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この記事の結論
- カリーズは、イギリスとアイルランド、北欧5か国で家電・パソコンを売る量販チェーンです
- 魅力の核心:実測によると、2026年4月期の純利益は前期比約53%増の1億6,500万ポンドでした
- 最大のリスク:報道によると、2025年4月からイギリスの雇用者国民保険料率が13.8%から15%へ引き上げられました(カリーズへの影響金額は当サイトで確認できていません)
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約324円から(推奨ロット300株が目安/1株だと手数料負担率は約221.18%と重く、300株単位が前提)
純利益は2026年4月期に前期比約53%増、止まっていた配当も約2年8か月ぶりに復活しました。カリーズは、イギリスとアイルランド、北欧5か国で家電・パソコンを売る量販チェーンです。実測によると、2026年4月期の純利益は1億6,500万ポンドで、前期の1億0,800万ポンドから約53%増えました。営業利益も2億0,300万ポンドから2億4,400万ポンドへ増えています。
配当については、実測の権利落ち履歴で2022年12月29日の0.010ポンドを最後に止まっていたものが、2025年8月28日の0.015ポンドで約2年8か月ぶりに再開しました。株価も1年で+32.20%上昇しています。業績・配当・株価がそろって動いた一年だったという事実を、まず押さえておく必要があります。
同業種の対比先としては、家具小売のダネルム(英)や衣料小売のネクスト(英)がしばしば挙げられます。カリーズの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
カリーズ株の基本データ(2026年8月26日時点)
| 株価 | 149.20ペンス(1.49ポンド)(1株 約324円) |
| 52週レンジ | 106.00〜169.50ペンス(1.0600〜1.6950ポンド) |
| 時価総額 | 約15.2億ポンド |
| PER | 約10.19倍(予想 約10.82倍) |
| 配当利回り | 1.51%(1株配当 0.0225ポンド) |
| 上場市場 | ロンドン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +32.20% |
ロンドン株はペンス(GBX)表示です。「149」と表示されていたら1.49ポンドを意味し、100倍の誤認に注意してください。
純利益+53%増という事実|カリーズ株の魅力
純利益は2026年4月期に前期比約53%増の1億6,500万ポンド
実測によると、2026年4月期(売上高92億5,400万ポンド、前年比+6.30%)の純利益は1億6,500万ポンドで、前期の2025年4月期(純利益1億0,800万ポンド)から約53%増加しました。営業利益も2億0,300万ポンドから2億4,400万ポンドへ増え、EPSは0.10ポンドから0.14ポンドに伸びています。
投資家にとっては、売上の伸び(+6.30%)以上に利益が伸びている、つまり利益率が改善しているという事実を確認できる材料です(今後の水準を保証するものではありません)。
配当は2022年12月から止まっていたが、2025年8月28日に約2年8か月ぶりに再開
実測の権利落ち履歴によると、カリーズの配当は2022年12月29日の0.010ポンドを最後に止まっていましたが、2025年8月28日の0.015ポンドで約2年8か月ぶりに再開しました。報道によると、再開の理由は純現金1億8,000万ポンド超とフリーキャッシュフローの改善とされています。
投資家にとっては、一度止まった配当が再開したという事実そのものが、財務状況の変化を示す材料になります(今後の継続や増額を保証するものではありません)。
iD Mobileの契約者は220万人超、1年で約48万8,000人増
報道によると、カリーズはイギリス・アイルランドで格安SIM「iD Mobile」を展開しており、契約者数は220万人超、1年間で約48万8,000人増えたとされています。同地域の売上の約30%はサービス収入が占めるとされています。
投資家にとっては、家電販売以外にも通信サービスという収益源を持ち、そこが伸びているという事実を確認できます。
北欧事業は売上38億ポンド、イギリス・アイルランドは54億ポンドで両輪
報道によると、2026年4月期の売上はイギリス・アイルランドが54億ポンド(全体の約58%、前年比3%増)、北欧が38億ポンド(約41%、6%増)とされています。北欧ではElkjøp・Elgiganten・Gigantti・Elkoの各ブランドで展開しています。
投資家にとっては、単一市場に依存せず、成長率の異なる2つの地域で事業を持っているという事実を確認できる材料です。
手数料負担率221%と国民保険料15%|先に知っておきたいリスク
1株だけの購入は手数料負担率が約221.18%と極めて重い
カリーズの株価は149.20ペンス(1株 約324円)と非常に低単価です。サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)のため、1株だけ買うと手数料716円に対し約定金額はわずか324円で、負担率は約221.18%に達します。推奨ロットとされる300株(約定金額 約97,200円)であれば負担率は約0.74%まで下がります。
投資家にとっては、株価が安いからといって少数株で買うと手数料倒れになる、という事実を踏まえておく必要があります。
表面利回り1.51%は直近12か月の実績、会社発表の年間3.0ペンスとは基準が違う
表面利回りは、実際に権利落ちした直近12か月の配当0.0225ポンド(2.25ペンス)を基準に計算すると約1.51%です。会社は2026年4月期の年間配当を3.0ペンス(前年の倍)としていますが、その期末配当2.25ペンスは2026年8月27日権利落ちで、本記事の基準日(2026年8月26日)時点ではまだ支払われていません。2026年8月27日権利落ちの期末配当を含めた場合の年間配当で計算すると利回りはこれより高くなりますが、本記事では実際に支払い済みの金額のみを利回りの基準にしています。
投資家にとっては、会社発表の年間配当額と、実際に権利落ちした金額のどちらを基準にするかで利回りの見え方が変わる、という事実に注意が必要です。
2025年4月からイギリスの雇用者国民保険料率が13.8%→15%に引き上げ
報道によると、2025年4月からイギリスの雇用者負担の国民保険料率が13.8%から15%へ引き上げられ、課税対象の給与下限も下がりました。多くの従業員を抱える小売業にとってコスト増の要因になりますが、カリーズへの影響金額は当サイトで確認できていません。
投資家にとっては、コスト増の要因が存在するという事実は確認できるものの、その影響度合いは不明であることを踏まえておく必要があります。
発行済株式数は前年比+0.62%増、自社株買いは株数減少につながっていない
報道によると新たに5,000万ポンドの自社株買いが承認されたとされていますが、実測の発行済株式数は10億3,000万株で前年比+0.62%増えています。自社株買いが発行済株式数の減少につながっているとは言えません。
投資家にとっては、自社株買いの発表があっても、実際に株数が減っているとは限らないという事実を確認しておく必要があります。
カリーズは家電とiD Mobileのサービス収入で稼ぐ会社
カリーズは、イギリスとアイルランド、北欧5か国で家電・パソコンを売る量販チェーンです。上場市場はロンドン証券取引所(ティッカー:CURY)で、時価総額は約15.2億ポンドです。修理・保証・格安SIM「iD Mobile」などのサービス収入も持っています。
実測によると、2026年4月期の売上高は92億5,400万ポンドで前年比+6.30%、営業利益は2億4,400万ポンド、純利益は1億6,500万ポンドでした。2025年4月期(売上87億600万ポンド、営業利益2億300万ポンド、純利益1億800万ポンド)と比べ、純利益は約53%増えています。報道によると、2026年4月期の調整後税引前利益は1億9,100万ポンドで前年比18%増とされています。
報道によると、売上の地域構成はイギリス・アイルランドが54億ポンド(約58%、前年比3%増)、北欧が38億ポンド(約41%、6%増)とされ、北欧ではElkjøp・Elgiganten・Gigantti・Elkoのブランドで展開しています。イギリス・アイルランドでは売上の約30%がサービス収入とされ、格安SIM「iD Mobile」の契約者数は220万人超、1年間で約48万8,000人増えたとされています。
報道によると、2024年2月にElliott Advisorsが1株62ペンス(約7億ポンド)で買収を提案しましたが、経営陣が複数回拒否し、中国のJD.comも関心を示したものの、両社とも2024年3月に撤退しました。現在は買収提案・上場廃止に関する報道は確認できていません。
グループ全体で691店舗、従業員24,540名を抱え、設立は1884年です。日本との接点は当サイトで確認できていません。米国預託証券(ADR、DSITF)はOTC市場のみで取引されており、ニューヨーク証券取引所・ナスダックへの直接上場はありません。
同業種の対比先としては、家具小売のダネルム(英)や衣料小売のネクスト(英)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。
1株配当2.25ペンスと、イギリスの源泉税は未確認
カリーズの直近12か月の配当は0.0225ポンド(2.25ペンス、2025年8月28日1.5ペンス+2025年12月29日0.75ペンス)で、表面利回りは株価149.20ペンスに対し約1.51%です。会社は2026年4月期の年間配当を3.0ペンス(前年の倍)としており、2026年8月27日権利落ちの期末配当を含めた場合の年間配当で計算するとこの表面利回りより高くなりますが、その期末配当2.25ペンスは本記事の基準日(2026年8月26日)時点ではまだ支払われていません。本記事の利回りは、実際に支払われた直近12か月の金額のみを基準にしています。
実測の権利落ち履歴では、2022年12月29日の0.010ポンドを最後に配当が止まり、2025年8月28日の0.015ポンドで約2年8か月ぶりに再開しました。報道によると、再開の理由は純現金1億8,000万ポンド超とフリーキャッシュフローの改善とされています。
イギリスの配当源泉税は原則としてかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため、口座開設時にご確認ください。日本側では、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。税引き後の目安は、源泉税率が未確定のため本記事では計算していません。
チャートでCURYの今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
※下のチャートは米国ADR(DSITF・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。
日本から買う方法と、300株単位が前提の手数料負担率
カリーズの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「CURY」です。米国預託証券(ADR、DSITF)はOTC市場でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも直接上場していません。
| 証券会社 | カリーズ株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- 英ポンドに両替する
- ティッカー「CURY」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約324円 | 716円 | 約221.18% |
| 300株 | 約97,200円 | 716円 | 約0.74% |
手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)です。カリーズは1株149.20ペンス(約324円)と単価が非常に低い銘柄ですが、1株だと手数料負担率は約221.18%と極めて重く、推奨ロットとされる300株(約定金額 約97,200円)であれば約0.74%まで下がります。
カリーズ株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 純利益の伸びを重視する人 | 2026年4月期の純利益は前期比約53%増 |
| 配当が復活した銘柄に関心がある人 | 配当は2025年8月28日に約2年8か月ぶりに再開 |
| 家電販売以外の収益源も見たい人 | iD Mobileの契約者数は220万人超、1年で約48万8,000人増 |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 少数株で手数料を抑えたい人 | 1株だと手数料負担率は約221.18%と重く300株単位が前提(IB証券という選択肢もある) |
| 会社発表の利回りをそのまま鵜呑みにしたくない人 | 表面利回り1.51%は直近12か月実績で、会社発表の年間3.0ペンスとは基準が異なる |
| コスト増の影響を避けたい人 | 2025年4月からイギリスの雇用者国民保険料率が13.8%→15%に引き上げ(影響額は確認できず) |
カリーズ株のよくある質問
カリーズ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみで、米国預託証券(DSITF)もOTC市場でのみ取引されているためです。楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
会社発表の年間配当3.0ペンスと、本文の利回り1.51%はどちらが正しいですか?
どちらも事実です。会社は2026年4月期の年間配当を3.0ペンスとしていますが、その期末配当2.25ペンスは2026年8月27日権利落ちで、本記事の基準日時点ではまだ支払われていません。本記事の利回り1.51%は、実際に支払われた直近12か月の配当2.25ペンスを基準に計算しています。
配当はまた止まりますか?
当サイトでは分かりません。配当は2022年12月を最後に約2年8か月止まった後、2025年8月28日に再開しました。今後の継続や増額を当サイトで保証することはできません。
チャートに表示されているADR(DSITF)と、実際に買う株(CURY)は違いますか?
銘柄としては同じカリーズですが、チャートに表示しているのは米国ADR(DSITF・米ドル建て・OTC市場)です。サクソバンク証券で実際に買うのはロンドン証券取引所に上場するCURY(ポンド建て)で、表示通貨と上場市場が異なります。
まとめ:純利益は伸び、配当も動き出した一年
- メリット:純利益は2026年4月期に前期比約53%増の1億6,500万ポンド/配当は2025年8月28日に約2年8か月ぶりに再開/iD Mobileの契約者数は220万人超、1年で約48万8,000人増
- デメリット:1株だと手数料負担率は約221.18%と重く300株単位が前提/表面利回り1.51%は直近12か月実績で会社発表の年間3.0ペンスとは基準が異なる/2025年4月からイギリスの雇用者国民保険料率が13.8%→15%に引き上げ
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約324円から。300株単位なら手数料負担率は約0.74%まで下がる
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はカリーズの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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