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この記事の結論
- バンカ・メディオラヌムは、営業担当者が顧客に投資信託や保険を提案する形の資産運用を中心とするイタリアの銀行です
- 魅力の核心:配当利回り5.44%
- 最大のリスク:顧客の大半がイタリア国内に集中
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約4,437円から(推奨ロット30株が目安/1株だと手数料負担率は約23.01%と重く、30株単位が前提)
配当利回り5.44%。イタリアの銀行バンカ・メディオラヌムは、営業担当者(ファイナンシャル・アドバイザー)が顧客に投資信託や保険を提案する形の資産運用を事業の中心に据えています。会社発表によると、預かり資産は1,504億ユーロ、顧客数は200万人を超えました。
株価は1年で+37.36%上昇し、52週レンジの上限に近い水準で推移しています。会社発表によると、2024年12月期の純利益は前年比+36%と伸びています。
高い配当利回りと資産運用ビジネスの成長を持つバンカ・メディオラヌムの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
バンカ・メディオラヌム株の基本データ(2026年8月23日時点)
| 株価 | 23.90ユーロ(1株 約4,437円) |
| 52週レンジ | 15.99〜24.54ユーロ |
| 時価総額 | 約177億ユーロ |
| PER | 約13.5倍(予想 約15.3倍) |
| 配当利回り | 約5.44%(1株配当 1.30ユーロ) |
| 上場市場 | イタリア証券取引所(ミラノ) |
| 1年の株価騰落 | +37.36% |
バンカ・メディオラヌム株を買うメリット
配当利回り5.41%、配当性向70.55%の高配当
会社発表ベースの実測では、2026年8月23日時点の表面利回りは5.41%(1株配当1.30ユーロ)、配当性向は70.55%です。
投資家にとっては、利益の7割超をすでに配当に回している水準だということです。高い利回りの背景に配当性向の高さがあるという事実は、あわせて押さえておく必要があります。
1年で株価+37.36%上昇、52週レンジの上限付近で推移
2026年8月23日時点の株価は23.90ユーロで、1年間では+37.36%の上昇となっています。52週レンジは15.99〜24.54ユーロで、現在値はレンジの上限に近い水準です。
投資家にとっては、直近1年の値動きの実数値がはっきりと確認できる状態にある、ということです。
純利益11億2,000万ユーロ、前年比+36%(会社発表)
会社発表によると、2024年12月期の売上高は23億6,000万ユーロ(前年比+26.1%)、営業利益は10億9,000万ユーロ(同+11%)、純利益は11億2,000万ユーロ(同+36%)でした。
投資家にとっては、増収増益にとどまらず、純利益の伸び率が売上高・営業利益の伸び率を上回っている、ということです。
預かり資産1,504億ユーロ・顧客200万人超、手数料収入と純利息収入がともに増加
会社発表によると、預かり資産は1,504億ユーロ(前年比+8.6%)、顧客数は200万人を超えました。手数料収入は11億7,000万ユーロ(+13%)、純利息収入も+8%と、両方が伸びています。
投資家にとっては、資産運用ビジネスの土台である預かり資産と顧客基盤の両方が拡大しており、収益源である手数料収入と純利息収入のどちらか一方に偏らず伸びている、ということです。
バンカ・メディオラヌム株を買うデメリット・リスク
顧客の大半がイタリア国内に集中(会社発表)
会社発表によると、バンカ・メディオラヌムの顧客の大半はイタリア国内です。
投資家にとっては、顧客・事業がひとつの国に集中しているということは、イタリアの経済動向や金融規制の変化の影響を強く受けるという意味です。事業国を分散して国別リスクを薄める構造にはなっていません。
資産運用が収益の柱、市場が下がれば預かり資産・手数料収入も減る構造
バンカ・メディオラヌムの収益は、営業担当者が顧客に投資信託や保険を提案する資産運用ビジネスが中心です。
投資家にとっては、株式や債券の市場が下がれば預かり資産が目減りし、それに連動する手数料収入も減るという構造を持つ、ということです。銀行株でありながら、収益が市場の値動きに左右される性格をあわせ持ちます。
実績PER13.5倍に対し予想PER15.3倍、予想の方が高い
実績PERは約13.5倍である一方、予想PERは約15.3倍です。
投資家にとっては、予想PERが実績PERを上回っているということは、市場が今後の利益をこれまでより低く見積もっていることを意味します。株価は52週高値24.54ユーロに近い水準にあり、割安感は薄い状態です。
1株買いの手数料負担率は23.01%、30株単位が前提
サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株(約4,437円)だけを買うと、手数料負担率は約23.01%にのぼります。
投資家にとっては、1株単位での購入は現実的でなく、30株単位(約133,100円)でのまとめ買いが前提になる、ということです。
バンカ・メディオラヌムはどんな会社か
バンカ・メディオラヌムは、イタリアの銀行です。営業担当者(ファイナンシャル・アドバイザー)が顧客に投資信託や保険を提案する形の資産運用が事業の中心で、顧客の大半はイタリア国内です。
会社発表によると、2024年12月期の売上高は23億6,000万ユーロ(前年比+26.1%)、営業利益は10億9,000万ユーロ(同+11%)、純利益は11億2,000万ユーロ(同+36%)でした。預かり資産は1,504億ユーロ(同+8.6%)、顧客数は200万人を超えています。手数料収入は11億7,000万ユーロ(+13%)、純利息収入も+8%と、両方が伸びています。
同業種の対比としては、ネット銀行のフィネコバンクや、伝統的な銀行であるインテーザ・サンパオロがしばしば挙げられます。
配当と税金
バンカ・メディオラヌムの1株配当は1.30ユーロ、表面利回りは5.44%です。
イタリアの現地源泉税は最大26%とされていますが、日伊租税条約を適用できる場合は15%です。ただし、実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続きによるため、口座開設時に必ず確認してください。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。
最新の株価チャートで水準を確認する
本記事の株価は2026年8月23日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
バンカ・メディオラヌム株の日本からの買い方
バンカ・メディオラヌムの上場市場はイタリア証券取引所(ミラノ)のみで、ティッカーは「BMED」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BNCDY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。
| 証券会社 | バンカ・メディオラヌム株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- ユーロに両替する
- ティッカー「BMED」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約4,437円 | 1,021円 | 約23.01% |
| 30株 | 約133,100円 | 1,021円 | 約0.77% |
手数料は約定金額の0.132%、最低5.5ユーロ(約1,021円)です。1株だと手数料負担率は約23.01%と重く、現実的には30株単位のまとめ買いが前提になります。30株まとめると負担率は約0.77%まで下がります。
バンカ・メディオラヌム株はどんな人に向くか
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| 高い配当利回りを狙いたい人 | 配当利回りは約5.44% |
| イタリアの資産運用ビジネスの成長に投資したい人 | 預かり資産1,504億ユーロ・顧客200万人超、いずれも増加 |
| 30株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.77%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
| 少額の1株買いをしたい人 | 手数料負担率が約23.01%と重い |
| 特定の国への集中を避けたい人 | 顧客の大半がイタリア国内に集中 |
よくある質問
バンカ・メディオラヌム株はSBI証券や楽天証券で買えますか?
買えません。上場市場がイタリア証券取引所(ミラノ)のみのためです。米国預託証券(BNCDY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。
最低いくらから買えますか?
1株約4,437円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約23.01%と重いため、30株単位(約133,100円)でのまとめ買いが前提です。
配当にかかる税金はどうなりますか?
イタリアの現地源泉税は最大26%とされていますが、日伊租税条約を適用できる場合は15%です。実際にどちらが適用されるかは証券会社の手続きによるため、口座開設時に必ず確認してください。これに加えて日本側でさらに20.315%が課税されます。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
ADR(BNCDY)とバンカ・メディオラヌム株(BMED)の違いは何ですか?
BNCDYは米国のOTC市場でのみ取引される預託証券で、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。本記事で扱うBMEDはイタリア証券取引所に上場する原株で、日本からはサクソバンク証券などでこちらを直接購入することになります。
まとめ
- メリット:配当利回り5.41%(配当性向70.55%)/1年で株価+37.36%上昇/純利益11億2,000万ユーロ(前年比+36%、会社発表)
- デメリット:顧客の大半がイタリア国内に集中/資産運用が収益の柱で市場の値動きに連動/予想PER15.3倍は実績13.5倍より高い
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約4,437円から。30株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.77%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レート・配当データは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績は決算発表の報道を出典としています
- 筆者はヨーロッパ在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座で欧州株を実際に保有しています
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月23日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はバンカ・メディオラヌム社の公表資料に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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