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この記事の結論
- BNPパリバは投資銀行・個人向け金融・資産運用を手がける、フランス最大級の銀行です
- 魅力の核心:配当利回り4.78%
- 最大のリスク:バーゼルIVの適用でCET1比率に約0.5ポイントの逆風
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約2万円から(推奨ロット3株が目安/1株からでも手数料負担率は約2.05%と軽い)
「フランスの銀行」と聞いて、すぐに名前が浮かぶ人は多くないかもしれません。けれどBNPパリバは、投資銀行・個人向け金融・資産運用まで手がける、フランス最大級の銀行です。日本にも拠点があります。
会社発表によると、自己資本の健全性を示すCET1比率は2026年末時点で13%に到達し、当初2027〜2028年度としていた目標を前倒しで達成しました。2026年上半期の純利益は75億6,200万ユーロで、Q1が前年同期比+9.0%、Q2は+33.4%と四半期を追うごとに加速しています。
投資銀行・個人向け金融・資産運用の3事業を持ち、保険子会社Ageasの統合効果も出ている今の姿を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
BNPパリバ株の基本データ(2026年8月22日時点)
| 株価 | 107.50ユーロ(1株 約2万円) |
| 52週レンジ | 65.12〜113.82ユーロ |
| 時価総額 | 約1,178億ユーロ |
| PER | 約9.3倍(予想 約8.7倍) |
| 配当利回り | 約4.78%(1株配当 5.14ユーロ) |
| 上場市場 | ユーロネクスト・パリ |
| 1年の株価騰落 | +29.04% |
BNPパリバ株を買うメリット
1年で株価+29.04%上昇
2026年8月22日時点の株価は107.50ユーロで、1年間では+29.04%の上昇となっています。52週レンジは65.12〜113.82ユーロで、現在値はレンジの上寄りにあります。
投資家にとっては、フランス最大級の銀行株の値動きが、実数値としてはっきり確認できる状態にある、ということです。
配当利回り4.78%、1株配当5.14ユーロ
1株配当は5.14ユーロで、表面利回りは約4.78%です。
投資家にとっては、配当収入を重視する銘柄選びの選択肢に入ってくる水準だ、ということです。
上半期純利益75億6,200万ユーロ、Q2は前年比+33.4%で加速
2026年上半期の純利益は75億6,200万ユーロでした。四半期別では、Q1が32億1,700万ユーロ(前年同期比+9.0%)、Q2が43億4,500万ユーロ(同+33.4%)と、伸び率が四半期を追うごとに加速しています(出典:BNPパリバ公式IR)。
投資家にとっては、収益の勢いが上半期を通じて弱まるどころか強まっている、ということです。
会社発表によると、CET1比率13%到達で目標を2年前倒しで達成
会社発表によると、自己資本の健全性を示すCET1比率は2026年末時点で13%に到達し、当初2027〜2028年度としていた目標を前倒しで達成しました。
投資家にとっては、資本の積み上げが計画より速く進んでいることが確認できる、ということです。
BNPパリバ株を買うデメリット・リスク
会社発表によると、バーゼルIVの適用でCET1比率に約0.5ポイントの逆風
会社発表によると、国際的な銀行規制であるバーゼルIVの適用により、CET1比率には約0.5ポイントの逆風があるとされています。
投資家にとっては、2年前倒しで達成した13%という水準が、今後の規制強化によって目減りしていく可能性がある、ということです。
会社発表によると、景気悪化時は貸倒引当金の増加リスク
会社発表によると、景気が悪化した局面では貸倒引当金の増加リスクがあるとされています。
投資家にとっては、上半期に見られたQ2+33.4%という好調な純利益成長が、そのまま続く保証はない、ということです。マクロ環境の悪化は銀行の業績に直接影響します。
配当の税引き後利回りは約3.43%、表面4.78%から目減り
表面の配当利回りは4.78%ですが、フランスの源泉税10%と日本側の20.315%を差し引いた税引き後の実質利回りの目安は約3.43%です。
投資家にとっては、表面利回りの数字だけで判断すると、実際の手取り額との差に驚くことになる、ということです。
手数料負担率は1株で約2.05%、まとめ買いが前提
サクソバンク証券で1株(約2万円)を買う場合、手数料負担率は約2.05%です。
投資家にとっては、1株だけの少額買いでは手数料負けしやすく、まとめ買いを前提に考える必要がある、ということです。
BNPパリバはどんな会社か
BNPパリバは、投資銀行・個人向け金融・資産運用を手がけるフランス最大級の銀行です。保険子会社Ageasを統合しており、資産運用・保険部門(IPS)を含む幅広い金融サービスを展開しています。日本にも拠点があります。
同業には同じフランスの銀行であるソシエテ・ジェネラルがあり、比較されることが多い金融グループです。
直近の決算では、2026年上半期の純利益は75億6,200万ユーロ(Q1:32億1,700万ユーロ・前年同期比+9.0%/Q2:43億4,500万ユーロ・同+33.4%)、有形自己資本利益率(ROTE)は13.3%でした(出典:BNPパリバ公式IR https://group.bnpparibas/en/press-release/bnp-paribas-group-results-as-of-30-june-2026)。保険子会社Ageasの統合効果もあり、資産運用・保険部門(IPS)の収益は+32.8%と伸びています。会社発表によると、CET1比率は2026年末時点で13%に到達し、当初2027〜2028年度としていた目標を前倒しで達成しました。
配当と税金
BNPパリバの1株配当は5.14ユーロ、表面利回りは約4.78%です。
フランスの現地源泉税は日仏租税条約の限度税率10%です。ドイツ(26.375%)・スイス(35%)より有利な税率です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約3.43%です(計算式:4.78% ×(1−0.10)× 0.79685)。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月22日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(BNPパリバ・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
BNPパリバ株の日本からの買い方
BNPパリバの上場市場はユーロネクスト・パリのみで、ティッカーは「BNP」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BNPQY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | BNPパリバ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「BNP」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約2万円 | 408円 | 約2.05% |
| 3株 | 約5万9,900円 | 408円 | 約0.68% |
手数料は約定金額の0.088%、最低2.2ユーロ(約408円)です。1株からでも手数料負担率は約2.05%と軽く済みますが、3株単位のまとめ買いにすると負担率はさらに下がります。
BNPパリバ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 配当利回りを重視したい人 | 表面利回り約4.78% |
| フランスの銀行株で分散投資したい人 | 投資銀行・個人向け金融・資産運用を手がけるフランス最大級の銀行 |
| 3株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.68%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 銀行規制の影響を避けたい人 | 会社発表によると、バーゼルIVの適用でCET1比率に約0.5ポイントの逆風 |
| 配当の手取り額を重視する人 | 源泉税と日本の課税を経た実質利回りは約3.43% |
よくある質問
BNPパリバ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がユーロネクスト・パリのみのためです。米国預託証券(BNPQY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約2万円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約2.05%のため、3株単位(約5万9,900円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
フランスの現地源泉税10%に加え、日本側でさらに20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合、税引き後の実質利回りの目安は約3.43%です。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(BNPQY)と原株の違いは何ですか?
ADR(米国預託証券、ティッカー:BNPQY)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。原株(ユーロネクスト・パリ上場、ティッカー:BNP)とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨がユーロではなく米ドルになる点が異なります。
まとめ
- メリット:1年で株価+29.04%上昇/配当利回り4.78%(1株配当5.14ユーロ)/会社発表によるとCET1比率13%到達で目標を2年前倒しで達成
- デメリット:会社発表によるとバーゼルIVの適用でCET1比率に約0.5ポイントの逆風/景気悪化時は貸倒引当金の増加リスク/配当の税引き後利回りは約3.43%と表面4.78%から目減り
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約2万円から。3株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.68%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月22日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はBNPパリバ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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