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ベヒトレ株の魅力とリスク|受注+25.5%と日本からの買い方【2026年】

ベヒトレ株の魅力とリスク|受注+25.5%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • ベヒトレは、企業や官公庁にパソコン・サーバー・ソフトを納め、設計から運用までを請け負うドイツ最大級のITシステムハウスです
  • 魅力の核心:会社発表によると、2026年上半期の受注は前年同期比+25.5%で、受注残高は過去最高水準とされています
  • 最大のリスク:株価は1年で−14.64%下落しています。報道はいくつかの要因を挙げていますが、当サイトでは下落の決定的な要因を特定できていません
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約6,849円から(推奨ロット12株が目安/1株だと手数料負担率は約8.95%と重く、12株単位が前提)

受注は前年同期比+25.5%で受注残高は過去最高水準。それでも株価は1年で−14.64%。ベヒトレは、企業や官公庁にパソコン・サーバー・ソフトを納め、設計から運用までを請け負うドイツ最大級のITシステムハウスです。会社発表によると、2026年上半期のビジネスボリューム(受注取扱高)は45億0,100万ユーロで前年同期比+15.6%、受注は+25.5%で受注残高は過去最高水準とされています。

一方で株価は1年で−14.64%下落し、52週レンジ24.56〜45.14ユーロの中ほどで推移しています(実測)。受注が伸びているという事実と、株価が下げているという事実が同時に成り立っているという点を、まず押さえておく必要があります。

同業種の対比先としては、ITサービスのキャップジェミニ(仏)やレプライ(伊)がしばしば挙げられます。ベヒトレの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

ベヒトレ株の基本データ(2026年8月26日時点)

株価36.88ユーロ(1株 約6,849円)
52週レンジ24.56〜45.14ユーロ
時価総額約44.5億ユーロ
PER約18.13倍(予想 約17.93倍)
配当利回り1.90%(1株配当 0.7ユーロ)
上場市場フランクフルト証券取引所(Xetra)
1年の株価騰落−14.64%

受注+25.5%で受注残高は過去最高|ベヒトレ株の魅力

受注は前年同期比+25.5%で、受注残高は過去最高水準

会社発表によると、2026年上半期の受注は前年同期比+25.5%で、受注残高は過去最高水準とされています。第2四半期の売上は約17億ユーロ(+16.5%)でした(出典:報道)。

投資家にとっては、今後の売上に転化しうる仕事の量が、これまでで最も積み上がっている時期があったという事実を確認できる材料です(今後この水準が続くかを保証するものではありません)。

2026年上半期のビジネスボリュームは45億0,100万ユーロで前年同期比+15.6%

会社発表によると、2026年上半期のビジネスボリューム(受注取扱高)は45億0,100万ユーロで前年同期比+15.6%、第2四半期の税引前利益は8,020万ユーロで前年同期比+20.1%でした(出典:報道)。

投資家にとっては、売上だけでなく利益の側でも二桁の伸びを記録した四半期があったという事実を確認できます。

直近12か月の純利益は2億4,552万ユーロまで回復し、売上は+7.74%

実測によると、直近12か月の売上高は67億6,200万ユーロで前年比+7.74%、純利益は2億4,552万ユーロでした。後述のとおり2025年12月期は減益でしたが、直近12か月ではおおむね2024年12月期と同水準の純利益まで戻しています。

投資家にとっては、単年度の決算だけでなく、より新しい12か月の実績でも業績を確認できる材料です。

会社は2026年通期見通しを上方修正(ビジネスボリューム成長は10%超へ)

会社発表によると、2026年通期の見通しを、ビジネスボリューム成長は従来の5〜10%から10%超へ、売上と税引前利益の成長は従来の0〜5%から5〜10%へ引き上げたとされています(出典:報道)。これは会社自身の見通しであり、当サイトの予想ではありません。

投資家にとっては、上半期の受注・売上の伸びを踏まえて、会社側が自ら通期の目線を引き上げたという事実を確認できる材料です。

株価−14.64%と純利益減益|先に知っておきたいリスク

2025年12月期は増収でも純利益が2億4,550万→2億2,921万ユーロへ減益

実測によると、2025年12月期の売上高は64億0,600万ユーロで前年比+1.59%と増収でしたが、営業利益は3億3,530万ユーロ、純利益は2億2,921万ユーロで、2024年12月期の純利益2億4,550万ユーロから減益となりました。

投資家にとっては、売上が伸びても利益が伸びるとは限らない、つまり利益率が悪化した年があったという事実を踏まえておく必要があります。

株価は1年で−14.64%、下落の決定的な要因は当サイトでは特定できず

実測によると、ベヒトレの株価は1年で−14.64%下落し、52週レンジ24.56〜45.14ユーロの中ほど、36.88ユーロで推移しています。報道では、2025年の通年利益が前年比で減ったこと、仕入価格の上昇と供給制約への懸念、コスト増による利益率の圧迫が要因として挙げられています。ただし、当サイトでは決定的な単一要因を特定できたわけではないため、断定的なことは書きません。

投資家にとっては、上半期の受注が伸びているという事実だけで株価の先行きを判断できる状況にはない、ということです(当サイトではこの先どちらに動くかの見通しは述べません)。

配当は0.700ユーロで3年据え置き、増配基調は止まっている

実測の権利落ち履歴によると、1株配当は2024年6月12日・2025年5月28日・2026年6月18日のいずれも0.700ユーロで、3年連続の据え置きです。その前は2023年5月0.650ユーロ、2022年6月0.550ユーロと増えていました。据え置きの理由について、会社が公式に説明した資料を当サイトでは把握していません。

投資家にとっては、以前あった増配基調が止まっているという事実を、配当利回りの数字だけでなく踏まえておく必要があります。

ドイツの配当源泉税は26.375%、うち11.375%は外国税額控除の対象外

ドイツ株の配当源泉税率は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は、日本の外国税額控除の対象外となり、取り戻すにはドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。

投資家にとっては、配当利回り1.90%という表面の数字だけでなく、税引き後にどれだけ手元に残るかを確認しておく必要がある、ということです。

ベヒトレはドイツ官公庁・企業向けIT機器供給で稼ぐ会社

ベヒトレはドイツ最大級のITシステムハウスで、企業や官公庁にパソコン・サーバー・ソフトを納め、設計から運用までを請け負っています。上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra、ティッカー:BC8)で、時価総額は約44.5億ユーロです。報道によると顧客は7万社以上、拠点は欧州14か国に約100か所、従業員は1万5,000人超とされています。

事業は2つのセグメントに分かれます。IT System House & Managed Services(ハードとソフトの販売、IT戦略コンサル、インフラ、ワークプレイス刷新、クラウド・マネージドサービス、ITセキュリティ)と、IT E-Commerce(オンラインショップ・テレセールス)です。セグメント別の売上比率は当サイトで確認できていません(出典:公式IR)。

同社公式によると、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)と複数の枠組み契約を持ち、PC・モニター・プリンター・サーバーの供給と、クライアント/サーバーネットワークの設計・導入・運用を担っています。2025年にはドイツ連邦行政向けITセキュリティ製品の枠組み契約も獲得したとされています。官公庁との継続的な取引関係は、同業他社との違いを見るうえでの材料になります(出典:同社公式・報道)。

大株主については、報道によると創業者の一人Gerhard Schick氏の娘であるKarin Schick氏が約30.01%を保有する筆頭個人株主で、2022年5月に設立された財団に450万株(約3.57%)を寄付しているとされています。実測の浮動株も発行済株式1億2,600万株中8,184万株で、この比率と整合します。日本との接点については、当サイトでは確認できていません。同業種の対比先としては、ITサービスのキャップジェミニ(仏)やレプライ(伊)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当0.7ユーロと、ドイツの源泉税26.375%

ベヒトレの1株配当は0.700ユーロ、表面利回りは株価36.88ユーロに対し約1.90%です。実測の配当履歴によると、1株配当は2022年6月0.550ユーロ→2023年5月0.650ユーロ→2024年6月0.700ユーロ→2025年5月0.700ユーロ→2026年6月0.700ユーロと推移し、直近3年は0.700ユーロで据え置きが続いています。

この据え置きの理由は、当サイトでは確認できていません。会社が公式に理由を説明した資料を当サイトでは把握していないため、推測は書きません。

ドイツ株の配当源泉税率は26.375%です。日独租税条約の限度税率15%を超える11.375%は、日本の外国税額控除の対象外となり、取り戻すにはドイツ税務当局(BZSt)へ直接請求する必要があります(2023年以降は電子提出必須、請求期限は暦年末から4年以内)。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は1.11%です(1.90%×(1−0.26375)×0.79685で計算)。

チャートで今のBC8の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率8.95%

ベヒトレの上場市場はフランクフルト証券取引所(Xetra)のみで、ティッカーは「BC8」です。米国預託証券(ADR:BECTY・BHTLF)はOTC市場のみで取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも直接上場していません。

証券会社ベヒトレ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「BC8」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約6,849円613円約8.95%
12株約82,200円613円約0.75%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ユーロ(約613円)です。ベヒトレは1株36.88ユーロ(約6,849円)と単価は高くありませんが、そのぶん1株だと手数料負担率は約8.95%と重く、推奨ロットとされる12株(約82,200円)まで買うと0.75%まで下がります。1株単位ではなく、ある程度まとまった株数での購入が前提になる銘柄です。

ベヒトレ株が向く人・向かない人

向く人理由
受注残高の伸びを材料にしたい人2026年上半期の受注は前年同期比+25.5%で受注残高は過去最高水準(会社発表)
会社側の通期見通しの変化を追いたい人2026年通期見通しを上方修正(ビジネスボリューム成長は10%超へ)
直近の業績回復を確認したい人直近12か月の純利益は2億4,552万ユーロまで回復、売上は+7.74%
向かない人理由
直近の株価上昇を重視する人株価は1年で−14.64%、下落の決定的な要因は当サイトでは特定できず
増配を期待する人1株配当は0.700ユーロで3年据え置き、以前あった増配基調は止まっている
高い配当源泉税を避けたい人ドイツの配当源泉税は26.375%で、うち11.375%は外国税額控除の対象外(IB証券という選択肢もある

ベヒトレ株のよくある質問

ベヒトレ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がフランクフルト証券取引所(Xetra)のみのためです。米国預託証券(ADR:BECTY・BHTLF)はOTC市場のみで、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも直接上場しておらず、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります

受注残高が過去最高なのに、なぜ株価は1年で−14.64%下がっているのですか?

報道では、2025年の通年利益が前年比で減ったこと、仕入価格の上昇と供給制約への懸念、コスト増による利益率の圧迫が要因として挙げられています。ただし、当サイトでは決定的な単一要因を特定できたわけではないため、断定的なことは書きません。受注残高が過去最高水準という事実と、株価が下げているという事実が同時に成り立っているということです。

配当は今後増える見込みはありますか?

当サイトでは分かりません。1株配当は2024年・2025年・2026年と3年連続で0.700ユーロが続いており、その前の2023年0.650ユーロ・2022年0.550ユーロという増加基調は止まっています。据え置きの理由について会社が公式に説明した資料を当サイトでは把握していないため、推測は書きません。

ドイツ連邦軍との契約はどのような内容ですか?

同社公式によると、ドイツ連邦軍(Bundeswehr)と複数の枠組み契約を持ち、PC・モニター・プリンター・サーバーの供給と、クライアント/サーバーネットワークの設計・導入・運用を担っています。2025年にはドイツ連邦行政向けITセキュリティ製品の枠組み契約も獲得したとされています。

まとめ:受注残高は過去最高、それでも株価は1年で−14.64%

  • メリット:2026年上半期の受注は前年同期比+25.5%で受注残高は過去最高水準/直近12か月の純利益は2億4,552万ユーロまで回復し売上は+7.74%/会社は2026年通期見通しを上方修正(ビジネスボリューム成長は10%超へ)
  • デメリット:2025年12月期は増収でも純利益が2億4,550万→2億2,921万ユーロへ減益/株価は1年で−14.64%で下落の決定的な要因は当サイトでは特定できず/ドイツの配当源泉税は26.375%でうち11.375%は外国税額控除の対象外
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約6,849円から。1株だと手数料負担率は約8.95%と重く、12株単位が前提

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はベヒトレの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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