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バヴァリアン・ノルディック株の魅力とリスク|自社株買いと日本からの買い方【2026年】

バヴァリアン・ノルディック株の魅力とリスク|自社株買いと日本からの買い方【2026年】

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)が含まれます。

この記事の結論

  • バヴァリアン・ノルディックは、天然痘・エムポックス向けワクチンを各国政府に供給するデンマークのワクチンメーカーです
  • 魅力の核心:会社発表によると、2026年に配当ではなく新たに最大7億5,000万クローネの自社株買いを実施します
  • 最大のリスク:予想PER18.61倍は実績PER11.24倍を大きく上回っており、市場は先行きの減益を織り込んでいます
  • 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約5,316円から(推奨ロット18株が目安/1株だと手数料負担率は約17.99%と重く、18株単位が前提)

1株250クローネの買収提案は、株主の支持が届かず撤回されました。バヴァリアン・ノルディックは、天然痘・エムポックス向けワクチンを各国政府に供給するデンマークのワクチンメーカーです。狂犬病や腸チフスなど旅行者向けワクチンも手がけています。2025年7月28日、Nordic CapitalとPermiraの連合が1株250クローネでの公開買付を提案しましたが、応募は60%にとどまり、必要とされた66.7%に届かず、2025年11月6日に撤回・失効しました。同社は独立した上場企業として事業を続けると発表しています。

同業種の対比先としては、デンマークの製薬会社ALKアベロや、医療関連のフレゼニウス(独)がしばしば挙げられます。バヴァリアン・ノルディックの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。

目次

バヴァリアン・ノルディック株の基本データ(2026年8月25日時点)

株価214.00デンマーククローネ(1株 約5,316円)
52週レンジ171.30〜243.70クローネ
時価総額約165.1億クローネ
PER約11.24倍(予想 約18.61倍)
配当利回り無配
上場市場ナスダック・コペンハーゲン証券取引所
1年の株価騰落−9.67%

自社株買い7億5,000万クローネ|バヴァリアン・ノルディック株の魅力

2025年12月期の売上高は62億4,400万クローネで前年比+9.23%(実績)

実測の年次損益によると、2025年12月期の売上高は62億4,400万クローネで前年比+9.23%、営業利益は10億3,500万クローネ、純利益は13億7,500万クローネ、EPSは17.60クローネでした。直近12か月(2026年6月末まで)では売上高63億3,800万クローネ、純利益15億4,300万クローネ、EPS19.42クローネとなっています。

投資家にとっては、直近の年次実績で増収増益が確認できるという事実です(今後の水準を保証するものではありません)。

2026年通期の見通しは売上高57億クローネ・EBITDAマージン30%へ上方修正

会社発表によると、2026年通期の見通しは売上高57億クローネで、当初の50億〜52億クローネから上方修正されました。EBITDAマージンの見通しも当初の25%から30%へ引き上げられています。部門別ではPublic Preparedness(政府向け備蓄)25億クローネ、Travel Health(旅行者向け)30億クローネ、その他2億クローネが見込まれています。

投資家にとっては、会社が自ら示した当初計画を年度の途中で上方に修正したという事実を確認できる材料です(達成を保証するものではありません)。

自社株買い、2026年に新たに最大7億5,000万クローネのプログラムを開始(無配の代わり)

会社発表によると、バヴァリアン・ノルディックは配当を実施していません。その代わりとして、2026年の5億クローネの自社株買いプログラムを完了し、2026年第3四半期から新たに最大7億5,000万クローネのプログラムを開始しました。取得した株式は消却する予定です。

投資家にとっては、配当という形ではないものの、自社株買いという形の株主還元策が実行されているという事実を確認できます(今後の規模や継続を保証するものではありません)。

1株250クローネの買収提案は撤回・失効、独立上場を継続

2025年7月28日、Nordic CapitalとPermiraの連合は1株250クローネでの公開買付を提案しましたが、応募は60%にとどまり、必要とされた66.7%に届かず、2025年11月6日に撤回・失効しました。同社は独立した上場企業として事業を続けると発表しています。

投資家にとっては、買収の成否をめぐる不確実性がこの件については決着し、独立企業としての経営方針が確認できているという事実です(今後新たな提案が出るかどうかを当サイトで予測するものではありません)。

予想PER18.61倍|先に知っておきたいリスク

予想PER18.61倍は実績PER11.24倍を大きく上回る(理由は確認できていない)

実測によると、バヴァリアン・ノルディックのPERは実績で約11.24倍ですが、予想PERは約18.61倍です。予想PERが実績PERを大きく上回るのは、市場が今後の利益は下がる方向を織り込んでいることを意味します。その理由は当サイトでは確認できていません。

投資家にとっては、表面の実績PERだけで割安・割高を判断せず、市場が織り込んでいる先行きの数字も合わせて確認しておく必要がある、ということです。

売上の相当部分が各国政府との契約に依存する

報道によると、バヴァリアン・ノルディックは、政治的な要因が既存の受注や新規契約の獲得に重大な悪影響を与えうるリスクを挙げています。同社の事業はPublic Preparedness(政府向け備蓄)とTravel Health(旅行者向け)の2部門で構成され、2026年上半期の売上はPublic Preparednessが12億6,900万クローネ(約42%)、Travel Healthが17億4,200万クローネ(約58%)でした。会社発表によると、2026年のPublic Preparedness部門では、見通し25億クローネのうち約22億クローネの政府契約をすでに確保しています。

投資家にとっては、売上の半分近くを占める部門が各国政府との契約に依存する構造であり、政治的な事情によって受注が左右されうるという事実を踏まえておく必要がある、ということです(当サイトでは今後の契約動向を予測しません)。

株価は1年で−9.67%

実測によると、バヴァリアン・ノルディックの株価は1年で−9.67%となっており、52週レンジは171.30〜243.70クローネです。

投資家にとっては、直近の業績や見通しの上方修正とは別に、株価そのものは1年単位で下落しているという事実を確認しておく必要がある、ということです。

1株214.00クローネ(約5,316円)の手数料負担率は約17.99%、18株単位が前提

サクソバンク証券クラシックの手数料は約定金額の0.132%、最低38.50クローネ(約956円)です。株価214.00クローネ(約5,316円)を1株だけ買う場合、手数料負担率は約17.99%に達します。

投資家にとっては、この銘柄を1株単位で買うと手数料負担が極めて重く、まとまった株数を前提に検討する必要がある、ということです(詳しくは後段の手数料表で解説します)。

バヴァリアン・ノルディックは天然痘・エムポックスワクチンで稼ぐ会社

バヴァリアン・ノルディックはデンマークのワクチンメーカーで、天然痘・エムポックス向けワクチンを各国政府に供給するほか、狂犬病や腸チフスなど旅行者向けワクチンも手がけています。上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所(ティッカー:BAVA)で、時価総額は約165.1億クローネです。

会社発表によると、事業はPublic Preparedness(政府向け備蓄)とTravel Health(旅行者向け)の2部門で構成されます。主力製品は天然痘・エムポックス向けのJYNNEOS(米国)/IMVANEX(欧州)で、旅行者向けにはRabipur・RabAvert(狂犬病)、Encepur(ダニ媒介脳炎)、Vaxchora(コレラ)、Vivotif(腸チフス)、VIMKUNYA(チクングニア熱)を展開しています。

日本との接点については、当サイトで確認できていません。

同業種の対比先としては、デンマークの製薬会社ALKアベロや、医療関連のフレゼニウス(独)がしばしば挙げられます。国・事業内容・配当方針は銘柄ごとに異なります。

無配のバヴァリアン・ノルディック、代わりに自社株買い7億5,000万クローネ

バヴァリアン・ノルディックは配当を実施していません(実測・配当履歴なし)。配当利回りに関する数値はありません。

その代わりとして、会社発表によると2026年の5億クローネの自社株買いプログラムを完了し、2026年第3四半期から新たに最大7億5,000万クローネのプログラムを開始しました。取得した株式は消却する予定です。

デンマークの配当源泉税率は当サイトで未確認です。現時点で配当はありませんが、将来配当が始まった場合に備えて、口座開設時および配当受取前に必ず証券会社にご確認ください。

チャートでBAVAの今の株価水準を見る

本記事の株価は2026年8月25日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。

※このチャートは招待リンク付きで表示しています

日本から買う方法と、1株あたりの手数料負担率17.99%

バヴァリアン・ノルディックの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「BAVA」です。米国預託証券(ADR、ティッカー:BVNRY)も存在しますが、これはOTC(店頭市場)でのみ取引されており、ニューヨーク証券取引所にもナスダック(米国本体)にも上場していません。

証券会社バヴァリアン・ノルディック株の取扱い
SBI証券× 取扱いなし
楽天証券× 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記
マネックス証券× 取扱いなし

企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。

サクソバンク証券で買う流れ

  1. 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
  2. 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
  3. 日本円を入金する
  4. デンマーククローネに両替する
  5. ティッカー「BAVA」で検索し、株数を指定して発注

手数料(サクソバンク証券クラシック)

買う株数約定金額の目安手数料負担率
1株約5,316円956円約17.99%
18株約95,700円956円約1.00%

手数料は約定金額の0.132%、最低38.50デンマーククローネ(約956円)です。1株だと手数料負担率は約17.99%と非常に重く18株(約95,700円)まとめると約1.00%まで下がります。この銘柄は1株単位ではなく、18株程度のロットで検討することが前提になります。

バヴァリアン・ノルディック株が向く人・向かない人

向く人理由
政府向け供給を持つ企業に関心がある人2026年のPublic Preparedness部門は見通し25億クローネのうち約22億クローネの政府契約を確保済み
自社株買いによる株主還元を重視する人2026年に新たに最大7億5,000万クローネの自社株買いプログラムを開始
買収リスクが決着した銘柄を選びたい人1株250クローネの買収提案は2025年11月6日に撤回・失効し、独立上場を継続
向かない人理由
配当収入を重視する人バヴァリアン・ノルディックは無配
割安なPERで投資したい人予想PER18.61倍は実績PER11.24倍を大きく上回る
少額から手数料を抑えて買いたい人1株だと手数料負担率は約17.99%と重く、18株単位が前提

バヴァリアン・ノルディック株のよくある質問

バヴァリアン・ノルディック株はSBI証券や楽天証券で買えますか?

買えません。上場市場がナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみのためです。米国預託証券(BVNRY)はOTC市場のみの扱いで、楽天証券は「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記しています。

NISAで保有できますか?

サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります

1株250クローネの買収提案はどうなりましたか?

2025年7月28日、Nordic CapitalとPermiraの連合が1株250クローネでの公開買付を提案しましたが、応募は60%にとどまり、必要とされた66.7%に届かず、2025年11月6日に撤回・失効しました。同社は独立した上場企業として事業を続けると発表しており、この件はすでに決着しています。

配当がないのに、株主還元はしているのですか?

バヴァリアン・ノルディックは配当を実施していませんが、会社発表によると2026年の5億クローネの自社株買いプログラムを完了し、2026年第3四半期から新たに最大7億5,000万クローネのプログラムを開始しました。取得した株式は消却する予定で、配当ではなく自社株買いという形の株主還元が行われています。

予想PERが実績PERより高いのはなぜですか?

実績PERは約11.24倍、予想PERは約18.61倍です。予想PERが実績PERを上回るのは、市場が今後の利益は下がる方向を織り込んでいることを意味しますが、その具体的な理由は当サイトでは確認できていません。

まとめ:無配でも自社株買い、買収提案は決着済み

  • メリット:2025年12月期の売上高は62億4,400万クローネで前年比+9.23%/2026年通期見通しは売上高57億クローネ・EBITDAマージン30%へ上方修正/2026年に新たに最大7億5,000万クローネの自社株買いプログラムを開始
  • デメリット:予想PER18.61倍は実績PER11.24倍を大きく上回る(理由不明)/売上の相当部分が各国政府の契約に依存する構造/無配で、1株だと手数料負担率は約17.99%と重い
  • 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約5,316円から。18株まとめると手数料負担率は約1.00%

この記事の検証方法

  • 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
  • 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
  • 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
  • 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)

この記事を書いた人:Kawa

ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール

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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月25日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はバヴァリアン・ノルディックの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

Kawa
サイドFIRE生活中
ヨーロッパ在住30代。兼業投資家として株式投資、FX、不動産投資を行う。株式投資やFX取引では、ダウ理論とグランビルの法則を用いたテクニカル分析メインで、ファンダメンタルズ分析も組み合わせて投資判断を行う。欧州の不動産市場にも注力し、賃貸収入やキャピタルゲインを狙った長期的な投資を狙う。夢はボルゾイを飼うこと。
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