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この記事の結論
- ゼネラリは1831年創業、イタリア最大の保険グループ。生命保険・損害保険・資産運用を手がけ、アジアにも展開しています
- 魅力の核心:2026年上半期の純利益は前年同期比+17.9%
- 最大のリスク:自然災害の影響で損害保険のコンバインド・レシオが91.5%に悪化
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約7,982円から(推奨ロット20株が目安/1株では手数料負担率12.79%と重い)
「保険会社」と聞いて、値動きの少ない地味な業種を思い浮かべるかもしれません。しかしイタリア最大の保険グループ、ゼネラリの2026年上半期決算では、純利益が前年同期比+17.9%という伸びを記録しています。
会社発表によると、純利益は25億3,800万ユーロ、営業利益は45億500万ユーロ(前年同期比+11.2%)、総収入保険料は534億ユーロ(同+5.8%)でした。2026年の1株配当は1.64ユーロで、前年の1.43ユーロから+14.7%の増配です。8月には5億ユーロの自社株買いも始まりました。
1831年創業、生命保険・損害保険・資産運用を手がけ、アジアにも事業を広げる老舗保険グループの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ゼネラリ株の基本データ(2026年8月21日時点)
| 株価 | 42.99ユーロ(1株 約7,982円) |
| 52週レンジ | 31.76 〜 45.48ユーロ |
| 時価総額 | 約648億ユーロ |
| PER | 約14.5倍(予想 約12.7倍) |
| 配当利回り | 約3.81%(1株配当 1.64ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +24.9% |
ゼネラリ株を買うメリット
純利益+17.9%、営業利益も+11.2%増(2026年上半期)
2026年上半期の純利益は25億3,800万ユーロで、前年同期比+17.9%の増益でした。営業利益も45億500万ユーロで+11.2%、総収入保険料は534億ユーロで+5.8%増加しています(出典:ゼネラリ公式プレスリリース)。
投資家にとっては、生命保険・損害保険・資産運用という複数の収益源を持つ大手保険グループが、増収増益を確保しているということです。
増配+14.7%、5億ユーロの自社株買いも開始(会社発表)
2026年の1株配当は1.64ユーロで、前年の1.43ユーロから+14.7%の増配です。会社発表によると、8月には5億ユーロ規模の自社株買いも始まっており、2025〜2027年の累計配当は70億ユーロ超を計画しています。
投資家にとっては、増益を配当と自社株買いの両面で株主還元に反映させる姿勢が示されている、ということです。
1年で株価+24.9%、52週高値圏
2026年8月21日時点の株価は42.99ユーロで、1年間では+24.9%の上昇となっています。52週レンジは31.76〜45.48ユーロで、現在値はレンジの上寄りにあります。
投資家にとっては、増益・増配という業績面の材料が、株価の実数値としても反映されている状態にある、ということです。
1831年創業、生保・損保・資産運用で収益源を分散するイタリア最大の保険グループ
ゼネラリは1831年創業で、イタリア最大の保険グループです。生命保険・損害保険に加えて資産運用事業も手がけ、アジアにも事業を展開しています。
投資家にとっては、単一の保険事業に依存せず、複数の事業・地域で収益を得られる構造になっている、ということです。
ゼネラリ株を買うデメリット・リスク
自然災害の影響が前年の約2倍、損害保険のコンバインド・レシオは91.5%に悪化
会社発表によると、2026年上半期は自然災害の影響が前年の約2倍に拡大し、損害保険事業のコンバインド・レシオは91.5%と前年同期比+0.5ポイント悪化しました。
投資家にとっては、損害保険事業の採算が自然災害という外部要因に左右されやすい構造だということです。
イタリアの配当源泉税は税率が未確定、NISAでの保有もできない
イタリアの配当源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できれば15%とされていますが、実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続き次第です。口座開設時に必ず確認する必要があります。またサクソバンク証券はNISAに対応していないため、非課税での保有もできません。
投資家にとっては、配当にかかる税負担が事前に確定しない、実務上の不確実性がある、ということです。
1株購入の手数料負担率は12.79%、現実的な最低ロットは20株
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約7,982円)を買う場合、手数料負担率は12.79%に達します。20株(約15万9,600円)にすると0.64%まで下がります。
投資家にとっては、1株単位の少額購入では手数料負けしやすく、ある程度まとまった株数での購入が前提になる、ということです。
ゼネラリはどんな会社か
ゼネラリは1831年創業、イタリア最大の保険グループです。生命保険、損害保険、資産運用の3つの事業を手がけ、イタリア国内にとどまらずアジアにも事業を展開しています。
直近の決算では、2026年上半期の純利益は25億3,800万ユーロ(前年同期比+17.9%)、営業利益は45億500万ユーロ(同+11.2%)、総収入保険料は534億ユーロ(同+5.8%)でした(出典:ゼネラリ公式プレスリリース https://www.generali.com/media/press-releases/all/2026/Generali-Group-Consolidated-Results-as-at-30-June-2026)。会社発表によると、5億ユーロの自社株買いも8月に開始しており、2025〜2027年の累計配当は70億ユーロ超を計画しています。一方で、自然災害の影響が前年の約2倍に拡大し、損害保険事業のコンバインド・レシオは91.5%(+0.5ポイント)に悪化しました。
配当と税金
ゼネラリの1株配当は1.64ユーロ、表面利回りは約3.81%です。前年の1.43ユーロから+14.7%の増配となりました。
イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約の限度税率を適用できれば15%とされています。ただし実際にどちらの税率が適用されるかは証券会社の手続き次第のため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月21日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
ゼネラリ株の日本からの買い方
ゼネラリの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「G」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:ARZGY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | ゼネラリ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「G」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約7,982円 | 1,021円 | 約12.79% |
| 20株 | 約15万9,600円 | 1,021円 | 約0.64% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株では手数料負担率が約12.79%に達するため、20株単位のまとめ買いが目安です。
ゼネラリ株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 保険という業種に分散投資したい人 | 生保・損保・資産運用の複数事業を展開 |
| 増配・自社株買いなど株主還元の拡大を重視する人 | 増配+14.7%、5億ユーロの自社株買いを開始 |
| 20株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.64%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 配当にかかる税率を事前に確定させたい人 | イタリアの源泉税は証券会社の手続き次第で変わる |
| 少額の1株買いで済ませたい人 | 手数料負担率は約12.79%と重い |
よくある質問
ゼネラリ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(ARZGY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約7,982円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約12.79%のため、20株単位(約15万9,600円)でのまとめ買いが目安です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イタリアの現地源泉税は最大26%とされ、日伊租税条約を適用できれば15%とされています。ただし実際の適用税率は証券会社の手続き次第のため、口座開設時に確認が必要です。日本側ではさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
米国預託証券(ADR)との違いは何ですか?
ゼネラリの米国預託証券(ARZGY)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱う株価・チャートは、イタリア証券取引所(ミラノ)に上場する原株(ティッカー:G)の値です。
まとめ
- メリット:純利益+17.9%・営業利益も+11.2%増(2026年上半期)/増配+14.7%で5億ユーロの自社株買いも開始/1年で株価+24.9%と52週高値圏
- デメリット:自然災害の影響で損害保険のコンバインド・レシオが91.5%に悪化/イタリアの配当源泉税は税率が未確定でNISAも非対応/1株購入の手数料負担率は約12.79%
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約7,982円から。20株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.64%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月21日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はゼネラリ社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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