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この記事の結論
- バークレー・グループはロンドン中心部の再開発に強い英国の住宅開発会社です
- 魅力の核心:自社株買い2億3,300万ポンドで1株純資産は+9%の39.17ポンドに
- 最大のリスク:税引前利益−14.7%の減収減益に加え、配当は実質無配(自社株買いへ切替)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約7,702円から(推奨ロット20株が目安/1株だと手数料負担率は約9.29%と重く、20株単位が前提)
自社株買い2億3,300万ポンドで、1株純資産は+9%の39.17ポンドになりました。ロンドン中心部の再開発(工場跡地などを再生するブラウンフィールド開発)に強みを持つ英国の住宅開発会社、バークレー・グループの「今」です。一方で、報道によると2025年3月に支払った1株33ペンスが直近の配当で、その後は配当ではなく自社株買いへ株主還元の形を切り替えたとされています。
2026年4月期の業績は、会社発表によると売上高23億8,330万ポンド(前年比−4.2%)、税引前利益4億5,140万ポンド(同−14.7%)と減収減益でした。住宅ローン金利の高止まりという逆風のなかで、純現金3億6,300万ポンドを保つこの会社が今どんな状態にあるのかを、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
バークレー・グループ株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 3,554.00ペンス(35.54ポンド)(1株 約7,702円) |
| 52週レンジ | 2,796.00〜4,442.00ペンス |
| 時価総額 | 約33億ポンド |
| PER | 約10.7倍(予想 約12.3倍) |
| 配当利回り | 無配 |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | −4.97% |
ロンドン上場株はペンス(GBX)建てで表示されます。「3554」と表示されていたら35.54ポンドを意味するため、100倍の誤認には注意してください。
バークレー・グループ株を買うメリット
自社株買い2億3,300万ポンドで1株純資産は+9%の39.17ポンドに
会社発表によると、バークレー・グループは2026年4月期に2億3,300万ポンドの自社株買いを実施しました。この結果、1株あたり純資産は+9%の39.17ポンドになっています。
投資家にとっては、配当という形ではなく、発行済み株式数を減らすことで1株あたりの価値を高める株主還元が、実際に数字として進んでいることを示しています。
純現金3億6,300万ポンドで財務は健全
会社発表によると、手元資金から借入を引いた純現金は3億6,300万ポンドです。
投資家にとっては、住宅市場に逆風が吹くなかでも自社株買いを続けられるだけの財務余力があることを示す数字です。
期中の引き渡し4,076戸、ロンドン再開発(ブラウンフィールド開発)が強み
会社発表によると、2026年4月期の引き渡し戸数は4,076戸でした。バークレー・グループは、工場跡地などを再生するブラウンフィールド開発を軸に、ロンドン中心部の再開発に強みを持つ住宅開発会社です。
投資家にとっては、需要が鈍る局面でも一定の引き渡し実績を確保している事業基盤がある、という材料です。
バークレー・グループ株を買うデメリット・リスク
売上高−4.2%・税引前利益−14.7%の減収減益
会社発表によると、2026年4月期の売上高は23億8,330万ポンド(前年比−4.2%)、税引前利益は4億5,140万ポンド(同−14.7%)でした。純利益は3億1,830万ポンド(同−17%)、1株利益は332.0ペンス(同−10.8%)です。
投資家にとっては、自社株買いによる1株純資産の増加とは裏腹に、本業の稼ぐ力そのものは縮小しているという事実です。軽視できないリスクです。
予想PER12.3倍は実績10.7倍より高く、市場は利益の伸び悩みを織り込む
実績PERは約10.7倍である一方、予想PERは約12.3倍です。
投資家にとっては、予想PERが実績PERを上回っているということは、市場が今後の利益をこれまでより低く見積もっていることを意味します。売上・利益の減少とも整合する数字です。
実質無配、株主還元は自社株買いへ切り替え
報道によると、バークレー・グループが2025年3月に支払った1株33ペンスが直近の配当で、その後は配当を実施せず、株主還元は自社株買いに切り替えられたとされています。
投資家にとっては、配当収入を目的にこの銘柄を選ぶことはできない、ということです。株主還元の中心は配当ではなく自社株買いに移っています。
1株買いの手数料負担率は9.29%、20株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株(約7,702円)だけを買うと、手数料負担率は約9.29%にのぼります。
投資家にとっては、1株単位での購入は割高になりやすく、20株単位(約15万4,000円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
バークレー・グループはどんな会社か
バークレー・グループは、ロンドン中心部を中心に住宅開発を手がける英国の住宅開発会社です。工場跡地などを再生するブラウンフィールド開発を得意とし、ロンドン証券取引所に上場しています(ティッカー:BKG)。
会社発表によると、2026年4月期の引き渡し戸数は4,076戸で、手元資金から借入を引いた純現金は3億6,300万ポンドでした。同期に2億3,300万ポンドの自社株買いを実施し、1株あたり純資産は+9%の39.17ポンドになっています。
一方で、売上高は23億8,330万ポンド(前年比−4.2%)、税引前利益は4億5,140万ポンド(同−14.7%)と減収減益でした(出典:決算発表に関する報道)。
報道によると、英国では住宅ローン金利の高止まりで需要が鈍く、とくにロンドン中心部の高価格帯が弱いとされています。集合住宅の防火被覆の是正費用も業界共通の負担になっていますが、同社個別の計上額は当サイトで確認できていません。
同業種の対比相手としては、パーシモンやテイラー・ウィンピーがしばしば挙げられます。
配当と税金
バークレー・グループは実質無配です。報道によると、2025年3月に支払った1株33ペンスが直近の配当で、その後は配当を実施せず、株主還元は自社株買いに切り替えられたとされています。会社発表によると、2026年4月期には2億3,300万ポンドの自社株買いを実施し、1株あたり純資産は+9%の39.17ポンドになりました。
算出できる配当実績が現状ないため、本記事では配当利回りの数値は記載していません。配当収入を目的に投資したい方には、現時点のバークレー・グループは向いていません。
なお、イギリスは原則として現地源泉税はかからないとされていますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時に確認してください。仮に将来配当が再開された場合も、日本側ではさらに20.315%の課税があります。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(BKGFY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
バークレー・グループ株の日本からの買い方
バークレー・グループの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「BKG」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BKGFY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | バークレー・グループ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- 英ポンドに両替する
- ティッカー「BKG」で検索し、株数を指定して発注(株価はペンス建て表示。「3554」なら35.54ポンドの意味です)
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約7,702円 | 715円 | 約9.29% |
| 20株 | 約154,000円 | 715円 | 0.46% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約715円)です。1株だと手数料負担率は約9.29%と重く、現実的には20株単位(約15万4,000円)でのまとめ買いが前提になります。20株まとめると負担率は約0.46%まで下がります。
バークレー・グループ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| ロンドン再開発・ブラウンフィールド開発に関心がある人 | 工場跡地などを再生する再開発に強みを持つ住宅開発会社 |
| 自社株買いによる1株価値の向上に注目したい人 | 1株純資産は+9%の39.17ポンドに |
| 財務健全性を重視する人 | 純現金3億6,300万ポンド |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 配当収入を目的に投資したい人 | 実質無配。株主還元は自社株買いへ切り替え |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約9.29%と重い |
| 英国住宅市場の減収減益リスクを避けたい人 | 売上−4.2%・税引前利益−14.7% |
よくある質問
バークレー・グループ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(BKGFY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約7,702円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約9.29%と重いため、20株単位(約15万4,000円)でのまとめ買いが前提です。
配当はありますか?配当にかかる税金はどうなりますか?
実質無配です。報道によると、2025年3月に支払った1株33ペンスが直近の配当で、その後は配当を実施せず、株主還元は自社株買いに切り替えられたとされています。イギリスは原則として現地源泉税はかからないとされますが当サイトでは未確認で、証券会社によって扱いが異なる可能性があります。仮に将来配当が再開された場合も、日本側ではさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(BKGFY)とバークレー・グループ株(BKG)の違いは何ですか?
BKGFYは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うBKGはロンドン証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。
まとめ
- メリット:自社株買い2億3,300万ポンドで1株純資産は+9%の39.17ポンドに/純現金3億6,300万ポンドで財務は健全/期中の引き渡し4,076戸でロンドン再開発に強み
- デメリット:売上−4.2%・税引前利益−14.7%の減収減益/実質無配で株主還元は自社株買いへ切替/1株買いの手数料負担率は9.29%と重い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約7,702円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.46%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は報道を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はバークレー・グループの決算発表に関する報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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