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セントリカ株の魅力とリスク|純損失−7,200万ポンドと日本からの買い方【2026年】

セントリカ株の魅力とリスク|純損失−7,200万ポンドと日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • セントリカは、英国で家庭・法人にガスと電気を販売する「British Gas」を運営する英国のエネルギー会社です
  • 魅力の核心:配当は増額傾向にあり、中間配当は1.83ペンスから2.00ペンスへ増え、表面利回りは3.57%です
  • 最大のリスク:2025年12月期は純損失−7,200万ポンドで、特別費用7億ポンドと減損5億ポンドが理由です
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約334円から(推奨ロット300株が目安/1株だと手数料負担率は約214.49%と重く、300株単位が前提

British Gasを運営するセントリカは、2025年12月期に純損失−7,200万ポンドを計上しました。理由は特別費用7億ポンドと減損5億ポンドで、会社は2026年2月に自社株買いも一時停止しています。一方で配当は増額が続いており、直近の中間配当は前年の1.83ペンスから2.00ペンスに増えています。

同業種の対比先としては、電力大手のSSE(英)やエンジー(仏)がしばしば挙げられます。セントリカの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

セントリカ株の基本データ(2026年8月26日時点)

株価153.85ペンス(1.5385ポンド、1株 約334円)
52週レンジ151.45〜220.30ペンス(1.5145〜2.2030ポンド)
時価総額約70.4億ポンド
PER約10.44倍(予想 約12.68倍)
配当利回り3.57%(1株配当 0.055ポンド)
上場市場ロンドン証券取引所
1年の株価騰落−6.42%

セントリカの株価はロンドン証券取引所でペンス(GBX)建ての153.85ペンスと表示されます。100で割ってポンドに換算すると1.5385ポンドです。「153.85」という数字をそのままポンド建ての株価だと読み違えると、実際の100倍の水準だと誤認してしまうため注意してください。

配当増額と利回り3.57%という事実|セントリカ株の魅力

中間配当は1.83ペンスから2.00ペンスへ増額、2026年8月20日が権利落ち日

実測の配当履歴によると、セントリカは2026年8月20日を権利落ち日として中間配当2.00ペンスを支払いました。前年の中間配当1.83ペンスから増額されています。2025年12月期の年間配当は中間1.83ペンス+期末3.67ペンスの合計5.50ペンス(0.0550ポンド)で、株価153.85ペンスに対する表面利回りは3.57%です。

投資家にとっては、2025年12月期に純損失を計上した中でも、直近の中間配当は増額されたという事実を確認できる材料です(今後の増配を保証するものではありません)。

配当性向は約32%、段階的な増配方針(報道)

報道によると、セントリカの配当性向は約32%で、段階的に増やす方針とされています。

投資家にとっては、配当性向にまだ余地があるとされている点を、配当の持続性を見る材料の一つとして確認できます(今後の増配を当サイトで保証するものではありません)。

PER約10.44倍(予想約12.68倍)という水準

実測のPERは約10.44倍、予想PERは約12.68倍です。時価総額は約70.4億ポンドで、株価は52週レンジ151.45〜220.30ペンスのうち下限に近い153.85ペンスにあります。

投資家にとっては、直近の利益水準や予想利益に対して株価がどの程度の倍率で評価されているかを確認できる材料です(割安・割高の判断を当サイトで断定するものではありません)。

原子力新設Sizewell Cに15%出資、上限13億ポンドの長期インフラ資産

報道によると、セントリカは英国の新設原子力発電所Sizewell Cに15%出資しており、初期投資は3億7,600万ポンド、2028年末までに5億〜6億ポンド、上限13億ポンドとされています。取得は2025年11月に完了したとされています。

投資家にとっては、料金規制を受ける小売事業とは別に、長期の原子力インフラという収益源を持っているという事実を確認できます(Sizewell Cの稼働時期や収益貢献を当サイトで予測するものではありません)。

純損失−7,200万ポンドという数字|先に知っておきたいリスク

2025年12月期は純損失−7,200万ポンド、特別費用7億ポンドと減損5億ポンドが理由

実測の年次損益によると、2025年12月期の売上高は194億9,200万ポンドで前年比−2.11%、純損失は−7,200万ポンド、EPSは−0.02でした。前年の2024年12月期は売上199億1,300万ポンド・純利益13億3,200万ポンド・EPS0.25だったため、赤字への転落です。報道によると、この純損失はエネルギーデリバティブ関連などの特別費用7億ポンドと、後期ガス田・原子力投資(Sizewell Cを除く)の減損5億ポンドによるものとされています。株価は1年で−6.42%となり、52週安値151.45ペンスのすぐ上にあります(実測)。

投資家にとっては、2025年12月期が法定ベースで赤字だったという事実を確認しておく必要があります。なお直近12か月(2026年6月末まで)の純利益は7億1,100万ポンドとプラスに転じていますが、これは2025年12月期とは別の期間の数字であり、同一視できません(今後の黒字継続を当サイトで保証するものではありません)。

自社株買いを2026年2月に一時停止、再開は当サイトで確認できていない

報道によると、セントリカは2022年末から発行済株式の約25%を平均136ペンスで買い戻す20億ポンドの自社株買いを2025年1月に完了しました。しかし2026年2月、2025年12月期の純損失計上に伴い自社株買いの一時停止を発表し、Sizewell CとGrain LNGへ資本を振り向けたとされています。

投資家にとっては、発行済株式数が前年比−4.66%まで減ってきた自社株買いという下支えが、現時点で止まっているという事実を確認しておく必要があります。再開の有無や時期は当サイトで確認できていません。

料金上限(price cap)の構造で、卸売価格が上がっても利益を大きく増やせない

報道によると、英国の家庭向けエネルギー供給のEBITマージンは2026年上半期3.1%で、前年同期4.6%から低下しました。家庭向け料金の上限(price cap)が許容マージンを規定しているため、卸売価格が上がってもセントリカの利益を大きく増やせない構造になっています。報道によるとBritish Gasの2026年上半期の営業利益も2億7,000万ポンドで前年同期比−54%でした。

投資家にとっては、電力・ガス小売という事業の性質上、規制によって利益の伸びしろが制約されているという事実を確認しておく必要があります(今後の料金制度の変更を当サイトで予測するものではありません)。

1株買いの手数料負担率は約214.49%、300株単位が前提

セントリカの株価153.85ペンス(1.5385ポンド、約334円)に対し、サクソバンク証券クラシックで1株だけ買うと手数料は最低3.30ポンド(約716円)で、負担率は約214.49%に達します。300株(約100,200円)まとめても手数料は同じ716円のままで、負担率は0.71%まで下がります。

投資家にとっては、セントリカ株を1株単位で買うことは事実上非現実的で、300株単位を前提に資金計画を立てる必要がある、ということです(詳しい手数料表は買い方の節で示します)。

セントリカはBritish Gasのガス・電気販売で稼ぐ会社

セントリカは英国のエネルギー会社で、家庭向けブランド「British Gas」を通じてガスと電気を販売するほか、法人向けエネルギー供給、発電、ガス貯蔵、エネルギー取引も手がけています。上場市場はロンドン証券取引所(ティッカー:CNA)で、時価総額は約70.4億ポンドです。

会社発表によると、2026年通期の見通しはRetail EBITDAが5億〜8億ポンドの下限近辺、Optimisation EBITDAが約2億5,000万ポンド、Infrastructure EBITDAが6億5,000万〜7億5,000万ポンドで、2030年にEBITDA20億ポンドを目指すとされています。報道によると、2年間で1,300名の人員削減も予定されているとされています。

日本との接点は当サイトで確認できていません。

同業種の対比先としては、電力大手のSSE(英)やエンジー(仏)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

1株配当5.50ペンスと、確認できていない英国の源泉税

セントリカの1株配当は年2回で、2025年12月期は中間1.83ペンス+期末3.67ペンスの合計5.50ペンス(0.0550ポンド)でした。表面利回りは株価153.85ペンスに対し約3.57%です。実測の配当履歴によると、直近では2026年8月20日を権利落ち日として中間配当2.00ペンスが支払われており、前年の中間配当1.83ペンスから増えています。報道によると配当性向は約32%で、段階的に増やす方針とされています。

イギリス株の配当については、原則として現地源泉税はかからないとされますが、当サイトでは未確認です。証券会社によって扱いが異なる可能性があるため口座開設時にご確認ください。日本側ではさらに、受け取った配当に20.315%が課税されます。

チャートでCNAの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月26日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※下のチャートは米国ADR(CPYYY・米ドル建て)です。原株とほぼ同じ値動きをしますが、表示通貨が異なります

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率214.49%

セントリカの上場市場はロンドン証券取引所のみで、ティッカーは「CNA」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:CPYYY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。

証券会社セントリカ株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. 英ポンドに両替する
  5. ティッカー「CNA」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約334円716円約214.49%
300株約100,200円716円約0.71%

手数料は約定金額の0.088%、最低3.3ポンド(約716円)です。1株だと手数料負担率は約214.49%と重く300株(約100,200円)単位でまとめると0.71%まで下がります。1株買いは現実的でないため、300株単位が前提になります。

セントリカ株が向く人・向かない人

向く人理由
配当の増額傾向を確認したい人中間配当は1.83ペンスから2.00ペンスへ増額(表面利回り3.57%)
PERの低さを評価材料にしたい人PER約10.44倍(予想12.68倍)
規制インフラ資産に関心がある人Sizewell Cに15%出資、上限13億ポンド
向かない人理由
赤字決算を避けたい人2025年12月期は純損失−7,200万ポンド(特別費用7億ポンド+減損5億ポンド)
利益の伸びしろの制約を避けたい人price cap構造で家庭向けEBITマージンは3.1%に低下
少額の1株単位で買いたい人1株だと手数料負担率は約214.49%、300株単位が前提

セントリカ株のよくある質問

セントリカ株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がロンドン証券取引所のみのためです。米国預託証券(CPYYY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。

チャートのADR(CPYYY)と、実際に買う株(CNA)は同じですか?

米国ADR(CPYYY)はOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダックにも上場していません。ロンドン証券取引所に上場する原株(CNA)とは別の銘柄として扱われます。チャートはCPYYYの米ドル建てで表示していますが、実際に買うのはCNAのポンド建ての株です。

自社株買いはいつ再開しますか?

セントリカは2026年2月、2025年12月期の純損失計上に伴い自社株買いの一時停止を発表しました。再開の有無や時期は当サイトで確認できていません。

なぜ2025年12月期は純損失になったのですか?

報道によると、エネルギーデリバティブ関連などの特別費用7億ポンドと、後期ガス田・原子力投資(Sizewell Cを除く)の減損5億ポンドが主な理由とされています。

まとめ:純損失でも配当は増額、判断は自己責任で

  • メリット:中間配当は1.83ペンスから2.00ペンスへ増額(表面利回り3.57%)/PER約10.44倍(予想12.68倍)という水準/Sizewell Cに15%出資し上限13億ポンドの長期インフラ資産
  • デメリット:2025年12月期は純損失−7,200万ポンド(特別費用7億ポンド+減損5億ポンド)/自社株買いを2026年2月に一時停止、再開は未確認/price cap構造で家庭向けEBITマージンは3.1%に低下し、卸売価格の上昇を利益に転嫁しにくい
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約334円から。ただし1株では手数料負担率が約214.49%と重いため、300株(約100,200円)単位が前提

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月26日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はセントリカの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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