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イプセン株の魅力とリスク|上半期マージン38.6%と日本からの買い方【2026年】

イプセン株の魅力とリスク|上半期マージン38.6%と日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • イプセンは、がん・希少疾患・神経の3領域で薬を作るフランスの製薬会社で、2025年12月には日本でBylvayが承認・販売開始されました
  • 魅力の核心:会社発表によると、2026年上半期のコア営業マージンは38.6%でした
  • 最大のリスク:報道によると、主力のSomatulineは2026年後半にジェネリック(後発品)との競争が再開するとされます
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約30,800円から(推奨ロット2株が目安/1株からでも手数料負担率は約1.33%と軽い)

2025年12月、日本でBylvay(オデビキシバット)が承認・販売開始されました。イプセンは、がん、希少疾患、神経の3領域で薬を作るフランスの製薬会社です。会社発表によると、Bylvayは進行性家族性肝内胆汁うっ滞症の治療薬として日本で承認・販売開始され、2026年上半期のコア営業マージンは38.6%でした。

一方で、この会社は主力薬をめぐる課題も抱えています。報道によると、希少疾患領域の主力であるSomatulineは、2026年後半にジェネリック(後発品)との競争が再開するとされています。

同業種の対比先としては、製薬のメルクKGaA(独)や医薬受託のロンザ(瑞)がしばしば挙げられます。イプセンの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

イプセン株の基本データ(2026年8月26日時点)

株価165.60ユーロ(1株 約30,800円)
52週レンジ109.90〜174.00ユーロ
時価総額約136.1億ユーロ
PER約26.91倍(予想 約11.51倍)
配当利回り0.97%(1株配当 1.6ユーロ)
上場市場ユーロネクスト・パリ
1年の株価騰落+43.98%

コア営業マージン38.6%という事実|イプセン株の魅力

2025年12月期の売上高は39億2,900万ユーロで前年比+9.92%(会社発表)

会社発表によると、2025年12月期の売上高は39億2,900万ユーロで前年比+9.92%、営業利益は10億2,700万ユーロ、純利益は4億4,350万ユーロ、EPSは5.32ユーロでした。前年の2024年12月期は売上35億7,500万ユーロ(+8.11%)、純利益3億4,590万ユーロでした。

投資家にとっては、2期連続で売上・純利益がともに伸びているという実績を確認できる材料です(今後の水準を保証するものではありません)。

2026年上半期のコア営業利益は8億4,500万ユーロ、コア営業マージン38.6%(会社発表)

会社発表によると、2026年上半期の売上高は21億9,020万ユーロ、コア営業利益は8億4,500万ユーロ、純利益は4億0,310万ユーロ、コア営業マージンは38.6%、基本EPSは4.89ユーロでした(出典:報道)。

投資家にとっては、売上の伸びだけでなく、利益率そのものが高水準で確認できているという事実です(下半期の水準を保証するものではありません)。

Bylvay(オデビキシバット)が2025年12月に日本で承認・販売開始(会社発表)

会社発表によると、Bylvay(オデビキシバット)は2025年12月に、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症の治療薬として日本で承認・販売開始されました(出典:イプセン公式 https://www.ipsen.com/press-release/)。

投資家にとっては、希少疾患領域の新薬が日本市場でも承認を得たという事実を確認できます。なお、日本法人の有無やその他の日本承認製品については当サイトで確認できていません。

2026年通期の見通しは為替一定ベースで増収20%超、コア営業マージン37%超(報道)

報道によると、会社は2026年通期の見通しとして、為替一定ベースで増収20%超、コア営業マージン37%超を掲げています。

投資家にとっては、会社側が高い増収率と利益率の維持を見通しとして示しているという事実です(当サイトはこの見通しの実現可能性を判断するものではありません)。

Somatulineに後発品競争という事実|先に知っておきたいリスク

主力Somatulineに2026年後半、ジェネリック(後発品)との競争が再開(報道)

報道によると、希少疾患領域の主力製品であるSomatuline(神経内分泌腫瘍・先端巨大症の治療薬)は、2026年後半にジェネリック(後発品)との競争が再開するとされています。

投資家にとっては、業績の柱の一つに後発品との価格競争という具体的なリスクが控えているという事実を把握しておく必要がある、ということです(当サイトでは今後の影響度についての見通しは述べません)。

あわせて会社は、2027年について、研究開発費・買収関連費用・Dysportの片頭痛向け上市への投資でマージンが圧迫される見込みと説明しています。Somatulineの競争激化と2027年の投資負担が重なる時期にあたります。

実績PER26.91倍に対し予想PER11.51倍、理由は当サイトで確認できていません

実測によると、イプセンの実績PERは約26.91倍、予想PERは約11.51倍と大きく開いています。

投資家にとっては、この乖離の背景(利益成長の見込みなのか、一時的な会計要因なのか等)を確認したうえで判断したい数字ですが、その理由は当サイトで確認できていません。推測での説明はせず、事実のみをお伝えします。

創業家側が議決権の72.36%を握る

報道によると、Mayroux家(Highrock・Beech Tree)とSchwabe家などが協調して、発行済株式の56.62%・議決権の72.36%を保有しているとされます。浮動株は実測で発行済株式8,199万株中2,981万株(約36.4%)にとどまります。

投資家にとっては、経営の意思決定が創業家側の意向に大きく左右されやすい株主構成であるという事実を踏まえておく必要がある、ということです。

株価は1年で+43.98%、52週高値174.00ユーロに接近

実測によると、イプセンの株価は1年で+43.98%上昇し、52週高値174.00ユーロに近い水準(165.60ユーロ)にあります。

投資家にとっては、すでに大きく上昇した後の水準で買うことになるという事実を認識しておく必要がある、ということです(当サイトは今後の株価水準を予測するものではありません)。

イプセンはがん・希少疾患・神経の薬で稼ぐ会社

イプセンはフランスの製薬会社で、上場市場はユーロネクスト・パリ(ティッカー:IPN)、時価総額は約136.1億ユーロです。会社発表によると、事業は3つの領域に分かれ、がんはCabometyx(腎細胞がんなど)とOnivyde(転移性膵がん)、希少疾患はSomatuline(神経内分泌腫瘍・先端巨大症)、Iqirvo(原発性胆汁性胆管炎)、Bylvay(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症)、神経はDysport(ボツリヌス毒素製剤)を柱としています。

日本との接点としては、会社発表によるとBylvay(オデビキシバット)が2025年12月に進行性家族性肝内胆汁うっ滞症の治療薬として日本で承認・販売開始されました(出典:イプセン公式 https://www.ipsen.com/press-release/)。日本法人の有無、その他の日本承認製品、日本企業との提携については当サイトで確認できていません。

報道によると、会社はKartos Therapeuticsを4億5,000万ドル、Memo Therapeutics AGを最大8億ドルで買収したとされます。

同業種の対比先としては、製薬のメルクKGaA(独)や医薬受託のロンザ(瑞)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当1.6ユーロと、フランスの源泉税10%

イプセンの1株配当は1.600ユーロ、実測の表面利回りは約0.97%です。配当履歴は1.200→1.200→1.200→1.400→1.600ユーロと推移し、直近の1.600ユーロ(前年1.400ユーロ、+14.3%)は2026年6月3日が権利落ち日でした。

表面利回り0.97%は欧州株の中でも低い水準です。イプセンは配当を目当てに持つ銘柄ではありません。

フランスの配当源泉税は日仏租税条約の限度税率10%で、ドイツ(26.375%)やスイス(35%)より有利です。日本側ではさらに、現地源泉後の金額に20.315%が課税されます。外国税額控除や現地還付請求をしない場合の税引き後の目安は0.69%です(0.97%×(1−0.1)×0.79685で計算)。

チャートでIPNの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(IPSEY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率1.33%

イプセンの上場市場はユーロネクスト・パリのみで、ティッカーは「IPN」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:IPSEY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社イプセン株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. ユーロに両替する
  5. ティッカー「IPN」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約30,800円409円約1.33%
2株約61,500円409円約0.66%

手数料は約定金額の0.088%、最低2.20ユーロ(約409円)です。パリ市場は最低手数料が2.20ユーロと他市場より安く1株からでも手数料負担率は約1.33%と軽いのが特徴です。2株(約61,500円)まとめると0.66%までさらに下がります。

イプセン株が向く人・向かない人

向く人理由
Bylvayの日本承認など事業の広がりに関心がある人Bylvayが2025年12月に日本で承認・販売開始
直近の実額で利益率を確認したい人2026年上半期のコア営業マージンは38.6%
パリ市場の手数料の軽さを評価する人1株からでも手数料負担率は約1.33%と軽い
向かない人理由
配当利回りを重視する人表面利回りは約0.97%と低く、配当目的の銘柄ではない
主力製品の後発品競争リスクを避けたい人Somatulineは2026年後半にジェネリックとの競争が再開
創業家の議決権集中を懸念する人創業家側が議決権の72.36%を保有

イプセン株のよくある質問

イプセン株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がユーロネクスト・パリのみのためです。米国預託証券(IPSEY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

実績PERと予想PERがこれだけ開いているのはなぜですか?

実測によると、実績PERは約26.91倍、予想PERは約11.51倍です。この乖離の理由は当サイトで確認できていません。利益成長の見込みなのか、一時的な会計要因なのかを含め、推測での説明は行わず、事実のみをお伝えしています。

Somatulineの後発品競争は、今後どうなりますか?

報道によると、Somatulineは2026年後半にジェネリック(後発品)との競争が再開するとされ、会社は2027年について研究開発費・買収関連費用・Dysportの上市投資でマージンが圧迫される見込みと説明しています。当サイトでは、この先どの程度業績に影響するかについての見通しは述べません。

Bylvayの日本承認をきっかけに、日本法人はありますか?

会社発表によるとBylvayは2025年12月に日本で承認・販売開始されましたが、日本法人の有無や、その他の日本承認製品、日本企業との提携については当サイトで確認できていません。

まとめ:Bylvayは日本承認、稼ぎ頭には後発品の壁

  • メリット:Bylvayが2025年12月に日本で承認・販売開始/2026年上半期のコア営業マージンは38.6%/2025年12月期の売上高は前年比+9.92%
  • デメリット:主力Somatulineは2026年後半にジェネリックとの競争が再開/表面利回りは約0.97%と低く配当目的の銘柄ではない/創業家側が議決権の72.36%を保有
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約30,800円から。1株からでも手数料負担率は約1.33%と軽い

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はイプセンの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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