパン(東京)があり、2023年末時点の従業員は27名、売上は約714万6,000ユーロです(出典:ブレンボ公式の年次報告 https://reports.brembo.com/2023/sites/default/files/documents/brembo-worldwide_0.pdf)。
同業種の対比相手としては、タイヤメーカーのピレリ(イタリア)やミシュラン(フランス)がしばしば挙げられます。
配当と税金
ブレンボの1株配当は0.30ユーロ、表面利回りは約3.02%です。会社発表によると、配当性向41.68%を維持しながら前年から据え置きとなっています。
同社の正式名称はBrembo N.V.で、2024年4月に法人の登記をオランダに移しています。事業の本拠地はイタリア、上場先もミラノ証券取引所ですが、登記がオランダにあるため、配当にかかる現地の税金がイタリアの扱いになるのかオランダの扱いになるのか、当サイトでは確認できていません。税率を断定することはできないため、口座開設時・注文前に証券会社に必ずご確認ください。
日本側では、現地源泉後の金額にさらに20.315%が課税されます。現地源泉税率が確定していないため、本記事では税引き後の実質利回りを計算していません。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
ブレンボ株の日本からの買い方
ブレンボの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「BRE」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BRBOF)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ブレンボ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「BRE」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約1,866円 | 1,021円 | 約54.73% |
| 80株 | 約14万9,300円 | 1,021円 | 約0.68% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約54.73%と重く、現実的には80株単位のまとめ買いが前提になります。80株まとめると負担率は約0.68%まで下がります。
ブレンボ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| レースや高級車ブランドに関心がある人 | F1・MotoGPやフェラーリ・ランボルギーニなど高級車に採用されているとされる |
| 配当を維持する会社に投資したい人 | 配当性向41.68%を保ちながら配当を据え置き |
| 80株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.68%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約54.73%と重い |
| EV化の影響を受けにくい銘柄を探している人 | 回生ブレーキの普及で機械式ブレーキの需要縮小が懸念される |
よくある質問
ブレンボ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(BRBOF)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約1,866円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約54.73%と重いため、80株単位(約14万9,300円)でのまとめ買いが前提です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
ブレンボは2024年4月に法人の登記をオランダに移しており、事業の本拠地はイタリア、上場先もミラノ証券取引所です。この形のため、配当にかかる現地の税金がイタリアの扱いになるのかオランダの扱いになるのか、当サイトでは確認できていません。税率を断定することはできないため、口座開設時・注文前に証券会社に必ずご確認ください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(BRBOF)とブレンボ株(BRE)の違いは何ですか?
BRBOFは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うBREはイタリア証券取引所(ミラノ)に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。
まとめ
- メリット:配当利回り約3.02%(配当性向41.68%を保ちながら据え置き)/1年で株価+8.65%上昇/F1・フェラーリなど高級車に採用されているとされる
- デメリット:EV普及に伴う回生ブレーキの広がりで機械式ブレーキの需要が減る構造的リスク/2024年の売上高は前年比+0.1%とほぼ横ばいで2025年も前年割れの見通し/1株買いの手数料負担率は54.73%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約1,866円から。80株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.68%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はブレンボ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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