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この記事の結論
- ネットカンパニーはデンマークの政府や行政機関のシステムを手がけるIT会社です。決済や医療・福祉の仕組みも手がけています
- 魅力の核心:2024年12月期の調整後EBITDAは前年比+21.8%(会社発表)
- 最大のリスク:2021年以降、配当を出していません。PERは実績約34.61倍と高水準です
- 買うなら:SBI・楽天・マネックスでは買えない→サクソバンク証券で1株 約7,762円から(推奨ロット15株が目安/1株だと手数料負担率は約12.32%と重く、15株単位が前提)
売上は直近12か月で+37.81%、しかし2021年から配当は一度も出ていません。ネットカンパニーは、デンマークの政府や行政機関のシステムを手がけるIT会社で、決済や医療・福祉の仕組みも手がけています。
会社発表によると、2024年12月期の売上高は65億4,060万クローネ(前年比+7.6%)、調整後EBITDAは10億9,790万クローネ(同+21.8%)でした。報道によると、直近12か月ベースの売上は前年比+37.81%まで伸びていますが、この伸びの大部分は2025年7月に完了したSDC A/S(買収額10億クローネ)の買収によるもので、買収を除いた自力の成長率は1桁台とされています。
同業種のIT会社としては、キャップジェミニ(仏)やレプライ(伊)が比較対象としてよく挙げられます。ネットカンパニーの「今」を、株価・業績・買い方の順に見ていきます。
ネットカンパニー株の基本データ(2026年8月24日時点)
| 株価 | 312.60デンマーククローネ(1株 約7,762円) |
| 52週レンジ | 235.00〜404.40クローネ |
| 時価総額 | 約139.4億クローネ |
| PER | 約34.61倍(予想 約15.33倍) |
| 配当利回り | 無配 |
| 上場市場 | ナスダック・コペンハーゲン証券取引所 |
| 1年の株価騰落 | +23.46% |
調整後EBITDA+21.8%|ネットカンパニー株の魅力
2024年12月期の調整後EBITDAは前年比+21.8%、売上高は+7.6%(会社発表)
会社発表によると、2024年12月期の売上高は65億4,060万クローネ(前年比+7.6%)、調整後EBITDAは10億9,790万クローネ(同+21.8%)でした。
投資家にとっては、売上の伸び以上に利益指標の伸びが大きく、収益性が改善している局面にあることを示す数字です。
直近12か月の売上は+37.81%、大部分はSDC A/S買収による上乗せ(報道)
報道によると、直近12か月ベースの売上は前年比+37.81%ですが、この伸びの大部分は2025年7月に完了したSDC A/S(買収額10億クローネ)の買収によるもので、買収を除いた自力の成長率は1桁台とされています。
投資家にとっては、買収を積極的に活用して事業規模を拡大していることが確認できる一方で、この数字を自力の成長率としてそのまま受け取ることはできない、という点です。
2026年12月期は売上成長15〜20%を見込む長期目標(会社発表)
報道によると、2025年10月に発表した長期目標では、2026年12月期の売上成長率を15〜20%(買収を含む)、買収を除く自力の成長は5〜10%、調整後EBITDA利益率は16〜19%と見込んでいるとされています。
投資家にとっては、会社自身が買収頼みの成長だけでなく、利益率の改善も中期的な目標として掲げていることが確認できる数字です。
2021年から無配、PER34.61倍|先に知っておきたいリスク
2021年以降、配当を一度も出していない
ネットカンパニーは2021年以降、配当を出していません。配当を再開しない理由についての会社の説明は当サイトで確認できていません。
投資家にとっては、配当による定期的なリターンは期待できず、株価の値上がりだけが投資成果になるということです。
PERは実績約34.61倍、予想約15.33倍とギャップがある
実績PERは約34.61倍、予想PERは約15.33倍です(実測)。当サイトではこの差の理由までは確認できておらず、割高かどうかの判断もしていません。
投資家にとっては、実績と予想でPERに大きな差がある事実を、自分自身の判断材料として確認しておく必要がある、ということです。
売上の6割以上が公共部門向け、英国の公共案件で遅延が報じられている
報道によると、売上の6割以上が公共部門向けとされ、政策の変更や案件の先送りの影響を受けやすい事業構造です。実際に英国の公共案件で遅延が報じられています。
投資家にとっては、民間企業向けビジネスとは違い、政府の予算配分や政策判断に業績が左右されやすいという点を踏まえておく必要がある、ということです。
従業員の離職率は18.1%、前年から2.8ポイント上昇(報道)
報道によると、従業員の離職率は18.1%で、前年から2.8ポイント上昇したとされています。
投資家にとっては、ITサービス業は人材への依存度が高く、離職率の上昇は事業の実行力に影響しうる指標だということです。
ネットカンパニーはデンマーク政府のITシステムで稼ぐ会社
ネットカンパニーは、デンマークの政府や行政機関向けにシステムを開発するIT会社です。決済や医療・福祉の仕組みも手がけています。報道によると事業展開国は欧州とベトナムとされ、日本での事業は当サイトで確認できていません。
直近の決算では、2024年12月期の売上高は65億4,060万クローネ(前年比+7.6%)、調整後EBITDAは10億9,790万クローネ(同+21.8%)でした(出典:ネットカンパニー公式 https://www.globenewswire.com/news-release/2025/01/28/3016063/0/en/Netcompany-Interim-report-for-the-12-months-ended-31-December-2024-and-Annual-Report-2024.html)。報道によると、直近12か月ベースの売上は前年比+37.81%ですが、この伸びの大部分は2025年7月に完了したSDC A/S(買収額10億クローネ)の買収によるもので、買収を除いた自力の成長率は1桁台とされています。
報道によると、売上の6割以上が公共部門向けとされ、実際に英国の公共案件で遅延が報じられています。同業種のIT会社としては、キャップジェミニ(仏)やレプライ(伊)が比較対象としてよく挙げられます。国・事業内容・顧客構成は銘柄ごとに異なります。
2021年から無配、配当税は現状発生せず
ネットカンパニーは2021年以降、配当を出していません。配当を再開しない理由についての会社の説明は当サイトで確認できていません。
デンマーク株の配当源泉税については、当サイトで具体的な税率を確認できていません。口座開設時および配当受取前に、必ず証券会社にご確認ください。ただしネットカンパニーは無配のため、現時点ではこれらの税負担は発生しません。日本側の課税(20.315%)についても同様に、配当が出ない限り発生しません。
チャートで今の株価水準を見る
本記事の株価は2026年8月24日時点のものです。発注前に必ず最新の水準を確認してください。
日本から買う方法と、1株あたりの手数料
ネットカンパニーの上場市場はナスダック・コペンハーゲン証券取引所のみで、ティッカーは「NETC」です。米国預託証券(ADR)の存在は当サイトで確認できておらず、少なくともニューヨーク証券取引所にもナスダック(米国市場)にも上場していません。
| 証券会社 | ネットカンパニー株の取扱い |
|---|---|
| SBI証券 | × 取扱いなし |
| 楽天証券 | × 「OTC市場の銘柄は新規の買付けを受け付けておりません」と明記 |
| マネックス証券 | × 取扱いなし |
企業の規模ではなく、上場している市場だけで買えるかどうかが決まります。この仕組みについてはなぜSBI証券・楽天証券では欧州株が買えないのかで詳しく解説しています。
サクソバンク証券で買う流れ
- 口座開設を申し込む(オンラインで完結。マイナンバーと本人確認書類が必要)
- 審査・口座開設を待つ(通常は数営業日)
- 日本円を入金する
- デンマーククローネに両替する
- ティッカー「NETC」で検索し、株数を指定して発注
手数料(サクソバンク証券クラシック)
| 買う株数 | 約定金額の目安 | 手数料 | 負担率 |
|---|---|---|---|
| 1株 | 約7,762円 | 956円 | 約12.32% |
| 15株 | 約116,400円 | 956円 | 0.82% |
手数料は約定金額の0.132%、最低38.5デンマーククローネ(約956円)です。1株だけを買うと手数料負担率は約12.32%とかなり重くなります。15株単位のまとめ買いにすると負担率は約0.82%まで下がります。
ネットカンパニー株が向く人・向かない人
| 向く人 | 理由 |
|---|---|
| デンマーク政府向けITサービスの需要に興味がある人 | 売上の6割以上が公共部門向け |
| 利益指標の伸びを重視する人 | 2024年12月期の調整後EBITDAは前年比+21.8% |
| 15株単位でまとめ買いできる人 | 手数料負担率が約0.82%まで下がる |
| 向かない人 | 理由 |
|---|---|
| 配当収入を重視する人 | 2021年以降、配当を出していない |
| 割高なPERを避けたい人 | 実績PERは約34.61倍と高水準 |
| NISAの非課税で持ちたい人 | サクソバンク証券はNISA非対応(IB証券という選択肢もある) |
ネットカンパニー株のよくある質問
なぜ2021年から配当を出していないのですか?
ネットカンパニーは2021年以降、配当を出していません。配当を再開しない理由についての会社の公式な説明は当サイトで確認できていません。無配である事実だけをお伝えします。
最低いくらから買えますか?
1株約7,762円から購入できます。ただし手数料負担率は1株で約12.32%と重いため、15株単位(約11万6,400円)でのまとめ買いが前提です。
直近12か月の売上+37.81%は、そのまま実力の成長ですか?
いいえ。報道によると、この伸びの大部分は2025年7月に完了したSDC A/S(買収額10億クローネ)の買収によるもので、買収を除いた自力の成長率は1桁台とされています。
PERが実績34.61倍と予想15.33倍で大きく違うのはなぜですか?
当サイトではこの差の理由までは確認できておらず、割高かどうかの判断もしていません。実績約34.61倍、予想約15.33倍という数値をそのままお伝えします。
NISAで保有できますか?
サクソバンク証券はNISAに対応していません。特定口座または一般口座での取引となります。NISAの非課税枠で欧州株を持ちたい場合は、IB証券という選択肢もあります。
まとめ:売上は伸びても、配当は戻っていない
- メリット:2024年12月期の調整後EBITDAは前年比+21.8%増・売上高は同+7.6%増/2026年12月期は売上成長15〜20%(自力5〜10%)を見込む長期目標/デンマーク政府や行政機関向けのITシステムを手がける事業基盤
- デメリット:2021年以降、配当を出していない/直近12か月の売上+37.81%は大部分がSDC A/S買収による上乗せ/PERは実績約34.61倍と高水準で、売上の6割以上が公共部門向け
- 買い方:SBI・楽天・マネックスでは買えず、サクソバンク証券なら1株約7,762円から。15株単位のまとめ買いで手数料負担率は約0.82%
この記事の検証方法
- 手数料はサクソバンク証券の公式手数料表から計算しています
- 株価・為替レートは本文記載の基準日に実測した値です
- 業績・配当は企業の公式IR資料(一次資料)を基本とし、公式資料で確認できなかった項目は本文中に出典を明記しています
- 筆者はポルトガル在住で、インタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)の口座から欧州株ETFを中心に保有しています(本記事の銘柄を保有しているとは限りません)
この記事を書いた人:Kawa
ヨーロッパ在住30代・サイドFIRE中の兼業投資家。日本の証券会社では買えない欧州株を、現地から実際の数字で解説しています。詳しいプロフィール
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免責事項
本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。記載の株価・為替レート・手数料・税制は2026年8月24日時点で確認した情報に基づいており、変更される場合があります。業績数値はネットカンパニー・グループの公表資料および報道に基づきます。実際の取引条件および税務の取扱いは、各証券会社の公式サイトおよび税務専門家にご確認ください。投資の最終判断はご自身の責任でお願いいたします。当サイトは本記事の情報に基づく損失について一切の責任を負いません。

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